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第二部 ジェノサイド

第47話 悪の刑事

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 残り時間――1時間02分  

 残りデストラップ――2個

 残り生存者――6名     
  
 死亡者――11名   

 重体によるゲーム参加不能者――2名

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 目の前で突然起きた信じられない惨劇に対して、スオウの精神は処理能力がまるで追いつかなかった。視覚ではしっかりと何が起きたのか理解しているのに、理性がそれをまったく受け付けないのである。心が頑なに目の前の出来事を否定しようしていた。

「ど、ど、どうして……イ、イ、イツカが……じゅ、じゅ、銃で……撃たれて……」

 茫然自失の状態のまま、うわ言を搾り出すのでいっぱいいっぱいだった。

「おいおいどうしたんだ? そんな鳩が豆鉄砲でも喰らったような顔をして──」

 銃口をスオウに向けたまま、阿久野が泰然と近付いてくる。

「な、な、なんで……なんで……あ、あ、阿久野さん……」

 こちらに近付いてくる阿久野の顔から視線を外すことが出来なかった。それでも自分に向けられた銃口に恐怖を感じて、我知らず後ろ足で少しずつ後退を始めていた。

「ス、ス、スオ……ウ君……」

 スオウの腕に抱かれたイツカの口から、途切れ途切れの声が漏れて聞こえてきた。

「イツカ? イツカ? 大丈夫なのか? 生きているんだよな?」

 イツカの声を聞いて、ハッとしたように我に返った。呆然状態だった精神が、瞬間的に現実に舞い戻ってくる。

「わ、わ、わたしは……だ、だ、大丈……夫……だよ……」

 大丈夫だと言いながらも、その声は今にも消え入りそうで怖くなってくる。

「分かった、分かったから。今は話さないでいいから。傷口に響くといけないから」

 体の容態を思いやるスオウの言葉に、しかし、イツカは力なく首を振った。

「い、い、いいの……。そ、そ、それよりも……スオウ君……わたしの、話を……聞いて……」

 糸みたいに細い声で続けるイツカ。

「イツカ、何だっていうんだ? 今は話している時間はないんだ。ここから早く逃げないと──」

「わ、わ、分かってる……。だから、スオウ君……ひ、ひ、ひとりで……逃げて……。わ、わ、わたしを……ここに、置いて……は、は、早く……に、に、逃げて……」

 思いもかけないイツカの言葉に驚き、反射的にスオウはイツカの顔を凝視した。イツカは弱弱しい表情の中で眼差しだけは力強い光をたたえたまま、スオウのことをじっと見つめてくる。

「何言ってんだよ、イツカ! そんなこと出来るわけがないだろう! イツカのことはおれが必ず助けるからっ!」

 頭で考えるよりも先に、思いのたけが言葉となって口から溢れていた。

「で、で、でも……わたしに、構って、いたら……逃げられ、ないから……。スオウ君は……妹さんを、助けな、くちゃ……いけ、ないん……でしょ……?」

「それはそうだけど……」

 スオウだってイツカを抱えたままでは、目前に迫ってきている銃の脅威から逃げ切れないことぐらい分かっている。スオウ自身も、右足の太ももに傷を負っているのだ。自分ひとりだったとしても逃げ切れないだろう。

 でも、例えそうだとしても、いや、そうだからこそ──。

「イツカのことを置いていけるわけがないだろう!」

 はっきりとそう言い切った。今のスオウにとって、ここでイツカを見捨てることは、このゲームに負けるのも同じことだった。それくらいイツカの存在が、スオウの心の大部分を占めていたのである。

「あ、あ、ありがとう……ス、ス、スオウ君……。でも……わたしの……ことが、邪魔に……なったら……いつでも、放り出して……いい、から、ね……」

 それだけ言うと、イツカの首が急にガクッと傾いた。

「おい、イツカ! イツカ!」

 慌ててイツカの顔を注視する。顔面は蒼白で、血の気がまったく感じられない。誰が見ても危険な兆候を示していた。咄嗟にイツカの右手首を持ち上げた。指を添えて脈拍を確認する。弱いがしっかりと脈拍は感じられる。口元からもわずかながら小さな呼吸音が漏れている。


 大丈夫だ。脈拍もあるし、呼吸もしている。まだ助けることが出来るはずだ!


 最悪の事態に陥っていないことだけは分かった。おそらく、銃で撃たれた衝撃と大量に出血したせいで、一時的に意識を失ってしまったのだろう。しかし、この状態が長く続けば、イツカの体力がいずれ尽きることは火を見るより明らかだった。


 イツカ、おれは絶対に見捨てたりはしないからな! 絶対に助けてみせるから! だから、今は少しだけ休んでいてくれよ。ここはおれがなんとかしてみせるから!


 スオウはイツカの体を抱き締めながら、睨みつけるような鋭い視線を阿久野に向けて飛ばした。

 銃をしっかりと構えた阿久野。あの銃でイツカを撃ったのだ。だが、それでもまだ阿久野の態度の急変が信じられなかった。

「阿久野さん……なんで……なんで……。おれの妹のことを……あんなに親身になって……心配してくれていたのに……」

「ああ、そのことか。本当にお前は甘いな。まあ、ガキだからそれも仕方ないかもしれないがな」

 阿久野はやれやれ困ったもんだという風に首を大業に左右に振った。まるで出来の悪い生徒を前にした教師のような振る舞いである。

「ちょうどいい。お前にも本当の話を聞かせてやるよ。冥途の土産っていうやつだ」

 阿久野はスオウと三メートルほど離れた地点で歩みを止めた。余裕が出てきたのか、少しだけくだけた表情を浮かべる。もっとも、手にした銃は相変わらずスオウの体に狙いを定めている。

「お前も俺の名前は知っているよな? 阿久野っていうんだけどな。でも、俺のことを本当によく知っている人間は、阿久野とは呼ばないのさ。『悪の』って呼ばれているんだよ。つまり『悪の刑事』っていうわけさ」

 詰まらない冗談でも言うような口調だった。

「──悪の……刑事って……? それって、どういう意味なんですか……?」

「なあ、お前は大切な妹の為に何をしたんだっけな?」

 スオウの言葉を遮って、阿久野が訊いてきた。

「何って……移植手術の費用の為の募金活動のことですか?」

「そう、それだよ」

 阿久野は正解だという風に、銃口を上下に振ってみせた。

「その街頭募金で、お前はいったいいくらの金をかき集めたんだ?」

「いくらって……たくさんの善意ある人たちのおかげで、億に近いお金を集め──」

「なあ、億なんていう金は、人生においてそう滅多にお目にかかれねえよな? それこそ運良く宝くじにでも当たらない限りはな」

 こんな緊迫した場面で、なぜ阿久野が急に妹の移植費用の募金の話を待ちだしてきたのか最初は分からなかったが、ここまで話が進めば、いやでも結末は読めてくる。

 すなわち──。

「まさか……それじゃ、最初から募金で集めたお金を……」

「そうだよ。お前が必死になって集めた募金を狙っていたんだよ、俺はな!」

「そんな……。だって……おれは阿久野さんを……信用していたのに……」

「さっきも言ったはずだろう。俺は阿久野刑事ではなく、『悪の刑事』だってな」

 阿久野が悪に似つかわしい悪辣な笑みを浮かべた。

「だから、あんなに懇切におれの相談にのってくれていたのか……」

「そういうことさ。お前に張り付いていれば、集めた金の行き先をちゃんと把握出来るからな。良いタイミングを見計らって、最初から奪うつもりだったんだよ」

「えっ、でも、おかしいじゃないですか……?」

 スオウの頭にある疑問が浮かんだ。

「だって、あの募金で集めたお金を持ち逃げしたのは北宮明正なんだから……」

「ああ、確かにそうだな。でも、お前は考えたことあるのか? そもそも、どうして北宮は募金で集めた金なんかを持ち逃げしたのかを?」

「それは……」

 思わずイツカの顔に目をやった。北宮明正はイツカの父親である。しかし、今のイツカの体の状態では、本人の口から直接聞くことは出来ない。

「もしかしたら仕事上でトラブルを抱えていて、それでお金に困っていたとか……」

 とりあえず想像出来る範囲で答えた。

「まあ、当たらずとも遠からずっていったところだな。せっかくだから良い機会だし、俺がしっかりと教えてやるよ。そうすれば、さすがにおまえも自分の甘さに気付くだろうからな。――いいか、会社経営をしていた北宮は、ある仕事で大きな取り引きをしたんだけどな、その相手が悪かったんだよ。元詐欺師の男でな、北宮は悪質な詐欺まがいの契約をさせられちまったのさ。それで急遽大金が必要になったっていうわけさ。まさか不渡りを出して、会社を潰すわけにもいかないからな。でも、そんな大金がすぐに用意出来るわけがない。にっちもさっちもいかなくなった北宮の元に、助けの手を差し伸べた心優しい人間がいたんだよ。その人間は北宮の耳元でそっと囁いたんだよ。──募金で集めた金を持ち逃げしろとな」

「まさか、それが阿久野さん……おまえか……おまえなのか!」

 スオウは驚嘆と憤怒のない交ぜになった目で、阿久野の顔を睨みつけた。

「──大正解だ」

 自らの悪事を普段話のように語る阿久野。

「本当に『悪の刑事』だったってわけかよ!」

 悔やんでも悔やみきれなかった。一番信頼していた人間に、実は最初から騙されていたのだ。
 
「もっとも北宮の野郎も、最初は俺の話に乗る気はなかったんだがな。だから、俺が背中を少し押してやったのさ。刑事の俺が上手く事件を誤魔化してやるってな。そうしたら、あの野郎もやっと決心がついたみたいでな」

「刑事のくせに、悪事の片棒を担いだというわけか……」

「おいおい、人聞きの悪いことを言わないでくれよな。俺は北宮が金に困っていたから助言を与えてやったまでのことさ。実際に実行にするかどうかは本人次第だろうが」

 阿久野は誤解するなと言わんばかりに、今度は銃口を左右に振ってみせた。

「さあ、お喋りもそろそろ終わりにするか。お前もこれで事の顛末はすべて分かっただろうから、これで心おきなく天国に旅立てるだろう? そこの死にぞこないの女も、すぐにお前の後を追って行きそうだしな。良かったじゃないか。愛しい彼女と一緒なら、死ぬのも怖くないだろう? 俺も刑事だからな。最後くらいは市民に優しくしてやるよ」

 阿久野が銃口を再度スオウの体に向けた。銃の扱いに慣れている刑事らしく、銃口がぶれることは一切ない。このまま阿久野が引き鉄を引けば、銃弾は間違いなくスオウの体を貫くだろう。

「ああ、そうだ。ひとつ言い忘れていることがあったぜ。その女が気を失っているから言わずにいてもよかったんだが、ここまで話した以上は、ちゃんと全て包み隠さずに話した方がいいよな」

「おれの知らないことがまだあるのかよ……」

「北宮を騙した詐欺師だけどな、そいつは俺の知り合いなんだよ。俺が昔捕まえた詐欺師で、今は俺の為に汚い仕事をいろいろとやってもらっていてな」

「う、う、うそだろう……? それじゃ、おれだけじゃなく……イツカの父親まで騙していたっていうのかよ……?」

 これ以上阿久野の話で驚くことはないと思っていたが、最後にまた驚かされた。つまりスオウがそうであったように、イツカの父親もまた最初から阿久野に騙されていたのだ。

「まあ、そういうことになるな──」

「きさまっていうヤツは……きさまっていうヤツは……。許さないからな……絶対に許さないからな!」

 阿久野に対する信頼がこれで完全に根こそぎ消え失せた。この男は刑事という正義の立場を、自分の悪事の為に利用していたのだ。刑事の風上にも置けない、下劣極まりない男だったのだ。

「──ふんっ。許すも許さないも、今さらそんなことほざいたところで、もう後の祭りっていうもんだろうが」

 阿久野は一切動じることなく、涼しい顔をしたまま銃口でスオウを狙っている。そこに刑事たる雰囲気は、もはや皆無であった。

「さあ、そろそろ殺される覚悟は出来たか?」

 阿久野が引き鉄に掛けた指に力を込める。スオウと阿久野の距離は数メートルしかない。間違っても外す距離ではなかった。

「…………」

 スオウはただ銃口の先にある阿久野を睨むことしか出来ない。


 この絶望的な状況を切り抜ける為の、何か名案か秘策はないのかよ……。このクソ以下の刑事に黙って撃たれるのだけはゴメンだぜ……。


 普段勉強では使わないのに、こんなときばかりこき使われる脳みそが、持ち主に抗議の声をあげるが、それをすべて無視して、必死に思考回路を回転させる。


 映画みたいに背中を反らして華麗に銃弾を避けるなんて絶対に出来っこないし……。奇跡的に銃が暴発するなんてこともないだろうし……。


 頭が完全に空回りしてしまい、名案ではなく、迷案ばかりが思い浮かんでくる。

「おいおい、この期に及んでまだ何かを期待でもしているみたいな顔だな。生憎とお前の命はもう詰んでいるんだよ。どうしようもないくらいにな!」

 完全に勝ち誇った顔をしている阿久野がさらに指先に力を込める。

 スオウは銃口から目を離さずに、それでもまだ必死に頭を働かせる。しかし、状況は絶体絶命の窮地である。逃げる術も依然として見付からない。だとしたら──。


 せめて、イツカだけでも助けることが出来れば……。

 
 スオウは自分のことよりも、当たり前のようにイツカの命を優先させる決断をしていた。


 こうなったら最後の手段として、一か八かでこのまま阿久野に飛び掛っていって、その隙にイツカに逃げてもらえば──。


 そこまで考えたところで、肝心のことを失念していたことに気が付いた。イツカは今、気を失っている状態なのだ。ひとりで逃げることはもちろんのこと、体を動かすことすら出来ないのだ。


 クソっ! 完全に手詰まりだな……。もうなるようになるしかないのかよ……。


 自らの命と引き換えにする最終手段すら使えないのでは、完全にお手上げ状態である。

「今度こそ本当に諦めたみたいだな。安心しろ。お前とはまったく知らない仲というわけじゃないからな。痛みが長引かないように、一発で仕留めてやるよ。きっと痛みすら感じることなく、あの世に逝けるぜ」

 最後までスオウのことを見下す阿久野だった。

「短い間だったが楽しかったぜ。──それじゃ、ここで死にな」

 阿久野の言葉の後に続いたのは、しかし銃声ではなかった。

 銃声が轟く前に、予期せぬ事態が起きたのである。


 ピューフュルルルルゥゥーーー!


 スオウと阿久野がいる空間に、透き通るような甲高い音が走り抜けていった。一瞬後、近くの植え込みからガサッという葉っぱを揺する音が聞こえてきた。

「――――!」

 中身は腐っていてもさすが刑事らしく、阿久野が瞬時に反応した。植え込みに銃口を向ける。

 スオウも音のした方に視線を飛ばしたが、そのときにはもう次の事態が起きていた。

 大きな黒い影が植え込みの上から姿を見せたかと思うと、2人のいる方に向かって宙を飛んできたのである。

 先に体を動かしたのは、やはり阿久野の方だった。刑事としての勘がなせる業か、宙を舞う黒い物体にすかさず銃口を振り向ける。

 パワンッという乾いた音が木霊した。

 黒い物体が空中で姿勢を崩して、垂直に地面に落下する。だが、すぐに次の動きに移る。体をバネのようにたわめると、次の瞬間、地面から宙に向かって再び飛び出していく。まっすぐ阿久野の方に──。

「なんなんだよ、『コイツ』は!」

 阿久野が罵声が吐く。しかし、それでも黒い物体から目を外すことなく、二撃目の銃弾を発射すべく、銃を構え直している。だが、阿久野が発砲するよりも先に、黒い物体が阿久野の体に飛び掛かっていた。

「クソがっ! ふざけんなよっ!」

 阿久野と黒い物体が一体となって地面の上を転がる。

 一方、スオウはといえば──。

 目の前で起きた予期せぬ事態に驚いてしまい、その場で動けずに棒立ちのままでいた。そんなスオウの元に、影の如くスッと近付いてきた者がいた。

「この隙に逃げるわよ!」

 背後から聞こえた声にはっと振り返ると、そこにいたのは果たして──。

「えっ……なんで君が、ここに……?」

 スオウの視線の先にいたのは、前髪で顔こそよく見えないが、間違いなく美佳であった。

「今は逃げることだけ考えて──」

 美佳は短く言葉を発すると、地面に倒れているイツカに目を向けた。それからスオウの方に窺うような目を向けてくる。

「あいつに撃たれたんだ。でもまだ死んではいない」

 スオウは美佳が何を聞きたがっているのか一瞬で察して、すぐに答えた。

「分かった。二人で体を支えて逃げるわよ」

 言うが早いか、美佳は倒れているイツカの体に近付くと、右手を取って自分の肩に掛けた。

 スオウも美佳を見習って素早くイツカの左手を取り、肩に掛けた。

「いっせいので持ち上げるから。──いっせいの!」

 美佳はスオウの返事を聞く前に、もう声を発していた。

 スオウは慌てて美佳の掛け声と同時にイツカの体を持ち上げた。

 コンバットナイフで足に傷を負っているスオウひとりだけだったら、イツカの体を持ち上げることは出来なかっただろう。しかし美佳と2人ならば、体に掛かるイツカの重量も半減する。その結果──。

「よしっ! 持ち上がったぞ!」

 スオウは自分の肩に掛かるイツカの重量にほっと安堵した。これでイツカを救える可能性が出てきたのだ。

「さあ、ここから逃げるわよ!」

 美佳は言っているそばから、さっそくもう歩き出している。

「分かった──」

 スオウも簡潔に答えて、足を一歩前に出した。そこでようやく阿久野のことを思い出した。器用に首だけ後ろに振り向ける。

 阿久野は地面に倒れており、激しく体を上下左右に動かしていた。阿久野の体には、悪魔の如く黒い物体が纏わり付いている。おそらく、あの黒い物体に組み敷かれているに違いない。


 いったい何だったんだ、あの黒い物体は……? 


 何が起きたのか皆目分からなかったが、目の前の危機から逃れられたことだけは確かだった。そして今一番重要なことは、黒い物体の正体を探ることではなく、一秒でも早くこの場から逃げることだった。


 この無口な子が助けてくれたんだよな……?


 スオウは自分と一緒になってイツカのことを支えてくれている少女の横顔をちらっと見詰めた。

 歩くたびに前髪が左右に揺れて、隠されていた美佳の顔が少しだけ見えた。肌こそひどく荒れているが、その顔は驚くくらいに端整で、まさに美少女と呼ぶに相応しい造りであった。

 こんな非常時だというのに、スオウは一瞬美佳の横顔に視線を奪われてしまった。
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