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二章 隻腕の精霊使い
23 彼の右手は空を切る
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エルの治療を終えた後、俺達はその場を駆け出した。
シオン云々の話が無くとも、この場所が危険な事に変わりは無い。故に走るという選択肢は妥当だろう。
そして無事に脱出する。
祭りで賑わう表の通りへと。血塗れな俺と神秘的な雰囲気を放つエルが視線を集める表通りへと、俺達は戻ってきた。
「こっちだ、エル」
俺はエルを先導して、シオンとの待ち合わせ場所へと足取りを進めた。
待ち合わせ場所は、エルを助けに向かう際に前を通った、時計塔裏の小さな公園。本当に小規模な物だという事と、メインストリート、及び付近にある大きな公園が活用されているため、祭の屋台などが並んでいなかった場所だ。
主に小人数が休憩場所として利用しているらしい。そこならば人の目がありすぎず、そしてなさすぎない。きっとこの場所を合流地点として選んだのは最善の選択であるだろう。
そして俺達はそんな場所へと辿りつく。
文字通り『俺達は』その場所に辿りつく。
「……ッ」
思わず声にならない声が漏れだす。
その場所に、シオン・クロウリーの姿は無かった。
居るのは俺達に好奇の視線を向ける人間だけだ。
「……いや、落ち付け」
最悪の事態を考えるな。冷静になって考えてみろ。
単に俺達が先に到着したというだけかもしれない。きっとそうだ。
「とりあえずしばらく此処でシオンを待とう。きっと来るはずだ」
「もし……来なかったら?」
エルがそんな事を聞いてくる。
もう普通に表で言葉を発している事に対して何か言おうと思ったけれど、それは止めた。
今更ドール化された精霊のふりをした所で、何かが変わるとは思えなかった。実際にやっていても、ああいう事が起きたのだから思える筈が無い。
だからそれには触れず……俺は考える。
もしシオンがこの場にやってこなかった場合……俺は、一体どうするべきだ?
「まさか……助けに行くだなんて言いませんよね?」
不安そうに口に下その問いに対する返答を、俺はすぐに返せない。
確かにその選択肢は無茶苦茶だと思う。何しろ俺はこうして動けてはいるものの、それでも大怪我を負っている事には変わりない。コンディションで言えばエルを助けだした時よりも酷いのは明白だ。当然エルをあの場所に再び連れて行くことなんて出来ない訳で、シオンを助けに行くという選択肢は、俺一人でシオンを助けに行くという投身自殺にも等しい選択となる。
だけどその選択を。自殺にも等しいその選択肢を捨てきれない。
シオンと入れ違いになるかもしれないという負の連鎖みたいな可能性。そしてエルを一人にする事によるエルの身の危険を考慮しなければ、俺はもしかするとその選択肢を即決していたかもしれない。いや……多分していた。
だってシオンは俺達の恩人だ。俺達の為にこの状況に巻き込まれているのだから見捨てるわけにはいかない。連れ戻さなくてはいけない存在だ。
……窮地に陥っているのならば、助けなければならない。
その為には……どうすればいい?
エルを巻き込まず、危険に晒さず。そしてシオンを助けだすには、一体どうすればいい?
「……エイジさん?」
中々返答が返ってこない事を心配してか、エルがそんな声を掛けてくれる。
そんなエルに、お前を巻き込まない様にするから大丈夫だみたいな事を言うのは間違いだ。それが間違いだと思える程度には……俺はエルの言葉を信じていて、そして自惚れられている。
エルは俺を心配してくれたんだ。俺を危険に晒さない為に覚悟まで決めてくれた。それなのに俺が一人で助けにいくなんて話をすれば……それはきっとエルを傷付ける。
だから俺は考えなければいけないんだ。懸念している全ての要素をクリアし、その上でシオンを助ける方法を。
……ひとまずは、エルに心配を掛けさせない言い訳の文面を。
そうやって僅かに構築しかかっていたその文面は、視界に映った、所々が赤色に染まっている白髪によって霧散する。
「シオン!」
俺は思わずその名を呼び、駆け寄る。
「よかった……無事だったか」
「……まあ、なんとかね」
そう答えるシオンだが……はっきり言って、外見だけ見ればまったく無事に見えてこない。俺も人の事を言えた物じゃないが、全身に付着する血液を見る限り、俺と同じ位の怪我を負っていたのではないだろうか。
「よく戻ってこれたな。その怪我じゃ、相当な大怪我だったんだろ」
「まあね……なんというか、無茶しすぎた」
「……下の階まで降りて来てくれてたんだろ。悪いな。お前のおかげで助かった」
「いいよ、別に。……キミ達が二人揃って出て来てくれて、本当によかった。死にかけた甲斐がある」
死にかけた……やっぱり、それだけの傷を負っていたんだ。
「死にかけた……なあ、シオン。エルの話を聞く限りじゃ、エルと会った時にはもう、いつ倒れてもおかしくない様な状態だったらしいな。そんな状態でよくあの場から戻ってこれたな……一体どうやった?」
それは純粋な好奇心……というより知っておきたい事だった。
多分それは俺の糧となる。戦闘経験も殆ど無い俺にとって、シオンがどうやってあの場から戻ってきたかというのは、不謹慎かもしれないが、耳にしておきたい事だった。
「えーっと、その……まあ……色々あったんだよ」
どういう訳か分からないが、露骨にはぐらかされた。
「……そうか。まあいいよ、別に」
だけどそれならそれで追及はしない。
そもそも自分が死にかけていた時の話なんて、あまりしたくないだろうし……仮に何か別に意図があったとしても、その意図を壊してまで聞こうとは思わなかった。
聞いておくべき話だったとしても、自らの辛い過去を全部話してくれた奴がはぐらかした内容を、自分の糧にする程度の理由でしつこく食い下がるのは、きっと間違っている。
だから俺も、話題を逸らした。
というより、そもそも早い段階で逸らさなくてはいけなかったのだろう。
「……で、これからどうする」
「とりあえず、あのホテルに戻らないかい? キミ達の荷物も置いてあるし……今、他に行く当てもないだろう?」
「……まあな」
確かに他に行く当てがないのも事実だし、購入した物品がなきゃ街を出る事も出来やしない。
そして何より、今のホテルの惨状でそれができるかどうかは分からないが、俺達には休息が必要なのは間違いがなかった。ある意味沢山寝ては居るが、それで体が休まるわけでもないし、そもそも休む云々の前に傷を完治させないと行けない。
とにかく休める場所へと向かう必要があった。
「決まりだね。じゃあ……移動しようか。一応は周囲に警戒してね」
「分かってる」
そうシオンに言いかえしてから、エルに再び視線を向ける。
「そういう訳だ。とりあえず行こう」
「……はい」
そう返答するエルの表情を見る限り、多少はマシになってもそれでもシオンの事をまともに信用していないんだと分かる。何度も何度も思った事だが、本当に……この世界の人間と精霊の間に出来た溝は深い。
願わくば……シオンにもまともに接してくれる精霊が現れてくれればいいのにと思う。
こうして何度も助けられて、それでも拒絶されるシオンを見て……本当に、報われてほしいと。そう、切に思った。
思いながら俺は自然とエルの手を引き、一人前を歩くシオンを追った。
シオン云々の話が無くとも、この場所が危険な事に変わりは無い。故に走るという選択肢は妥当だろう。
そして無事に脱出する。
祭りで賑わう表の通りへと。血塗れな俺と神秘的な雰囲気を放つエルが視線を集める表通りへと、俺達は戻ってきた。
「こっちだ、エル」
俺はエルを先導して、シオンとの待ち合わせ場所へと足取りを進めた。
待ち合わせ場所は、エルを助けに向かう際に前を通った、時計塔裏の小さな公園。本当に小規模な物だという事と、メインストリート、及び付近にある大きな公園が活用されているため、祭の屋台などが並んでいなかった場所だ。
主に小人数が休憩場所として利用しているらしい。そこならば人の目がありすぎず、そしてなさすぎない。きっとこの場所を合流地点として選んだのは最善の選択であるだろう。
そして俺達はそんな場所へと辿りつく。
文字通り『俺達は』その場所に辿りつく。
「……ッ」
思わず声にならない声が漏れだす。
その場所に、シオン・クロウリーの姿は無かった。
居るのは俺達に好奇の視線を向ける人間だけだ。
「……いや、落ち付け」
最悪の事態を考えるな。冷静になって考えてみろ。
単に俺達が先に到着したというだけかもしれない。きっとそうだ。
「とりあえずしばらく此処でシオンを待とう。きっと来るはずだ」
「もし……来なかったら?」
エルがそんな事を聞いてくる。
もう普通に表で言葉を発している事に対して何か言おうと思ったけれど、それは止めた。
今更ドール化された精霊のふりをした所で、何かが変わるとは思えなかった。実際にやっていても、ああいう事が起きたのだから思える筈が無い。
だからそれには触れず……俺は考える。
もしシオンがこの場にやってこなかった場合……俺は、一体どうするべきだ?
「まさか……助けに行くだなんて言いませんよね?」
不安そうに口に下その問いに対する返答を、俺はすぐに返せない。
確かにその選択肢は無茶苦茶だと思う。何しろ俺はこうして動けてはいるものの、それでも大怪我を負っている事には変わりない。コンディションで言えばエルを助けだした時よりも酷いのは明白だ。当然エルをあの場所に再び連れて行くことなんて出来ない訳で、シオンを助けに行くという選択肢は、俺一人でシオンを助けに行くという投身自殺にも等しい選択となる。
だけどその選択を。自殺にも等しいその選択肢を捨てきれない。
シオンと入れ違いになるかもしれないという負の連鎖みたいな可能性。そしてエルを一人にする事によるエルの身の危険を考慮しなければ、俺はもしかするとその選択肢を即決していたかもしれない。いや……多分していた。
だってシオンは俺達の恩人だ。俺達の為にこの状況に巻き込まれているのだから見捨てるわけにはいかない。連れ戻さなくてはいけない存在だ。
……窮地に陥っているのならば、助けなければならない。
その為には……どうすればいい?
エルを巻き込まず、危険に晒さず。そしてシオンを助けだすには、一体どうすればいい?
「……エイジさん?」
中々返答が返ってこない事を心配してか、エルがそんな声を掛けてくれる。
そんなエルに、お前を巻き込まない様にするから大丈夫だみたいな事を言うのは間違いだ。それが間違いだと思える程度には……俺はエルの言葉を信じていて、そして自惚れられている。
エルは俺を心配してくれたんだ。俺を危険に晒さない為に覚悟まで決めてくれた。それなのに俺が一人で助けにいくなんて話をすれば……それはきっとエルを傷付ける。
だから俺は考えなければいけないんだ。懸念している全ての要素をクリアし、その上でシオンを助ける方法を。
……ひとまずは、エルに心配を掛けさせない言い訳の文面を。
そうやって僅かに構築しかかっていたその文面は、視界に映った、所々が赤色に染まっている白髪によって霧散する。
「シオン!」
俺は思わずその名を呼び、駆け寄る。
「よかった……無事だったか」
「……まあ、なんとかね」
そう答えるシオンだが……はっきり言って、外見だけ見ればまったく無事に見えてこない。俺も人の事を言えた物じゃないが、全身に付着する血液を見る限り、俺と同じ位の怪我を負っていたのではないだろうか。
「よく戻ってこれたな。その怪我じゃ、相当な大怪我だったんだろ」
「まあね……なんというか、無茶しすぎた」
「……下の階まで降りて来てくれてたんだろ。悪いな。お前のおかげで助かった」
「いいよ、別に。……キミ達が二人揃って出て来てくれて、本当によかった。死にかけた甲斐がある」
死にかけた……やっぱり、それだけの傷を負っていたんだ。
「死にかけた……なあ、シオン。エルの話を聞く限りじゃ、エルと会った時にはもう、いつ倒れてもおかしくない様な状態だったらしいな。そんな状態でよくあの場から戻ってこれたな……一体どうやった?」
それは純粋な好奇心……というより知っておきたい事だった。
多分それは俺の糧となる。戦闘経験も殆ど無い俺にとって、シオンがどうやってあの場から戻ってきたかというのは、不謹慎かもしれないが、耳にしておきたい事だった。
「えーっと、その……まあ……色々あったんだよ」
どういう訳か分からないが、露骨にはぐらかされた。
「……そうか。まあいいよ、別に」
だけどそれならそれで追及はしない。
そもそも自分が死にかけていた時の話なんて、あまりしたくないだろうし……仮に何か別に意図があったとしても、その意図を壊してまで聞こうとは思わなかった。
聞いておくべき話だったとしても、自らの辛い過去を全部話してくれた奴がはぐらかした内容を、自分の糧にする程度の理由でしつこく食い下がるのは、きっと間違っている。
だから俺も、話題を逸らした。
というより、そもそも早い段階で逸らさなくてはいけなかったのだろう。
「……で、これからどうする」
「とりあえず、あのホテルに戻らないかい? キミ達の荷物も置いてあるし……今、他に行く当てもないだろう?」
「……まあな」
確かに他に行く当てがないのも事実だし、購入した物品がなきゃ街を出る事も出来やしない。
そして何より、今のホテルの惨状でそれができるかどうかは分からないが、俺達には休息が必要なのは間違いがなかった。ある意味沢山寝ては居るが、それで体が休まるわけでもないし、そもそも休む云々の前に傷を完治させないと行けない。
とにかく休める場所へと向かう必要があった。
「決まりだね。じゃあ……移動しようか。一応は周囲に警戒してね」
「分かってる」
そうシオンに言いかえしてから、エルに再び視線を向ける。
「そういう訳だ。とりあえず行こう」
「……はい」
そう返答するエルの表情を見る限り、多少はマシになってもそれでもシオンの事をまともに信用していないんだと分かる。何度も何度も思った事だが、本当に……この世界の人間と精霊の間に出来た溝は深い。
願わくば……シオンにもまともに接してくれる精霊が現れてくれればいいのにと思う。
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