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第百十七話
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夏になると、旦那の会社でテニス大会をするから私もペアで出場するようにと旦那が言い出しました。
私はどうも話しが変だと思って、会社の同僚の奥さんに聞いてみると、旦那は同じ課の女子社員にペアを組もうと申し込んで、「奥さんとペアを組んで下さい」とやんわりと断られたそうでした。
それであとに引けなくて私にペアを組もうと言い出したらしいのです。
私はアホらしくて呆れてきましたが、旦那の顔も立てないといけないのでテニス大会にでる事にしました。
大学の時体育のテニスの授業で使っていた、テニスウェアを押入の奧からだして、穿いてみました。
すると、スコートのウェストがきつくてとても入りませんでした。
大学の時は楽々だったのにいったいどうしたのかしらと思いました。
テニス大会は会社のグランド脇のテニスコートで開催されました。
私はテニスのスコートが着れないので、いつものスェットを穿いてでました。
旦那は私の格好を見て「会社のみんなが見ているのにその格好はなんだ」と言ってひどく不機嫌でした。
旦那は試合もやる気がないらしくて一回戦で負けてしまいました。
結局優勝したのは旦那が誘った同じ課の女の子でした。
家に帰ってからも旦那は不機嫌で、夜も寝るとき私に背を向けて寝ました。
翌日私は体重計を買ってきて、体重を量ってみました。
大学の時より6キロも増えていて、私はどうしようもなく愕然とするだけでした。
これではいけないと思い私は、体重を落とすために何か運動を始めようと思いました。
ちょうど近所の咲恵さんが駅前のフィットネスクラブでジャズダンスをしているので、一緒に行くことにしました。
女子大では体育の授業でジャズダンスもやっていたので、咲恵さんよりは上手に踊れるとばかり思っていたのですが、すっかり体が硬くなっていて思うように動けませんでした。
先生の動きにやっとのことでついていくのが精一杯で、すぐに息が苦しくなり思ったよりはかなり大変でした。
前はこのくらい全然平気だったのにと思いましたが、やはり大学を出てからは全然運動をしていないので仕方ないと諦めた気持ちでした。
練習が終わったあとは、息が苦しくてしばらくは起きあがれませんでした。
しばらく休んだあと、シャワールームに行ってシャワーを浴びて汗を流すことにしました。
私は着替え室でジャージを脱いで裸になりました。
女性用のシャワー室は小さな個室になっていて、出入り口は下半分中が見えるビニールのカーテンになっていました。
私は空いているシャワー室を探して入りました。
お湯を流して温度を確かめてから汗を流すと、やっと気分が落ち着いてきました。
体を洗おうとすると、急に部屋が騒がしくなり女の子達が大勢入ってきました。
ちょうど咲恵さんがすこし遅れて入ってくると、「ねえ、ちょっと一緒にシャワーに入れてくれない」
「今日は新人の娘が多くてね、シャワーが長いのよ、一度はいると30分くらいでてこないから、まったくどうゆうつもりなんでしょうね」とわざと他に聞こえるように大きな声でいいました。
私がカーテンを開けると咲恵さんすぐに狭いシャワールームに入ってきて、一緒にシャワーを浴びていると体がぶつかりそうでした。
咲恵さんが背中を私の方に向けたとき私は大変な事を見つけました。
咲恵さんのお尻から太股にかけて紫色の打ち傷がまだらに広がってお尻全体が赤くあれ上がっていました。
私はびっくりして言葉も出ませんでした。
すると咲恵さん「ああこれ、いまつき合っている男がいるんだけどね、ちょっと変わった趣味なの」
私はそれを聞いてあの「SM」とか言うのに違いないと気が付きました。
「この間ね、ボーリングしたんだけどね、そんときミニスカートの下にパンティー穿くなって命令されてね。そんで私が『そんなのいやだ』っていったらね『俺に逆らうのか』とか言われてやられちゃったのよ」と笑いながら言いました。
「あなたも、好きみたいね、こうゆうの。今度頼んであげましょうか、一緒にボーリングがしたい人妻がいるって」と言ってまた笑いました。
私は笑って話すようなことでもないと思い、返事をしませんでした。
家に帰って食事の支度をしても旦那の帰りは遅くて夜中になりました。
なんでも、接待で遅くなったと理由をつけて客先の埼玉の農協の理事長さんが一緒でした。
理事長さんを寝室に通すと旦那が私をこっそり呼びつけて「ちょっと困ってるんだが、この理事長さん趣味が変わっててね、なんというかSMてやつなんだ」
「部長の話では仕事を取るには誰かSMの相手する女紹介しないといけないんだが、今日銀座でいつも接待に使ってるクラブのママに紹介してって頼んだら、内はそうゆう店じゃありませんて、けんもほろろでね、俺はそうゆうのってよくわかんないんだよ」と言います。
私は咲恵さんの事を思い出して相談してみると「あ、じゃ私がその人の相手を今夜するから、その代わりあなたが今度一緒にボーリングしてねそれならいいでしょう」と言われました。
私はもう他にどうしようもないと思って、「かならずそうするから今夜は助けてね」と約束しました。
咲恵さんは車ですぐ私の家に来ると、「ご主人さま宜しくお願いいたします」と理事長さんの足下に跪いて両手を床について、頭を床に押しつけてお辞儀をしました。
理事長さんは気分がよくなったらしくて、上機嫌でした。
私はもうとても見ていられなくて、部屋を出ました。
隣の寝室では旦那がもう布団に入って寝ていました。
私も隣のお布団に入ると、目を閉じました。
ゆっくりと息をすると、静かな夜の音の中に隣の部屋から聞こえてくる咲恵さんの泣き叫ぶ声が聞こえてきました。
私は急にからだが熱くなってどうにもならない気持ちになり、指使い始めました。
自分が咲恵さんのように鞭で叩かれるのを想像して私の体は燃え上がりました。
不意に隣の部屋が静かになり、咲恵さんの声も聞こえなくなりました。
私は指を止めて、しばらく様子をうかがいました。
夜の静けさは、物音一つたてずに静まりかえっていました。
私は心配になって、旦那を起こさないように気を付けて起きあがるとこっそり隣の部屋のドアを開けました。
中は真っ暗で様子も分からなかったので、私はドアの隙間から中に入りました。
目が慣れてくると、咲恵さんのかすかな息音が聞こえてきました。
暗い床を見ると、咲恵さんは口に猿轡をはめられて体には縄が巻き付いていました。
ふと後ろから「お前、隣の部屋でなにしてたんだ、ちゃんと分かってるんだ」
「隣から変な声が聞こえるから、この女を縛り付けて、様子を見に行ったらやっぱりだ」
「布団の下で腰が動いてたのは、なんなんだ、白状するんだ」と言いわれて私は体が凍り付いて動けなくなりました。
理事長さんの鞭が私のお尻にめがけて飛んで来ると私は、悲鳴を押し殺して耐えました。
逃げられない時は従うしかないと、子宮が命じる声が私の身体に響いてきました。
私に抵抗する余裕を与えて、私を征服するのを楽しむかのように、理事長さんはゆっくりと私の身体を開いてきました。
支配者の許しがなければ、私は涙を流すことさえできなくなりました。
竜巻のような激しい勢いで吹き抜ける嵐の中では、もう逃げることもできませんでした。
私の体中に欲望の電流が流し込まれて止まらなくなり、体中が許しを求めて震え始めました。
時計の針が止まると、永遠の時間が私の体を支配していました。
支配者が最後の至福の時を告げるのを待つしかもう望みはなくなりました。
理事長さんは私の身体を征服すると私の身体は永遠の時に震え続けました。
私はどうも話しが変だと思って、会社の同僚の奥さんに聞いてみると、旦那は同じ課の女子社員にペアを組もうと申し込んで、「奥さんとペアを組んで下さい」とやんわりと断られたそうでした。
それであとに引けなくて私にペアを組もうと言い出したらしいのです。
私はアホらしくて呆れてきましたが、旦那の顔も立てないといけないのでテニス大会にでる事にしました。
大学の時体育のテニスの授業で使っていた、テニスウェアを押入の奧からだして、穿いてみました。
すると、スコートのウェストがきつくてとても入りませんでした。
大学の時は楽々だったのにいったいどうしたのかしらと思いました。
テニス大会は会社のグランド脇のテニスコートで開催されました。
私はテニスのスコートが着れないので、いつものスェットを穿いてでました。
旦那は私の格好を見て「会社のみんなが見ているのにその格好はなんだ」と言ってひどく不機嫌でした。
旦那は試合もやる気がないらしくて一回戦で負けてしまいました。
結局優勝したのは旦那が誘った同じ課の女の子でした。
家に帰ってからも旦那は不機嫌で、夜も寝るとき私に背を向けて寝ました。
翌日私は体重計を買ってきて、体重を量ってみました。
大学の時より6キロも増えていて、私はどうしようもなく愕然とするだけでした。
これではいけないと思い私は、体重を落とすために何か運動を始めようと思いました。
ちょうど近所の咲恵さんが駅前のフィットネスクラブでジャズダンスをしているので、一緒に行くことにしました。
女子大では体育の授業でジャズダンスもやっていたので、咲恵さんよりは上手に踊れるとばかり思っていたのですが、すっかり体が硬くなっていて思うように動けませんでした。
先生の動きにやっとのことでついていくのが精一杯で、すぐに息が苦しくなり思ったよりはかなり大変でした。
前はこのくらい全然平気だったのにと思いましたが、やはり大学を出てからは全然運動をしていないので仕方ないと諦めた気持ちでした。
練習が終わったあとは、息が苦しくてしばらくは起きあがれませんでした。
しばらく休んだあと、シャワールームに行ってシャワーを浴びて汗を流すことにしました。
私は着替え室でジャージを脱いで裸になりました。
女性用のシャワー室は小さな個室になっていて、出入り口は下半分中が見えるビニールのカーテンになっていました。
私は空いているシャワー室を探して入りました。
お湯を流して温度を確かめてから汗を流すと、やっと気分が落ち着いてきました。
体を洗おうとすると、急に部屋が騒がしくなり女の子達が大勢入ってきました。
ちょうど咲恵さんがすこし遅れて入ってくると、「ねえ、ちょっと一緒にシャワーに入れてくれない」
「今日は新人の娘が多くてね、シャワーが長いのよ、一度はいると30分くらいでてこないから、まったくどうゆうつもりなんでしょうね」とわざと他に聞こえるように大きな声でいいました。
私がカーテンを開けると咲恵さんすぐに狭いシャワールームに入ってきて、一緒にシャワーを浴びていると体がぶつかりそうでした。
咲恵さんが背中を私の方に向けたとき私は大変な事を見つけました。
咲恵さんのお尻から太股にかけて紫色の打ち傷がまだらに広がってお尻全体が赤くあれ上がっていました。
私はびっくりして言葉も出ませんでした。
すると咲恵さん「ああこれ、いまつき合っている男がいるんだけどね、ちょっと変わった趣味なの」
私はそれを聞いてあの「SM」とか言うのに違いないと気が付きました。
「この間ね、ボーリングしたんだけどね、そんときミニスカートの下にパンティー穿くなって命令されてね。そんで私が『そんなのいやだ』っていったらね『俺に逆らうのか』とか言われてやられちゃったのよ」と笑いながら言いました。
「あなたも、好きみたいね、こうゆうの。今度頼んであげましょうか、一緒にボーリングがしたい人妻がいるって」と言ってまた笑いました。
私は笑って話すようなことでもないと思い、返事をしませんでした。
家に帰って食事の支度をしても旦那の帰りは遅くて夜中になりました。
なんでも、接待で遅くなったと理由をつけて客先の埼玉の農協の理事長さんが一緒でした。
理事長さんを寝室に通すと旦那が私をこっそり呼びつけて「ちょっと困ってるんだが、この理事長さん趣味が変わっててね、なんというかSMてやつなんだ」
「部長の話では仕事を取るには誰かSMの相手する女紹介しないといけないんだが、今日銀座でいつも接待に使ってるクラブのママに紹介してって頼んだら、内はそうゆう店じゃありませんて、けんもほろろでね、俺はそうゆうのってよくわかんないんだよ」と言います。
私は咲恵さんの事を思い出して相談してみると「あ、じゃ私がその人の相手を今夜するから、その代わりあなたが今度一緒にボーリングしてねそれならいいでしょう」と言われました。
私はもう他にどうしようもないと思って、「かならずそうするから今夜は助けてね」と約束しました。
咲恵さんは車ですぐ私の家に来ると、「ご主人さま宜しくお願いいたします」と理事長さんの足下に跪いて両手を床について、頭を床に押しつけてお辞儀をしました。
理事長さんは気分がよくなったらしくて、上機嫌でした。
私はもうとても見ていられなくて、部屋を出ました。
隣の寝室では旦那がもう布団に入って寝ていました。
私も隣のお布団に入ると、目を閉じました。
ゆっくりと息をすると、静かな夜の音の中に隣の部屋から聞こえてくる咲恵さんの泣き叫ぶ声が聞こえてきました。
私は急にからだが熱くなってどうにもならない気持ちになり、指使い始めました。
自分が咲恵さんのように鞭で叩かれるのを想像して私の体は燃え上がりました。
不意に隣の部屋が静かになり、咲恵さんの声も聞こえなくなりました。
私は指を止めて、しばらく様子をうかがいました。
夜の静けさは、物音一つたてずに静まりかえっていました。
私は心配になって、旦那を起こさないように気を付けて起きあがるとこっそり隣の部屋のドアを開けました。
中は真っ暗で様子も分からなかったので、私はドアの隙間から中に入りました。
目が慣れてくると、咲恵さんのかすかな息音が聞こえてきました。
暗い床を見ると、咲恵さんは口に猿轡をはめられて体には縄が巻き付いていました。
ふと後ろから「お前、隣の部屋でなにしてたんだ、ちゃんと分かってるんだ」
「隣から変な声が聞こえるから、この女を縛り付けて、様子を見に行ったらやっぱりだ」
「布団の下で腰が動いてたのは、なんなんだ、白状するんだ」と言いわれて私は体が凍り付いて動けなくなりました。
理事長さんの鞭が私のお尻にめがけて飛んで来ると私は、悲鳴を押し殺して耐えました。
逃げられない時は従うしかないと、子宮が命じる声が私の身体に響いてきました。
私に抵抗する余裕を与えて、私を征服するのを楽しむかのように、理事長さんはゆっくりと私の身体を開いてきました。
支配者の許しがなければ、私は涙を流すことさえできなくなりました。
竜巻のような激しい勢いで吹き抜ける嵐の中では、もう逃げることもできませんでした。
私の体中に欲望の電流が流し込まれて止まらなくなり、体中が許しを求めて震え始めました。
時計の針が止まると、永遠の時間が私の体を支配していました。
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