28 / 90
依頼1ー熱気と闇を孕む商業国ナナガ
ぶつかる勇気
しおりを挟む
「リル?」
いつもと違う娘の様子に、リリアーヌは戸惑った。自分と同じ形で夫と同じ色の緑の目を、どうしたことかと見つめ返す。
「お母様は私に、常に美しく完璧でいなさいって言いましたわ。そうすれば何でも思い通り、幸せになれるって」
「ええ、そうよ。実際にそうでしょう? 誰もが貴女を褒め称え、貴女の関心を引こうと躍起になっているわ」
娘の口から、いつもの自分の口癖が出たことでほっと表情が弛む。
「そんなの、要らない!」
リリアーヌの目が見開かれた。
「私、努力しましたわ。でも、完璧を目指せば目指すほど、幸せは遠くなった」
娘の緑の瞳からポロポロと涙が溢れる。
「上辺だけの賛辞なんて要りません。沢山の物や人に囲まれなくていいんです。お母様とお父様と、大事な人だけに見てて欲しいのです。愛して欲しいんです」
「リ、リル。どうしたっていうの?貴女らしくないわよ」
柄にもなく狼狽えて、リリアーヌは美麗な眉尻を下げた。
「私らしいって何!?」
娘の叫びと涙に濡れた緑の眼差しが、リリアーヌを射す。こんなに強い目をして自分を見たことなど無かった。
リルは顔を歪めて、涙だけでなく鼻水まで垂らしてしゃくり上げ始めた。涙は女の武器なのだから、無闇に使うな、使うなら美しく使えと言ってきたというのに、なんと汚く使うのだろうか。
「私らしいって、何っ、何なの!? 今の私、も私ですっ」
ひっくひっくと喉を鳴らしながら、泣き叫ぶリルの言葉は聞き取り辛い。
こんな娘は初めてだった。いつもお人形のように可愛いらしく、少し生意気で気高い自慢の娘。その娘が、長く繊細な指でごしごしと目を擦り、形のいい唇をわななかせて、地べたに座りこみ、皺一つなかった制服を汚している。
子供のように声を上げて泣き出した娘へ、伸ばしたり引っ込めたりと、リリアーヌの手がさ迷った。
「ずっと、こうやってっ泣きたかった! 喚きっ、たかった! 聞きたかった! お母様、私はっ愛されて、いますの!?」
リリアーヌの濃い蒼の目が潤む。娘の心からの叫びに、打ち据えられた。
愛しているに決まっている。だからこそ、娘が幸せになれるよう、誰もが娘を称賛し愛するように女としての武器を磨かせた。
「みっともなく、泣いてはいけないの? 喚いてはいけ、ないのですか? 完璧な娘でっ、いなければ愛してくれないの? 見て、くれないの? ちゃんと、醜い私も見てっ!」
迷っていた手が、雷に撃たれたように動きを止めた。
自分の理想論を、願望を、絵空事を押し付けた。娘の上辺しか見てこなかった。
これが、リリアーヌ・ハラーナ・アングレイの罪。
覚した罪に突き動かされるように、何か言わなければと口を開きかけたリリアーヌへ、声が響いた。
……ごめんなさい…… 。
「何!? 誰なの?」
突然響いてきた自分の声に、リリアーヌは驚いて喉を押さえた。違う、今ここから出した声ではないと確認して動揺する。
「貴女が罪を自覚したから、妖魔が生まれたのよ。大丈夫だから黙って聞いてなさい」
罪を犯したとしても、本人もしくは他人が認識しなければ罪とはならない。罪とは明確な定義が在るわけではなく、神とやらが決めている訳でもない。人が罪だと認めて初めて『罪』となり妖魔が生まれるのだ。
狼狽えるリリアーヌの傍らにしゃがみ、コハクは瞳に光を点す。
甘い香りが辺りを漂い、リリアーヌの胸元から棘のある蔓が伸びてきた。蔓は葉を広げ蕾を付け、やがて真紅の花を咲かせ語り始める。
「良かれと思っていたのよ。私には、これしか無かったから」
リリアーヌの両親は貧しさから、初潮を迎える前の彼女を娼館へ売った。
娼館で美しさはリリアーヌが持つ唯一の武器だった。男たちは競って彼女を求め、金を落とし、その分リリアーヌは優遇された。
戦う武器を無くした女に待つのは死だ。盛りが過ぎて美が衰えると、手の平を返したように厄介者扱いされた挙げ句、無惨に打ち捨てられる女たちを腐るほど見てきた。色を売るしか知らない女が身一つで放り出されて、生きていけるほど優しい街ではないのだ。
夜に起き昼に眠る生活のなか、時折昼間に目覚めてふと目を落とした窓の外。昼でも暗い路地裏を運ばれる女の死体を見た。盛りを過ぎて、最近めっきりと客がつかなくなってしまった姐さんだった。入ったばかりの頃、彼女には世話になったのに。
くるまれた粗末な布から覗いていた、いく筋かの髪の毛と青白い手が恐ろしかった。男が重そうに担ぎ直した時、布がはだけて顔半分が覗いた。
補充されるかのように、新しい年端もいかぬ少女がやってくる。そして、いつの間にやらまた女が消える。年齢だけではなく、病による死もあった。自ら命を断つものもいた。それでもリリアーヌの目に焼き付き離れないのは、あの日の姐さんの死体だった。
「……怖い、恐ろしい。路地裏を運ばれる姐さんの何処までも堕ちていきそうな虚ろな目、目尻と口元に刻んだ皺、艶のなくなった髪と張りのなくなった肌が忘れられない……」
大輪の薔薇である妖魔は紡ぐ。蓋をしてきたリリアーヌの過去を。
「私は、ああはならない。若さを保ってやる。生きてやる」
「やめて! やめて! やめてっ!」
耐えきれなくなってリリアーヌは両手で耳を塞いだ。醜い自分の本音など、聞きたくない、誰にも見せたくない。
「いつか私の武器が衰えて、捨てられることに怯えていた。娘にはそんな思いをさせたくない。私がダグスに出会ったように、自分の武器を磨いていれば、リルにもきっと幸せにしてくれる誰かが現れると思っていたのよ」
薔薇が震え、花びらが一枚はらりと落ちた。
リリアーヌの唇が震え、堪えきれなかった涙が、濃いめに引いたアイラインを流して頬を伝う。
「お母様……」
初めて見せる弱々しい姿に、リルは思わず呟いた。
はらはらと幾重にも巻いた花びらが減っていく。
「……でも違った。間違いだった。私はリルを苦しめていた……」
最後に残ったのはがくと子房のみ、それも萎れて枯れていく。
「貴女はきちんと罪を自覚した。罪は自覚して初めて贖う機会を与えられるのよ。だから」
萎れて茶色く変色した薔薇へ、コハクは手を差し出す。
「私と一緒に罪を贖いましょう。名を教えて」
無惨に枯れた薔薇が、縮れた葉を震わせてかさりと音を立てた。
「……美花よ」
「いい名ね、美花。瞳にお入り」
枯れていた茎から新芽が伸びて葉を繁らせ、蕾を付けていく。茎は青々とした色に染まって太くなり、次第に小さな人形へ変わった。三十センチほどの小さな緑の女が、真紅の花びらで出来たドレスを纏って立っていた。
ミカは小さな破片となって、コハクの瞳に吸い込まれる。
「罪は私が引き受けた。貴女が今やるべきことは何?」
静かで柔らかな声に、背中を押されてリリアーヌは顔を上げた。目の前には泣き腫らした娘の顔がある。
たとえ今さらだとしても、言わなければ、それこそ親としての資格をなくすだろう。
「愛しているわ。リル。綺麗で可愛くなくても、完璧な娘でなくても、貴女は私の大切な娘よ」
綺麗に整えてマニキュアを塗った爪先を、リルの背中へ回した。
「……ごめんなさい……リル。本当にごめんなさい」
娘の身体はとっくに背丈も自分と同じになっていた。その当たり前の事実に感慨を覚えて目を閉じると、涙が押し出されてまた流れた。
おずおずとリルの手が母の背中に回される。母と娘は互いの涙で互いを汚し合いながら、抱き合って泣いた。
いつもと違う娘の様子に、リリアーヌは戸惑った。自分と同じ形で夫と同じ色の緑の目を、どうしたことかと見つめ返す。
「お母様は私に、常に美しく完璧でいなさいって言いましたわ。そうすれば何でも思い通り、幸せになれるって」
「ええ、そうよ。実際にそうでしょう? 誰もが貴女を褒め称え、貴女の関心を引こうと躍起になっているわ」
娘の口から、いつもの自分の口癖が出たことでほっと表情が弛む。
「そんなの、要らない!」
リリアーヌの目が見開かれた。
「私、努力しましたわ。でも、完璧を目指せば目指すほど、幸せは遠くなった」
娘の緑の瞳からポロポロと涙が溢れる。
「上辺だけの賛辞なんて要りません。沢山の物や人に囲まれなくていいんです。お母様とお父様と、大事な人だけに見てて欲しいのです。愛して欲しいんです」
「リ、リル。どうしたっていうの?貴女らしくないわよ」
柄にもなく狼狽えて、リリアーヌは美麗な眉尻を下げた。
「私らしいって何!?」
娘の叫びと涙に濡れた緑の眼差しが、リリアーヌを射す。こんなに強い目をして自分を見たことなど無かった。
リルは顔を歪めて、涙だけでなく鼻水まで垂らしてしゃくり上げ始めた。涙は女の武器なのだから、無闇に使うな、使うなら美しく使えと言ってきたというのに、なんと汚く使うのだろうか。
「私らしいって、何っ、何なの!? 今の私、も私ですっ」
ひっくひっくと喉を鳴らしながら、泣き叫ぶリルの言葉は聞き取り辛い。
こんな娘は初めてだった。いつもお人形のように可愛いらしく、少し生意気で気高い自慢の娘。その娘が、長く繊細な指でごしごしと目を擦り、形のいい唇をわななかせて、地べたに座りこみ、皺一つなかった制服を汚している。
子供のように声を上げて泣き出した娘へ、伸ばしたり引っ込めたりと、リリアーヌの手がさ迷った。
「ずっと、こうやってっ泣きたかった! 喚きっ、たかった! 聞きたかった! お母様、私はっ愛されて、いますの!?」
リリアーヌの濃い蒼の目が潤む。娘の心からの叫びに、打ち据えられた。
愛しているに決まっている。だからこそ、娘が幸せになれるよう、誰もが娘を称賛し愛するように女としての武器を磨かせた。
「みっともなく、泣いてはいけないの? 喚いてはいけ、ないのですか? 完璧な娘でっ、いなければ愛してくれないの? 見て、くれないの? ちゃんと、醜い私も見てっ!」
迷っていた手が、雷に撃たれたように動きを止めた。
自分の理想論を、願望を、絵空事を押し付けた。娘の上辺しか見てこなかった。
これが、リリアーヌ・ハラーナ・アングレイの罪。
覚した罪に突き動かされるように、何か言わなければと口を開きかけたリリアーヌへ、声が響いた。
……ごめんなさい…… 。
「何!? 誰なの?」
突然響いてきた自分の声に、リリアーヌは驚いて喉を押さえた。違う、今ここから出した声ではないと確認して動揺する。
「貴女が罪を自覚したから、妖魔が生まれたのよ。大丈夫だから黙って聞いてなさい」
罪を犯したとしても、本人もしくは他人が認識しなければ罪とはならない。罪とは明確な定義が在るわけではなく、神とやらが決めている訳でもない。人が罪だと認めて初めて『罪』となり妖魔が生まれるのだ。
狼狽えるリリアーヌの傍らにしゃがみ、コハクは瞳に光を点す。
甘い香りが辺りを漂い、リリアーヌの胸元から棘のある蔓が伸びてきた。蔓は葉を広げ蕾を付け、やがて真紅の花を咲かせ語り始める。
「良かれと思っていたのよ。私には、これしか無かったから」
リリアーヌの両親は貧しさから、初潮を迎える前の彼女を娼館へ売った。
娼館で美しさはリリアーヌが持つ唯一の武器だった。男たちは競って彼女を求め、金を落とし、その分リリアーヌは優遇された。
戦う武器を無くした女に待つのは死だ。盛りが過ぎて美が衰えると、手の平を返したように厄介者扱いされた挙げ句、無惨に打ち捨てられる女たちを腐るほど見てきた。色を売るしか知らない女が身一つで放り出されて、生きていけるほど優しい街ではないのだ。
夜に起き昼に眠る生活のなか、時折昼間に目覚めてふと目を落とした窓の外。昼でも暗い路地裏を運ばれる女の死体を見た。盛りを過ぎて、最近めっきりと客がつかなくなってしまった姐さんだった。入ったばかりの頃、彼女には世話になったのに。
くるまれた粗末な布から覗いていた、いく筋かの髪の毛と青白い手が恐ろしかった。男が重そうに担ぎ直した時、布がはだけて顔半分が覗いた。
補充されるかのように、新しい年端もいかぬ少女がやってくる。そして、いつの間にやらまた女が消える。年齢だけではなく、病による死もあった。自ら命を断つものもいた。それでもリリアーヌの目に焼き付き離れないのは、あの日の姐さんの死体だった。
「……怖い、恐ろしい。路地裏を運ばれる姐さんの何処までも堕ちていきそうな虚ろな目、目尻と口元に刻んだ皺、艶のなくなった髪と張りのなくなった肌が忘れられない……」
大輪の薔薇である妖魔は紡ぐ。蓋をしてきたリリアーヌの過去を。
「私は、ああはならない。若さを保ってやる。生きてやる」
「やめて! やめて! やめてっ!」
耐えきれなくなってリリアーヌは両手で耳を塞いだ。醜い自分の本音など、聞きたくない、誰にも見せたくない。
「いつか私の武器が衰えて、捨てられることに怯えていた。娘にはそんな思いをさせたくない。私がダグスに出会ったように、自分の武器を磨いていれば、リルにもきっと幸せにしてくれる誰かが現れると思っていたのよ」
薔薇が震え、花びらが一枚はらりと落ちた。
リリアーヌの唇が震え、堪えきれなかった涙が、濃いめに引いたアイラインを流して頬を伝う。
「お母様……」
初めて見せる弱々しい姿に、リルは思わず呟いた。
はらはらと幾重にも巻いた花びらが減っていく。
「……でも違った。間違いだった。私はリルを苦しめていた……」
最後に残ったのはがくと子房のみ、それも萎れて枯れていく。
「貴女はきちんと罪を自覚した。罪は自覚して初めて贖う機会を与えられるのよ。だから」
萎れて茶色く変色した薔薇へ、コハクは手を差し出す。
「私と一緒に罪を贖いましょう。名を教えて」
無惨に枯れた薔薇が、縮れた葉を震わせてかさりと音を立てた。
「……美花よ」
「いい名ね、美花。瞳にお入り」
枯れていた茎から新芽が伸びて葉を繁らせ、蕾を付けていく。茎は青々とした色に染まって太くなり、次第に小さな人形へ変わった。三十センチほどの小さな緑の女が、真紅の花びらで出来たドレスを纏って立っていた。
ミカは小さな破片となって、コハクの瞳に吸い込まれる。
「罪は私が引き受けた。貴女が今やるべきことは何?」
静かで柔らかな声に、背中を押されてリリアーヌは顔を上げた。目の前には泣き腫らした娘の顔がある。
たとえ今さらだとしても、言わなければ、それこそ親としての資格をなくすだろう。
「愛しているわ。リル。綺麗で可愛くなくても、完璧な娘でなくても、貴女は私の大切な娘よ」
綺麗に整えてマニキュアを塗った爪先を、リルの背中へ回した。
「……ごめんなさい……リル。本当にごめんなさい」
娘の身体はとっくに背丈も自分と同じになっていた。その当たり前の事実に感慨を覚えて目を閉じると、涙が押し出されてまた流れた。
おずおずとリルの手が母の背中に回される。母と娘は互いの涙で互いを汚し合いながら、抱き合って泣いた。
0
あなたにおすすめの小説
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる