異世界に召喚されたのは居合を駆使する女の子!

高岩唯丑

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エピローグ

02

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 私達が城に戻ってきた日の夜。祝賀会が開かれた。私はまだ起きていない女の子への心配はあるものの、どうしてもと言われて、しぶしぶ、祝賀会に参加した。
「ひゃっほい! ごちそうだぁ」
「はしたないですよ」
 シルクが私のお尻を、思いっきりつねる。
「ひゃぁっ、痛い!」
「淑女のたしなみを持って、楽しんでください」
 シルクの言葉に私は「しょうがないな」と従い。しゃなりしゃなりと、ごちそうに向かって、ダッシュする。
「あなたという人は」
 呆れたシルクの声が、私の後ろから聞こえてくるが、気にしない。立食バイキング形式のごちそうを、私は取り皿に盛っていく。
「美味い」
 口いっぱいに頬張りながら、私は次はどれを食べようか、物色していく。
「リコ様……キレイっすね」
 突然、ニールの声が聞こえてきた。私とした事が、人が接近してきていた事に、全然気づかなかった。
「え? キレイって」
 どれぐらいの物かわからないけど、一張羅に身を包んだニール。実は私も、パーティだからといって、シルクにドレスへ着替えさせられていた。そのドレスを、キレイといったらしい。私は遅ればせながら気づいた。
「あぁ、このドレス? キレイだね」
 私としては、ドレスは、嫌だったけど、着ないと祝賀会には出さない、とシルクが言うから、渋々着たものだ。だから、あまりよく見ていなかったけど、確かにキレイではある。
「まぁ、そんなものですよ、ニールさん」
 シルクが意味ありげな笑みを浮かべて、ニールにそう言った。それを受けて、ニールは苦笑を浮かべる。
「あっ、皆さん!」
 そこにエネリーが、手を振りながらやってきた。とても、ドレス姿が似合っていて、美しい。お姫様というのは、こういうのをいうのであって、私の様な者は、袴で良いのです。
「みんな、来てるんだね」
 てっきり、兵士は今日も、仕事なのかなと思っていた。
「いや、ドレグさんは来てないっすよ」
「そうですね、辞退したみたいで」
 私は「へぇ」と言いながら、食べ物の物色を再開する。なんか、ドレグっぽい。私はそう思う。
「リコ様隊とクロエ様隊はみんな、このパーティーに出る事になってましたが、ドレグさんは警備に入るって」
 エネリーが「兵士の鑑ですね」と最後に付け加える。
「まぁ、兵士として、最後の日っすから」
「え? 最後?」
 私はさすがに気になって、聞き返す。最後ってどういう事。ケガとかしてなかったよね。
「あぁ、知らなくて当然っすよね、リコ様には、完全に関係ない話なので」
 完全に関係ないと言われると、ちょっと寂しい物がある。一緒に戦った仲なんだし。
「ところで、どうして兵士最後なの? 辞めるとか?」
「いえ、なんて言ったらいいでしょう」
 エネリーが少し悩んだ様子を見せると、言葉を続ける。
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