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お部屋が決まったようですが
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ダイアモンド様って、誰なんだろ。
じっとレイの顔を見ていると、レイが私の視線に気づいた。
「わりぃ。ダイアモンドは、俺の双子の姉なんだよ。ふだんは王都にいるんだけどよー、なんかこっちにくるみたいだ。俺の隣の部屋は無理みたいだが……。バドー、ラナンキュラスの間は、空いているか?」
「ご用意できます」
「なら、すぐ用意してくれ」
レイが言うと、バドーさんは笑顔でその場を後にした。
「ラナンキュラスの間は、俺の部屋の隣の隣なんだ。間にダイアモンドが来るみてぇだけど、まぁそのほうがいいかもなぁ……」
レイはぼやきながら、私に着いてくるように言う。
メイドさんたちに見守られながら、お屋敷をてくてく歩く。
周囲をきょろきょろ見たくなるけど、がまんがまん。
ていうか、現状でも、あんまりにもゴージャスすぎて緊張ハンパない……。
じっくり見ると、うっかり周囲のものを壊したらだめだろって思って、歩くのも怖くなりそうだ。
レイに促されて入ったのは、応接室みたいな部屋だった。
ワインレッドを基調とした落ち着いた、ゴージャスだけどどこかくつろいだ雰囲気のあるお部屋だ。
「ここは、家族がくつろぐための部屋なんだよ」
レイは、長椅子に腰かけて、隣を手で示す。
長椅子はゴブラン織のような美しい布が貼られた大き目のサイズのものだ。
大人ふたりがゆったりと座れるだろう。
でも椅子は他にもいっぱいあるし、レイがしめした場所は、レイに近すぎる。
座ったら、レイとぴったりくっつくみたいになっちゃいそうだ。
別の椅子に座りたいなーっと目で合図を送ると、レイは「ここ、座れよ」とはっきりと宣言した。
うううう。恥ずかしいんですけど。
心持ち、レイに指定された場所より離れて、長椅子に腰かける。
レイはすこし不満そうにしつつも、メイドさんにお茶の準備をお願いし、他の待機していたメイドさんたちにも部屋を出るように命じた。
ふたりきり……。
安心するはずなのに、こうもくっついていると、なんかそわそわする。
けれどメイドさんたちがいなくなると、レイは声をひそめて言った。
「考えたんだけどよー。美咲が異世界から来たってことは、しばらく……そうだな、ダイアモンドが来るまでは誰にも言わないでおこうと思うんだ」
「わかりました」
私も声をひそめて、返事をした。
なるほど。
人払いは、この話をするためですか。
確かに、いきなり「異世界人連れてきたわ」とか言われても、使用人さんたちも困るよね。
現状でも、見知らぬ女を連れ帰ったみたいになってるけど、異世界人を連れて帰ってくるよりは、100倍くらいマシだと思う。
「レイのご判断にお任せします」
私も、だれかれ構わず、異世界人だとアピールしたいわけではない。
ただぜったいにこの世界の常識とずれていることがあるだろうから、そこはフォローがいりそうだ。
「ん」
レイは、軽くうなずいて、
「ダイアモンドがきたら、バドーと家政婦のハキさんにだけは説明するかもな。まぁそのへんは、様子を見ることにするわ。で、今のところの美咲の設定なんだが」
「はい……」
「お互いにひとめぼれして、これから一瞬たりとも離れたくないと思った遠い国からの旅人っていうのはどうだ?」
「はい……?」
いや、なんだそれ。
それはないだろ……。
じっとレイの顔を見ていると、レイが私の視線に気づいた。
「わりぃ。ダイアモンドは、俺の双子の姉なんだよ。ふだんは王都にいるんだけどよー、なんかこっちにくるみたいだ。俺の隣の部屋は無理みたいだが……。バドー、ラナンキュラスの間は、空いているか?」
「ご用意できます」
「なら、すぐ用意してくれ」
レイが言うと、バドーさんは笑顔でその場を後にした。
「ラナンキュラスの間は、俺の部屋の隣の隣なんだ。間にダイアモンドが来るみてぇだけど、まぁそのほうがいいかもなぁ……」
レイはぼやきながら、私に着いてくるように言う。
メイドさんたちに見守られながら、お屋敷をてくてく歩く。
周囲をきょろきょろ見たくなるけど、がまんがまん。
ていうか、現状でも、あんまりにもゴージャスすぎて緊張ハンパない……。
じっくり見ると、うっかり周囲のものを壊したらだめだろって思って、歩くのも怖くなりそうだ。
レイに促されて入ったのは、応接室みたいな部屋だった。
ワインレッドを基調とした落ち着いた、ゴージャスだけどどこかくつろいだ雰囲気のあるお部屋だ。
「ここは、家族がくつろぐための部屋なんだよ」
レイは、長椅子に腰かけて、隣を手で示す。
長椅子はゴブラン織のような美しい布が貼られた大き目のサイズのものだ。
大人ふたりがゆったりと座れるだろう。
でも椅子は他にもいっぱいあるし、レイがしめした場所は、レイに近すぎる。
座ったら、レイとぴったりくっつくみたいになっちゃいそうだ。
別の椅子に座りたいなーっと目で合図を送ると、レイは「ここ、座れよ」とはっきりと宣言した。
うううう。恥ずかしいんですけど。
心持ち、レイに指定された場所より離れて、長椅子に腰かける。
レイはすこし不満そうにしつつも、メイドさんにお茶の準備をお願いし、他の待機していたメイドさんたちにも部屋を出るように命じた。
ふたりきり……。
安心するはずなのに、こうもくっついていると、なんかそわそわする。
けれどメイドさんたちがいなくなると、レイは声をひそめて言った。
「考えたんだけどよー。美咲が異世界から来たってことは、しばらく……そうだな、ダイアモンドが来るまでは誰にも言わないでおこうと思うんだ」
「わかりました」
私も声をひそめて、返事をした。
なるほど。
人払いは、この話をするためですか。
確かに、いきなり「異世界人連れてきたわ」とか言われても、使用人さんたちも困るよね。
現状でも、見知らぬ女を連れ帰ったみたいになってるけど、異世界人を連れて帰ってくるよりは、100倍くらいマシだと思う。
「レイのご判断にお任せします」
私も、だれかれ構わず、異世界人だとアピールしたいわけではない。
ただぜったいにこの世界の常識とずれていることがあるだろうから、そこはフォローがいりそうだ。
「ん」
レイは、軽くうなずいて、
「ダイアモンドがきたら、バドーと家政婦のハキさんにだけは説明するかもな。まぁそのへんは、様子を見ることにするわ。で、今のところの美咲の設定なんだが」
「はい……」
「お互いにひとめぼれして、これから一瞬たりとも離れたくないと思った遠い国からの旅人っていうのはどうだ?」
「はい……?」
いや、なんだそれ。
それはないだろ……。
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