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第1章 「幸せとは何か?」
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そんなことを考えながら、会社の最寄駅についた。そこには、いつもと変わらない景色が広がっている。僕も含めほとんどの人は、会社へと入っていく。
しかし、1人だけみんなと逆方向に進み笑顔で歩いている女性がいた。その女性の笑顔を見て思った。僕は、最近あの女性のように笑顔でいただろうか?疑問を抱いていた。
色んなことを考えてはいるが、僕の体は会社へと吸い込まれていった。
僕は、この会社で営業を行なっていて様々な企業様に自分の会社の製品を売り込んでいるのだ。成績は、トップとはいかないが、それなりに仕事はしている。普通の営業マンだ。今日も、企業様に足を運び自社の製品を説明しに回って会社に戻りお昼になった。
「隼人ー!飯いこーぜー!」
飯に誘ってきたのは、『小平 葉(こひら よう)』俺の幼馴染で、幼稚園の時からの友だちだ。
「おう。何食べよかー?豚カツはどうだ?」
「いいねー!がっつりいこー!」
会社の外に出て近くにある豚カツのお店に行こうしていると、朝に見たあの女性がお花屋さんで働いている姿が目に入った。僕がボーッと、その女性を見ていると隣にいた葉がニヤニヤと僕の顔を見ていた。
「なんだよ。ニヤニヤして!」
「してねーよ!」
そんなやりとりをしながら、豚カツ屋に入って御飯を食べた。
「なー隼人。あの花屋に何かあるのか?」
「何にもねぇーよ。ただ、少し気になったことはある。」
「なんだ?」
「んー。また今度言うよ。上手く言えないんだ。」
「そうか!また相談しろよ!」
葉は、俺のことをいつも気にかけてくれる優しい男だ。そんな出来た男だから、ご縁もあって今年結婚することになったんだろうなと思った。尊敬するよ本当に。
御飯を食べて会社に戻り、いつも通りに仕事をして帰宅する時間になった。
会社を出ると、自然とあの花屋さんに目がいった。しかし、夜も遅いので閉店していた。
いつも通り電車に乗って帰宅した。心のどこかで、あの時の女性の笑顔が気になっていた。
つづく。
しかし、1人だけみんなと逆方向に進み笑顔で歩いている女性がいた。その女性の笑顔を見て思った。僕は、最近あの女性のように笑顔でいただろうか?疑問を抱いていた。
色んなことを考えてはいるが、僕の体は会社へと吸い込まれていった。
僕は、この会社で営業を行なっていて様々な企業様に自分の会社の製品を売り込んでいるのだ。成績は、トップとはいかないが、それなりに仕事はしている。普通の営業マンだ。今日も、企業様に足を運び自社の製品を説明しに回って会社に戻りお昼になった。
「隼人ー!飯いこーぜー!」
飯に誘ってきたのは、『小平 葉(こひら よう)』俺の幼馴染で、幼稚園の時からの友だちだ。
「おう。何食べよかー?豚カツはどうだ?」
「いいねー!がっつりいこー!」
会社の外に出て近くにある豚カツのお店に行こうしていると、朝に見たあの女性がお花屋さんで働いている姿が目に入った。僕がボーッと、その女性を見ていると隣にいた葉がニヤニヤと僕の顔を見ていた。
「なんだよ。ニヤニヤして!」
「してねーよ!」
そんなやりとりをしながら、豚カツ屋に入って御飯を食べた。
「なー隼人。あの花屋に何かあるのか?」
「何にもねぇーよ。ただ、少し気になったことはある。」
「なんだ?」
「んー。また今度言うよ。上手く言えないんだ。」
「そうか!また相談しろよ!」
葉は、俺のことをいつも気にかけてくれる優しい男だ。そんな出来た男だから、ご縁もあって今年結婚することになったんだろうなと思った。尊敬するよ本当に。
御飯を食べて会社に戻り、いつも通りに仕事をして帰宅する時間になった。
会社を出ると、自然とあの花屋さんに目がいった。しかし、夜も遅いので閉店していた。
いつも通り電車に乗って帰宅した。心のどこかで、あの時の女性の笑顔が気になっていた。
つづく。
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