【完結】婚約破棄するということは覚悟はできているのでしょうね？

1-12

 はい！私もみなさんのことが大好きです！ ああ！俺たちも同じ気持ちだ！うん！ 私たちは抱き合って泣いた。
アリス……。
うん……。
また、いつかどこかで会うことが出来るかな……？ 分からないわ……。ただ、私は信じてる。きっとまた会える日が来るって！ ああ！そうだな！ うん！ アリスは涙を拭いて笑った。そして、俺たちにこう言った。
絶対会いましょうね！約束ですよ！ もちろんだ！絶対に会おうぜ！ 私たち三人は、固く握手をした。
～アリス視点～ 私たちは、村の人たちに見送ってもらっていた。
さて、そろそろ出発しないとな。
そうね。早く行きましょ！ 私たちは、歩き出した。すると、後ろから声が聞こえた。……アリス！ はい？ 俺は、振り返る。そこには、一人の男が立っていた。
えっと、どちら様でしょうか？……あぁ、すまない。私は、クリスの父だよ。
えっ、クリスくんのお父さま？じゃあ、もしかして！ そうだよ。君は、アリスちゃんだろう？ はい！お久しぶりですね！ そうだね。大きくなったね。……ところで、どうしてここに？ 私たちは、旅をしているんです。
なるほどね。それで、どこに行くつもりなんだ？ 実は、私たちにも目的地があるんです。
ほう。それは、どんなところだい？ それは……。
それは、…………です。
えっ？なんて言ったんだい？よく聞こえなかったよ。
もう一度言ってもいいですか？……構わないよ。
分かりました。私は、ルクスさんを探しています！……えっ？ 私たちは、今までの旅のことや出会った人たちのことを話した。
そうか……。そんなことがあったのか……。
はい。でも、まだ手がかりすら見つかっていませんが。
そうか。……じゃあ、これを持っていってくれないか？ これは？ 地図だよ。この世界のね。そこに書いてある場所に行ってみるといいよ。何か見つかるかもしれないからね。
はい！ありがとうございます！ どういたしまして。……それじゃ、気をつけて行くんだよ。
はい。クリスさんたちも元気でね！ はい。……それでは、失礼します。……さようなら。
～ルクス視点～ 俺たちは、村を出発して森の中へと入っていった。しばらく歩いていると、大きな湖に出た。
うわー、きれいね！ああ！ 俺たちは、その湖の畔に座って休憩することにした。……なあ、ルクスはこの世界についてどう思う？ 急に変なことを聞くんだな。……俺は好きだよ。すごく美しいと思う。
そうか。
なあ、ルクス。……俺たちは、これからいろんなことが起こるはずだ。辛いことも悲しいこともあるだろう。それでも、俺たちは前を向いて歩いていくしかない。
そうね。それが生きるってことよね。……俺たちは、もう後戻りはできないんだ。だから、今を精一杯生きよう。後悔しないようにな。
そうね。
そうだな。……よし、行こう！……はい！ 俺たちは再び歩き出す。……すると、森の奥から叫び声のようなものが聞こえてきた。
キャァアアアー！！ 今の悲鳴って！？ おそらく、この先からだな！急いで助けないと！ 私たちは、走って声のする方へと向かった。
この辺だな。……あっ！あれは！ そこには、緑色の肌をした怪物がいた。……ゴブリンだ！ 私たちは、武器を構える。
ギャッ！ゴブリンが襲いかかってくる。
まずいわ！ 俺に任せろ！……はぁあああ！ ルクスは大剣を振りかざし、ゴブリンを斬り裂く。
グギィイイー！……よし！次はこっちの番だ！……はぁああ！ 今度は、アリスの大杖から炎の弾が放たれた。……やったわ！ 俺たちも負けていられないぞ！……おう！……はい！ 俺たちは、次々と襲い来るモンスターを倒していった。
ふぅ……。なんとか倒したな。……えぇ、でもまだいるみたいね。
はい。……油断しないでいきましょう！ 俺たちはさらに奥へ進んでいくと、洞窟を見つけた。中からは、何やら嫌な気配を感じる。……入ってみるか。
俺たちは、警戒しながら中に足を踏み入れた。すると、そこは巨大な空間だった。
これは……すごいな。
ええ……。
ここは、いったいなんなんだ？……分からないわ。でも、なんか怖い感じがする。
ああ……。それに、奥に何かあるようだな。行ってみよう。……はい。
俺たちは、さらに奥へと進む。すると、そこには祭壇のようなものがあった。そしてその上には、誰かが横たわっている。
あの人は？ 生きているのか？ 私たちが近づくと、その人影がゆっくりと起き上がった。…………誰？あなたたちは？ 俺は、ルクス・アークスだ。お前こそ誰だよ？ 私は、アリスティアよ。
アリスティア？……まさか！アリスなのか？ ええ。……久しぶりね、ルクスくん。やっぱりアリスなんだな！よかった……。無事で本当に良かったよ。
私も、また会えて嬉しい。……おい、ルクス。知り合いか？ はい。以前一緒に旅をしていた仲間です。
そうか……。初めまして、私はクリスという者です。よろしくお願いします。……こちらこそ、よろしくお願いします。えっと、ルクスさんとはどういうご関係ですか？ えっ？……えーとですね……。俺は、その、ルクスの相棒ですよ。
えっ？……そうなんですか？ ……まあ、そういうことです。気にしないでください。
分かりました。じゃあ、私のことは、アリスと呼んで下さいね。
はい、分かりました。……ところで、どうしてここに？ 実は……。
～クリス視点～ 私たちは、これまであったことを話した。そうか……。そんなことがあったのか……。
はい。……それで、どこに行くつもりだい？ 私たちにも目的地があるんですよ。
なるほどね。じゃあ、それを聞かせてもらってもいいかな？ それは、……です。
え？なんて言ったんだい？よく聞こえなかったよ。もう一度言ってもいいかい？……構わないよ。
私たちは、再び歩き出す。……しばらく歩いていると、大きな湖に出た。
はぁー、きれいね！ 俺たちは、



その湖の畔に座って休憩することにした。……なあ、ルクスはこの世界についてどう思う？ 急に変なことを聞くんだな。……俺は好きだよ。すごく美しいと思う。
そうか。……なあ、ルクス。……俺たちは、もう後戻りはできないんだ。だから、今を精一杯生きよう。後悔しないようにな。
そうね。それが生きるってことよね。……私たちにはもう後戻りはできない。だから、今を精一杯生きていきましょう。
そうだな。……よし、行こう！……はい！ 俺たちは再び歩き出す。……すると、森の奥から叫び声のような物が聞こえてきた。
キャァアアー！！……今の悲鳴って！？ おそらく、この先からだな！急いで助けないと！ 私たちは、走って声のする方へと向かった。
この辺だな。……あっ！あれは！ そこには、緑色の肌をした怪物がいた。……ゴブリンだ！ 私たちは、武器を構える。
ギャッ！ゴブリンが襲いかかってくる。
まずいわ！ 俺に任せろ！……はぁああ！ ルクスは大剣を振りかざし、ゴブリンを斬り裂いた。
グギィイイー！……よし！次はこっちの番だ！……はぁああ！ 今度は、アリスの大杖から炎の弾が放たれた。……やったわ！ 俺たちも負けていられないぞ！……おう！……はい！ 私たちも、次々と襲い来るモンスターを倒していった。
ふぅ……。なんとか倒したな。……えぇ、でもまだいるみたいね。
はい。……油断しないでいきましょう！ 俺たちはさらに奥へ進んでいくと、洞窟を見つけた。中からは、何やら嫌な気配を感じる。……入ってみるか。
俺たちは、警戒しながら中に足を踏み入れた。すると、そこは巨大な空間だった。これは……すごいな。
ええ……。
ここは、いったいなんなんだ？……分からないわ。でも、何か怖い感じがする。
ああ……。それに、奥に何かあるようだな。行ってみよう。……はい。
俺たちは、さらに奥へと進む。すると、そこには祭壇のようなものがあった。その上には、誰かが横たわっている。
あの人は？ 生きているのか？ 私たちが近づくと、その人影が起き上がった。……誰？あなたたちは？ 俺は、ルクス・アークスだ。お前こそ誰だよ？ 私は、クリスという者です。
クリス？……まさか！アリスなのか？ ええ。……久しぶりね、ルクスくん。やっぱりアリスなんだな！よかった……。無事で本当に良かったよ。私も、また会えて嬉しい。……おい、ルクス。知り合いか？……はい。以前一緒に旅をしていた仲間です。
そうか……。初めまして、私はクリスという者です。よろしくお願いします。……こちらこそ、よろしくお願いします。えっと、ルクスさんとはどういうご関係ですか？……えっ？……いえ、ただの知り合いですよ。気にしないでください。
分かりました。じゃあ、私のことは、アリスと呼んで下さいね。
はい、分かりました。……ところで、どうしてここに？ 実は……。～クリス視点～……私たちは、これまであったことを話した。そうか……。そんなことがあったのか……。
はい。……それで、どこに行くつもりだい？ はい。……です。
えっ？よく聞こえなかったよ。もう一度言ってもいいかい？……構わないよ。私たちは、再び歩き出す。……しばらく歩いていると、大きな湖に出た。
はぁー、きれいね！ 私たちが畔に座って休憩していると、突然声をかけられた。
ねぇ、そこのお兄ちゃんたち。ちょっと聞きたいことがあるんだけどさぁ。ん？俺たちのことか？ うん、そう。……ねえ、ここの近くに村ってないかなぁ？ 村は知らないなぁ……。俺たちは、この近くの町から来たんだ。
そっかぁ～。ありがとう。じゃあね。
そう言うと、女の子はどこかに行ってしまった。……今のって、迷子になったってことよね。
多分な……。でも、なんか変な感じの子だったな。
そうね。……気をつけないと。