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三章 聖女さん、冒険者やります
45 聖女さん達、集結
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含みのある言い方だったけど、ストレートに言ってこない辺り軽い流れで他人に話したいような事では無いのだろうし、そもそも今のルカは良い意味で話そうとしない事を無理に問い詰める必要のない相手だ。
本人から話そうとしないのならスルーで良いでしょスルーで。
とまあルカがマルコさんと飲んでいた時の話をスルーした所で、少し心配だった人物がやって来た。
「お、既にアンナ達も来てるな」
「おはようございます」
ステラとシルヴィである。
「おはよう二人共……とりあえず元気そうで良かった」
「シルヴィさんは大丈夫だったと思うっすけど、ステラさんは二日酔いとか大丈夫でした?」
「ん? まあ朝起きて軽く頭痛くて気持ち悪かったんだけどさ、朝早くにシルヴィがウチに来てくれて助けてくれたんだ」
「なんか嫌な予感しましたからね」
……ああ、成程。私達と同じだ。
そしてシズクは一歩前に出てシルヴィに手を差し出す。
「お疲れ様っす」
「……色々と察しました。お疲れ様です」
そう言い合ってガシっと手を握り合う二人。
あの、本当にお世話になりました。
そしてお世話になった側はと言うと。
「なあアンナ。今後こうやって迷惑掛けないようにちゃんとした飲み方を覚えるべきだと俺は思うんだよ」
「うん、私もそう思うよ」
「そんな訳でだ……皆がアンナのとこの国から戻ってきたらまた皆で飲みに行こうな」
「そうだね。打ち上げもかねて」
「ミカ。その時はお前も来るだろ?」
「あ、はい! 勿論!」
そこまで言うとルカが立ち上がる。
そしてシルヴィとシズクに歩み寄り頭を下げた。
「その時はまたよろしくお願いします」
そして深々と頭を下げた後、思い出したように顔を上げてシルヴィに言う。
「あとそういえばお前には礼を言っていなかったな。ありがとう」
「うわぁ律義ですね」
と、そこでシルヴィは私とミカを軽く交互に見てから言う。
「次の時来ます?」
今の問いとさっきの視線の関連性なに?
とまあその辺の事は全然分からないが、ルカは答える。
「昨日も言ったがこのメンツの飲み会に俺が入れる訳が無いだろう。同性だけで楽しんでくればいい」
「そうっすよシルヴィさん」
シズクが言う。
「ルカさん入れたら絶対ややこしい事になるっすよ!」
「いや断っておいて言える立場じゃないんだが、どういう意味ですかそれ?」
ルカの言葉に私やミカも頷く。
うん、ややこしくなるってどういう事だろ?
「いや、えーっと……」
と、少しシズクが焦り出したタイミングだった。
「お、皆揃ってるね!」
「あ、しーちゃんおはよう!」
「うん、おはよう。それに皆も」
続いてしーちゃんが部屋に入って来た。
という事は。
「おはようなのじゃ」
レリアさんもしーちゃんの隣に居る。
そして。
「皆さんおはようございます。全員二日酔いとかになって無さそうで何よりですわ!」
ミーシャさんも一緒に登場だ。
「あ、なんかあっちゃん達飲んでたんだっけ? 今度予定合ったら飲みに行こうよ」
「「「……ッ!?」」」
しーちゃんの発言にシルヴィとシズクとルカが、この人は飲みに行かせて大丈夫な人なのか!? というような強い警戒心を感じたような表情を浮かべる。
多分皆は悪酔いするような二人組で飲みに行ったりしないかって心配してくれてるんじゃないかと思うんだけど……うん、私も違う意味で心配だな。
……しーちゃんがお酒飲んだら、気が付けばとんでもない事件に発展したりしないかな。
うん、絶対発展する。
失礼だけどごめんだけど発展する。
……まあ絶対飲みに行くとは思うけどさ。
まあとにかくこれで別室に居るらしいマルコさん達マフィアの皆さんを含め主要メンツは勢揃いだ。
飲み会だとか浮ついた話は一旦終わりにして……やるべき事をやって行こうと思う。
浮ついた話をしたい人達と今後も浮ついた話をしていく為に。
本人から話そうとしないのならスルーで良いでしょスルーで。
とまあルカがマルコさんと飲んでいた時の話をスルーした所で、少し心配だった人物がやって来た。
「お、既にアンナ達も来てるな」
「おはようございます」
ステラとシルヴィである。
「おはよう二人共……とりあえず元気そうで良かった」
「シルヴィさんは大丈夫だったと思うっすけど、ステラさんは二日酔いとか大丈夫でした?」
「ん? まあ朝起きて軽く頭痛くて気持ち悪かったんだけどさ、朝早くにシルヴィがウチに来てくれて助けてくれたんだ」
「なんか嫌な予感しましたからね」
……ああ、成程。私達と同じだ。
そしてシズクは一歩前に出てシルヴィに手を差し出す。
「お疲れ様っす」
「……色々と察しました。お疲れ様です」
そう言い合ってガシっと手を握り合う二人。
あの、本当にお世話になりました。
そしてお世話になった側はと言うと。
「なあアンナ。今後こうやって迷惑掛けないようにちゃんとした飲み方を覚えるべきだと俺は思うんだよ」
「うん、私もそう思うよ」
「そんな訳でだ……皆がアンナのとこの国から戻ってきたらまた皆で飲みに行こうな」
「そうだね。打ち上げもかねて」
「ミカ。その時はお前も来るだろ?」
「あ、はい! 勿論!」
そこまで言うとルカが立ち上がる。
そしてシルヴィとシズクに歩み寄り頭を下げた。
「その時はまたよろしくお願いします」
そして深々と頭を下げた後、思い出したように顔を上げてシルヴィに言う。
「あとそういえばお前には礼を言っていなかったな。ありがとう」
「うわぁ律義ですね」
と、そこでシルヴィは私とミカを軽く交互に見てから言う。
「次の時来ます?」
今の問いとさっきの視線の関連性なに?
とまあその辺の事は全然分からないが、ルカは答える。
「昨日も言ったがこのメンツの飲み会に俺が入れる訳が無いだろう。同性だけで楽しんでくればいい」
「そうっすよシルヴィさん」
シズクが言う。
「ルカさん入れたら絶対ややこしい事になるっすよ!」
「いや断っておいて言える立場じゃないんだが、どういう意味ですかそれ?」
ルカの言葉に私やミカも頷く。
うん、ややこしくなるってどういう事だろ?
「いや、えーっと……」
と、少しシズクが焦り出したタイミングだった。
「お、皆揃ってるね!」
「あ、しーちゃんおはよう!」
「うん、おはよう。それに皆も」
続いてしーちゃんが部屋に入って来た。
という事は。
「おはようなのじゃ」
レリアさんもしーちゃんの隣に居る。
そして。
「皆さんおはようございます。全員二日酔いとかになって無さそうで何よりですわ!」
ミーシャさんも一緒に登場だ。
「あ、なんかあっちゃん達飲んでたんだっけ? 今度予定合ったら飲みに行こうよ」
「「「……ッ!?」」」
しーちゃんの発言にシルヴィとシズクとルカが、この人は飲みに行かせて大丈夫な人なのか!? というような強い警戒心を感じたような表情を浮かべる。
多分皆は悪酔いするような二人組で飲みに行ったりしないかって心配してくれてるんじゃないかと思うんだけど……うん、私も違う意味で心配だな。
……しーちゃんがお酒飲んだら、気が付けばとんでもない事件に発展したりしないかな。
うん、絶対発展する。
失礼だけどごめんだけど発展する。
……まあ絶対飲みに行くとは思うけどさ。
まあとにかくこれで別室に居るらしいマルコさん達マフィアの皆さんを含め主要メンツは勢揃いだ。
飲み会だとか浮ついた話は一旦終わりにして……やるべき事をやって行こうと思う。
浮ついた話をしたい人達と今後も浮ついた話をしていく為に。
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