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第1章
ブラッド・リリー
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─今までの俺は、純粋な愛情しか知らなかった。
まっしろな百合が、やがて血塗られていく醜く狂気じみた愛情が、あるなんて知らなかったんだ。
そんなことを知る前の俺の話をここに記す。
そう書かれたノートからはじまる。
11月末のある日。
金木犀が香る今日は、あの人の命日だ。
朝倉麻友《あさくらまゆ》さん。俺、千藤偲がずっと想いを寄せている女性《ひと》だ。
麻友さんが大好きだった金木犀の花束を持って、麻友さんのお墓に向かう途中だった。
ドンっとぶつかった。
『大丈夫か?』
そう聞いたときだった。
カサブランカのような綺麗な銀髪に透き通った白い肌、何よりも吸い込まれそうになるアクアマリン色の瞳が綺麗な、いや綺麗なんて言葉で表してはいけないくらい人間離れした美しさを持った少女だった。
俺は、一瞬で墜ちてしまった。
麻友さんがずっと好きなのに。
その日から俺は彼女以外のことを考えられなくなった。
週明けで学校がはじまり、めんどくさいなんて思いながら朝倉友伸《あさくらとものぶ》─麻友さんの弟であり、親友の友伸といつものように通学路を歩いていた。
もし、ここであの子に会えたらいいのになんて懸想したところで会えるわけもなく。
『でさ~、ここでタマセンがさ‥って、お前話聞いてる?』
友伸に聞かれ、あれ何の話してたっけ?って聞き返してしまった。
友伸は呆れながら、『今日、なんかボーってしてるな』といった。
そうかもしれない。あの日から、あの子のことしか頭にないから。
学校に着き、タマセンが朝のホームルームを始めようとしたとき。
『今日から編入生を紹介する。入りなさい』
タマセンに促され、教室のドアが開かれたとき、あの子がいた。
『はじめまして、編入生の早乙女小百合《さおとめさゆり》です。よろしくお願いします』
そういい、小百合さんは丸っこい可愛い字で早乙女小百合と黒板に書いていた。
『‥お前、なんか顔赤くね?』
斜め後ろに座る友伸に心配された。
そりゃ、そうだろ。
だって、まさか、あの子に会えたんだから。
『じゃあ、席は‥千藤の隣空いてるから千藤の隣で』
タマセン、グッジョブ!タマセンが、めちゃくちゃイイヤツにみえてきた。
『千藤くんっていうんだね』
小百合さんは、席に座り俺に話しかけてくれた。
『あ、ああ。まさか、また会えるとは思わなかったな』
緊張しながらも小百合さんと何とか話せた。
『そうだね。これからよろしくね、偲くん』
偲くん‥!名前で、呼ばれた!めちゃくちゃときめいた。
『あれ?でも、なんで名前‥』
って、別にそこはいいだろ、そこは。
『あ、さっき多摩《たま》先生から聞いて。ごめんね、ちょっと馴れ馴れしかったよね』
ちょっとシュンとしている彼女が、あまりにも可愛くて慌てて『そんなことない!むしろ‥』
そういいかけたときに、キーンコーンカーンコーンとチャイムが鳴った。
チャイム、空気読めよ。
『?とりあえず、次の移動教室どこか教えてもらってもいいかな』
小百合さんが上目遣いで聞いてきてイエス以外の返事なんかあるわけないじゃないか。
『じゃ、じゃあ‥』
頭を掻きながら彼女と共に教室を出た。
『彼女、ちょっと気をつけたほうがいい気がする』
昼飯を屋上で食べていたら、突然友伸がそういった。
『は?なんで』
口に運びかけた出汁巻き卵焼きを落としてそう聞いた。
友伸は考え込みながら、やっといつもの困ったような笑顔で『いや、考え過ぎか』といった。
その困ったような笑顔、ほんと姉ちゃんに似てるよな。
そもそも、俺はお前の姉ちゃん─麻友さんが好きなはずなのに。
今でも、お前の困ったような笑顔から彼女を思い出すくらいには、好きなはずなのに─今は、小百合さんのことばかり考えてしまう。
それから数日経ち、俺は小百合さんと過ごすことが増えた。
『小百合さん‥』
学校の中庭のベンチでふたりで微睡んでいたら、彼女がうたた寝して、なんと俺の肩に頭を預けてきたのだ。
どうしよう、すごくドキドキする。
このまま、時間が止まればいいのに。
秋の優しい日差しが、ふたりを照らす穏やかな時間は、このあと跡形もなく崩れ去る。
『ったく、タマセンも他人使い荒すぎ‥』
タマセンに頼まれたダンボールを運んでいると、小百合さんを見かけた。
『あ!小百‥』
そういいかけたとき、小百合さんの隣には友伸がいた。
ふたりで、なにか話している。
なにを、話しているんだ?
必死に聞き耳を立てても、何を話しているかまでは分からない。
ただ、俺の胸の内にドロドロとしたどす黒い感情が渦巻いていた。
こんな、こんな気持ち悪い感情知らない、少なくとも今まで純粋に麻友さんを想っていたときには味わったことのない感情だ。
頼むから。俺以外の男と話さないでくれ。
俺以外の男も話しかけないでくれ。
どす黒い感情は、収まることなく渦巻く。
幸せを破壊する感情の名を、まだこのときは知らない。
翌日、学校をはじめて休んだ。
これで、皆勤賞の記録も途絶えたななんて思いながら、今ごろ小百合さんはほかの男と話しているのか考えてしまう。
ピンポーン。
誰だよ、こんな時間に。
『って、お前かよ』
ドアを開けたら、友伸がいた。
今一番会いたくないのに。
『ちょっといいか?』
友伸に連れられて、近所の公園のベンチに座った。
『なんだよ、こんなとこまで呼び出して』
そう聞くと、友伸は意を決した顔をして『お前、早乙女のことが好きなのか』と聞いた。
『好きだけど‥なに、お前、小百合さんのこと狙ってるの』
思わず聞いてしまう。
そして。
『たとえお前でも、小百合さん取ったら許さないからな』と凄んでしまった。
友伸は、怯みつつも『取らないし、お前、やっぱり様子変だ』という。
心配かけてごめん、と小声で謝るが、友伸には聞こえなかったみたいだった。
─このあとは、日記には何も書いていなかった。
だから、ここから先は彼らを取り巻く悲劇を私が代わりに書いていく。
どうか、彼ら彼女らの生きた軌跡を読者の皆様も一緒に見届けてほしい。
─作者から読者の皆様へ
『朝倉くん、急に呼び出してどうしたの』
友伸は小百合を誰もいない放課後の教室に呼び出した。
『お前にちょっと話があってな』
友伸はそう切り出し、『お前が来てから、偲が変なんだよ。お前、偲に、なにをした』と小百合に詰め寄る。
『アハハハハハハハ!』
小百合は、突然笑い出す。
『は?』
あっけにとられる友伸。
『ごめんね、あなたたちの友情に感動しちゃって』
『てめっ‥』
友伸は怒りのあまり、小百合の首根っこを掴む。
それを影で見ていた偲が友伸に掴みかかり、友伸の首を絞める。
『殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す‥‥』とつぶやきながら、友伸の首をさらに強く締める。
友伸は、抵抗をせずに首を締められる。
偲は、『なぜ、抵抗しない』と聞く。
友伸は、『お前が、一番大事だから』という。
そのまま、友伸は息絶える。
偲は、泣き崩れる。
そして、小百合は偲に『ごめんね』と謝り、偲が思わず『え』と発したタイミングで偲を短剣で殺した。
そのときの小百合は、真っ白な百合の模様のミニチャイナドレスに頭には真っ白なカサブランカとベール、右目にも大きなカラブランカが咲いていた。
その姿のときの名は、“ブラッド・リリー”。
血塗られたまま、偲を冷めた目で見下ろすブラッド・リリーだけがその場に残っていた。
『待っててね。わたし、ちゃんといい子になるから』
そう言い残し、ブラッド・リリーの変化を解き、小百合はその場を立ち去る。
夕焼けが悲惨な惨状を物語るように赤く染まっていく。
まっしろな百合が、やがて血塗られていく醜く狂気じみた愛情が、あるなんて知らなかったんだ。
そんなことを知る前の俺の話をここに記す。
そう書かれたノートからはじまる。
11月末のある日。
金木犀が香る今日は、あの人の命日だ。
朝倉麻友《あさくらまゆ》さん。俺、千藤偲がずっと想いを寄せている女性《ひと》だ。
麻友さんが大好きだった金木犀の花束を持って、麻友さんのお墓に向かう途中だった。
ドンっとぶつかった。
『大丈夫か?』
そう聞いたときだった。
カサブランカのような綺麗な銀髪に透き通った白い肌、何よりも吸い込まれそうになるアクアマリン色の瞳が綺麗な、いや綺麗なんて言葉で表してはいけないくらい人間離れした美しさを持った少女だった。
俺は、一瞬で墜ちてしまった。
麻友さんがずっと好きなのに。
その日から俺は彼女以外のことを考えられなくなった。
週明けで学校がはじまり、めんどくさいなんて思いながら朝倉友伸《あさくらとものぶ》─麻友さんの弟であり、親友の友伸といつものように通学路を歩いていた。
もし、ここであの子に会えたらいいのになんて懸想したところで会えるわけもなく。
『でさ~、ここでタマセンがさ‥って、お前話聞いてる?』
友伸に聞かれ、あれ何の話してたっけ?って聞き返してしまった。
友伸は呆れながら、『今日、なんかボーってしてるな』といった。
そうかもしれない。あの日から、あの子のことしか頭にないから。
学校に着き、タマセンが朝のホームルームを始めようとしたとき。
『今日から編入生を紹介する。入りなさい』
タマセンに促され、教室のドアが開かれたとき、あの子がいた。
『はじめまして、編入生の早乙女小百合《さおとめさゆり》です。よろしくお願いします』
そういい、小百合さんは丸っこい可愛い字で早乙女小百合と黒板に書いていた。
『‥お前、なんか顔赤くね?』
斜め後ろに座る友伸に心配された。
そりゃ、そうだろ。
だって、まさか、あの子に会えたんだから。
『じゃあ、席は‥千藤の隣空いてるから千藤の隣で』
タマセン、グッジョブ!タマセンが、めちゃくちゃイイヤツにみえてきた。
『千藤くんっていうんだね』
小百合さんは、席に座り俺に話しかけてくれた。
『あ、ああ。まさか、また会えるとは思わなかったな』
緊張しながらも小百合さんと何とか話せた。
『そうだね。これからよろしくね、偲くん』
偲くん‥!名前で、呼ばれた!めちゃくちゃときめいた。
『あれ?でも、なんで名前‥』
って、別にそこはいいだろ、そこは。
『あ、さっき多摩《たま》先生から聞いて。ごめんね、ちょっと馴れ馴れしかったよね』
ちょっとシュンとしている彼女が、あまりにも可愛くて慌てて『そんなことない!むしろ‥』
そういいかけたときに、キーンコーンカーンコーンとチャイムが鳴った。
チャイム、空気読めよ。
『?とりあえず、次の移動教室どこか教えてもらってもいいかな』
小百合さんが上目遣いで聞いてきてイエス以外の返事なんかあるわけないじゃないか。
『じゃ、じゃあ‥』
頭を掻きながら彼女と共に教室を出た。
『彼女、ちょっと気をつけたほうがいい気がする』
昼飯を屋上で食べていたら、突然友伸がそういった。
『は?なんで』
口に運びかけた出汁巻き卵焼きを落としてそう聞いた。
友伸は考え込みながら、やっといつもの困ったような笑顔で『いや、考え過ぎか』といった。
その困ったような笑顔、ほんと姉ちゃんに似てるよな。
そもそも、俺はお前の姉ちゃん─麻友さんが好きなはずなのに。
今でも、お前の困ったような笑顔から彼女を思い出すくらいには、好きなはずなのに─今は、小百合さんのことばかり考えてしまう。
それから数日経ち、俺は小百合さんと過ごすことが増えた。
『小百合さん‥』
学校の中庭のベンチでふたりで微睡んでいたら、彼女がうたた寝して、なんと俺の肩に頭を預けてきたのだ。
どうしよう、すごくドキドキする。
このまま、時間が止まればいいのに。
秋の優しい日差しが、ふたりを照らす穏やかな時間は、このあと跡形もなく崩れ去る。
『ったく、タマセンも他人使い荒すぎ‥』
タマセンに頼まれたダンボールを運んでいると、小百合さんを見かけた。
『あ!小百‥』
そういいかけたとき、小百合さんの隣には友伸がいた。
ふたりで、なにか話している。
なにを、話しているんだ?
必死に聞き耳を立てても、何を話しているかまでは分からない。
ただ、俺の胸の内にドロドロとしたどす黒い感情が渦巻いていた。
こんな、こんな気持ち悪い感情知らない、少なくとも今まで純粋に麻友さんを想っていたときには味わったことのない感情だ。
頼むから。俺以外の男と話さないでくれ。
俺以外の男も話しかけないでくれ。
どす黒い感情は、収まることなく渦巻く。
幸せを破壊する感情の名を、まだこのときは知らない。
翌日、学校をはじめて休んだ。
これで、皆勤賞の記録も途絶えたななんて思いながら、今ごろ小百合さんはほかの男と話しているのか考えてしまう。
ピンポーン。
誰だよ、こんな時間に。
『って、お前かよ』
ドアを開けたら、友伸がいた。
今一番会いたくないのに。
『ちょっといいか?』
友伸に連れられて、近所の公園のベンチに座った。
『なんだよ、こんなとこまで呼び出して』
そう聞くと、友伸は意を決した顔をして『お前、早乙女のことが好きなのか』と聞いた。
『好きだけど‥なに、お前、小百合さんのこと狙ってるの』
思わず聞いてしまう。
そして。
『たとえお前でも、小百合さん取ったら許さないからな』と凄んでしまった。
友伸は、怯みつつも『取らないし、お前、やっぱり様子変だ』という。
心配かけてごめん、と小声で謝るが、友伸には聞こえなかったみたいだった。
─このあとは、日記には何も書いていなかった。
だから、ここから先は彼らを取り巻く悲劇を私が代わりに書いていく。
どうか、彼ら彼女らの生きた軌跡を読者の皆様も一緒に見届けてほしい。
─作者から読者の皆様へ
『朝倉くん、急に呼び出してどうしたの』
友伸は小百合を誰もいない放課後の教室に呼び出した。
『お前にちょっと話があってな』
友伸はそう切り出し、『お前が来てから、偲が変なんだよ。お前、偲に、なにをした』と小百合に詰め寄る。
『アハハハハハハハ!』
小百合は、突然笑い出す。
『は?』
あっけにとられる友伸。
『ごめんね、あなたたちの友情に感動しちゃって』
『てめっ‥』
友伸は怒りのあまり、小百合の首根っこを掴む。
それを影で見ていた偲が友伸に掴みかかり、友伸の首を絞める。
『殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す‥‥』とつぶやきながら、友伸の首をさらに強く締める。
友伸は、抵抗をせずに首を締められる。
偲は、『なぜ、抵抗しない』と聞く。
友伸は、『お前が、一番大事だから』という。
そのまま、友伸は息絶える。
偲は、泣き崩れる。
そして、小百合は偲に『ごめんね』と謝り、偲が思わず『え』と発したタイミングで偲を短剣で殺した。
そのときの小百合は、真っ白な百合の模様のミニチャイナドレスに頭には真っ白なカサブランカとベール、右目にも大きなカラブランカが咲いていた。
その姿のときの名は、“ブラッド・リリー”。
血塗られたまま、偲を冷めた目で見下ろすブラッド・リリーだけがその場に残っていた。
『待っててね。わたし、ちゃんといい子になるから』
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