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147話
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世界を救ってから数ヵ月、季節も変わり畑の雑草がめきめきと成長を始めた頃。
「なぁニエ、今日は――」
「リッツ様ごめんなさい! 今日も予定がありまして!」
「じゃあウムト――」
「すみません、僕もリヤンと用事があるんです」
「それなら仕方ないな」
ここ数日間、俺だけ予定がまったくない。
ニエになんの予定か聞いたが秘密と言われた。
あまり追及しても変に思われるし、むしろ外に目を向けてくれたのはとてもいいことだ。
「リッツ様、本日のご予定はいかがなされますか」
「ん~畑の手入れはしたしな……。ルルのほうはどう?」
「まだまだ拙いですが熱心に学ばれております。キャレットも教える側として、学ぶべきことが多いと大変喜んでおりました」
「そうか、俺にはわからないからハリスがいて本当に助かったよ」
「いえいえ、私でお役に立てることがあればなんなりとお申し付けください」
ルルも頑張ってるみたいだし邪魔しちゃ悪いな。
みんな出掛けたし俺も出掛けるか。
◇
「――ってわけで久しぶり! 元気にしてた?」
「お前は……問題が起きてないと死ぬのか?」
シリウスの笑顔が恐い。
「たまには連絡を寄こせって言うからこうしてきてやったのに……」
「急に来る馬鹿がいるか! 何か問題でも起きたのかと城中が大騒ぎだ!」
「人が訪ねてきただけで騒ぐなんてたるみすぎなんじゃないか。もっと緊張感を持つように注意した方がいいと思うぞ」
「お前たちと一緒にするな。まぁいい、私もちょうど一息入れたかったところだ。話し相手くらいにはなってやる」
しょっちゅう休んでるだろ……教会でシスターが言ってたぞ。
出されたお茶に手を付けシリウスと共に一息つける。
「で、まさか本当に暇ってだけで来たわけでもないだろう? おしかけ女房はどうした。ついに愛想を尽かされ逃げられたか?」
「そんなんじゃない――とは思う。まぁそのことはいいんだが、なんだか最近、みんなに避けられてるような気がしてな」
「今まで多忙だった分、色々と溜まっていたんだろう。気にすることはない」
「少しくらい相談してくれてもいいと思うんだけどなぁ……」
「そんなにいうなら一つ手伝いを頼まれてくれ。なに、簡単な仕事だ」
そういうとシリウスは書簡を渡してきた。
「これをファーデン家へ届けてほしい。ただし、中身は決してみるな、信用に関わる」
「そんな大事なもの俺に渡すなよ……」
「誰かさんのせいで私は兵の誤解を解かねばならないからな。さぁいったいった」
「仕方ない、お騒がせした罰としていってきますよ」
正直やることもなかったしファーデン家に向かうか。
◇
「リッツ様いかがなされましたか!?」
「王様から届け物を頼まれたんですけど、何かありました?」
普通に入ろうとしたら門番に止められバトラさんが全力疾走してきた。
こんなに慌ててる姿はティーナが攫われたとき以来だ。
「あ~いえ、ちょうど片付いたところでしたのでお気になさらないでください」
「そうですか? それじゃあこれを――」
「これは……大変申し訳ありませんが私はこの件を旦那様へ報告致しますので」
「はい、それじゃあまた時間のあるときにでもお伺いします」
あまり詮索しないほうがいいだろう。
貴族や家の問題なんてのは俺よりも師匠たちのほうが得意だしな。
さてと、夕飯には早いし鍛錬に行くか。
帰ってから師匠はずっと忙しいみたいだし、久しぶりにみんなの胸を借りよう。
「なぁニエ、今日は――」
「リッツ様ごめんなさい! 今日も予定がありまして!」
「じゃあウムト――」
「すみません、僕もリヤンと用事があるんです」
「それなら仕方ないな」
ここ数日間、俺だけ予定がまったくない。
ニエになんの予定か聞いたが秘密と言われた。
あまり追及しても変に思われるし、むしろ外に目を向けてくれたのはとてもいいことだ。
「リッツ様、本日のご予定はいかがなされますか」
「ん~畑の手入れはしたしな……。ルルのほうはどう?」
「まだまだ拙いですが熱心に学ばれております。キャレットも教える側として、学ぶべきことが多いと大変喜んでおりました」
「そうか、俺にはわからないからハリスがいて本当に助かったよ」
「いえいえ、私でお役に立てることがあればなんなりとお申し付けください」
ルルも頑張ってるみたいだし邪魔しちゃ悪いな。
みんな出掛けたし俺も出掛けるか。
◇
「――ってわけで久しぶり! 元気にしてた?」
「お前は……問題が起きてないと死ぬのか?」
シリウスの笑顔が恐い。
「たまには連絡を寄こせって言うからこうしてきてやったのに……」
「急に来る馬鹿がいるか! 何か問題でも起きたのかと城中が大騒ぎだ!」
「人が訪ねてきただけで騒ぐなんてたるみすぎなんじゃないか。もっと緊張感を持つように注意した方がいいと思うぞ」
「お前たちと一緒にするな。まぁいい、私もちょうど一息入れたかったところだ。話し相手くらいにはなってやる」
しょっちゅう休んでるだろ……教会でシスターが言ってたぞ。
出されたお茶に手を付けシリウスと共に一息つける。
「で、まさか本当に暇ってだけで来たわけでもないだろう? おしかけ女房はどうした。ついに愛想を尽かされ逃げられたか?」
「そんなんじゃない――とは思う。まぁそのことはいいんだが、なんだか最近、みんなに避けられてるような気がしてな」
「今まで多忙だった分、色々と溜まっていたんだろう。気にすることはない」
「少しくらい相談してくれてもいいと思うんだけどなぁ……」
「そんなにいうなら一つ手伝いを頼まれてくれ。なに、簡単な仕事だ」
そういうとシリウスは書簡を渡してきた。
「これをファーデン家へ届けてほしい。ただし、中身は決してみるな、信用に関わる」
「そんな大事なもの俺に渡すなよ……」
「誰かさんのせいで私は兵の誤解を解かねばならないからな。さぁいったいった」
「仕方ない、お騒がせした罰としていってきますよ」
正直やることもなかったしファーデン家に向かうか。
◇
「リッツ様いかがなされましたか!?」
「王様から届け物を頼まれたんですけど、何かありました?」
普通に入ろうとしたら門番に止められバトラさんが全力疾走してきた。
こんなに慌ててる姿はティーナが攫われたとき以来だ。
「あ~いえ、ちょうど片付いたところでしたのでお気になさらないでください」
「そうですか? それじゃあこれを――」
「これは……大変申し訳ありませんが私はこの件を旦那様へ報告致しますので」
「はい、それじゃあまた時間のあるときにでもお伺いします」
あまり詮索しないほうがいいだろう。
貴族や家の問題なんてのは俺よりも師匠たちのほうが得意だしな。
さてと、夕飯には早いし鍛錬に行くか。
帰ってから師匠はずっと忙しいみたいだし、久しぶりにみんなの胸を借りよう。
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