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家出編
018 カナタ、ハズレを切に願う
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カナタはパニックに陥っていた。
肉ゴーレムのニクが美少女になってしまったからだ。
この変化はカナタがニクの秘められたシステムを魔力で起動してしまったせいだ。
この数百年、カナタなみの魔力を持った者が現れなかったため、肉ゴーレムの正体に誰も気付いていなかったのだ。
「マスター。私が裸なのはマスターの趣味ですか?」
ニクが淡々とした声音で尋ねる。
ニクは肉ゴーレムだった時から裸の上に皮の鎧を着ているだけだった。
そもそも肉ゴーレムは物であって、服を着せるという存在ではなかったからだ。
防具として皮の鎧を着せたことすら、この世界では異例中の異例だった。
しかし、その恰好で気にならないほど、肉ゴーレムは見た目も中身も性的な対象ではなかった。
それに、カナタには服の持ち合わせが無かったので、服を着せるという考えすら無かった。
その物だった肉ゴーレムが、11歳のカナタでも性的興奮を覚えるほどの美少女(全裸)となって目の前にいる。
「ち、ち、違うよ。服が無かったんだ。
それに皮の鎧を着せていたんだけど、怪我の治療で脱がしたんだ。
そうだ、さっきガチャで冒険者の服(女性用)が出たんだ。
これを着るといいよ」
カナタは慌てて服を【ロッカー】から取り出し、ニクに与えた。
「あ、冒険者のブーツもある。履くといいよ」
カナタは靴も履かせていなかったことにアイテム欄を見て初めて気づいたぐらいだった。
ニクがブーツを履き、冒険者の服(女性用)を着た。
カナタは今更だが着替えを見ないように後ろを向いた。
「この格好はマスターの趣味か?」
ニクの声に振り返ったカナタは見てはいけないものを見てしまった。
それは女性にとって満足のいく格好ではなかった。
「え? あわわ」
カナタは焦る。
冒険者の服(女性用)は上下セットではなくブラウスだけだったのだ。
所謂裸ワイシャツ……の女性用ブラウスバージョン。
薄い生地を押し上げる胸の頂が薄っすらと透けて見えてしまっている。
裾が短く股の下ギリギリで、動くとチラチラ見えてはいけないものが見えてしまう。
男性用であればもう少し裾が長かったろうに、せっかくの服が女性用のブラウスという、ある意味正解が不正解だった。
いや、一部のマニアからは大正解の恰好かもしれない。
「これがマスターの趣味……。
わかった。受け入れる……」
ニクが納得顔をして顔を赤らめる。
カナタはニクに変態さんだと認識された。
治療のためカナタが上半身裸だったのも災いした。
「ごめん、それしか無いだけなんだ。
そうだ、ガチャでスカートかズボンを狙おう!」
焦ったカナタはアイテム課金ガチャを引こうとするも、ある点で困ったことが起きていることを認識した。
「そうだ、携帯ガチャ機の恩恵にレアリティ1UPがあったんだ……」
カナタが危惧したのは携帯ガチャ機の恩恵だった。
スカートやズボンなどの服はNで携帯食や水の次によく出るアイテムだった。
冒険者用のちょっと高級なものでもHNだ。
1UPでレアリティがHN以上に確定してしまうと、ハズレ扱いのスカートやズボンが出にくくなる。
恩恵が逆に足かせとなってしまっていた。
カナタが今までガチャを引くと、奇跡的にその状況に都合のよいものをゲットできていた。
それに賭けるとしても、1UPによってハズレの確率が下がってしまうことは容易に想像できた。
「こんなにハズレを望むことなんて、人生で初めてだよ」
カナタはハズレ率を上げるというある意味マイナスの目的のために、1回1000DGのアイテムガチャを単発ですることにした。
10連ガチャにすると、最低1つのオーブが1UP確定になってしまうからだ。
携帯ガチャ機の恩恵を入れれば2UPのR。
それだけは避けたかった。
1回目 HNアイテム 魔石ライター
火魔石(火の属性石)を利用した魔道具。
火魔石(小)の燃料が尽きるまで小さな火を起こすことが出来る。
生活魔法のスキルがあれば必要のないものだが、平民の魔法が使えない層にはある程度需要がある。
ちなみに属性石を制御装置に持つものが魔動具。
簡単な仕組みにしか対応できない。使い捨て。
2回目 HNアイテム 燃料石(小)
魔宝石を制御装置に持つ魔導具のエネルギー現として使用される。
魔石燃料とも言われる。魔力を充填し再利用できる。
魔物がドロップするガチャオーブの中身の定番。
ちなみに魔宝石を制御装置に持つものが魔導具。
複雑な仕組みに対応できる。
3回目 HNアイテム 水魔石(小)
魔導具の制御装置である魔宝石と燃料石の能力を簡易的に併せ持たせた石。
水属性の魔法などの発現に特化しているので水の属性石とも言う。使い捨て。
魔物がドロップするガチャオーブの中身の定番。
4回目 Rアイテム 高級箪笥
家具の箪笥そのもの。
トレントなどの樹木系魔物がドロップするガチャに入っていることがある。
5回目 HNアイテム 高級バスタオル
日用品のタオルそのもの。高級品。
芋虫系やクモ系の糸を紡ぐ魔物がドロップするガチャに入っていることがある。
「だめだ。ハズレでも高級バスタオルだ……。
Nの服はどうやったら出せるんだ?」
カナタはとりあえずバスタオルでニクに下半身を隠してもらった。
巻きスカートに見えないことも無い。
だが、動くとバスタオルの隙間から太ももがチラチラ出てしまう。
ニクに魔物と戦ってもらうとするとタオルが落ちないか心もとない。
まあ、ニクなら下半身丸出しで戦うことも躊躇しないと思うが……。
他人に見せられる光景じゃないし、マスターのカナタが恥ずかしい。
「あ、下着出ないかな……」
HN以上の下着だとエッチなのしか出ないです。
肉ゴーレムのニクが美少女になってしまったからだ。
この変化はカナタがニクの秘められたシステムを魔力で起動してしまったせいだ。
この数百年、カナタなみの魔力を持った者が現れなかったため、肉ゴーレムの正体に誰も気付いていなかったのだ。
「マスター。私が裸なのはマスターの趣味ですか?」
ニクが淡々とした声音で尋ねる。
ニクは肉ゴーレムだった時から裸の上に皮の鎧を着ているだけだった。
そもそも肉ゴーレムは物であって、服を着せるという存在ではなかったからだ。
防具として皮の鎧を着せたことすら、この世界では異例中の異例だった。
しかし、その恰好で気にならないほど、肉ゴーレムは見た目も中身も性的な対象ではなかった。
それに、カナタには服の持ち合わせが無かったので、服を着せるという考えすら無かった。
その物だった肉ゴーレムが、11歳のカナタでも性的興奮を覚えるほどの美少女(全裸)となって目の前にいる。
「ち、ち、違うよ。服が無かったんだ。
それに皮の鎧を着せていたんだけど、怪我の治療で脱がしたんだ。
そうだ、さっきガチャで冒険者の服(女性用)が出たんだ。
これを着るといいよ」
カナタは慌てて服を【ロッカー】から取り出し、ニクに与えた。
「あ、冒険者のブーツもある。履くといいよ」
カナタは靴も履かせていなかったことにアイテム欄を見て初めて気づいたぐらいだった。
ニクがブーツを履き、冒険者の服(女性用)を着た。
カナタは今更だが着替えを見ないように後ろを向いた。
「この格好はマスターの趣味か?」
ニクの声に振り返ったカナタは見てはいけないものを見てしまった。
それは女性にとって満足のいく格好ではなかった。
「え? あわわ」
カナタは焦る。
冒険者の服(女性用)は上下セットではなくブラウスだけだったのだ。
所謂裸ワイシャツ……の女性用ブラウスバージョン。
薄い生地を押し上げる胸の頂が薄っすらと透けて見えてしまっている。
裾が短く股の下ギリギリで、動くとチラチラ見えてはいけないものが見えてしまう。
男性用であればもう少し裾が長かったろうに、せっかくの服が女性用のブラウスという、ある意味正解が不正解だった。
いや、一部のマニアからは大正解の恰好かもしれない。
「これがマスターの趣味……。
わかった。受け入れる……」
ニクが納得顔をして顔を赤らめる。
カナタはニクに変態さんだと認識された。
治療のためカナタが上半身裸だったのも災いした。
「ごめん、それしか無いだけなんだ。
そうだ、ガチャでスカートかズボンを狙おう!」
焦ったカナタはアイテム課金ガチャを引こうとするも、ある点で困ったことが起きていることを認識した。
「そうだ、携帯ガチャ機の恩恵にレアリティ1UPがあったんだ……」
カナタが危惧したのは携帯ガチャ機の恩恵だった。
スカートやズボンなどの服はNで携帯食や水の次によく出るアイテムだった。
冒険者用のちょっと高級なものでもHNだ。
1UPでレアリティがHN以上に確定してしまうと、ハズレ扱いのスカートやズボンが出にくくなる。
恩恵が逆に足かせとなってしまっていた。
カナタが今までガチャを引くと、奇跡的にその状況に都合のよいものをゲットできていた。
それに賭けるとしても、1UPによってハズレの確率が下がってしまうことは容易に想像できた。
「こんなにハズレを望むことなんて、人生で初めてだよ」
カナタはハズレ率を上げるというある意味マイナスの目的のために、1回1000DGのアイテムガチャを単発ですることにした。
10連ガチャにすると、最低1つのオーブが1UP確定になってしまうからだ。
携帯ガチャ機の恩恵を入れれば2UPのR。
それだけは避けたかった。
1回目 HNアイテム 魔石ライター
火魔石(火の属性石)を利用した魔道具。
火魔石(小)の燃料が尽きるまで小さな火を起こすことが出来る。
生活魔法のスキルがあれば必要のないものだが、平民の魔法が使えない層にはある程度需要がある。
ちなみに属性石を制御装置に持つものが魔動具。
簡単な仕組みにしか対応できない。使い捨て。
2回目 HNアイテム 燃料石(小)
魔宝石を制御装置に持つ魔導具のエネルギー現として使用される。
魔石燃料とも言われる。魔力を充填し再利用できる。
魔物がドロップするガチャオーブの中身の定番。
ちなみに魔宝石を制御装置に持つものが魔導具。
複雑な仕組みに対応できる。
3回目 HNアイテム 水魔石(小)
魔導具の制御装置である魔宝石と燃料石の能力を簡易的に併せ持たせた石。
水属性の魔法などの発現に特化しているので水の属性石とも言う。使い捨て。
魔物がドロップするガチャオーブの中身の定番。
4回目 Rアイテム 高級箪笥
家具の箪笥そのもの。
トレントなどの樹木系魔物がドロップするガチャに入っていることがある。
5回目 HNアイテム 高級バスタオル
日用品のタオルそのもの。高級品。
芋虫系やクモ系の糸を紡ぐ魔物がドロップするガチャに入っていることがある。
「だめだ。ハズレでも高級バスタオルだ……。
Nの服はどうやったら出せるんだ?」
カナタはとりあえずバスタオルでニクに下半身を隠してもらった。
巻きスカートに見えないことも無い。
だが、動くとバスタオルの隙間から太ももがチラチラ出てしまう。
ニクに魔物と戦ってもらうとするとタオルが落ちないか心もとない。
まあ、ニクなら下半身丸出しで戦うことも躊躇しないと思うが……。
他人に見せられる光景じゃないし、マスターのカナタが恥ずかしい。
「あ、下着出ないかな……」
HN以上の下着だとエッチなのしか出ないです。
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