19 / 204
家出編
019 カナタ、街に向かう
しおりを挟む
「しょうがない。その恰好で移動してもらうしかないか」
ニクが目覚め、下半身丸出しという状況も脱したので、カナタは移動することにした。
いつまでもこの場に留まっていて、他の魔物に襲われる可能性を危惧したからだ。
【魔力探知】と【MAP】を常時使用することで、カナタは魔物分布地図を作成していた。
これにより、カナタを中心とした一定範囲内に魔物が侵入することを把握出来ていた。
この探知範囲は、常時使用では現在300m。
【魔力探知】のレベル×100mという性能だった。
もちろん立ち止まった状態で意識して魔力を伸ばせば、探知距離はその限りではないのだが、移動する魔物の情報を常時更新して探知するには、探知範囲に制限があった。
「うわ!」
突然、目の前にウサギが飛び出してくる。
このウサギは魔物ではなく動物だ。
人にとって脅威ではないが、探知の管轄外で把握出来ていなかったのだ。
もし脅威である熊などの猛獣だったらと思うとカナタは気が気では無かった。
「魔物分布地図じゃだめだ、魔物限定はやめよう。
そうだ。生き物分不地図(体長20cm以上)で探知してみよう。
それに動物(虫含む)と魔物、人は色で区別できないかな?」
カナタは、自ら能力を限定することでスキルの性能を下げてしまうという現実を経験した。
魔物地図では、自分らにとって脅威となる動物や人を除外しかねないと理解したのだ。
体長20cm以上という条件を付けたのは小さな虫を排除するためだった。
小さな虫まで地図化したら、おそらくその地図は虫の光点で埋め尽くされるだろう。
しかし、虫も大きければ脅威となると、カナタは思った。
それで条件を付けてしまったのだが、それがまさにスキルの性能を下げる能力の限定になっているとは、経験の浅いカナタは思っても居なかった。
「ニク、悪いけど、ガチャは移動しながらにするよ。
探知範囲ギリギリに魔物がいる」
「はい。マスター」
カナタは魔物の反応が探知範囲ギリギリに出ていることに気付いていた。
おそらくヴァルチャードッグとの戦闘で出た血の臭いで寄って来た魔物だ。
カナタはニクが起きるまでに周辺を生活魔法の【クリーン】で掃除したので、臭いに釣られていた魔物が行先を見失ったのだ。
生活魔法のスキルは生活に使う便利な魔法のセットだ。
これは神様が設定した基本セットであり、庶民でも魔力があれば比較的簡単に覚えられるスキルとして重宝されている。
一般の平民にとって【お財布】に次ぐ所持人数の多いスキルだ。
300mという距離は、風向きによっては魔物にこちらの臭いを把握されてしまう距離だった。
カナタは迎撃するか逃げるかを選択するしかなかった。
最悪ニクには裸ブラウスの恰好で移動してもらうところだった。
「バスタオルがガチャで出て良かったよ」
ニクがきょとんと小首を傾げている。
おそらくニクは全裸でも気にしないのかもしれない。
だがそんな恰好で美少女を連れまわすのは、カナタ自身が絶えられなかった。
カナタは【クリーン】でニクの血を綺麗にしておいたシャツを着ると皮の鎧(小)と鋼の剣+2を装備し、ニクの様子を確認する。
ニクもブラウスの上に皮の鎧+1を着て、鋼の盾、魔鋼の槍を持ち準備をし終わった。
カナタはニクに向け頷くと移動を開始した。
「あの冒険者たちが逃げた先に向かう」
「はい。マスター」
ニクを先頭にカナタは移動を開始した。
魔物の状況は逐一確認している。
生き物分不地図は、カナタの思った通り、魔物と動物を色分けしてくれていた。
魔物は赤、動物は黄色の光点で、目の前に半透明の地図として表示されていた。
人が何色かは、まだ遭遇していないのでわからなかった。
しかし、ニクが排除されていて映っていないことにカナタは気付いていなかった。
能力を限定したために、人ならざる砢であるニクは表示されなかったのだ。
移動の目標は近隣の街。
あの冒険者は街の方向か街に繋がる街道の方向に逃げたはずだ。
彼ら悪質冒険者と遭遇することも視野に、カナタは慎重に森の中を進んだ。
その移動の間もカナタはガチャを引くことにした。
ヴァルチャードッグを倒して得たお金も、5千DG使ってしまったので、残りは1万3千3百DGだ。
1回1000DGのアイテム限定ガチャなら、あと13回引ける。
だが、全てのオーブがランダムで出るノーマルガチャなら1回500DGなので倍の26回。
むしろ魔法やスキルのオーブも出るノーマルガチャの方がお得感がある。
だが、カナタはそのお得感に引っかかった。
(2倍引けるなら半分アイテム以外が出たとしても、アイテムガチャを10回引いたと考えればどうだ?
ノーマルガチャならばアイテム10回分以外が丸々得というとになる。
ならば、どうして限定ガチャが存在するのか?
これはアイテム限定ガチャの方が良いアイテムが出るのではないか?
つまりノーマルガチャはハズレ率が高い?)
カナタはその考えに行きついた。
「よし、とりあえず3回だけアイテム限定ガチャを引こう。
その後はノーマルガチャを6回引いてみてアイテムの差を見てみよう」
カナタは移動しながらアイテム限定ガチャを3回引いた。
6回目 HNアイテム 美味しい水 樽10リットル
通常より美味しい水。樽入り。
7回目 Rアイテム ビキニアーマー
付与魔法により小さな面積でも身体全体を守ることの出来る鎧。
ある特定のマニアに大好評。
8回目 HNアイテム エッチな下着(下)
下着の基本性能から逸脱した腰布。
その面積で隠れるのか?
「下着! ニクこれ履いて」
カナタは良かれと思って下着を渡したのだが、ニクからはジト目で見られてしまった。
「これがマスターの趣味なのですね?」
恥じらいながら下着を履くニクが可愛すぎだった。
「……」
カナタは慌てて横を向くしかなかった。
続けてノーマルガチャ6回
9回目 Nアイテム タワシ
所謂ハズレの定番。
ハズレではあるが高性能。
「おお、ハズレが出たか!」
10回目 HNスキル 【遠見】
望遠鏡のように遠くが見れるようになるスキル。
使用は任意。
11回目 Nアイテム 石鹸
普通の石鹸。
ハズレ感があるが、普通に高級品。
12回目 HNアイテム エッチな下着(上)
下着の基本性能から逸脱した胸布。
その穴はなんのために?
13回目 N魔法 ウォーターボール
水魔法の水球を飛ばす攻撃魔法。
水魔法スキルが無ければ使用できない。
14回目 Nアイテム フェイスタオル×2
日用品である洗顔用のタオル。品質は普通。
芋虫系やクモ系の糸を紡ぐ魔物がドロップするガチャに入っていることがある。
「ノーマルガチャは1回しか引いてなかったけど、回復(微小)は当たりだったんだ……」
実験結果は、驚くべきものだった。
なんとノーマルガチャには携帯ガチャ機の1UPの効果が反映されていない。
いや、反映されてこの結果なのかもしれない。
つまり、ノーマルガチャは限定ガチャに劣るということだった。
「よし、ノーマルガチャを引いてスカートをゲットだ!」
カナタはDGの続く限りノーマルガチャを引くことにした。
レアリティが下がって喜ぶというのもおかしな話だが、必要なものが出るならむしろ有難いのか?
15回目 HNスキル 風魔法
風魔法を使用出来るようになるスキル。
魔法とセットで効果が発現する。
16回目 Nアイテム タワシ
所謂ハズレの定番。以下略。
17回目 Nアイテム 靴下
日用品である靴下。品質は普通。
芋虫系やクモ系の糸を紡ぐ魔物がドロップするガチャに入っていることがある。
18回目 Nアイテム 下着(下 女性用)
日用品である女性用下着の腰布。品質は普通。
芋虫系やクモ系の糸を紡ぐ魔物がドロップするガチャに入っていることがある。
19回目 HNアイテム 美味しい携帯食×3
携帯食としては美味しい部類。
20回目 Nアイテム 黒狼の肉(モモ)
食べられないことはないが、美味しくないことで有名な魔物肉。
黒狼がドロップするガチャに入っていることがある。
21回目 Nアイテム 下着(上)
所謂丸クビシャツ。男女兼用(サイズしだい)。
芋虫系やクモ系の糸を紡ぐ魔物がドロップするガチャに入っていることがある。
22回目 HNアイテム 杖
魔法の発現を補助する能力のある杖。魔法使いの標準装備。
トレントなどの樹木系魔物がドロップするガチャに入っていることがある。
23回目 Nアイテム ワンピース
女性用の一般的な服。シャツとスカートが一体になっている。
芋虫系やクモ系の糸を紡ぐ魔物がドロップするガチャに入っていることがある。
「出た! ワンピース。
ニク、次の休憩で着替えてね」
ニクがコクリと頷く。
これで少しはカナタが変態だとの見解から脱することが出来るのか?
アイテム限定ガチャ3回、ノーマルガチャ15回、合計1万5百DG使って、残金2千8百DGとなった。
「ちょっと使いすぎたか……。
街で宿屋に泊まるとして、ちょっとお金が厳しいかも。
あ、余計なアイテムを売ればいいか」
カナタは街でニクの服を買うという考えが頭になかった。
これも全人生を館のベッドの上で過ごしてきた弊害だった。
ニクが目覚め、下半身丸出しという状況も脱したので、カナタは移動することにした。
いつまでもこの場に留まっていて、他の魔物に襲われる可能性を危惧したからだ。
【魔力探知】と【MAP】を常時使用することで、カナタは魔物分布地図を作成していた。
これにより、カナタを中心とした一定範囲内に魔物が侵入することを把握出来ていた。
この探知範囲は、常時使用では現在300m。
【魔力探知】のレベル×100mという性能だった。
もちろん立ち止まった状態で意識して魔力を伸ばせば、探知距離はその限りではないのだが、移動する魔物の情報を常時更新して探知するには、探知範囲に制限があった。
「うわ!」
突然、目の前にウサギが飛び出してくる。
このウサギは魔物ではなく動物だ。
人にとって脅威ではないが、探知の管轄外で把握出来ていなかったのだ。
もし脅威である熊などの猛獣だったらと思うとカナタは気が気では無かった。
「魔物分布地図じゃだめだ、魔物限定はやめよう。
そうだ。生き物分不地図(体長20cm以上)で探知してみよう。
それに動物(虫含む)と魔物、人は色で区別できないかな?」
カナタは、自ら能力を限定することでスキルの性能を下げてしまうという現実を経験した。
魔物地図では、自分らにとって脅威となる動物や人を除外しかねないと理解したのだ。
体長20cm以上という条件を付けたのは小さな虫を排除するためだった。
小さな虫まで地図化したら、おそらくその地図は虫の光点で埋め尽くされるだろう。
しかし、虫も大きければ脅威となると、カナタは思った。
それで条件を付けてしまったのだが、それがまさにスキルの性能を下げる能力の限定になっているとは、経験の浅いカナタは思っても居なかった。
「ニク、悪いけど、ガチャは移動しながらにするよ。
探知範囲ギリギリに魔物がいる」
「はい。マスター」
カナタは魔物の反応が探知範囲ギリギリに出ていることに気付いていた。
おそらくヴァルチャードッグとの戦闘で出た血の臭いで寄って来た魔物だ。
カナタはニクが起きるまでに周辺を生活魔法の【クリーン】で掃除したので、臭いに釣られていた魔物が行先を見失ったのだ。
生活魔法のスキルは生活に使う便利な魔法のセットだ。
これは神様が設定した基本セットであり、庶民でも魔力があれば比較的簡単に覚えられるスキルとして重宝されている。
一般の平民にとって【お財布】に次ぐ所持人数の多いスキルだ。
300mという距離は、風向きによっては魔物にこちらの臭いを把握されてしまう距離だった。
カナタは迎撃するか逃げるかを選択するしかなかった。
最悪ニクには裸ブラウスの恰好で移動してもらうところだった。
「バスタオルがガチャで出て良かったよ」
ニクがきょとんと小首を傾げている。
おそらくニクは全裸でも気にしないのかもしれない。
だがそんな恰好で美少女を連れまわすのは、カナタ自身が絶えられなかった。
カナタは【クリーン】でニクの血を綺麗にしておいたシャツを着ると皮の鎧(小)と鋼の剣+2を装備し、ニクの様子を確認する。
ニクもブラウスの上に皮の鎧+1を着て、鋼の盾、魔鋼の槍を持ち準備をし終わった。
カナタはニクに向け頷くと移動を開始した。
「あの冒険者たちが逃げた先に向かう」
「はい。マスター」
ニクを先頭にカナタは移動を開始した。
魔物の状況は逐一確認している。
生き物分不地図は、カナタの思った通り、魔物と動物を色分けしてくれていた。
魔物は赤、動物は黄色の光点で、目の前に半透明の地図として表示されていた。
人が何色かは、まだ遭遇していないのでわからなかった。
しかし、ニクが排除されていて映っていないことにカナタは気付いていなかった。
能力を限定したために、人ならざる砢であるニクは表示されなかったのだ。
移動の目標は近隣の街。
あの冒険者は街の方向か街に繋がる街道の方向に逃げたはずだ。
彼ら悪質冒険者と遭遇することも視野に、カナタは慎重に森の中を進んだ。
その移動の間もカナタはガチャを引くことにした。
ヴァルチャードッグを倒して得たお金も、5千DG使ってしまったので、残りは1万3千3百DGだ。
1回1000DGのアイテム限定ガチャなら、あと13回引ける。
だが、全てのオーブがランダムで出るノーマルガチャなら1回500DGなので倍の26回。
むしろ魔法やスキルのオーブも出るノーマルガチャの方がお得感がある。
だが、カナタはそのお得感に引っかかった。
(2倍引けるなら半分アイテム以外が出たとしても、アイテムガチャを10回引いたと考えればどうだ?
ノーマルガチャならばアイテム10回分以外が丸々得というとになる。
ならば、どうして限定ガチャが存在するのか?
これはアイテム限定ガチャの方が良いアイテムが出るのではないか?
つまりノーマルガチャはハズレ率が高い?)
カナタはその考えに行きついた。
「よし、とりあえず3回だけアイテム限定ガチャを引こう。
その後はノーマルガチャを6回引いてみてアイテムの差を見てみよう」
カナタは移動しながらアイテム限定ガチャを3回引いた。
6回目 HNアイテム 美味しい水 樽10リットル
通常より美味しい水。樽入り。
7回目 Rアイテム ビキニアーマー
付与魔法により小さな面積でも身体全体を守ることの出来る鎧。
ある特定のマニアに大好評。
8回目 HNアイテム エッチな下着(下)
下着の基本性能から逸脱した腰布。
その面積で隠れるのか?
「下着! ニクこれ履いて」
カナタは良かれと思って下着を渡したのだが、ニクからはジト目で見られてしまった。
「これがマスターの趣味なのですね?」
恥じらいながら下着を履くニクが可愛すぎだった。
「……」
カナタは慌てて横を向くしかなかった。
続けてノーマルガチャ6回
9回目 Nアイテム タワシ
所謂ハズレの定番。
ハズレではあるが高性能。
「おお、ハズレが出たか!」
10回目 HNスキル 【遠見】
望遠鏡のように遠くが見れるようになるスキル。
使用は任意。
11回目 Nアイテム 石鹸
普通の石鹸。
ハズレ感があるが、普通に高級品。
12回目 HNアイテム エッチな下着(上)
下着の基本性能から逸脱した胸布。
その穴はなんのために?
13回目 N魔法 ウォーターボール
水魔法の水球を飛ばす攻撃魔法。
水魔法スキルが無ければ使用できない。
14回目 Nアイテム フェイスタオル×2
日用品である洗顔用のタオル。品質は普通。
芋虫系やクモ系の糸を紡ぐ魔物がドロップするガチャに入っていることがある。
「ノーマルガチャは1回しか引いてなかったけど、回復(微小)は当たりだったんだ……」
実験結果は、驚くべきものだった。
なんとノーマルガチャには携帯ガチャ機の1UPの効果が反映されていない。
いや、反映されてこの結果なのかもしれない。
つまり、ノーマルガチャは限定ガチャに劣るということだった。
「よし、ノーマルガチャを引いてスカートをゲットだ!」
カナタはDGの続く限りノーマルガチャを引くことにした。
レアリティが下がって喜ぶというのもおかしな話だが、必要なものが出るならむしろ有難いのか?
15回目 HNスキル 風魔法
風魔法を使用出来るようになるスキル。
魔法とセットで効果が発現する。
16回目 Nアイテム タワシ
所謂ハズレの定番。以下略。
17回目 Nアイテム 靴下
日用品である靴下。品質は普通。
芋虫系やクモ系の糸を紡ぐ魔物がドロップするガチャに入っていることがある。
18回目 Nアイテム 下着(下 女性用)
日用品である女性用下着の腰布。品質は普通。
芋虫系やクモ系の糸を紡ぐ魔物がドロップするガチャに入っていることがある。
19回目 HNアイテム 美味しい携帯食×3
携帯食としては美味しい部類。
20回目 Nアイテム 黒狼の肉(モモ)
食べられないことはないが、美味しくないことで有名な魔物肉。
黒狼がドロップするガチャに入っていることがある。
21回目 Nアイテム 下着(上)
所謂丸クビシャツ。男女兼用(サイズしだい)。
芋虫系やクモ系の糸を紡ぐ魔物がドロップするガチャに入っていることがある。
22回目 HNアイテム 杖
魔法の発現を補助する能力のある杖。魔法使いの標準装備。
トレントなどの樹木系魔物がドロップするガチャに入っていることがある。
23回目 Nアイテム ワンピース
女性用の一般的な服。シャツとスカートが一体になっている。
芋虫系やクモ系の糸を紡ぐ魔物がドロップするガチャに入っていることがある。
「出た! ワンピース。
ニク、次の休憩で着替えてね」
ニクがコクリと頷く。
これで少しはカナタが変態だとの見解から脱することが出来るのか?
アイテム限定ガチャ3回、ノーマルガチャ15回、合計1万5百DG使って、残金2千8百DGとなった。
「ちょっと使いすぎたか……。
街で宿屋に泊まるとして、ちょっとお金が厳しいかも。
あ、余計なアイテムを売ればいいか」
カナタは街でニクの服を買うという考えが頭になかった。
これも全人生を館のベッドの上で過ごしてきた弊害だった。
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
ベテランオッサン冒険者が、美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされてしまった。生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれて……。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?
九尾と契約した日。霊力ゼロの陰陽師見習いが大成するまで。
三科異邦
ファンタジー
「霊力も使えない。術式も出せない。
……西園寺玄弥、お前は本当に陰陽師か?」
その言葉は、もう何度聞いたか分からない。
霊術学院の訓練場で、俺はただ立ち尽くしていた。
周囲では炎が舞い、水がうねり、風が刃のように走る。
同年代の陰陽師たちが、当たり前のように霊を操っている。
――俺だけが、何もできない。
反論したい気持ちはある。
でも、できない事実は変わらない。
そんな俺が、
世界最強クラスの妖怪と契約することになるなんて――
この時は、まだ知る由もなかった。
これは――
妖怪の王を倒すべく、九尾の葛葉や他の仲間達と力を合わせて成長していく陰陽師見習いの物語。
『冒険者をやめて田舎で隠居します 〜気づいたら最強の村になってました〜』
チャチャ
ファンタジー
> 世界には4つの大陸がある。東に魔神族、西に人族、北に獣人とドワーフ、南にエルフと妖精族——種族ごとの国が、それぞれの文化と価値観で生きていた。
その世界で唯一のSSランク冒険者・ジーク。英雄と呼ばれ続けることに疲れた彼は、突如冒険者を引退し、田舎へと姿を消した。
「もう戦いたくない、静かに暮らしたいんだ」
そう願ったはずなのに、彼の周りにはドラゴンやフェンリル、魔神族にエルフ、ドワーフ……あらゆる種族が集まり、最強の村が出来上がっていく!?
のんびりしたいだけの元英雄の周囲が、どんどんカオスになっていく異世界ほのぼの(?)ファンタジー。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる