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ウルティア国戦役編
146 ヒナ、奴隷解放を拒む
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ライジン辺境伯が飛竜で飛び立った後、カナタもミネルバへと戻ることになった。
帰りは父アラタの呪いが解けたため、カナタの【転移】スキルで自由自在だった。
といっても【転移】できるのはカナタが行ったことのある場所限定だったのだが、今後は【常設転移門】の先に行くことでカナタの行動範囲は王国の隅々まで飛躍的に広がることになる。
南部辺境の責任者であるライジン辺境伯が【常設転移門】設置のお使いに出てしまうのは、南部辺境の運営上は問題といえば問題だったのだが、通常の執務内容であれば【音声通信機】によりやり取りができるため、実際に南部辺境が不自由することはなかった。
不自由があるとすれば、南部辺境で有事が発生した時であったが、その際には【音声通信機】によりライジン辺境伯へと緊急呼集が行われ、その場に【常設転移門】を設置して王都まで帰って来て良いことになっていた。
本来なら設置されるべきではない場所に【常設転移門】を設置してしまうので、後でカナタが【常設転移門】を回収する必要が発生するが、【常設転移門】がその場にある限り、いつでも【転移】出来るため、カナタが【ガチャオーブ化】スキルで【常設転移門】をガチャ化して再度移送を開始すれば良いだけだった。
カナタが何らかの手段で【常設転移門】をガチャオーブに出来ることはバレていたため、カナタはGRスキルである【携帯ガチャ機】の秘密と隠蔽されている勇者の称号以外は洗い浚いを吐かされていた。
まあ、それを知るのが三英雄だけであれば情報漏洩などの心配は全く問題なかった。
しかし、今後カナタが何らかの仕事を頼まれる機会が増えるのは間違いなく、ヒカル王などは高速移動網をもっと広げたいという構想があるようで、カナタの魔導具生産の需要は計り知れなかった。
そして、【常設転移門】と【魔力充填機】の莫大な代金がカナタの元へと支払われることとなった。
カナタの身は一つなので、魔導具の生産などが増えてしまうと、また奴隷を雇うなどの対策は必然だった。
まあ国家事業になれば、魔宝石の手配などをカナタ個人がしなくて良くなるのは有難いことだが、それだけカナタは自由な時間を失って行くのだ。
ライジン辺境伯は、早速【音声通信機】を携帯電話の如く利用し始め、ミネルバに南部辺境第二軍が向かうことでさえも、【音声通信機】のやり取りだけで実行に移してしまった。
しかも、ライジニアとミネルバの間が【常設転移門】により繋がったため、南部辺境第二軍500人の移動はほんの数分で行われることとなった。
元々ミネルバは南部辺境の国境守護を目的とした地であったため、軍の駐屯施設も存在しており、領内の農業生産力も高かったため、食住には不自由せず駐屯はカナタの関与なしで可能だった。
尤も、駐屯施設の準備に尽力したのは前代官のカムロであって、引き継いだカナタの仕事はほぼ無かった。
これによりカナタは自分の不在時にミネルバ領を収めてもらうためにと、カムロを代官として継続して雇用することを決めた。
「カムロ代官、あとは任せて大丈夫だよね?」
「はい。緊急時にはこの通信機を使い呼び出させていただきます」
カナタは魔導具増産のためにガーディアに戻る必要があった。
尤もガーディアとミネルバ間にはカナタ関係者用の【常設転移門】が設置されたため、何か緊急の事態でもあれば隣の部屋のドアを開くが如く行き来出来てしまうのだが……。
しかし、カナタ本人が常に【常設転移門】の側にいるわけでもなかった。
そこでカナタ呼び出しに重宝するのが【音声通信機】というわけだった。
【音声通信機】は、【マジックバッグ】と併用することで携帯電話に近い運用が可能だった。
まあ、呼び出しがあった時に、いちいち【マジックバッグ】から【音声通信機】本体を取り出すという手間がかかるのだが……。
カナタにより【マジックバッグ】の中に【音声通信機】があっても呼び出しが聞こえるようにという改造が施されていた。
だがこれでは直ぐに通信を受けることが出来ない。
【音声通信機】本体は【マジックバッグ】の中のままで、受話器だけ取り出して使えないかと、カナタは密かに思っていた。
【音声通信機】は次元魔法の応用なので、まさに次元魔法の申し子である【マジックバッグ】とは相性が良いはずだった。
カナタによる携帯電話計画がうぶ声を上げた瞬間だった。
カナタはガーディアの工房に戻ると、ヒナを呼び出した。
ヒナは研究の邪魔をするなという不機嫌な顔でカナタの前に現れた。
この期に及んでもヒナは仕事半分研究半分の生活を続けていた。
その研究の時間に呼び出したため不機嫌なのだ。
「【魔力充填機】が高値で売れた。
もうヒナは奴隷としての借金を清算出来るだけの稼ぎを得た。
いや、それ以上か。
【魔力充填機】の権利と持参金付きで奴隷から解放できるんだけど、今後どうしたい?」
カナタはヒナに奴隷解放出来ることを伝えた。
このままヒナが奴隷解放となるのであれば、カナタの秘密の数々は奴隷魔法により記憶から消されることとなる。
そして【魔力充填機】の権利をヒナが持つことで、ヒナはこの後も何不自由ない研究生活が出来るはずだった。
この世界では本来、奴隷は財産を持てない。
奴隷が作ったものは主人のものとなるため、【魔力充填機】の権利もカナタのものとなるのが常識だった。
その利益で奴隷解放されるだけでも良いご主人だと言われるほどの行為だった。
そんな世の中であるにも関わらず大金を産む権利を奴隷に渡してしまうのが、カナタのカナタたる所以だった。
「奴隷解放なんてどうでも良いわ。
私はカナタの側が一番面白いんだから」
ヒナは損得勘定ではなく、カナタへの好意と研究欲求から奴隷のままで良いという。
「カナタの側にいれば面白い研究が出来るに決まってるからね」
「ならば、手伝ってもらいたい仕事があるんだけど?」
カナタの台詞にヒナは身を乗り出してきた。
「聞きましょう。いや、聞かせろ!」
ヒナは乗り気だった。
カナタはここで携帯電話計画をヒナに伝えるのだった。
「ついに固定電話がショルダーフォンになるのね。
これだからカナタの側は離れられないわ」
ヒナはなぜか奴隷解放を望まず、奴隷のままカナタの仕事を手伝うこととなった。
別に奴隷解放後にそのままカナタの工房に就職しても良かったのだが、ヒナはそれを良しとせず、カナタの所有奴隷という身分を「尊い」と言い続けるのだった。
続けてカナタは工房の責任者であるドワーフのゴンゾを呼び出した。
国からの仕事を受けてしまったので、工房の拡張が急務だったからだ。
「何ですかな、主よ」
ゴンゾは右腕欠損という職人として致命的な怪我を治してくれたカナタに恩義を感じ、主君だと敬ってくれていた。
「国から【常設転移門】と【魔力充填機】の仕事が入った。
【音声通信機】も増産が決まった。
今の人員では厳しいので、工房の人員をゴンゾの目で選んで増やして欲しい」
「承知したのじゃ。。
【常設転移門】となると金属加工の職人が必要じゃな。
炉も必要だが、それは儂が造れる。
魔宝石も大量に必要となる。
その採掘人員はどうなさるつもりじゃ?」
「魔宝石は国が融通してくれることになった。
【常設転移門】のおかげで流通に革命が起きた。
王都に集まった資源は、即このガーディアに運んで来れる」
カナタの脳裏に鉱山ダンジョンで採掘作業をしているチームのことが過った。
彼女たちの仕事が無くなってしまいかねないと。
「(いや、魔宝石はいくらあっても構わないか……)」
彼女たちの仕事は継続となった。
今後どのような魔導具を作るかわからないのだ。
それに必要な資材の入手先は確保しておきたい。
「それじゃ、金属加工工房と人員の確保はゴンゾに委ねる。
頼んだよ」
「承知したのじゃ」
あとは魔導回路を魔宝石に描き込める錬金術師が欲しいところだった。
この分野はウルティア国に人材が豊富だったが、今は国境が封鎖されていて人の出入りが皆無だった。
「そういえば、魔物の氾濫が終息して、ウルティア国への出入りはどうなったんだろう?
それにNオーブを5万個もらったのを仕訳けないとならない……」
この後カナタはNオーブの仕分けをするためだけの奴隷を雇おうかと悩むこととなった。
帰りは父アラタの呪いが解けたため、カナタの【転移】スキルで自由自在だった。
といっても【転移】できるのはカナタが行ったことのある場所限定だったのだが、今後は【常設転移門】の先に行くことでカナタの行動範囲は王国の隅々まで飛躍的に広がることになる。
南部辺境の責任者であるライジン辺境伯が【常設転移門】設置のお使いに出てしまうのは、南部辺境の運営上は問題といえば問題だったのだが、通常の執務内容であれば【音声通信機】によりやり取りができるため、実際に南部辺境が不自由することはなかった。
不自由があるとすれば、南部辺境で有事が発生した時であったが、その際には【音声通信機】によりライジン辺境伯へと緊急呼集が行われ、その場に【常設転移門】を設置して王都まで帰って来て良いことになっていた。
本来なら設置されるべきではない場所に【常設転移門】を設置してしまうので、後でカナタが【常設転移門】を回収する必要が発生するが、【常設転移門】がその場にある限り、いつでも【転移】出来るため、カナタが【ガチャオーブ化】スキルで【常設転移門】をガチャ化して再度移送を開始すれば良いだけだった。
カナタが何らかの手段で【常設転移門】をガチャオーブに出来ることはバレていたため、カナタはGRスキルである【携帯ガチャ機】の秘密と隠蔽されている勇者の称号以外は洗い浚いを吐かされていた。
まあ、それを知るのが三英雄だけであれば情報漏洩などの心配は全く問題なかった。
しかし、今後カナタが何らかの仕事を頼まれる機会が増えるのは間違いなく、ヒカル王などは高速移動網をもっと広げたいという構想があるようで、カナタの魔導具生産の需要は計り知れなかった。
そして、【常設転移門】と【魔力充填機】の莫大な代金がカナタの元へと支払われることとなった。
カナタの身は一つなので、魔導具の生産などが増えてしまうと、また奴隷を雇うなどの対策は必然だった。
まあ国家事業になれば、魔宝石の手配などをカナタ個人がしなくて良くなるのは有難いことだが、それだけカナタは自由な時間を失って行くのだ。
ライジン辺境伯は、早速【音声通信機】を携帯電話の如く利用し始め、ミネルバに南部辺境第二軍が向かうことでさえも、【音声通信機】のやり取りだけで実行に移してしまった。
しかも、ライジニアとミネルバの間が【常設転移門】により繋がったため、南部辺境第二軍500人の移動はほんの数分で行われることとなった。
元々ミネルバは南部辺境の国境守護を目的とした地であったため、軍の駐屯施設も存在しており、領内の農業生産力も高かったため、食住には不自由せず駐屯はカナタの関与なしで可能だった。
尤も、駐屯施設の準備に尽力したのは前代官のカムロであって、引き継いだカナタの仕事はほぼ無かった。
これによりカナタは自分の不在時にミネルバ領を収めてもらうためにと、カムロを代官として継続して雇用することを決めた。
「カムロ代官、あとは任せて大丈夫だよね?」
「はい。緊急時にはこの通信機を使い呼び出させていただきます」
カナタは魔導具増産のためにガーディアに戻る必要があった。
尤もガーディアとミネルバ間にはカナタ関係者用の【常設転移門】が設置されたため、何か緊急の事態でもあれば隣の部屋のドアを開くが如く行き来出来てしまうのだが……。
しかし、カナタ本人が常に【常設転移門】の側にいるわけでもなかった。
そこでカナタ呼び出しに重宝するのが【音声通信機】というわけだった。
【音声通信機】は、【マジックバッグ】と併用することで携帯電話に近い運用が可能だった。
まあ、呼び出しがあった時に、いちいち【マジックバッグ】から【音声通信機】本体を取り出すという手間がかかるのだが……。
カナタにより【マジックバッグ】の中に【音声通信機】があっても呼び出しが聞こえるようにという改造が施されていた。
だがこれでは直ぐに通信を受けることが出来ない。
【音声通信機】本体は【マジックバッグ】の中のままで、受話器だけ取り出して使えないかと、カナタは密かに思っていた。
【音声通信機】は次元魔法の応用なので、まさに次元魔法の申し子である【マジックバッグ】とは相性が良いはずだった。
カナタによる携帯電話計画がうぶ声を上げた瞬間だった。
カナタはガーディアの工房に戻ると、ヒナを呼び出した。
ヒナは研究の邪魔をするなという不機嫌な顔でカナタの前に現れた。
この期に及んでもヒナは仕事半分研究半分の生活を続けていた。
その研究の時間に呼び出したため不機嫌なのだ。
「【魔力充填機】が高値で売れた。
もうヒナは奴隷としての借金を清算出来るだけの稼ぎを得た。
いや、それ以上か。
【魔力充填機】の権利と持参金付きで奴隷から解放できるんだけど、今後どうしたい?」
カナタはヒナに奴隷解放出来ることを伝えた。
このままヒナが奴隷解放となるのであれば、カナタの秘密の数々は奴隷魔法により記憶から消されることとなる。
そして【魔力充填機】の権利をヒナが持つことで、ヒナはこの後も何不自由ない研究生活が出来るはずだった。
この世界では本来、奴隷は財産を持てない。
奴隷が作ったものは主人のものとなるため、【魔力充填機】の権利もカナタのものとなるのが常識だった。
その利益で奴隷解放されるだけでも良いご主人だと言われるほどの行為だった。
そんな世の中であるにも関わらず大金を産む権利を奴隷に渡してしまうのが、カナタのカナタたる所以だった。
「奴隷解放なんてどうでも良いわ。
私はカナタの側が一番面白いんだから」
ヒナは損得勘定ではなく、カナタへの好意と研究欲求から奴隷のままで良いという。
「カナタの側にいれば面白い研究が出来るに決まってるからね」
「ならば、手伝ってもらいたい仕事があるんだけど?」
カナタの台詞にヒナは身を乗り出してきた。
「聞きましょう。いや、聞かせろ!」
ヒナは乗り気だった。
カナタはここで携帯電話計画をヒナに伝えるのだった。
「ついに固定電話がショルダーフォンになるのね。
これだからカナタの側は離れられないわ」
ヒナはなぜか奴隷解放を望まず、奴隷のままカナタの仕事を手伝うこととなった。
別に奴隷解放後にそのままカナタの工房に就職しても良かったのだが、ヒナはそれを良しとせず、カナタの所有奴隷という身分を「尊い」と言い続けるのだった。
続けてカナタは工房の責任者であるドワーフのゴンゾを呼び出した。
国からの仕事を受けてしまったので、工房の拡張が急務だったからだ。
「何ですかな、主よ」
ゴンゾは右腕欠損という職人として致命的な怪我を治してくれたカナタに恩義を感じ、主君だと敬ってくれていた。
「国から【常設転移門】と【魔力充填機】の仕事が入った。
【音声通信機】も増産が決まった。
今の人員では厳しいので、工房の人員をゴンゾの目で選んで増やして欲しい」
「承知したのじゃ。。
【常設転移門】となると金属加工の職人が必要じゃな。
炉も必要だが、それは儂が造れる。
魔宝石も大量に必要となる。
その採掘人員はどうなさるつもりじゃ?」
「魔宝石は国が融通してくれることになった。
【常設転移門】のおかげで流通に革命が起きた。
王都に集まった資源は、即このガーディアに運んで来れる」
カナタの脳裏に鉱山ダンジョンで採掘作業をしているチームのことが過った。
彼女たちの仕事が無くなってしまいかねないと。
「(いや、魔宝石はいくらあっても構わないか……)」
彼女たちの仕事は継続となった。
今後どのような魔導具を作るかわからないのだ。
それに必要な資材の入手先は確保しておきたい。
「それじゃ、金属加工工房と人員の確保はゴンゾに委ねる。
頼んだよ」
「承知したのじゃ」
あとは魔導回路を魔宝石に描き込める錬金術師が欲しいところだった。
この分野はウルティア国に人材が豊富だったが、今は国境が封鎖されていて人の出入りが皆無だった。
「そういえば、魔物の氾濫が終息して、ウルティア国への出入りはどうなったんだろう?
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