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ウルティア国戦役編
182 カナタ、希少金属を手に入れる
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カナタがレベル34になったことで、ヒヒイロカネゴーレムを召喚出来るようになった可能性が高まった。
おそらくレベル25がオリハルコンゴーレムの召喚レベルで、次となればレベル30だろうと思われていたからだ。
いや、ヒヒイロカネがオリハルコンの次である保証はなかったのだったか。
だが、ここでカナタは召喚実験をすることを選んだ。
失敗しても何のペナルティもないのだから、やって損はないとう判断だった。
「ヒヒイロカネゴーレム、1体召喚!」
カナタは【ロッカー】から【ゴーレム召喚の杖】を出して振ると、地面に魔法陣が描かれ眩い閃光と共にヒヒイロカネゴーレムが召喚された。
「成功だ!」
カナタは大いに喜んだが、皆に何も言わないままに召喚してしまったため、混乱を招いてしまった。
「マスター、驚かせないでよ!
こっちにも心の準備があるんだからね?」
ヒヒイロカネゴーレムの出現に一瞬硬直してしまったミューにカナタは散々怒られた。
しかし、ここには暇を持て余している愛砢人形が何人もいた。
ヒヒイロカネゴーレムは、何もすることが出来ないまま、あっさりと倒されガチャオーブとDGとなった。
まあ、カナタが召喚してカナタに臣従しているゴーレムなので、攻撃されても反撃もしないのだが……。
「うん。ガチャオーブを鑑定で見てみたけど、間違いなくヒヒイロカネが手に入ってた」
これでカナタ一行は鉱山ダンジョンの下層に潜る必要が無くなってしまった。
後はガーディアの工房で愛砢人形を製造してみるだけだ。
錬金術のレベルも希少金属を加工していればそのうち規定レベルに達することだろう。
「ありがとうみんな。
オリハルコンもヒヒイロカネも手に入った。
もう今日はこれで帰るとしよう」
「「「「「はい」」」」」
「その前に、周回ボスアタックしとこうか」
「また宝箱が出るかもしれませんものね♪」
シータががっつり食いついて来た。
やっぱり宝箱を開けてみたかったのだろう。
カナタ一行は周回ボスアタックのために20階層ボス部屋付近に転移して来た。
ここのボスを倒せば最低でも山吹色のゴーレムオーブが手に入る。
もしかするとまた宝箱が出るかもしれないという期待は、シータ以上にカナタにもあった。
なにしろカナタはレベル34までレベルアップし、幸運値も389まで上がっていたからだ。
ボス部屋に入ると、相変わらずの瞬殺でボスを倒してしまうカナタ。
もはや、この程度のゴーレムマスターなど雑魚同然だった。
つまり、周回ボスアタックが目を瞑っても出来る作業となった瞬間だった。
「宝箱だ!」
やはり宝箱が出た。
これは美味しいことになったとカナタはほくそ笑んだ。
「これはシータが開けて良いよ。
もういつでも出せそうだからね」
幸運値389恐るべしという結果だった。
時間も余っているし、ここで合計5周するカナタ一行だった。
カナタの見込み通り宝箱は毎回出現し、不確定ガチャオーブを齎した。
その後、カナタ一行は1階層の隠し部屋まで転移して帰って来た。
そこから外に出ると鉱山ダンジョンの出入口まで談笑しながら歩いて行った。
シータの道案内で罠にもかからず魔物にも出会わずに帰れたからだ。
「なんだ随分早いじゃないか」
鉱山ダンジョンの出入口で冒険者の出入りを管理していたハンスが驚きの声を上げた。
「はい。目的の鉱石が手に入ったので、今日はこれで失礼します」
「そうか、全員無事でなによりだ」
ハンスは、これまでに鉱山ダンジョンから帰って来なかった冒険者を何人も経験しているのだろう。
無事でなにより、その言葉には重みがあった。
カナタもゼータ5とイータを無事に助けたいと思っていた。
「ああ、この時間だと馬車がまだ来てないのか」
迂闊なことに、この時間では迎えの馬車が来ていなかった。
グリーンバレーの拠点まで歩いても良いのだが、直ぐにでも工房へ行きたかったカナタは、街道の脇に逸れると【転移】でガーディアの工房まで帰ることにした。
「うーん、ここにも【常設転移門」が欲しいな」
「マスター、あの隠し部屋に置いておけば良いのでは?」
その手があったかと思ったカナタだったが、ハンスの事を思うと直接鉱山ダンジョンの中に転移するのは躊躇われた。
「さすがに直接中に転移するのは緊急時以外は憚られる」
「そうですね」
ミューもそう感じていたようで、あっさり前言を撤回した。
「小屋を買って設置するか。
いや、あの小屋を買っても、警備が必要になるな……。
中から容積以上の人が出て来るのも目立つし……。
うん。諦めよう」
カナタは【常設転移門】の設置を諦めて、個人での【転移】を使うことに決めた。
必要なのは人目につかない転移起点のみ。
それは街道脇の大岩の裏にすれば良いだけだった。
大岩を土魔法と錬金術で加工して、目隠しとするだけでいい。
人除けの結界でも設置すればなお良いだろう。
カナタは早速大岩をみつけるとサクッと加工して転移起点とするのだった。
「さあ、皆、ガーディアの工房まで行くよ。
ニク、愛砢人形の製造方法、教えてもらうよ」
いよいよ、カナタは愛砢人形の製造を試みる事になった。
おそらくレベル25がオリハルコンゴーレムの召喚レベルで、次となればレベル30だろうと思われていたからだ。
いや、ヒヒイロカネがオリハルコンの次である保証はなかったのだったか。
だが、ここでカナタは召喚実験をすることを選んだ。
失敗しても何のペナルティもないのだから、やって損はないとう判断だった。
「ヒヒイロカネゴーレム、1体召喚!」
カナタは【ロッカー】から【ゴーレム召喚の杖】を出して振ると、地面に魔法陣が描かれ眩い閃光と共にヒヒイロカネゴーレムが召喚された。
「成功だ!」
カナタは大いに喜んだが、皆に何も言わないままに召喚してしまったため、混乱を招いてしまった。
「マスター、驚かせないでよ!
こっちにも心の準備があるんだからね?」
ヒヒイロカネゴーレムの出現に一瞬硬直してしまったミューにカナタは散々怒られた。
しかし、ここには暇を持て余している愛砢人形が何人もいた。
ヒヒイロカネゴーレムは、何もすることが出来ないまま、あっさりと倒されガチャオーブとDGとなった。
まあ、カナタが召喚してカナタに臣従しているゴーレムなので、攻撃されても反撃もしないのだが……。
「うん。ガチャオーブを鑑定で見てみたけど、間違いなくヒヒイロカネが手に入ってた」
これでカナタ一行は鉱山ダンジョンの下層に潜る必要が無くなってしまった。
後はガーディアの工房で愛砢人形を製造してみるだけだ。
錬金術のレベルも希少金属を加工していればそのうち規定レベルに達することだろう。
「ありがとうみんな。
オリハルコンもヒヒイロカネも手に入った。
もう今日はこれで帰るとしよう」
「「「「「はい」」」」」
「その前に、周回ボスアタックしとこうか」
「また宝箱が出るかもしれませんものね♪」
シータががっつり食いついて来た。
やっぱり宝箱を開けてみたかったのだろう。
カナタ一行は周回ボスアタックのために20階層ボス部屋付近に転移して来た。
ここのボスを倒せば最低でも山吹色のゴーレムオーブが手に入る。
もしかするとまた宝箱が出るかもしれないという期待は、シータ以上にカナタにもあった。
なにしろカナタはレベル34までレベルアップし、幸運値も389まで上がっていたからだ。
ボス部屋に入ると、相変わらずの瞬殺でボスを倒してしまうカナタ。
もはや、この程度のゴーレムマスターなど雑魚同然だった。
つまり、周回ボスアタックが目を瞑っても出来る作業となった瞬間だった。
「宝箱だ!」
やはり宝箱が出た。
これは美味しいことになったとカナタはほくそ笑んだ。
「これはシータが開けて良いよ。
もういつでも出せそうだからね」
幸運値389恐るべしという結果だった。
時間も余っているし、ここで合計5周するカナタ一行だった。
カナタの見込み通り宝箱は毎回出現し、不確定ガチャオーブを齎した。
その後、カナタ一行は1階層の隠し部屋まで転移して帰って来た。
そこから外に出ると鉱山ダンジョンの出入口まで談笑しながら歩いて行った。
シータの道案内で罠にもかからず魔物にも出会わずに帰れたからだ。
「なんだ随分早いじゃないか」
鉱山ダンジョンの出入口で冒険者の出入りを管理していたハンスが驚きの声を上げた。
「はい。目的の鉱石が手に入ったので、今日はこれで失礼します」
「そうか、全員無事でなによりだ」
ハンスは、これまでに鉱山ダンジョンから帰って来なかった冒険者を何人も経験しているのだろう。
無事でなにより、その言葉には重みがあった。
カナタもゼータ5とイータを無事に助けたいと思っていた。
「ああ、この時間だと馬車がまだ来てないのか」
迂闊なことに、この時間では迎えの馬車が来ていなかった。
グリーンバレーの拠点まで歩いても良いのだが、直ぐにでも工房へ行きたかったカナタは、街道の脇に逸れると【転移】でガーディアの工房まで帰ることにした。
「うーん、ここにも【常設転移門」が欲しいな」
「マスター、あの隠し部屋に置いておけば良いのでは?」
その手があったかと思ったカナタだったが、ハンスの事を思うと直接鉱山ダンジョンの中に転移するのは躊躇われた。
「さすがに直接中に転移するのは緊急時以外は憚られる」
「そうですね」
ミューもそう感じていたようで、あっさり前言を撤回した。
「小屋を買って設置するか。
いや、あの小屋を買っても、警備が必要になるな……。
中から容積以上の人が出て来るのも目立つし……。
うん。諦めよう」
カナタは【常設転移門】の設置を諦めて、個人での【転移】を使うことに決めた。
必要なのは人目につかない転移起点のみ。
それは街道脇の大岩の裏にすれば良いだけだった。
大岩を土魔法と錬金術で加工して、目隠しとするだけでいい。
人除けの結界でも設置すればなお良いだろう。
カナタは早速大岩をみつけるとサクッと加工して転移起点とするのだった。
「さあ、皆、ガーディアの工房まで行くよ。
ニク、愛砢人形の製造方法、教えてもらうよ」
いよいよ、カナタは愛砢人形の製造を試みる事になった。
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