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ガチャ屋開業編
047 カナタ、草刈をする
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なんの策も浮かばないまま、オークションの開催日となってしまった。
カナタが冒険者として自らハズレオーブを集めるという方法も考えたが、この案は却下となった。
自分自身にそこまでの実力があるとは思えなかったのと、効率が悪かったからだ。
カナタには護衛としてニクを付けなければならないのは確定事項だった。
そうしてカナタがニクを連れて行くと、仮設店舗の荒事担当――所謂用心棒――が居なくなる。
見ヶ〆料を要求して来た組織は未だ健在だった。
その組織からの攻撃を抑止しているのは、ニクの力と後ろ盾のウッドランド子爵家の威光だ。
この2つを抑止力としているからには、その抑止力であるニクの不在は拙かった。
カナタが討伐クエストに行くなら、必然的に店を閉めざるを得なかった。
店を開けていれば1日200個程度はハズレオーブが集まるが、カナタが討伐クエストに行った場合は20個集まれば良い方だろう。
どちらを取るかとなれば、店を開く方がマシという結論に至るのは至極当然だった。
「ここまで溜めたハズレオーブで500連ガチャを引く。
もう500連の恩恵の1%×幸運値のUR出現確率に期待するしかない」
カナタは屋敷の大広間に行くと2日半分のハズレオーブ500個を携帯ガチャ機に装填しガチャを引いた。
Nアイテムのハズレオーブは、最低でも全てが1UPのHNとなる。
500連ガチャの恩恵が上手く作用すれば1つがURとなるかもしれない。
隠れ恩恵で100連相当でSRが5個、10連相当でRが50個出るかもしれない。
前回も隠れ確率で多めの当たりが出たので、カナタは期待せずにはいられなかった。
カナタは携帯ガチャ機にハズレオーブを装填し、ダイヤルに手を伸ばすとガチャを引いた。
ガチャガチャ どっぱーーーーーーーーーーーーーーん!
携帯ガチャ機からオーブが濁流のように飛び出した。
ほとんどが赤だが、金、銀、銅のオーブも見受けられる。
URが1個出る確率は半分だったのだが、女神さまの加護のおかげか金のURが1個出た。
続けて銀のSRが6個、銅のRが57個あり、残り赤のHNが436個だった。
「URが出た! SRも6個ある」
販売員をカリナに任せたララが興奮して叫ぶ。
ルルはハズレオーブ担当マスコットなので席を外せず不在だった。
それもあったのか、ララはカナタの手を取ってぶんぶん振り回してくる。
よっぽど嬉しかったのだろう。
カナタは金、銀のオーブを手に取ると片っ端から開放した。
さて、その中身は。
URアイテム エリクサー
奇跡の回復薬
部位欠損でも難病でもたちどころに治せる神薬
死んで直ぐなら生き返らせることも可能だと言われている
グラス系魔物からドロップする奇跡の薬
SRアイテム エクストラポーション
部位欠損や重病も治せる最上級回復薬
ただし先天性の欠損・病気は治せない
グラス系魔物からドロップする最上級アイテム
SRアイテム エクストラポーション
部位欠損や重病も治せる最上級回復薬
ただし先天性の欠損・病気は治せない
グラス系魔物からドロップする最上級アイテム
SRアイテム エクストラポーション
部位欠損や重病も治せる最上級回復薬
ただし先天性の欠損・病気は治せない
グラス系魔物からドロップする最上級アイテム
SRアイテム ミスリルランス
魔法を通しやすい金属であるミスリルの合金で造られた槍
Bランク冒険者あたりが欲しがる
SRアイテム ミスリルの剣+1
魔法を通しやすい金属であるミスリルの合金で造られた剣
魔力による斬撃補正が+1ある
Bランク冒険者あたりが欲しがる
SRアイテム アダマンタイトの盾
世界一固いと言われるアダマンタイトの盾
Bランク冒険者あたりが欲しがる
「出ちゃったよ。エリクサー……」
カナタが驚嘆するのも無理はない。
これを売れば1900万DGの借金などどうにでもなる、値のつけようがない国宝級の代物だった。
その分、身に危険が及ぶという、扱いに困る危険物だった。
他のSRアイテムも凄い。
エクストラポーションはオークションで300万DGから開始だと言われている。
これが3つ。それだけで軽く1000万DGはするだろう。
それに加えてミスリルとアダマンタイトの武具。
前回のSR武具と合わせれば、これも合計1000万DGを優に超える。
「ハズレオーブ1000個必要だなんて言っていたけど、500個で充分だったか……」
「きゃーーーーーーーーー!!」
その時、屋敷の庭で草刈りをしていたユキノの悲鳴が聞こえてきた。
カナタが慌てて玄関を飛び出すと、ユキノが庭の草――だと思っていたグラス系モンスター――に捕食されそうになっていた。
庭の草から蔦が伸び、それにがっちりユキノが捕らえられていた。
「ファイアウォール! ファイアボール!」
カナタは魔物とユキノの間にファイアウォールを立てて触手の蔦を焼き切った。
そしてファイアボールを今にもユキノを飲み込もうとしていた魔物の口に放り込んだ。
ギョワーーーーー!!
モンスターグラスという名の魔物は丸焼けになって死んだ。
このファイアボールの威力が異常に強いことをカナタは意識していなかった。
すると周辺から同種だが小型のモンスターが蠢きだし触手の蔦を伸ばしてきた。
「ユキノ、下がって!」
カナタは鋼の剣を手にするとファイアボールを撃ちつつモンスターグラスを刈り取って行った。
どうやら庭に生えていた背の丈ほどの雑草は、ほとんどがグラス系の魔物だったようだ。
魔物討伐が終わったころ、庭の雑草はカナタにより草刈りが完了していた。
魔物は死ぬと瘴気に代わって消えてしまうので、後には魔物がドロップしたDGとアイテムオーブが転がっているだけだった。
「ご主人様、強い!
あ、ハズレオーブがいっぱいあります!」
ユキノがカナタを褒めるが、カナタは何とも言えない気持ちになってしまっていた。
そこには、ここ2日半の間、苦労して集めていたハズレオーブが大量に転がっていたのだ。
結構広い庭だと思っていたが、そこにはグラス系魔物が大量に生えていたらしく、カナタが刈ったり燃やしたりした魔物は数百を超えていたのだった。
「516、517、518」
ユキノが数えると全部で518個のNオーブと、36個のHNオーブがあった。
ユキノを襲ったやつは特に強かったらしく、銅色のRオーブをドロップしていた。
「こんなところでハズレオーブが手に入るなんて……」
庭も綺麗になり複雑な気持ちのカナタだった。
カナタが冒険者として自らハズレオーブを集めるという方法も考えたが、この案は却下となった。
自分自身にそこまでの実力があるとは思えなかったのと、効率が悪かったからだ。
カナタには護衛としてニクを付けなければならないのは確定事項だった。
そうしてカナタがニクを連れて行くと、仮設店舗の荒事担当――所謂用心棒――が居なくなる。
見ヶ〆料を要求して来た組織は未だ健在だった。
その組織からの攻撃を抑止しているのは、ニクの力と後ろ盾のウッドランド子爵家の威光だ。
この2つを抑止力としているからには、その抑止力であるニクの不在は拙かった。
カナタが討伐クエストに行くなら、必然的に店を閉めざるを得なかった。
店を開けていれば1日200個程度はハズレオーブが集まるが、カナタが討伐クエストに行った場合は20個集まれば良い方だろう。
どちらを取るかとなれば、店を開く方がマシという結論に至るのは至極当然だった。
「ここまで溜めたハズレオーブで500連ガチャを引く。
もう500連の恩恵の1%×幸運値のUR出現確率に期待するしかない」
カナタは屋敷の大広間に行くと2日半分のハズレオーブ500個を携帯ガチャ機に装填しガチャを引いた。
Nアイテムのハズレオーブは、最低でも全てが1UPのHNとなる。
500連ガチャの恩恵が上手く作用すれば1つがURとなるかもしれない。
隠れ恩恵で100連相当でSRが5個、10連相当でRが50個出るかもしれない。
前回も隠れ確率で多めの当たりが出たので、カナタは期待せずにはいられなかった。
カナタは携帯ガチャ機にハズレオーブを装填し、ダイヤルに手を伸ばすとガチャを引いた。
ガチャガチャ どっぱーーーーーーーーーーーーーーん!
携帯ガチャ機からオーブが濁流のように飛び出した。
ほとんどが赤だが、金、銀、銅のオーブも見受けられる。
URが1個出る確率は半分だったのだが、女神さまの加護のおかげか金のURが1個出た。
続けて銀のSRが6個、銅のRが57個あり、残り赤のHNが436個だった。
「URが出た! SRも6個ある」
販売員をカリナに任せたララが興奮して叫ぶ。
ルルはハズレオーブ担当マスコットなので席を外せず不在だった。
それもあったのか、ララはカナタの手を取ってぶんぶん振り回してくる。
よっぽど嬉しかったのだろう。
カナタは金、銀のオーブを手に取ると片っ端から開放した。
さて、その中身は。
URアイテム エリクサー
奇跡の回復薬
部位欠損でも難病でもたちどころに治せる神薬
死んで直ぐなら生き返らせることも可能だと言われている
グラス系魔物からドロップする奇跡の薬
SRアイテム エクストラポーション
部位欠損や重病も治せる最上級回復薬
ただし先天性の欠損・病気は治せない
グラス系魔物からドロップする最上級アイテム
SRアイテム エクストラポーション
部位欠損や重病も治せる最上級回復薬
ただし先天性の欠損・病気は治せない
グラス系魔物からドロップする最上級アイテム
SRアイテム エクストラポーション
部位欠損や重病も治せる最上級回復薬
ただし先天性の欠損・病気は治せない
グラス系魔物からドロップする最上級アイテム
SRアイテム ミスリルランス
魔法を通しやすい金属であるミスリルの合金で造られた槍
Bランク冒険者あたりが欲しがる
SRアイテム ミスリルの剣+1
魔法を通しやすい金属であるミスリルの合金で造られた剣
魔力による斬撃補正が+1ある
Bランク冒険者あたりが欲しがる
SRアイテム アダマンタイトの盾
世界一固いと言われるアダマンタイトの盾
Bランク冒険者あたりが欲しがる
「出ちゃったよ。エリクサー……」
カナタが驚嘆するのも無理はない。
これを売れば1900万DGの借金などどうにでもなる、値のつけようがない国宝級の代物だった。
その分、身に危険が及ぶという、扱いに困る危険物だった。
他のSRアイテムも凄い。
エクストラポーションはオークションで300万DGから開始だと言われている。
これが3つ。それだけで軽く1000万DGはするだろう。
それに加えてミスリルとアダマンタイトの武具。
前回のSR武具と合わせれば、これも合計1000万DGを優に超える。
「ハズレオーブ1000個必要だなんて言っていたけど、500個で充分だったか……」
「きゃーーーーーーーーー!!」
その時、屋敷の庭で草刈りをしていたユキノの悲鳴が聞こえてきた。
カナタが慌てて玄関を飛び出すと、ユキノが庭の草――だと思っていたグラス系モンスター――に捕食されそうになっていた。
庭の草から蔦が伸び、それにがっちりユキノが捕らえられていた。
「ファイアウォール! ファイアボール!」
カナタは魔物とユキノの間にファイアウォールを立てて触手の蔦を焼き切った。
そしてファイアボールを今にもユキノを飲み込もうとしていた魔物の口に放り込んだ。
ギョワーーーーー!!
モンスターグラスという名の魔物は丸焼けになって死んだ。
このファイアボールの威力が異常に強いことをカナタは意識していなかった。
すると周辺から同種だが小型のモンスターが蠢きだし触手の蔦を伸ばしてきた。
「ユキノ、下がって!」
カナタは鋼の剣を手にするとファイアボールを撃ちつつモンスターグラスを刈り取って行った。
どうやら庭に生えていた背の丈ほどの雑草は、ほとんどがグラス系の魔物だったようだ。
魔物討伐が終わったころ、庭の雑草はカナタにより草刈りが完了していた。
魔物は死ぬと瘴気に代わって消えてしまうので、後には魔物がドロップしたDGとアイテムオーブが転がっているだけだった。
「ご主人様、強い!
あ、ハズレオーブがいっぱいあります!」
ユキノがカナタを褒めるが、カナタは何とも言えない気持ちになってしまっていた。
そこには、ここ2日半の間、苦労して集めていたハズレオーブが大量に転がっていたのだ。
結構広い庭だと思っていたが、そこにはグラス系魔物が大量に生えていたらしく、カナタが刈ったり燃やしたりした魔物は数百を超えていたのだった。
「516、517、518」
ユキノが数えると全部で518個のNオーブと、36個のHNオーブがあった。
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