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辺境へいく
「婚約は破棄された、うちはアダムス伯爵家からアイリーンを是非にと言われ、渋々婚約した」
マクシミシアンからはアイリーンが知らなかった婚約の経緯を話される
「えっ?そうなの?」
驚くアイリーン
「そうだ!」
言わんばかりに皆が頷く
「アダムス家はうちに借りがある。何年か前の長雨でアダムス伯爵の領地の川が決壊した際に援助をした。作物も不作で食べ物も援助した」
フランクと結婚すればうちと親戚になれてアダムス伯爵家的には縁を繋ぎたかったんだとの事だ。
「私が可愛くないから、無理やり押し付けたんじゃないの?」
「そんなわけあるか!こっちは断っていたんだ!」
父が言うので真実なのだろう。
「アイリーンを嫁に出すからと資金援助も随分とした。なのにパーティーのドレスも送ってこないから調べていたんだよ。
学園の事も知っていた。
なのにお前は何も言わないから、黙っているしかなかった。助けを呼ぶのを待っていた…悪かった」
父が頭を下げる
「やめて下さい、お父様…」
「そうよ、本当に可愛くないったら…」
シュゼットが呟く
「知っています、お姉様と違って私は出来損ないですもの」
下を向くアイリーン
「バカね!性格よ、なんでそんなに拗れているのよ!顔は可愛いのよ、あなたそれも分かっていないけどね!私は綺麗系、アイリーンは可愛い系なの!姉妹なんだから似ているわよ」
「そんなの…」
「あなたは甘えるのが苦手な子だから、相談してくるのをずっと待っていたの、すぐ助けれるように手を回していたの…
あなたが言わなくても泣いた時点で動きましょうね!ってみんなで相談していたのよ」
母がそう伝えて来た
「知らなかったです」
「でもそう言うところも可愛いのよね、ツンなところがね…」
シュゼットが言うと皆が頷く
「…恥ずかしい」
俯くアイリーン
「だからね、アイリーンはもう気にしなくて良いんだ!」
爽やかな笑顔の瞳の奥に宿る不吉なもの
「お兄様、その、怒ってらっしゃるのね」
「え?誰に?」
ラウルが驚いたようにアイリーンを見る
「私が出て行こうとしたから…」
「あぁ?それは良いよ、ちゃんと止められたから!怒っているのはアダムス伯爵家にだよっ!」
「そうなのね…婚約は破棄されたのでしょう?」
「もちろん!」
マクシミシアンが和かな笑顔を向ける
「ではなぜ学園でフランクは婚約者だなんて言ったのかしら?」
首を傾げる
「しばらく学園に来ていなかっただろう?家で少々怒られたんだろうな、でも気にするな、もう他人だ」
ラウルがアイリーンの頭を撫でる
「私、噂の的になるのが嫌で…」
「しばらく叔母さんの家に行ったらどうだ?」
ラウルがアイリーンに言う
「アイリーン!いらっしゃい!辺境だから人目も気にならないし気分転換になるわよ」
イネスに言われるも
「婚約破棄されたダメな娘なのに、傷物がいるとお邪魔に、」
「ならない!」
セドリックが言葉を被せるように言う
「でも、」
「良いからおいでよ、気分転換だ」
セドリックが微笑む
「いいの?」
「「もちろんっ」」
チラッと父マクシミシアンを見ると、うんと頷くので
「お世話になります…」
ペコリと頭を下げるアイリーン
「えー、私も行きたい!」
シュゼットが言うも
「おまえは花嫁修行だ!パトリック殿の家に行ってなさい!」
マクシミシアンに言われ
「…はい、わかりました」
と呟く
アイリーンの辺境行きが決まった!
明日早速経つとの事で、改めて準備をすることとなる。侍女もついていくとの事で
「まさか家出なさろうとするとは…!」
「まさか私達を置いてゆくとは…」
チクチクと嘆かれる
「…明日からまたよろしくね」
「「はい、もちろん」」
ラウルにお茶に誘われたのでサロンへと行くと、何やら騒がしい…
「アイリーンに会わせてください!少しで良いんだ、誤解を解きたいんです」
「フランク…様?」
「アイリーン話を聞いてくれ!」
「もうアダムス家とバシュレ家は関係なくなった、悪いが出て行ってくれ、不法侵入だ」
ラウルが両腕を組み機嫌が悪そうにフランクを睨む
アイリーンは部屋に戻りピンクのワンピースに着替えさせられていた、もう抗うのはやめたのだ
驚き立ち止まっていると
「これは、なんて美しいんだ…私のアイリーン…」
マクシミシアンからはアイリーンが知らなかった婚約の経緯を話される
「えっ?そうなの?」
驚くアイリーン
「そうだ!」
言わんばかりに皆が頷く
「アダムス家はうちに借りがある。何年か前の長雨でアダムス伯爵の領地の川が決壊した際に援助をした。作物も不作で食べ物も援助した」
フランクと結婚すればうちと親戚になれてアダムス伯爵家的には縁を繋ぎたかったんだとの事だ。
「私が可愛くないから、無理やり押し付けたんじゃないの?」
「そんなわけあるか!こっちは断っていたんだ!」
父が言うので真実なのだろう。
「アイリーンを嫁に出すからと資金援助も随分とした。なのにパーティーのドレスも送ってこないから調べていたんだよ。
学園の事も知っていた。
なのにお前は何も言わないから、黙っているしかなかった。助けを呼ぶのを待っていた…悪かった」
父が頭を下げる
「やめて下さい、お父様…」
「そうよ、本当に可愛くないったら…」
シュゼットが呟く
「知っています、お姉様と違って私は出来損ないですもの」
下を向くアイリーン
「バカね!性格よ、なんでそんなに拗れているのよ!顔は可愛いのよ、あなたそれも分かっていないけどね!私は綺麗系、アイリーンは可愛い系なの!姉妹なんだから似ているわよ」
「そんなの…」
「あなたは甘えるのが苦手な子だから、相談してくるのをずっと待っていたの、すぐ助けれるように手を回していたの…
あなたが言わなくても泣いた時点で動きましょうね!ってみんなで相談していたのよ」
母がそう伝えて来た
「知らなかったです」
「でもそう言うところも可愛いのよね、ツンなところがね…」
シュゼットが言うと皆が頷く
「…恥ずかしい」
俯くアイリーン
「だからね、アイリーンはもう気にしなくて良いんだ!」
爽やかな笑顔の瞳の奥に宿る不吉なもの
「お兄様、その、怒ってらっしゃるのね」
「え?誰に?」
ラウルが驚いたようにアイリーンを見る
「私が出て行こうとしたから…」
「あぁ?それは良いよ、ちゃんと止められたから!怒っているのはアダムス伯爵家にだよっ!」
「そうなのね…婚約は破棄されたのでしょう?」
「もちろん!」
マクシミシアンが和かな笑顔を向ける
「ではなぜ学園でフランクは婚約者だなんて言ったのかしら?」
首を傾げる
「しばらく学園に来ていなかっただろう?家で少々怒られたんだろうな、でも気にするな、もう他人だ」
ラウルがアイリーンの頭を撫でる
「私、噂の的になるのが嫌で…」
「しばらく叔母さんの家に行ったらどうだ?」
ラウルがアイリーンに言う
「アイリーン!いらっしゃい!辺境だから人目も気にならないし気分転換になるわよ」
イネスに言われるも
「婚約破棄されたダメな娘なのに、傷物がいるとお邪魔に、」
「ならない!」
セドリックが言葉を被せるように言う
「でも、」
「良いからおいでよ、気分転換だ」
セドリックが微笑む
「いいの?」
「「もちろんっ」」
チラッと父マクシミシアンを見ると、うんと頷くので
「お世話になります…」
ペコリと頭を下げるアイリーン
「えー、私も行きたい!」
シュゼットが言うも
「おまえは花嫁修行だ!パトリック殿の家に行ってなさい!」
マクシミシアンに言われ
「…はい、わかりました」
と呟く
アイリーンの辺境行きが決まった!
明日早速経つとの事で、改めて準備をすることとなる。侍女もついていくとの事で
「まさか家出なさろうとするとは…!」
「まさか私達を置いてゆくとは…」
チクチクと嘆かれる
「…明日からまたよろしくね」
「「はい、もちろん」」
ラウルにお茶に誘われたのでサロンへと行くと、何やら騒がしい…
「アイリーンに会わせてください!少しで良いんだ、誤解を解きたいんです」
「フランク…様?」
「アイリーン話を聞いてくれ!」
「もうアダムス家とバシュレ家は関係なくなった、悪いが出て行ってくれ、不法侵入だ」
ラウルが両腕を組み機嫌が悪そうにフランクを睨む
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驚き立ち止まっていると
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