時に厳しく時に優しく~お仕置とご褒美~

一期一会

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自信と弱気

施設育ち※リンチや虐め表現あり8

ゆっくりとぽつりぽつりと
話し始めた彼の言葉からは
信じ難いが震え時には嗚咽を
漏らしながら話す彼の姿が
現実だと物語っていた

場所は今は使われていない
懲罰室だが鍵はどうやって
開けたのか使われていない
懲罰周辺と懲罰室内には確かに
監視カメラが無いが向かうまで
廊下や各々の扉に監視カメラや
サーモグラフィー等が設けられ
使われている場所は十数人が
24時間体制でモニターを通し
見張っているのにどうやって
気付かれずに近づき鍵を開け
懲罰室内に何度も入れたのか
それも1人や2人だけでない

幾ら考えても分からない為
あまり聞き出したくは無いが
分からない以上あまり刺激を
与えない様これ以上は怯え
怖がらせない様に配慮しながら
ゆっくりと言葉を選びながら
聞いた

「使われている場所には必ず
監視カメラ等が設置される
使われていない場所は確かに
幾つかあるが使われていない
場所に行くまでには必ず姿を
確認できるはずなのだが…
どうやって見つからずに行き
鍵まで開けたのか知っていたら
教えてくれないかい?」

できる限り声色は穏やに優しく
聞いたつもりがやはり怖いのか
また絝を固く握り締めたのが
見えた為どうにか少しでも話す
不安や恐怖を緩和させ聞く間も
安心させ甘えられる様に体勢を
変え彼の両脇に腕を通し自分の
膝の上に向かい合う様に座らせ
背中を柔らかく一定のリズムで
とんとんしながらもう片方の
手で頭を撫でながらゆっくりと
話せばいいからと抱きしめ直し
背中をとんとんし頭を撫でる

暫くしてから私のシャツを握り
嗚咽を漏らしながらゆっくり
話し始めた

「懲罰室が使われなくなると決まり
主犯の先輩が最後に罰を受けたと
言っていた懲罰室を出た時に職員が
スペアキーを落としたのを素早く
落とした鍵をそのまま自分の靴に入れ
職業訓練場で鍵を作っている先輩の
友人に作るようお願いした見返りが
僕を…」

私の腕の中で嗚咽を漏らし震え
涙を流しながら話を続けるのを
遮り「鍵の事は分かったから今は
まだこれ以上話さなくて良い」と
私のシャツを強く握り締め額を
胸に当てているこの子の姿を見て
今までの詳細を聞くには私自身が
向き合い怖がらせる事がないよう
覚悟して話を聞く必要がある
いつかは聞かなくてはならないが
今はまだ時期尚早だと判断した

「話してくれてありがとう」と
言葉にし伝えたが私の胸中は
憤りを覚えていたが表情や態度に
出ないよう気付かれないように
怒りを抑えながら抱き締めた

だがまだ幾つかの問題についても
聞かなくてはならない

「監視カメラ等に映らないように
あの元懲罰部屋にどうやって
入ったのか答えて貰いたい
もちろん君は悪くないから
罰はないよ怖かったらこの
体勢のままゆっくりで良いから
教えてくれないかい?」

命令してはいけない被害者が
無理やり聞き出されるのはかなり
厳しいだろう既に精神的に余裕は
無いだろうから今日は無理でも
仕方のないことではあるから後日
落ち着きを取り戻した時にまた
膝の上で話を聞けばいいだけだと
考えていた時『監視室』と小さな
声が顔の下から聞こえ抱き締め
撫でていた手を止め下を向くと
涙を含んだ大きな瞳と目が合った
そして更に泣き出しそうな顔で
続けて話し始めた

「職業訓練として3人が監視室に
居るそして先輩達があの懲罰室に
行くサインを送ったら偽の画像を
本物の画像に上書きしているのか
入れ変えているのかは分からない
ただ画像には誰もいないように映る
その後は使われなくなった場所や
階段を使いあの懲罰室へ行ける
閉鎖し入れない場所とかは無い為
あの懲罰室に行けてしまう」

水分を摂らせ無理していないか
細心の注意を払いながらまだ
続けて話せるか聞くと私の胸に
耳を当てながら
「こうしていたら話せる」と
言うので好きな体勢でいさせながら
「無理はしなくていいからね」と頭を
撫で背中に腕を伸ばし軽く柔らかく
とんとんすると気持ち良さそうに
しながら話を続けた

「使われなくなった場所の階段や
廊下がありそこには元懲罰と同じく
監視するものが一切無い偶然なのか
下から上を閉鎖したのか分からない
知らないけどあの懲罰室に行ける
場所がある1階は端の階段を上り
その後2階の中央階段を上り3階の
廊下を少し歩けば懲罰室に行ける」

ここまで聞いて怒りを通り越して
なんとも言えぬ感情が湧いてきた
胸焼けでも起こしたようなあ
かなり気分を害されたが私より
この子の方が苦しく辛かったのは
火を見るより明らかだ
分かった上で頼んだ私なのだから
しっかりしなくてはと用意した
お茶を飲み気分を落ち着かせ最後の
質問をした

「年齢が違くても生活棟が同じで
あれば食事は誰と食べても良いと
なっているから珍しい事では無い
しかし監視映像でも分からない様に
どうやってご飯を取られたのかも
話してくれないかい?」

うぅ…と唸り嗚咽を漏らしながら

「左右に1人ずつと前に二人に
囲まれ監視映像では食べ物を
交換している様に見せながら
僕の皿には飾りのパセリや
千切りキャベツや唐揚げ等に
敷いてあるレタスとかばかりが
置かれメインディッシュも
サイドディッシュも白米やパン
時には汁物などまで取られた」

話した後暫くは押し黙るように
私の腕の中で声にならぬ嗚咽を
繰り返し「嫌いにならないで」と
突然言い出したので「大丈夫だ」
「私は常に君の味方だからね」と
さらに小さく座り直すこの子を
身体全体を使い抱き締め撫でて
ほんの少しだけさっきよりも
強めに背中をとんとんすると

一気に捲したてるように話した
その内容はまだ幼い子には過酷で
残酷過ぎる内容に憤慨し今すぐに
刑罰を与え同じ事をしてやりたい
職員としての私はもういなかった
しかし被害者であるこの子が言った
「僕は穢れたのか」とその言葉に
「全くそんな事は無い綺麗だ君の変化
SOSに気づけなくてごめんな…
ごめん…ごめん…ごめんなさい」と
謝った次の瞬間
「今は守ってくれているそれに
穢れが無く綺麗なのは先生のおかげ
だから泣かないで」と
涙を流しながら人に優しく人を大切に
思う言葉をくれるこの子に救われた

食事の後は必ずあの懲罰室に連行
口淫をさせられ
「これなら俺たちは気持ち良く
お前の腹は満たされるだろ
咥える時は頂きますと言うのを
忘れるなよ俺たちのカルピスを
零さず全て飲めよ零したら尻が
大変なことになるからな」

「仕置になったら暴れる事が出来ない
縛り方をして固定してやるがそれでも
暴れた背中にも鞭が当たる可能性が
あるから素直に罰として尻を突き出し
続けろよ」

毎日毎回同じ注意を受けてから
腕と手を後ろに縛り強制的に口淫が
始まる全員の相手をさせられ
3人目くらいから唾液と一緒に
白濁液が零れ最終的にはほとんど
飲めずに口の中に雄の生臭さが
残り続ける

僕のことなんかお構い無しに
足を台の側面に固定し
腕と手を縛る紐を少し緩めてから
腰と胸の後ろ肩の下辺りはベルトで
固定され絝とパンツを一気に膝まで
下げられ高さを調整した後にお尻が
高くなり胸の後ろ肩下は低くなる
台を嵌め込まれる

固定した台と嵌め込んだ台に
オムツとオムツ用パッドを敷いたら
なんの合図も無く叩かれる時や
暫く放置される時すぐ叩かれる時
間をあけてから叩かれる時など
いきなり道具で打たれる時や
平手で叩かれる時や先輩達全員が
バラバラの叩き方をする時もある
お尻の皮が切れたり痣が酷い時は
痛い薬を何の躊躇もなく打たれて
揉まれ足らなければ追加される
自由時間が終わる前にもう一度
薬を打ちうがい薬を渡され口の中を
綺麗にすれば臭いも消え最後に
スポーツドリンクを渡され部屋に
戻ればさっきまで先輩達にどんな事
されていたかなんて分からない

頭を撫で背中を抱き締めながら
気づいてくれない職員を恨めしく
思っていただろうと容易に想像が
出来た何1つ気付かれず自分は
叱られ罰せられるのに対し自分を
し弄ぶ者たちは平然と生活を
している事に憤りを覚えながらも
恐怖で何も出来なかったのだろう
この子の担当として見破る事も
気づく事すら出来なかった自分に
苛立ちと懺悔の気持ちが湧いた
必ず報いを受けさせると固く心に
決意し誓った

全員の名前を聞き出す頃には
私の目からは後悔の涙と健気な
この子に涙を流していた

だからといって悪さをした事や
反省の色が全く無かった事は
叱り時には罰も与える必要がある
しかし情状酌量の余地は十分にある
その為に時間で区切る事にする
今回の話を聞いて反対する者は
少ないだろうと思いこの子からは
見えない位置にいるもう1人に
全員に賛成か反対かの確認する様
話をすると膝の上でさらに嗚咽を
漏らしながら「ごめんなさい」と
謝り始めきっと何か勘違いをして
躾が厳しくなるとでも思ったのか
頭を撫でながら背中を柔らかく
優しく一定のリズムでとんとんし
何も心配はいらないと言った後に
少しでも躾を軽く出来ないか
確認を取っただけだと話したが
やはり不安なのだろう今までは
何とか虚勢を張って耐えていたが
ここに来て全て白日の下に晒され
心の鎧が全て剥がれ落ちれば
こんなにも弱々しく周りより
痩せていた理由にも納得した

「不味い飯だったからあげた」

何度か主食やサイドの料理を
あげているのが見つかり罰を
受けたと聞いたことはあった
あの時すぐに気づいてやれたら
こんなに辛い思いをさせずに
済んだというのに私は大馬鹿者だ

暫くするともう1人の職員と一緒に
地下の統括者が来て事実確認と
言ってもボイスレコーダーの
内容に間違いないか他に何かされて
いないかの確認をしたが私の腕の
震えながらコクコクと首を縦に振り
人見知りだった事を今更思いだした

「恐怖体験を話した後に知らない
職員を見て更に不安なだけなので
顔を見れない事や態度に出せず
すみませんが許してあげてください
極度の人見知りな上に今は
余裕が無いので…」

言い終わる前に
「大丈夫だ今はしっかりケアして
あげなさい」と優しく言ってくれた後
静かに部屋から出ていった

徐々に落ち着きを取り始めた為
まずは水分を補給させてから
お手洗いへ行きそのまま一緒に
お風呂に入り頭から足先まで
綺麗に洗ってあげシャワーで
流した後は軽く自分の頭や体を
洗おうとした時に徐ろに立ち上がり
私用のアカスリを濡らして石鹸で
泡立て私の背中を無言で洗い出し
時折「痛くない?」と聞いてくる
「気持ちいいよ」と答えると少し
照れくさそうに嬉しそうに
「うん」と返事が返ってくるのが
愛おしく思えた
頭も洗ってくれる優しい子が
あんな粗暴な態度を貫いていた子
とは思えない程に可愛らしい
「前は自分で洗うよ」と言うと
洗面器に入れていたアカスリを
シャワーで濯ぎ綺麗にしてから
一度絞りもう一度お湯で濡らし
石鹸で泡立て渡してくれた
本当は人の為に何か出来ないか
尽くしてあげたい子だったのを
思い出すとやはり申し訳なくなり
「今日は一緒に寝ようか」と言うと
「いいの?」と遠慮気味に嬉しそう
答えるものだから「いい子の日は
毎日一緒に寝ようね」と答えた

就寝準備中に携帯が鳴り
年齢が違うが生活棟は一緒であった
それなのに誰1人気づかなかった
むしろこの子が理不尽なお仕置や
罰に懲罰まで耐えていた事について
今回の件は全職員にも責任がある
その為に今回は迅速かつ的確に
動き全員をしっかり捕まえた人数は
7人もいた厳重な地下で懲罰刑を
受けさせると決まったとの連絡
「あとはよろしくお願いします」と
一言いってから電話を切った

振り返ると歯磨きを終えて戻り
ベッドに腰をかけているのを
足元がうっすら見えるぐらいの
暗さにしてからベッドに入り
腕枕をしてあげながら頭を撫で
背中をとんとんしながら寝たのを
確認してから私も目を閉じた
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