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あきれられている気がしますが
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今の、そんな照れるとこか?
「性的」って言葉は、あからさまといえばあからさまだけど、現代日本ではニュースなんかでも普通に使われる言葉だ。
照れたりするような言葉じゃないと思うのけど、これも異文化なのかな。
私からしてみれば、レイの言動のほうがよっぽど恥ずかしいと思うんだけどな。
「俺が守る」とか真顔で言うとかハードル高い気がする……。
とはいえ、レイは顔を真っ赤にして、謝ってくれて。
そんな深刻に怒っているなんてわけはなく、ちょっと恥ずかしいなという気持ちはあるものの、こちらの世界の女性の服装について探りをいれる前フリぐらいのつもりだったんだけど。
むしろ命の恩人で、今後もお世話になるつもりの人に、そんな本気で謝らせるなんて、申し訳ない。
私のほうこそ、焦って、頭をさげる。
「いえ、こちらこそごめんなさい。みっともない恰好にうつっていたら申し訳ないです。私の国では普通の恰好なので、配慮が足りませんでした」
「だ、だよな。文化の違いだよな。わかってたつもりだったんだ。わるい。ほんと悪かった! ミサキと二人の時は、その格好も気にならないというか、かわいいなとだけ思ってたんだけど。他の男も見てると思うと、急にいろいろと気になっちまって、ヘンなこと言った」
レイは赤い顔を手で隠すように覆いながら、さらに謝ってくれるんだけど……。
えっとその。
レイは気づいていないのかな?
それって、思いっきり私に独占欲感じてるって言ってるようなものだんだけど。
そんでもって、レイの、そんあ独占欲がかいまみられる発言が嫌じゃない自分がいるわけでして。
あーヤバい。
これ絶対、私、レイのこと好きなんじゃん。
顔が熱くなる。
レイは自分の発言の意味には気づいていないみたいで、私がうつむくと、怒っていると思ってさらに「すまない」って謝ってくる。
違うんだよ。
赤くなった顔を見られたくないだけなんだよ!
だって門兵さんたちが、生暖かい表情で私たちを見ているんだもん。
「あー……。仲がよくてよろしいことですな」
お髭の門兵さんが、呆れたように言った。
それでようやく、レイも、自分が独占欲丸出しの発言をしたことに気づいたみたい。
「あ」とうめいて、顔を手で隠したままうつむいた。
なんだこれ。
私もレイも、二人して赤くなってうつむいて。
いい大人がそろいもそろってバカみたい……!
だけど心は素直なもので、胸の奥がふわふわときめいている。
「えーと、では。イサカ様のことは管理部にお伝えしておきますということで。お二人とも、もう街へ入っていただいて結構ですよ」
ちらちら相手の様子を伺いつつ、その場から動かない私たちに、門兵さんが街へ入るよう促してくれた。
ふと気が付くと、さっきまで門のチェックを受ける列は私たちで最後だったけれど、私たちの後ろにまた列が伸びていた。
私たちのうしろには、遠くから来たらしい商人の一団がこちらを見ながら待っていた。
「も、申し訳ございません!お待たせしました!」
やだやだ……!
いつから後ろに人が待っていたんだろう。
気づかずに、あんな恥ずかしいやりとりを延々としてたなんて。
ぺこんと頭を下げると、商人さんたちはびっくりしたようにお互いの顔を見交わし、
「いやいや、いいもん見せてもらったぜ」
「若いっていいことだね。妻と出会ったころを思い出したよ」
「ま、幸せになんな」
と口々に言ってくれる。
門兵さんとお話してお待たせしたのを怒っていらっしゃらないのは助かったけど、商人さんたちの声音がからかいを多分に含んでいるので、恥ずかしくてしかたない。
「は、はい!」
私がうなずくと、レイも商人さんたちと門兵さんに挨拶し、街の中へ足を進めた。
私も、レイに手をとられ、街へと足を踏み入れた。
これが、私の異世界生活の始まりになった。
「性的」って言葉は、あからさまといえばあからさまだけど、現代日本ではニュースなんかでも普通に使われる言葉だ。
照れたりするような言葉じゃないと思うのけど、これも異文化なのかな。
私からしてみれば、レイの言動のほうがよっぽど恥ずかしいと思うんだけどな。
「俺が守る」とか真顔で言うとかハードル高い気がする……。
とはいえ、レイは顔を真っ赤にして、謝ってくれて。
そんな深刻に怒っているなんてわけはなく、ちょっと恥ずかしいなという気持ちはあるものの、こちらの世界の女性の服装について探りをいれる前フリぐらいのつもりだったんだけど。
むしろ命の恩人で、今後もお世話になるつもりの人に、そんな本気で謝らせるなんて、申し訳ない。
私のほうこそ、焦って、頭をさげる。
「いえ、こちらこそごめんなさい。みっともない恰好にうつっていたら申し訳ないです。私の国では普通の恰好なので、配慮が足りませんでした」
「だ、だよな。文化の違いだよな。わかってたつもりだったんだ。わるい。ほんと悪かった! ミサキと二人の時は、その格好も気にならないというか、かわいいなとだけ思ってたんだけど。他の男も見てると思うと、急にいろいろと気になっちまって、ヘンなこと言った」
レイは赤い顔を手で隠すように覆いながら、さらに謝ってくれるんだけど……。
えっとその。
レイは気づいていないのかな?
それって、思いっきり私に独占欲感じてるって言ってるようなものだんだけど。
そんでもって、レイの、そんあ独占欲がかいまみられる発言が嫌じゃない自分がいるわけでして。
あーヤバい。
これ絶対、私、レイのこと好きなんじゃん。
顔が熱くなる。
レイは自分の発言の意味には気づいていないみたいで、私がうつむくと、怒っていると思ってさらに「すまない」って謝ってくる。
違うんだよ。
赤くなった顔を見られたくないだけなんだよ!
だって門兵さんたちが、生暖かい表情で私たちを見ているんだもん。
「あー……。仲がよくてよろしいことですな」
お髭の門兵さんが、呆れたように言った。
それでようやく、レイも、自分が独占欲丸出しの発言をしたことに気づいたみたい。
「あ」とうめいて、顔を手で隠したままうつむいた。
なんだこれ。
私もレイも、二人して赤くなってうつむいて。
いい大人がそろいもそろってバカみたい……!
だけど心は素直なもので、胸の奥がふわふわときめいている。
「えーと、では。イサカ様のことは管理部にお伝えしておきますということで。お二人とも、もう街へ入っていただいて結構ですよ」
ちらちら相手の様子を伺いつつ、その場から動かない私たちに、門兵さんが街へ入るよう促してくれた。
ふと気が付くと、さっきまで門のチェックを受ける列は私たちで最後だったけれど、私たちの後ろにまた列が伸びていた。
私たちのうしろには、遠くから来たらしい商人の一団がこちらを見ながら待っていた。
「も、申し訳ございません!お待たせしました!」
やだやだ……!
いつから後ろに人が待っていたんだろう。
気づかずに、あんな恥ずかしいやりとりを延々としてたなんて。
ぺこんと頭を下げると、商人さんたちはびっくりしたようにお互いの顔を見交わし、
「いやいや、いいもん見せてもらったぜ」
「若いっていいことだね。妻と出会ったころを思い出したよ」
「ま、幸せになんな」
と口々に言ってくれる。
門兵さんとお話してお待たせしたのを怒っていらっしゃらないのは助かったけど、商人さんたちの声音がからかいを多分に含んでいるので、恥ずかしくてしかたない。
「は、はい!」
私がうなずくと、レイも商人さんたちと門兵さんに挨拶し、街の中へ足を進めた。
私も、レイに手をとられ、街へと足を踏み入れた。
これが、私の異世界生活の始まりになった。
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