24 / 204
家出編
024 カナタ、冒険者になる
しおりを挟む
ガチャを引くためと一晩の宿泊のために泊まった宿屋を引き払うと、カナタは冒険者ギルドに向かった。
一晩銀貨10枚、2人で銀貨20枚、つまり2万DG支払うことになった。
この世界の一晩の宿泊料としては高額な方だったが、美少女のニクを連れて簡易宿泊所や安宿に泊まるのは危険なため、高級宿に泊まらざるを得なかったのだ。
ガチャ商売の利益が1万9千1百DGだったので、昨日1日の収支はマイナスだった。
(3日前までに手に入れたアイテムの販売益は別日に得た収入としてこれに含まれていません)
カナタが冒険者ギルドに向かった理由は、この街の情報を得るためと冒険者になるためだった。
これまでカナタは、冒険者になるメリットは無いと思っていた。
冒険者にならなくても素材は買ってもらえるし、面倒な柵もない。
それでいいと思っていたのだが、カナタは街の住人ではなく、旅行者という立場だった。
この旅行者の立場では街を出入りする都度銀貨1枚の入街税を徴収されてしまう。
ニクと2人だと銀貨2枚が毎回消える。
ところが、冒険者になると街の住人でなくとも、ギルドカードを見せるだけで街を出入り出来るようになるのだった。
実家に戻るためにお金を貯めなければならないカナタにとっては、その入街税もバカにならなかった。
街の中では呪いによって携帯ガチャ機の1UPの恩恵が受けられないと判明した。
つまり、このままこの街でガチャ屋をしても収支はマイナス続きでジリ貧となり、帰還どころではなくなる未来が目に見えていた。
そこでカナタが思いついたのは、3日分の移動距離を実家から離れれば、呪いが薄くなるのではないかという仮説だった。
3日前はたしかに1UPの恩恵があった。
しかし、この街に来たことで恩恵が受けられなくなった。
これは父アラタがこの街に近づいたことと、カナタ自身も父に近づいたせいではないのか。
カナタは、この街とファーランド領との位置関係を把握し、そこから離れることで呪いが弱まるのではないかと推測し、それを実験したかったのだ。
そして、呪いの弱まるポイントがあるなら、そこでガチャを引けば良い。
1UPの恩恵を得られるし幸運値もあがりガチャ屋が成立するはずという算段だった。
それが3日ではなく1日いや半日の距離かもしれない。
街を出てすぐに呪いが弱くなるかもしれないという安易な思惑だった。
その実験をするにしても、冒険者となって街への出入りが自由になるのは都合が良い。
ガチャ屋をするためには、ハズレオーブを仕入れる拠点も必要だったからだ。
「ニク。君も冒険者登録しとこうか?」
「はい。マスター」
冒険者ギルドに到着すると、カナタは空いているカウンターに向かうと、ニクと冒険者登録を申請する。
「冒険者ギルドへようこそ。坊や、買取カウンターは向こうよ?」
美少女を連れた少年が高級アイテムを売りさばいた昨日のことを受付嬢は覚えていた。
なので冒険者ではない少年がこちらの受付に来たことを疑問に思い、親切心からお節介を焼いたのだ。
「いえ、実は冒険者登録をしようと思いまして」
カナタの言葉に受付嬢は残念そうな顔をし答える。
「あら、冒険者登録は10歳以上からなのよ?」
受付嬢は、カナタの外観から7歳ぐらいだと思ったのだ。
「僕、これでも11歳だよ?」
「皆、そう言うのよね……」
カナタが恥ずかしそうにそう告白するが、受付嬢はそれを信じなかった。
冒険者になりたいと年齢詐称をする子供が後を絶たないからだ。
そんな子供が無理をして死んでいくのを見て来た受付嬢は、カナタに良かれと登録を断ることにした。
「何か年齢を証明する身分証はある?」
受付嬢は、そんなものは持っていないだろうと思いながらカナタに問う。
それによって登録を断れると思っていた。
「これで大丈夫?」
そこには『カナタ=ミル=ファーランド ファーランド伯爵家三男 11歳』という伯爵家が発行した身分証明書があった。
これは本人の魔力が登録されていて、他人が勝手に使うことが出来ない本物の証明書だった。
「え?」
受付嬢は、二重の意味で驚いた。
カナタが本当に11歳であったこと、しかも正真正銘の貴族の子弟だったことがこれで証明されたからだ。
「申し訳ございません。冒険者登録手続きを開始します。(どうしてこんな所に伯爵家の御子息が?)」
そう思いながらも受付嬢は、冒険者登録手続きを開始するのだった。
「では、この魔導具に手をあててください」
登録で魔導具を使うと言われ、カナタは焦った。
ニクが肉ゴーレムと判断されたならば物扱いで登録できないと思ったのと、愛砢人形となっていたので、変な反応が出ないかと気が気ではなかったのだ。
幸い、冒険者ギルドの魔導具はニクをヒューマンとして認識した。
身構えていたカナタは、ニクも普通に登録できて安堵した。
「これで登録終了です。
それでは冒険者登録料がお2人で銀貨20枚になります」
「え? お金とるんだ……」
「あ、申し訳ありません。先に伝えるべきでした」
受付嬢がうっかり伝え忘れていたのは、カナタが貴族の子弟ということに驚いたことと、貴族なら簡単に払える額だと思っていたせいだった。
昨日大金を手に入れていたことも記憶の隅にあった。
何か事情があって今はお金が無いのかと、受付嬢が後払い処理の書類を用意しようとする。
「大丈夫。払えるから」
カナタは慌てて受付嬢を制し【お財布】から代金を引き降ろした。
単純にお金がかかると思っていなかったのだ。
もちろん今のカナタには2万DGは痛かったのだが……。
「ところで、この街の名前は何? 誰の領地?
ファーランド伯爵領との位置関係は?」
カナタが矢継ぎ早に質問する。
「ここはグリーンバレーよ。
グリューン子爵の領地になるわ。
あ、くれぐれもグリューンバレーって言わないでね。
この街の名はグリーンで合ってるの。
間違いじゃないかって散々言われて子爵様が気にしてらっしゃるのよ。
ファーランド領からは南に4つ目の領地かしら?」
受付嬢が苦笑いしながら教えてくれた。
街の名前間違いは禁句らしい。
それに思ったより遠くに来ていた。
直線距離でだいたい400kmぐらい離れている感覚だろうか。
(一応、ギルド本部経由でファーランド伯爵家に情報提供した方が良さそうね)
受付嬢はカナタの様子が気にかかり、ギルド本部に報告を上げることにした。
これにより、カナタの無事が確認され、カナタの家出は伯爵家に把握されることとなった。
一晩銀貨10枚、2人で銀貨20枚、つまり2万DG支払うことになった。
この世界の一晩の宿泊料としては高額な方だったが、美少女のニクを連れて簡易宿泊所や安宿に泊まるのは危険なため、高級宿に泊まらざるを得なかったのだ。
ガチャ商売の利益が1万9千1百DGだったので、昨日1日の収支はマイナスだった。
(3日前までに手に入れたアイテムの販売益は別日に得た収入としてこれに含まれていません)
カナタが冒険者ギルドに向かった理由は、この街の情報を得るためと冒険者になるためだった。
これまでカナタは、冒険者になるメリットは無いと思っていた。
冒険者にならなくても素材は買ってもらえるし、面倒な柵もない。
それでいいと思っていたのだが、カナタは街の住人ではなく、旅行者という立場だった。
この旅行者の立場では街を出入りする都度銀貨1枚の入街税を徴収されてしまう。
ニクと2人だと銀貨2枚が毎回消える。
ところが、冒険者になると街の住人でなくとも、ギルドカードを見せるだけで街を出入り出来るようになるのだった。
実家に戻るためにお金を貯めなければならないカナタにとっては、その入街税もバカにならなかった。
街の中では呪いによって携帯ガチャ機の1UPの恩恵が受けられないと判明した。
つまり、このままこの街でガチャ屋をしても収支はマイナス続きでジリ貧となり、帰還どころではなくなる未来が目に見えていた。
そこでカナタが思いついたのは、3日分の移動距離を実家から離れれば、呪いが薄くなるのではないかという仮説だった。
3日前はたしかに1UPの恩恵があった。
しかし、この街に来たことで恩恵が受けられなくなった。
これは父アラタがこの街に近づいたことと、カナタ自身も父に近づいたせいではないのか。
カナタは、この街とファーランド領との位置関係を把握し、そこから離れることで呪いが弱まるのではないかと推測し、それを実験したかったのだ。
そして、呪いの弱まるポイントがあるなら、そこでガチャを引けば良い。
1UPの恩恵を得られるし幸運値もあがりガチャ屋が成立するはずという算段だった。
それが3日ではなく1日いや半日の距離かもしれない。
街を出てすぐに呪いが弱くなるかもしれないという安易な思惑だった。
その実験をするにしても、冒険者となって街への出入りが自由になるのは都合が良い。
ガチャ屋をするためには、ハズレオーブを仕入れる拠点も必要だったからだ。
「ニク。君も冒険者登録しとこうか?」
「はい。マスター」
冒険者ギルドに到着すると、カナタは空いているカウンターに向かうと、ニクと冒険者登録を申請する。
「冒険者ギルドへようこそ。坊や、買取カウンターは向こうよ?」
美少女を連れた少年が高級アイテムを売りさばいた昨日のことを受付嬢は覚えていた。
なので冒険者ではない少年がこちらの受付に来たことを疑問に思い、親切心からお節介を焼いたのだ。
「いえ、実は冒険者登録をしようと思いまして」
カナタの言葉に受付嬢は残念そうな顔をし答える。
「あら、冒険者登録は10歳以上からなのよ?」
受付嬢は、カナタの外観から7歳ぐらいだと思ったのだ。
「僕、これでも11歳だよ?」
「皆、そう言うのよね……」
カナタが恥ずかしそうにそう告白するが、受付嬢はそれを信じなかった。
冒険者になりたいと年齢詐称をする子供が後を絶たないからだ。
そんな子供が無理をして死んでいくのを見て来た受付嬢は、カナタに良かれと登録を断ることにした。
「何か年齢を証明する身分証はある?」
受付嬢は、そんなものは持っていないだろうと思いながらカナタに問う。
それによって登録を断れると思っていた。
「これで大丈夫?」
そこには『カナタ=ミル=ファーランド ファーランド伯爵家三男 11歳』という伯爵家が発行した身分証明書があった。
これは本人の魔力が登録されていて、他人が勝手に使うことが出来ない本物の証明書だった。
「え?」
受付嬢は、二重の意味で驚いた。
カナタが本当に11歳であったこと、しかも正真正銘の貴族の子弟だったことがこれで証明されたからだ。
「申し訳ございません。冒険者登録手続きを開始します。(どうしてこんな所に伯爵家の御子息が?)」
そう思いながらも受付嬢は、冒険者登録手続きを開始するのだった。
「では、この魔導具に手をあててください」
登録で魔導具を使うと言われ、カナタは焦った。
ニクが肉ゴーレムと判断されたならば物扱いで登録できないと思ったのと、愛砢人形となっていたので、変な反応が出ないかと気が気ではなかったのだ。
幸い、冒険者ギルドの魔導具はニクをヒューマンとして認識した。
身構えていたカナタは、ニクも普通に登録できて安堵した。
「これで登録終了です。
それでは冒険者登録料がお2人で銀貨20枚になります」
「え? お金とるんだ……」
「あ、申し訳ありません。先に伝えるべきでした」
受付嬢がうっかり伝え忘れていたのは、カナタが貴族の子弟ということに驚いたことと、貴族なら簡単に払える額だと思っていたせいだった。
昨日大金を手に入れていたことも記憶の隅にあった。
何か事情があって今はお金が無いのかと、受付嬢が後払い処理の書類を用意しようとする。
「大丈夫。払えるから」
カナタは慌てて受付嬢を制し【お財布】から代金を引き降ろした。
単純にお金がかかると思っていなかったのだ。
もちろん今のカナタには2万DGは痛かったのだが……。
「ところで、この街の名前は何? 誰の領地?
ファーランド伯爵領との位置関係は?」
カナタが矢継ぎ早に質問する。
「ここはグリーンバレーよ。
グリューン子爵の領地になるわ。
あ、くれぐれもグリューンバレーって言わないでね。
この街の名はグリーンで合ってるの。
間違いじゃないかって散々言われて子爵様が気にしてらっしゃるのよ。
ファーランド領からは南に4つ目の領地かしら?」
受付嬢が苦笑いしながら教えてくれた。
街の名前間違いは禁句らしい。
それに思ったより遠くに来ていた。
直線距離でだいたい400kmぐらい離れている感覚だろうか。
(一応、ギルド本部経由でファーランド伯爵家に情報提供した方が良さそうね)
受付嬢はカナタの様子が気にかかり、ギルド本部に報告を上げることにした。
これにより、カナタの無事が確認され、カナタの家出は伯爵家に把握されることとなった。
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
ベテランオッサン冒険者が、美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされてしまった。生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれて……。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?
九尾と契約した日。霊力ゼロの陰陽師見習いが大成するまで。
三科異邦
ファンタジー
「霊力も使えない。術式も出せない。
……西園寺玄弥、お前は本当に陰陽師か?」
その言葉は、もう何度聞いたか分からない。
霊術学院の訓練場で、俺はただ立ち尽くしていた。
周囲では炎が舞い、水がうねり、風が刃のように走る。
同年代の陰陽師たちが、当たり前のように霊を操っている。
――俺だけが、何もできない。
反論したい気持ちはある。
でも、できない事実は変わらない。
そんな俺が、
世界最強クラスの妖怪と契約することになるなんて――
この時は、まだ知る由もなかった。
これは――
妖怪の王を倒すべく、九尾の葛葉や他の仲間達と力を合わせて成長していく陰陽師見習いの物語。
『冒険者をやめて田舎で隠居します 〜気づいたら最強の村になってました〜』
チャチャ
ファンタジー
> 世界には4つの大陸がある。東に魔神族、西に人族、北に獣人とドワーフ、南にエルフと妖精族——種族ごとの国が、それぞれの文化と価値観で生きていた。
その世界で唯一のSSランク冒険者・ジーク。英雄と呼ばれ続けることに疲れた彼は、突如冒険者を引退し、田舎へと姿を消した。
「もう戦いたくない、静かに暮らしたいんだ」
そう願ったはずなのに、彼の周りにはドラゴンやフェンリル、魔神族にエルフ、ドワーフ……あらゆる種族が集まり、最強の村が出来上がっていく!?
のんびりしたいだけの元英雄の周囲が、どんどんカオスになっていく異世界ほのぼの(?)ファンタジー。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる