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BLゲームの主人公? 男運ない僕が?
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「あはっ、死んじゃえ泥棒猫! アタシの彼氏をたぶらかすからよ! 男同士のくせに、本気で相手されてると思ってたの? バッカみたい!」
擦れゆく意識の中で、きゃんきゃんと喚く女の声が頭をかち割ろうと響き渡る。
生ゴミのくっさい臭いに、降り注ぐのは雨か酒か。
僕が彼氏に捨てられた直後だ。たった今、会ったばかりの女。僕の彼氏だった男の遊び相手か、本命か何か知らないけどよ。ご丁寧に刺身包丁を手に襲い掛かられて、そのまま血がどくどくと流れていく。
ああ、また彼氏に遊ばれていただけでなく、浮気相手に殺されるなんて。
しかも、僕が負けたのがこんな感情剥き出しで、我慢や遠慮という言葉は知らないような女? なんて、滑稽な終わり方だって話……。
こんなことなら、あんな尽くさなきゃ良かったと思う。別に愛してくれるなら誰でもいいし。ゲームの中の恋愛みたいに、綺麗な内に離れておけば。
あー、ムカつく。どいつもこいつも。やっぱり誰も信じなければ良かった。
もし、やり直すことができるなら。そのときは、チャラチャラしたクソ男共を綺麗さっぱり粛清してやるのに——。
「……い、おい! 俺を無視するとはいい度胸だねえ。いつから俺より偉くなったわけ?」
「は?」
ここはどこだ? ていうか、目の前で青筋を立てているこの男は誰だ。
きょろりと辺りを見回してみれば、どうもご立派な建造物に囲まれている。雪で作ったのかと思うほど全てが白銀の建物に圧倒された。そのうえ、潮風の匂いと波音のBGMつき。
そして、目の前の男は海外のお貴族様かよってつっこみたくなるような、コスプレみたいな服を着ている。
「ん?」
そこでふと思った。目の前できゃんきゃん女みたいに声を荒げる男、会ったことはないがどうにも見覚えのある顔だ。
僕を睨んでくる切れ長なツリ目はぞっとするほど冷たいエメラルド。肌荒れを知らない色白い肌。通った鼻は天然か? だとしたら最後に付き合っていた整形狂いの男よりもずっと綺麗でなんとも皮肉だ。
とろんと垂れた眉はどこか優しげな印象を覚えそうになるが、眼光のせいでかえって不気味に見える。
クラゲみたいな薄紫色の頭は長い襟足だけ白く染まっていた。ふわふわした髪、これだけは全身から漂うきつい印象をわずかに、ほんのわずかに和らげている。
いや、結局すらりと長い手足、そして日本人男性の平均身長はある……少なくとも僕よりは高い上背のせいでピリリとした印象は変わらない。
それにしても見覚えがありすぎる。見覚えしかない。
この男、まるで大学の同級生に無理やり押しつけられてプレイしたBLゲームに出てくる主人公の兄にそっくりだ。俗に言う悪役令息。クソみたいな性格のファルト・ブランシャールに。
「……」
よくよく見れば目の前にそびえ立つ建物もゲームの舞台、孤島に建つ名門魔法学園メールのようだ。
ファルトもどきが着ている服も、メール学園の制服に似ている気がしないでもない。白地に銀の装飾が特徴的な、シンプルながらもバカ高い生地を使っていそうなあの制服に。
ダメだ、きっと気がおかしくなっているんだろう。
僕はあの涙袋がナメクジみたいなきゃんきゃん女に殺されたはず。これは走馬灯みたいなものか? 大して思い入れもないBLゲームが?
「おい、ルネロ。いい加減にしろ。殺すよ?」
「うわ、まんまじゃん」
「はあ?」
やべ。思わず口に出してしまった。あまりにもゲームのファルトと似ていたから。てか、僕の姿が見えているのか? それにルネロって、このゲームの主人公だろ……。
「ああいや、すみません。寝不足でちょっとぼんやりしていて」
「……そう。自己管理くらいしろよ。いついかなるときも隙は見せるな。ブランシャール家に泥を塗ることになるからね」
「は、はあ」
じろりと睨んで踵を返したファルトもどきは規則正しい足音を立てて去っていく。
「邪魔。俺が通るって見てわからない? 道、塞がないでくれる?」
「す、すみませんファルト様……!」
「ふん」
「……」
どうやらファルトもどき、ではなくファルトらしい。たむろしていた生徒たちに殺気のこもった睨みをお見舞いして、足早に白銀の校舎へ吸い込まれていく。
妙に嫌な予感を覚えた。一連のやり取りと、ファルトが俺に言った「ブランシャール家に泥を塗ることになる」という言葉。
「はは、まさかな」
こめかみと背筋に嫌な汗が伝い、思わず駆け出した。
「はあっ、はあ……。確か、ゲームでは中庭に噴水があったよな?」
中庭へ走り、目当ての噴水を見つけた。無色透明の水を覗き込む。ばしゃばしゃと水が跳ねるから顔はよく見えないが、赤茶色の頭が反射していた。
僕の髪は猫っ毛の金髪だったはず。
「う、うわああ!」
噴水の縁が大理石でできていたから、そっちに僕の姿は反射していた。
毒々しいピンク色のタレ目に、左目の下にはほくろが一つ。やんわりと垂れた眉も、にゅんとした猫口も、加工アプリを通したかのような綺麗な肌も、全部僕の見知った顔ではなかった。
何より、赤茶色の猫っ毛は、毛先とインナーカラーが白く染まっている。これはあのゲームだと「ブランシャール家」の証で。メインキャラでは主人公とその兄ファルトだけがこの特徴を備えていた。
「嘘、だろ。これ、憑依ってやつぅ……?」
大理石に映る僕は、可愛い主人公の顔に似合わず下卑た笑みを浮かべていた。
「ぷっ、くく。やった。このゲーム、攻略対象たちがクソ男でムカついてたんだよなあ。僕の彼氏たちみたいで」
噴水の縁についていた手を離し、のろりと立ち上がる。
「僕はもう、ルネロ・ブランシャールか。いいね、楽しくなってきたじゃん。クソ男共は僕が全員、粛清してやる」
憂さ晴らしもできて、被害者も減らせる。一石二鳥。なんと素晴らしい。にやける口元を手で覆い、目的地を頭に浮かべて歩き出した。
さて、前世はクソだったから未練も何もない。憑依したのならば、この世界では二度と腐った性格の男なんか信用せず、僕が都合良く使って捨ててやる側になる。
僕は慣れたけど、優しい子が捨てられるなんて可哀想なところ見たくないし。恋人を捨てるような野朗共は痛い目見て観念しろってんだ。
真っ白な廊下を歩いていた足を止め、大きな扉を見上げる。プレートに彫られているのは「生徒会」の字。
「ううん、やっぱり攻略対象共へ接近するには生徒会へ入るのが手っ取り早いか」
確か、ゲームでルネロは生徒会長にスカウトされ、庶務になるんだったか。
「何が手っ取り早いんだい?」
「うわっ!?」
「うわ、とは傷つくな。きみ、新一年生だろう?」
気配も足音もなく、突然背後から声をかけられた。
「な、なんですか急に……!?」
「ん? おや。その髪はブランシャールの子か。へえ、きみが」
ぞぞぞと鳥肌が立ちそうな甘ったるい声と、目が焼けそうなイケメン顔。振り返れば、まず金銀財宝のごとく煌めく金糸の髪が目に留まる。次いで、深い海を思わす碧眼がやんわりと細められるのを見た。
育ちが良く、一度も生ゴミや酒をかぶったことなどないんだろう。食器洗いさえしたことがなさそうな面をしている。思わず大げさに舌打ちをしそうになってしまった。このナイスタイミングともバッドタイミングとも呼べそうな現状にも。
「……殿下」
「うん。よくわかりました。俺はモイーズ・ヴァーグ。ヴァーグ王国の第一王子で、メール学園の生徒会長。ブラコ……いや、副会長からきみの話はよく聞かされているよ」
わざとらしい咳払いをして、こちらを値踏みするような目を隠しながら笑みを浮かべるモイーズ。
「はは……それは光栄です」
こいつはこのBLゲームの中でもっとも本性がわからず不気味な男だ。独り言は聞かれてしまっただろうが、できる限り警戒されないように努めなければ。
どくりと心拍数を上げ、冷や汗を伝わせた体をどうにか落ち着ける。どうせこいつに用があったんだ。相手してやろう。
楽しげに口を開いたモイーズから後退らないよう、僕はかかとにぐっと力を入れた。
擦れゆく意識の中で、きゃんきゃんと喚く女の声が頭をかち割ろうと響き渡る。
生ゴミのくっさい臭いに、降り注ぐのは雨か酒か。
僕が彼氏に捨てられた直後だ。たった今、会ったばかりの女。僕の彼氏だった男の遊び相手か、本命か何か知らないけどよ。ご丁寧に刺身包丁を手に襲い掛かられて、そのまま血がどくどくと流れていく。
ああ、また彼氏に遊ばれていただけでなく、浮気相手に殺されるなんて。
しかも、僕が負けたのがこんな感情剥き出しで、我慢や遠慮という言葉は知らないような女? なんて、滑稽な終わり方だって話……。
こんなことなら、あんな尽くさなきゃ良かったと思う。別に愛してくれるなら誰でもいいし。ゲームの中の恋愛みたいに、綺麗な内に離れておけば。
あー、ムカつく。どいつもこいつも。やっぱり誰も信じなければ良かった。
もし、やり直すことができるなら。そのときは、チャラチャラしたクソ男共を綺麗さっぱり粛清してやるのに——。
「……い、おい! 俺を無視するとはいい度胸だねえ。いつから俺より偉くなったわけ?」
「は?」
ここはどこだ? ていうか、目の前で青筋を立てているこの男は誰だ。
きょろりと辺りを見回してみれば、どうもご立派な建造物に囲まれている。雪で作ったのかと思うほど全てが白銀の建物に圧倒された。そのうえ、潮風の匂いと波音のBGMつき。
そして、目の前の男は海外のお貴族様かよってつっこみたくなるような、コスプレみたいな服を着ている。
「ん?」
そこでふと思った。目の前できゃんきゃん女みたいに声を荒げる男、会ったことはないがどうにも見覚えのある顔だ。
僕を睨んでくる切れ長なツリ目はぞっとするほど冷たいエメラルド。肌荒れを知らない色白い肌。通った鼻は天然か? だとしたら最後に付き合っていた整形狂いの男よりもずっと綺麗でなんとも皮肉だ。
とろんと垂れた眉はどこか優しげな印象を覚えそうになるが、眼光のせいでかえって不気味に見える。
クラゲみたいな薄紫色の頭は長い襟足だけ白く染まっていた。ふわふわした髪、これだけは全身から漂うきつい印象をわずかに、ほんのわずかに和らげている。
いや、結局すらりと長い手足、そして日本人男性の平均身長はある……少なくとも僕よりは高い上背のせいでピリリとした印象は変わらない。
それにしても見覚えがありすぎる。見覚えしかない。
この男、まるで大学の同級生に無理やり押しつけられてプレイしたBLゲームに出てくる主人公の兄にそっくりだ。俗に言う悪役令息。クソみたいな性格のファルト・ブランシャールに。
「……」
よくよく見れば目の前にそびえ立つ建物もゲームの舞台、孤島に建つ名門魔法学園メールのようだ。
ファルトもどきが着ている服も、メール学園の制服に似ている気がしないでもない。白地に銀の装飾が特徴的な、シンプルながらもバカ高い生地を使っていそうなあの制服に。
ダメだ、きっと気がおかしくなっているんだろう。
僕はあの涙袋がナメクジみたいなきゃんきゃん女に殺されたはず。これは走馬灯みたいなものか? 大して思い入れもないBLゲームが?
「おい、ルネロ。いい加減にしろ。殺すよ?」
「うわ、まんまじゃん」
「はあ?」
やべ。思わず口に出してしまった。あまりにもゲームのファルトと似ていたから。てか、僕の姿が見えているのか? それにルネロって、このゲームの主人公だろ……。
「ああいや、すみません。寝不足でちょっとぼんやりしていて」
「……そう。自己管理くらいしろよ。いついかなるときも隙は見せるな。ブランシャール家に泥を塗ることになるからね」
「は、はあ」
じろりと睨んで踵を返したファルトもどきは規則正しい足音を立てて去っていく。
「邪魔。俺が通るって見てわからない? 道、塞がないでくれる?」
「す、すみませんファルト様……!」
「ふん」
「……」
どうやらファルトもどき、ではなくファルトらしい。たむろしていた生徒たちに殺気のこもった睨みをお見舞いして、足早に白銀の校舎へ吸い込まれていく。
妙に嫌な予感を覚えた。一連のやり取りと、ファルトが俺に言った「ブランシャール家に泥を塗ることになる」という言葉。
「はは、まさかな」
こめかみと背筋に嫌な汗が伝い、思わず駆け出した。
「はあっ、はあ……。確か、ゲームでは中庭に噴水があったよな?」
中庭へ走り、目当ての噴水を見つけた。無色透明の水を覗き込む。ばしゃばしゃと水が跳ねるから顔はよく見えないが、赤茶色の頭が反射していた。
僕の髪は猫っ毛の金髪だったはず。
「う、うわああ!」
噴水の縁が大理石でできていたから、そっちに僕の姿は反射していた。
毒々しいピンク色のタレ目に、左目の下にはほくろが一つ。やんわりと垂れた眉も、にゅんとした猫口も、加工アプリを通したかのような綺麗な肌も、全部僕の見知った顔ではなかった。
何より、赤茶色の猫っ毛は、毛先とインナーカラーが白く染まっている。これはあのゲームだと「ブランシャール家」の証で。メインキャラでは主人公とその兄ファルトだけがこの特徴を備えていた。
「嘘、だろ。これ、憑依ってやつぅ……?」
大理石に映る僕は、可愛い主人公の顔に似合わず下卑た笑みを浮かべていた。
「ぷっ、くく。やった。このゲーム、攻略対象たちがクソ男でムカついてたんだよなあ。僕の彼氏たちみたいで」
噴水の縁についていた手を離し、のろりと立ち上がる。
「僕はもう、ルネロ・ブランシャールか。いいね、楽しくなってきたじゃん。クソ男共は僕が全員、粛清してやる」
憂さ晴らしもできて、被害者も減らせる。一石二鳥。なんと素晴らしい。にやける口元を手で覆い、目的地を頭に浮かべて歩き出した。
さて、前世はクソだったから未練も何もない。憑依したのならば、この世界では二度と腐った性格の男なんか信用せず、僕が都合良く使って捨ててやる側になる。
僕は慣れたけど、優しい子が捨てられるなんて可哀想なところ見たくないし。恋人を捨てるような野朗共は痛い目見て観念しろってんだ。
真っ白な廊下を歩いていた足を止め、大きな扉を見上げる。プレートに彫られているのは「生徒会」の字。
「ううん、やっぱり攻略対象共へ接近するには生徒会へ入るのが手っ取り早いか」
確か、ゲームでルネロは生徒会長にスカウトされ、庶務になるんだったか。
「何が手っ取り早いんだい?」
「うわっ!?」
「うわ、とは傷つくな。きみ、新一年生だろう?」
気配も足音もなく、突然背後から声をかけられた。
「な、なんですか急に……!?」
「ん? おや。その髪はブランシャールの子か。へえ、きみが」
ぞぞぞと鳥肌が立ちそうな甘ったるい声と、目が焼けそうなイケメン顔。振り返れば、まず金銀財宝のごとく煌めく金糸の髪が目に留まる。次いで、深い海を思わす碧眼がやんわりと細められるのを見た。
育ちが良く、一度も生ゴミや酒をかぶったことなどないんだろう。食器洗いさえしたことがなさそうな面をしている。思わず大げさに舌打ちをしそうになってしまった。このナイスタイミングともバッドタイミングとも呼べそうな現状にも。
「……殿下」
「うん。よくわかりました。俺はモイーズ・ヴァーグ。ヴァーグ王国の第一王子で、メール学園の生徒会長。ブラコ……いや、副会長からきみの話はよく聞かされているよ」
わざとらしい咳払いをして、こちらを値踏みするような目を隠しながら笑みを浮かべるモイーズ。
「はは……それは光栄です」
こいつはこのBLゲームの中でもっとも本性がわからず不気味な男だ。独り言は聞かれてしまっただろうが、できる限り警戒されないように努めなければ。
どくりと心拍数を上げ、冷や汗を伝わせた体をどうにか落ち着ける。どうせこいつに用があったんだ。相手してやろう。
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