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第九十七話
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朝方電話があり、近所のコンビニからでした。
旦那が昨日夜中にコンビニに来てそのとき財布を落としていったから取りに来て欲しいという連絡でした。
そう言えば朝財布が見つからないと言って、あちこち探していたのを思い出しました。
私がどこかにかたづけたと決めつけられ、勝手にかたづけるなと怒鳴られました。
自分で落としたくせにと思いながらコンビニに財布を取りに行きました。
財布を受け取って家に戻ると、一応中身を確かめようとクレジットカードを一枚づつだして調べました。
一枚だけ見慣れないカードを見つけました。
どうせレンタルビデオ屋のカードだと思って、気にもしてませんでしたが捨てる訳にもいかないので、旦那の部屋のパソコンの前にでも置いておこうと思いました。
しかし、部屋に入ってパソコンの前に置いてよくよく見ると、どうも怪しい会員証に見えました。
電話番号が書いてあったので、さっそく電話して見ると、受付の女性の声が聞こえました。
「あのどうゆう店なんですか」と何も考えもしないで聞いてみると、「あ、内はお客さんの身元みんな確かめてますから、だいじょぶですよ」
「普通の人妻の方でも安心してご入会できますから」と返事がきました。
どうやら、人妻も入会するクラブというのでこれはどう考えても怪しいとぴんと来ました。
「あの、私でも入会できますか」と聞いてみると、「あ、会員の方の紹介がないとだめなんですが、あと身元がわかる運転免許証とかも必要です」と明るい声の返事がきました。
私は「じゃ、これから行きますから」と言って電話を切りました。
免許を取ってから一度も車に乗っていない、免許証も役に立つことがあるんだと思い、免許証を引き出しの奧から探すと、教えられた場所に行くことにしました。
池袋の裏手にはいると、小さい路地の奧にマンションがありその裏に小さなビルがありました。
「さっき電話したんですが、それでどんな風になってるんですか」とさりげなく聞いてみると、
「うちは人妻専門のセリクラなんです、セリクラってご存じですよね、女の子競売にかけて、男性が競り落とすというあれですが」
「うちでもらうのは、競り落とすところまでで、あとはお客さんが交際したいなり希望があれば、あとはご自分でやってくださいね」
「うちではそうゆうことはやってないので、あくまでも紹介だけで、デート一時間分のお金もらうだけですから」
「そのあとは、まあ相手が気に入らなければそのまま帰っていただいて、一日何度でも競りに来て頂いてかまいません」と慣れた様子で説明をしてくれました。
「会員の紹介がないと、だめなんですが、誰のご紹介ですか」と聞かれて、私は旦那の会員証を見せました。
すると、デジカメで顔写真を撮ってそのままプリンターで会員証を作ってくれました。
女性は無料だというので、お金もかからずほっとしました。
旦那がこの店に来ると言うことは、旦那が人妻を誰か競り落として、しかも、どっかの近くのラブホテルにでも行っているのには間違いないと思いました。
私は、「また今度来ます」と言って店をでました。
(2)
翌日礼子さんから電話がかかってきていろいろと話しをしているうちに旦那の話になって、「うちの旦那セリクラに行ってるの、私も会員になってるのよ」とうっかり話してしまいました。
すると、「旦那がセリクラに行ってるとき、こっそりセリクラに行って、自分の嫁さんがセリクラに出てるの見たら、やっぱ即離婚かしらね、これは離婚したいときは便利ね」と言い出しました。
私は考えてみればそれもそうねと納得しました。
「私もちょっとそのセリクラとか言うの行ってみたいんだけど紹介してくれる」と礼子さんに言われて、私は翌日二人でまたセリクラに行きました。
今度も旦那の会員証を見せて旦那の紹介だということにしました。
礼子さんはできあがった会員証を見て嬉しそうにしていました。
「どうせなら、話しの種にでも競りにかけられてみましょうよ、一時間だけデートすればいいんでしょう」と礼子さんに言われて、私と礼子さんは競り落とされてみることにしました。
案内されて中に入るとまた細い通路を曲がりくねって進み、小さな待合室につきました。
待合室には椅子が数個おいてあり、その正面は大きな鏡でした。
「お待ちかね、今夜の人妻は、名門女子大出身で、遊びたいお金も欲しいという欲張り二人組、しかもレズときたら答えられませんね、二人一緒に落札していただきましょう」とマイクの声が遠くから聞こえてきました。
もしかして、私にぴったりの男性が現れるかもしれないと思い、誰が競り落とすのか確かめようと思って成り行きを見守っていました。
すると私たちは二人で5万で競り落とされたようで、高いのか安いのか私には見当が付きませんでした。
部屋をでると、また小さな通路を通って、別の出口で男性二人と対面しました。
私たちはひとまず近所の喫茶店に行くことにしました。
そこでなんとか一時間すごせばあとは無事に帰れると思いました。
しかし、男達は納得せずにどうしてもカラオケに行くと言い張ります。
回りを歩く通行人が変な顔をして私たちを見つめるので私たちは諦めてカラオケに行くことにしました。
二人は演歌を数曲歌うと、男は私達にお酒を勧めました。
飲まない訳にはいかないと思い、勧められるままに飲んだお酒はかなり強いお酒のようでした。
礼子さんは、あまりお酒を飲んだことがないらしく、勧められるままにお酒を何杯も飲み干しました。
これは危ないと思って見ていると、すぐに身体がぐったりしてしゃべり方もろれつが回らなくなりました。
男達はさっそくラブホテルに礼子さんを誘うと「私どこでも行っちゃうから」と言い出しました。
私はもうこれはどうしようもないと思い、礼子さんについていくことにしました。
カラオケから出るともうタクシーが待っていました。
男達は一人が先に奥の席に座ると礼子さんの体を支えて中央の席に座らせました。
もう一人の男は礼子さんの後から席に座ると礼子さんは両側を男に挟まれました。
私はなんだか不安な気持ちでしたが、助手席に座りました。
男が告げた行き先はラブホテルのようでした。
礼子さんはタクシーが動き出すとしばらくは大声で楽しそうに男と話しを続けていましたがすぐに話し声が聞こえなくなりました。
タクシーの運転手さんが何度もバックミラーを確かめているので変だと思って振り返って後の席を見ると礼子さんが男の一人とキスをしてるのが見えました。
隣に座った男の手が礼子さんの足を左右に開かせてスカートの奥で動いているのが見えて私はびっくりしてしまいました。
やがてタクシーはラブホテルの建物に入りました。
男達と一緒にラブホテルの玄関を入って部屋まで来ると、男達は顔を見合わせて何か合図をしている様子でした。
何なのかしらと思っていると男の一人が礼子さんの手を取って部屋に入っていきました。
私も礼子さんの後から部屋に入ろうとするともう一人の男が私の手を取って礼子さんが入った部屋の隣の部屋に案内しました。
私は礼子さんと別々になるのは不安な気持ちでしたが今更男に逆らえませんでした。
「奥さんあの店ではいつも遊んでるんだろう。遊ぶのは今日が初めてじゃないんだろう。お金が欲しくて援交してるのか、それとも刺激が欲しくて遊んでるのかどっちなんだ」と男に聞かれました。
私が黙っていると「旦那さんが相手にしてくれなくて、寂しかったんだろう。ちょうどいい俺がたっぷり楽しませてやるぜ」と男が話を続けました。
「奥さん最近旦那とセックスしたのはいつ。しばらく旦那とはセックスしてないんじないの」と男に聞かれました。
私は確かに旦那とはもう半年くらいセックスをしていないので「もう半年くらいしてないです」と正直に答えました。
「子供は居るの」と男に聞かれたので「子供はまだです」と私は正直に答えました。
「奥さんまだ本当の女の悦びを体験した事がないでしょう。旦那がそんなじゃ、とても無理だよね」と男が私をからかうような口調で問いかけてきました。
「本当の女の悦びって何のことなんですか」と私は戸惑いながら男に言い返しました。
「奥さん、本当の女の悦びを体験してたら、そんな質問するはずないよね。本当の女の悦びを知らないから、なんと事かわからないんだよ」と男に言われて私は言い返せませんでした。
「奥さん。初めて女の悦びを体験した時、女がどんなに幸せなのかビデオがあるからお見せしますよ。それを見れば奥さんも納得するはずですよ。自分の知らない世界があるってことを奥さんに認めさせますよ」と男が言うとビデオのリモコンを操作しました。
液晶テレビの画面におしゃれなワンピースを着た人妻らしい女性の姿が映し出されました。
私はその顔を見てびっくりして腰が抜けそうになりました。
ビデオに映っているのはいつも遊びに来る近所の邦美さんに間違いありませんでした。
邦美さんがこの男とつき合ってると言うことは、邦美さんがセリクラで遊んでいると言うこと。
旦那がそのセリクラの会員だと言うことは、旦那が邦美さんと不倫してるということに間違いないと私は気がつきました。
邦美さんが不倫してるとかの噂を聞いたことがしたましたが。まさか不倫の相手が旦那だったとは思いもよりませんでした。
私は腹の底から怒りがこみ上げてくると、どうやって旦那に仕返ししてやろうかと思って頭の中が熱くなりました。
男がビデオを操作すると、邦美さんがベッドに横になり男にマッサージを受けている場面が映し出されました。
見た目は普通のマッサージに見えましたが邦美さんの反応がなにか怪しげな雰囲気でした。
「いま押してるのは胞肓というツボでね。ここを刺激するとねオXンXンを入れて欲しくて堪らなくなるですよ」と男が説明してくれました。
確かに男が親指でツボを押すたびに邦美さんが背中を仰け反らせて顔を歪めるのがはっきりと判りました。
「女が一番感じるのはね、オXXコの中にあるツボでね、これを指で刺激するのと、オXンXンで刺激する方法があってね、両方ともとても強烈な刺激でね。どんな女でも最高の悦びを体験できるんですよ」と男が言いながらビデオのリモコンを操作しました。
液晶テレビの画面いっぱいに男女が体を重ねる場面が映し出されると、邦美さんの喘ぎ声がスピーカーから大きな音で聞こえてきました。
男がビデオを早送りすると、邦美さんの上に男が体を重ねている場面が映し出されました。
男の腰がゆっくりと上下に動くたびに邦美さんの喘ぎ声がスピーカーから響いてきました。
「奥さんよく見るんだ。旦那のセックスとどこが違うのかよく確かめて見るんだね」と男に言われて私は男の腰の動きを注視しました。
男の腰はゆっくりと上下に動きながら時々止まったり、急に動きが力強くなったりを繰り返すのがはきりと判りました。
旦那がいつもする腰の動きとは全然違う男の逞しい動きを見て私は急に体が熱く成りました。
男の腰の動きに合わせて邦美さんの声が次第に強くなると、男は今度は腰の動きを止めました。
邦美さんが男のオXンXンに吸い付くように腰を高く掲げるのを見て私は目が離せなくなりました。
私だって素敵な男性が相手ならなら自分からオXXコを男のオXンXンに捧げたくなる違いないと思うと私は旦那の下手さ加減に腹がたってきました。
男の腰が不意に激しく動き出すと急に「逝きそう、邦りん逝くーーー」と邦美さんが大声で叫ぶのが聞こえて私は液晶テレビの画面に目をやりました。
邦美さんが体中を震わせて悦びの声を上げているのを見て、私は自分もこんな体験ができたらどんなに良いだろうと羨ましくなりました。
男が力強いリズムで腰を動かすのに合わせて、邦美さんが頭を仰け反らせて体を震わせる場面を見て私は思わず身震いがしてきました。
今まで私が体験してきた男と女の世界とはまるで違う、別世界のセックスを目の当たりにして私は身がすくんで声もだせませんでした。
旦那が不倫してるんだから私だって不倫してやる。不倫するなら今が絶対のチャンスと思うと私は急に気分が楽になりました。
「奥さん、僕の言ってることはみんな本当だってこれで判ったでしょう奥さんもいますぐ同じ体験したいでしょう」と男が言うと私をベッドに押し倒してきました。
欲望の儀式が始まる予感が、私の身体を襲いました。
私に抵抗する余裕を与えて、私を征服するのを楽しむかのように、男はゆっくりと私の身体を開いてきました。
支配者の許しがなければ、私は涙を流すことさえできなくなりました。
逃げることの出来ない快楽の時が始まったことを私は思い知らされました。
意志を失った人形の体を女の宿命が支配し続けました。
このままずっと続くのなら、私の体はもう暴君に屈服するよりないと覚悟を決めました。
廃墟となった私の身体に、男は征服者の鉄杭を力強く打ち下ろして来ました。
旦那が昨日夜中にコンビニに来てそのとき財布を落としていったから取りに来て欲しいという連絡でした。
そう言えば朝財布が見つからないと言って、あちこち探していたのを思い出しました。
私がどこかにかたづけたと決めつけられ、勝手にかたづけるなと怒鳴られました。
自分で落としたくせにと思いながらコンビニに財布を取りに行きました。
財布を受け取って家に戻ると、一応中身を確かめようとクレジットカードを一枚づつだして調べました。
一枚だけ見慣れないカードを見つけました。
どうせレンタルビデオ屋のカードだと思って、気にもしてませんでしたが捨てる訳にもいかないので、旦那の部屋のパソコンの前にでも置いておこうと思いました。
しかし、部屋に入ってパソコンの前に置いてよくよく見ると、どうも怪しい会員証に見えました。
電話番号が書いてあったので、さっそく電話して見ると、受付の女性の声が聞こえました。
「あのどうゆう店なんですか」と何も考えもしないで聞いてみると、「あ、内はお客さんの身元みんな確かめてますから、だいじょぶですよ」
「普通の人妻の方でも安心してご入会できますから」と返事がきました。
どうやら、人妻も入会するクラブというのでこれはどう考えても怪しいとぴんと来ました。
「あの、私でも入会できますか」と聞いてみると、「あ、会員の方の紹介がないとだめなんですが、あと身元がわかる運転免許証とかも必要です」と明るい声の返事がきました。
私は「じゃ、これから行きますから」と言って電話を切りました。
免許を取ってから一度も車に乗っていない、免許証も役に立つことがあるんだと思い、免許証を引き出しの奧から探すと、教えられた場所に行くことにしました。
池袋の裏手にはいると、小さい路地の奧にマンションがありその裏に小さなビルがありました。
「さっき電話したんですが、それでどんな風になってるんですか」とさりげなく聞いてみると、
「うちは人妻専門のセリクラなんです、セリクラってご存じですよね、女の子競売にかけて、男性が競り落とすというあれですが」
「うちでもらうのは、競り落とすところまでで、あとはお客さんが交際したいなり希望があれば、あとはご自分でやってくださいね」
「うちではそうゆうことはやってないので、あくまでも紹介だけで、デート一時間分のお金もらうだけですから」
「そのあとは、まあ相手が気に入らなければそのまま帰っていただいて、一日何度でも競りに来て頂いてかまいません」と慣れた様子で説明をしてくれました。
「会員の紹介がないと、だめなんですが、誰のご紹介ですか」と聞かれて、私は旦那の会員証を見せました。
すると、デジカメで顔写真を撮ってそのままプリンターで会員証を作ってくれました。
女性は無料だというので、お金もかからずほっとしました。
旦那がこの店に来ると言うことは、旦那が人妻を誰か競り落として、しかも、どっかの近くのラブホテルにでも行っているのには間違いないと思いました。
私は、「また今度来ます」と言って店をでました。
(2)
翌日礼子さんから電話がかかってきていろいろと話しをしているうちに旦那の話になって、「うちの旦那セリクラに行ってるの、私も会員になってるのよ」とうっかり話してしまいました。
すると、「旦那がセリクラに行ってるとき、こっそりセリクラに行って、自分の嫁さんがセリクラに出てるの見たら、やっぱ即離婚かしらね、これは離婚したいときは便利ね」と言い出しました。
私は考えてみればそれもそうねと納得しました。
「私もちょっとそのセリクラとか言うの行ってみたいんだけど紹介してくれる」と礼子さんに言われて、私は翌日二人でまたセリクラに行きました。
今度も旦那の会員証を見せて旦那の紹介だということにしました。
礼子さんはできあがった会員証を見て嬉しそうにしていました。
「どうせなら、話しの種にでも競りにかけられてみましょうよ、一時間だけデートすればいいんでしょう」と礼子さんに言われて、私と礼子さんは競り落とされてみることにしました。
案内されて中に入るとまた細い通路を曲がりくねって進み、小さな待合室につきました。
待合室には椅子が数個おいてあり、その正面は大きな鏡でした。
「お待ちかね、今夜の人妻は、名門女子大出身で、遊びたいお金も欲しいという欲張り二人組、しかもレズときたら答えられませんね、二人一緒に落札していただきましょう」とマイクの声が遠くから聞こえてきました。
もしかして、私にぴったりの男性が現れるかもしれないと思い、誰が競り落とすのか確かめようと思って成り行きを見守っていました。
すると私たちは二人で5万で競り落とされたようで、高いのか安いのか私には見当が付きませんでした。
部屋をでると、また小さな通路を通って、別の出口で男性二人と対面しました。
私たちはひとまず近所の喫茶店に行くことにしました。
そこでなんとか一時間すごせばあとは無事に帰れると思いました。
しかし、男達は納得せずにどうしてもカラオケに行くと言い張ります。
回りを歩く通行人が変な顔をして私たちを見つめるので私たちは諦めてカラオケに行くことにしました。
二人は演歌を数曲歌うと、男は私達にお酒を勧めました。
飲まない訳にはいかないと思い、勧められるままに飲んだお酒はかなり強いお酒のようでした。
礼子さんは、あまりお酒を飲んだことがないらしく、勧められるままにお酒を何杯も飲み干しました。
これは危ないと思って見ていると、すぐに身体がぐったりしてしゃべり方もろれつが回らなくなりました。
男達はさっそくラブホテルに礼子さんを誘うと「私どこでも行っちゃうから」と言い出しました。
私はもうこれはどうしようもないと思い、礼子さんについていくことにしました。
カラオケから出るともうタクシーが待っていました。
男達は一人が先に奥の席に座ると礼子さんの体を支えて中央の席に座らせました。
もう一人の男は礼子さんの後から席に座ると礼子さんは両側を男に挟まれました。
私はなんだか不安な気持ちでしたが、助手席に座りました。
男が告げた行き先はラブホテルのようでした。
礼子さんはタクシーが動き出すとしばらくは大声で楽しそうに男と話しを続けていましたがすぐに話し声が聞こえなくなりました。
タクシーの運転手さんが何度もバックミラーを確かめているので変だと思って振り返って後の席を見ると礼子さんが男の一人とキスをしてるのが見えました。
隣に座った男の手が礼子さんの足を左右に開かせてスカートの奥で動いているのが見えて私はびっくりしてしまいました。
やがてタクシーはラブホテルの建物に入りました。
男達と一緒にラブホテルの玄関を入って部屋まで来ると、男達は顔を見合わせて何か合図をしている様子でした。
何なのかしらと思っていると男の一人が礼子さんの手を取って部屋に入っていきました。
私も礼子さんの後から部屋に入ろうとするともう一人の男が私の手を取って礼子さんが入った部屋の隣の部屋に案内しました。
私は礼子さんと別々になるのは不安な気持ちでしたが今更男に逆らえませんでした。
「奥さんあの店ではいつも遊んでるんだろう。遊ぶのは今日が初めてじゃないんだろう。お金が欲しくて援交してるのか、それとも刺激が欲しくて遊んでるのかどっちなんだ」と男に聞かれました。
私が黙っていると「旦那さんが相手にしてくれなくて、寂しかったんだろう。ちょうどいい俺がたっぷり楽しませてやるぜ」と男が話を続けました。
「奥さん最近旦那とセックスしたのはいつ。しばらく旦那とはセックスしてないんじないの」と男に聞かれました。
私は確かに旦那とはもう半年くらいセックスをしていないので「もう半年くらいしてないです」と正直に答えました。
「子供は居るの」と男に聞かれたので「子供はまだです」と私は正直に答えました。
「奥さんまだ本当の女の悦びを体験した事がないでしょう。旦那がそんなじゃ、とても無理だよね」と男が私をからかうような口調で問いかけてきました。
「本当の女の悦びって何のことなんですか」と私は戸惑いながら男に言い返しました。
「奥さん、本当の女の悦びを体験してたら、そんな質問するはずないよね。本当の女の悦びを知らないから、なんと事かわからないんだよ」と男に言われて私は言い返せませんでした。
「奥さん。初めて女の悦びを体験した時、女がどんなに幸せなのかビデオがあるからお見せしますよ。それを見れば奥さんも納得するはずですよ。自分の知らない世界があるってことを奥さんに認めさせますよ」と男が言うとビデオのリモコンを操作しました。
液晶テレビの画面におしゃれなワンピースを着た人妻らしい女性の姿が映し出されました。
私はその顔を見てびっくりして腰が抜けそうになりました。
ビデオに映っているのはいつも遊びに来る近所の邦美さんに間違いありませんでした。
邦美さんがこの男とつき合ってると言うことは、邦美さんがセリクラで遊んでいると言うこと。
旦那がそのセリクラの会員だと言うことは、旦那が邦美さんと不倫してるということに間違いないと私は気がつきました。
邦美さんが不倫してるとかの噂を聞いたことがしたましたが。まさか不倫の相手が旦那だったとは思いもよりませんでした。
私は腹の底から怒りがこみ上げてくると、どうやって旦那に仕返ししてやろうかと思って頭の中が熱くなりました。
男がビデオを操作すると、邦美さんがベッドに横になり男にマッサージを受けている場面が映し出されました。
見た目は普通のマッサージに見えましたが邦美さんの反応がなにか怪しげな雰囲気でした。
「いま押してるのは胞肓というツボでね。ここを刺激するとねオXンXンを入れて欲しくて堪らなくなるですよ」と男が説明してくれました。
確かに男が親指でツボを押すたびに邦美さんが背中を仰け反らせて顔を歪めるのがはっきりと判りました。
「女が一番感じるのはね、オXXコの中にあるツボでね、これを指で刺激するのと、オXンXンで刺激する方法があってね、両方ともとても強烈な刺激でね。どんな女でも最高の悦びを体験できるんですよ」と男が言いながらビデオのリモコンを操作しました。
液晶テレビの画面いっぱいに男女が体を重ねる場面が映し出されると、邦美さんの喘ぎ声がスピーカーから大きな音で聞こえてきました。
男がビデオを早送りすると、邦美さんの上に男が体を重ねている場面が映し出されました。
男の腰がゆっくりと上下に動くたびに邦美さんの喘ぎ声がスピーカーから響いてきました。
「奥さんよく見るんだ。旦那のセックスとどこが違うのかよく確かめて見るんだね」と男に言われて私は男の腰の動きを注視しました。
男の腰はゆっくりと上下に動きながら時々止まったり、急に動きが力強くなったりを繰り返すのがはきりと判りました。
旦那がいつもする腰の動きとは全然違う男の逞しい動きを見て私は急に体が熱く成りました。
男の腰の動きに合わせて邦美さんの声が次第に強くなると、男は今度は腰の動きを止めました。
邦美さんが男のオXンXンに吸い付くように腰を高く掲げるのを見て私は目が離せなくなりました。
私だって素敵な男性が相手ならなら自分からオXXコを男のオXンXンに捧げたくなる違いないと思うと私は旦那の下手さ加減に腹がたってきました。
男の腰が不意に激しく動き出すと急に「逝きそう、邦りん逝くーーー」と邦美さんが大声で叫ぶのが聞こえて私は液晶テレビの画面に目をやりました。
邦美さんが体中を震わせて悦びの声を上げているのを見て、私は自分もこんな体験ができたらどんなに良いだろうと羨ましくなりました。
男が力強いリズムで腰を動かすのに合わせて、邦美さんが頭を仰け反らせて体を震わせる場面を見て私は思わず身震いがしてきました。
今まで私が体験してきた男と女の世界とはまるで違う、別世界のセックスを目の当たりにして私は身がすくんで声もだせませんでした。
旦那が不倫してるんだから私だって不倫してやる。不倫するなら今が絶対のチャンスと思うと私は急に気分が楽になりました。
「奥さん、僕の言ってることはみんな本当だってこれで判ったでしょう奥さんもいますぐ同じ体験したいでしょう」と男が言うと私をベッドに押し倒してきました。
欲望の儀式が始まる予感が、私の身体を襲いました。
私に抵抗する余裕を与えて、私を征服するのを楽しむかのように、男はゆっくりと私の身体を開いてきました。
支配者の許しがなければ、私は涙を流すことさえできなくなりました。
逃げることの出来ない快楽の時が始まったことを私は思い知らされました。
意志を失った人形の体を女の宿命が支配し続けました。
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