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4話
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薪を集め川に戻るとブロンド髪を束ねた女の子が行儀よく座っている。
木の実なんかがお嬢様の口に合うか心配だったが……食べてくれたようだな。
「あの、助けていただきありがとうございます」
「あぁ気にしないで、礼なら君を見つけたあいつに言ってやってくれ」
俺は……君の腹が鳴らなかったら罪人になるところだったからね。
呼ばれたと思ったのか子犬が戻ってくると、女の子は慣れた手つきで子犬を抱き上げた。
「よしよし、あなたもありがとう――あれ、この子……」
子犬を抱えたまま女の子は俺をみてくる。
「どうした? そいつのこと、知ってるのか?」
「あ、いえ……なんでもありません」
なんだろう、何か気に障ったかな?
「あ! もしかして汚れがついちゃった? ごめんね。すぐ洗うから」
「ち、違うんです! そうだ、よろしければこの子は私が綺麗にしてもよろしいでしょうか?」
「別にいいけど……一人で大丈夫?」
「はい! そういえばこの子の名前は――」
そこまで言いかけ、女の子はハッとして俺をみる。
「し、失礼しました! 私の名前はティーナと申します!」
「ははは、そういえばまだ名乗ってなかったね。俺はリッツ、よろしくね」
お年頃の令嬢にしては偏見もなさそうだし落ち着いてる。だが、こんなところに一人倒れているってことは……そういうことなんだろな。
「ワンワン!」
「ティーナ、こいつは昨日拾ったばかりでまだ名前がないんだ」
「そうなんですか……あの、よろしければ私が付けさせてもらってもよろしいでしょうか?」
「ワフッ」
「こいつもいいって言ってるしお願いするよ」
よっぽど嬉しいのかティーナは笑顔になるとその場ですぐに考え始めた。
「あとでゆっくり考えてもいいんだぞ。別に気が変わったなんて言わないから」
「いえッ! こういうのはすぐに決めたほうがいいので――――アンジェロ……あなたの名前は今日からアンジェロよ! どうかしら?」
「ワン! ワン!」
貴族らしい名前がでてきたがこいつも嬉しそうだし決まりだな。
「アンジェロか、良い名前だ」
「天使という意味もあるんです。私を助けてくれたし、それに……白くてフワフワなので」
ティーナは恥ずかしそうに説明すると走り回るアンジェロを追った。
年相応な部分はまだ残ってるみたいだな。
元気になったみたいだし俺は火を起こしておくか。
◇
「それで、ティーナはどうしてこんなところへ?」
ティーナは綺麗になったアンジェロを膝にのせたまま視線を落とした。
「嫌なら言わなくていい。ただ、俺にできることがあればと思ってね」
「……私、この国のある貴族の元へ嫁ぐことになってたんです。ですが近くの村までついたときこの国は疫病が蔓延してるって聞いて…………それで私……恐くなって……」
「そうだったのか……付き人はいないのか? 単身で村まできたわけでもないだろう?」
「…………」
ティーナは焚火をジッとみつめていた。
うーん、とりあえず村にいってみるか。家族だってこの子を探してるかもしれない。
「なぁ、その村はここからどのくらいだ?」
「え? えぇとしばらく歩きますが、ここからだと日が落ちる前には着くかと」
「なるほど。よし、すまないがその村の場所を教えてくれ」
「行く気ですか!? 危険すぎます!」
「大丈夫、心配ならアンジェロと一緒に離れてていいから」
「ワン!」
アンジェロはティーナの膝から降りると、散歩だと思ったのか体をブルリと震わせ、俺たちの顔を交互にみた。
「……わかりました。私もご一緒します」
木の実なんかがお嬢様の口に合うか心配だったが……食べてくれたようだな。
「あの、助けていただきありがとうございます」
「あぁ気にしないで、礼なら君を見つけたあいつに言ってやってくれ」
俺は……君の腹が鳴らなかったら罪人になるところだったからね。
呼ばれたと思ったのか子犬が戻ってくると、女の子は慣れた手つきで子犬を抱き上げた。
「よしよし、あなたもありがとう――あれ、この子……」
子犬を抱えたまま女の子は俺をみてくる。
「どうした? そいつのこと、知ってるのか?」
「あ、いえ……なんでもありません」
なんだろう、何か気に障ったかな?
「あ! もしかして汚れがついちゃった? ごめんね。すぐ洗うから」
「ち、違うんです! そうだ、よろしければこの子は私が綺麗にしてもよろしいでしょうか?」
「別にいいけど……一人で大丈夫?」
「はい! そういえばこの子の名前は――」
そこまで言いかけ、女の子はハッとして俺をみる。
「し、失礼しました! 私の名前はティーナと申します!」
「ははは、そういえばまだ名乗ってなかったね。俺はリッツ、よろしくね」
お年頃の令嬢にしては偏見もなさそうだし落ち着いてる。だが、こんなところに一人倒れているってことは……そういうことなんだろな。
「ワンワン!」
「ティーナ、こいつは昨日拾ったばかりでまだ名前がないんだ」
「そうなんですか……あの、よろしければ私が付けさせてもらってもよろしいでしょうか?」
「ワフッ」
「こいつもいいって言ってるしお願いするよ」
よっぽど嬉しいのかティーナは笑顔になるとその場ですぐに考え始めた。
「あとでゆっくり考えてもいいんだぞ。別に気が変わったなんて言わないから」
「いえッ! こういうのはすぐに決めたほうがいいので――――アンジェロ……あなたの名前は今日からアンジェロよ! どうかしら?」
「ワン! ワン!」
貴族らしい名前がでてきたがこいつも嬉しそうだし決まりだな。
「アンジェロか、良い名前だ」
「天使という意味もあるんです。私を助けてくれたし、それに……白くてフワフワなので」
ティーナは恥ずかしそうに説明すると走り回るアンジェロを追った。
年相応な部分はまだ残ってるみたいだな。
元気になったみたいだし俺は火を起こしておくか。
◇
「それで、ティーナはどうしてこんなところへ?」
ティーナは綺麗になったアンジェロを膝にのせたまま視線を落とした。
「嫌なら言わなくていい。ただ、俺にできることがあればと思ってね」
「……私、この国のある貴族の元へ嫁ぐことになってたんです。ですが近くの村までついたときこの国は疫病が蔓延してるって聞いて…………それで私……恐くなって……」
「そうだったのか……付き人はいないのか? 単身で村まできたわけでもないだろう?」
「…………」
ティーナは焚火をジッとみつめていた。
うーん、とりあえず村にいってみるか。家族だってこの子を探してるかもしれない。
「なぁ、その村はここからどのくらいだ?」
「え? えぇとしばらく歩きますが、ここからだと日が落ちる前には着くかと」
「なるほど。よし、すまないがその村の場所を教えてくれ」
「行く気ですか!? 危険すぎます!」
「大丈夫、心配ならアンジェロと一緒に離れてていいから」
「ワン!」
アンジェロはティーナの膝から降りると、散歩だと思ったのか体をブルリと震わせ、俺たちの顔を交互にみた。
「……わかりました。私もご一緒します」
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