婚約破棄されて国外追放…?の予定だった

さこの

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お母様のお茶会です

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「ティーナ、こちらはルアン王国オーバリー侯爵のヘルミーナ嬢よ」


 母に紹介をされたヘルミーナ様は、眩しいばかりの銀色の髪の毛にグレーの神秘的な瞳を持つ、美少女でした。

えっ…こんな美少女が追放?
 悲劇の令嬢と言われる所以ってなんでしたかしら…

「ヘルミーナ嬢、こちらが娘よ」

 はっと、意識を取り戻しました。ご挨拶をしなくては失礼です

「ヘルミーナ様、わたくしはアルベルティーナと申します。ようこそおいでくださりました。お会いできてとても嬉しいですわ」


「こちらこそお会いできて光栄です。夫人からアルベルティーナ様のお話をお伺いして、お会いするのを楽しみにしていました」

 なんと優雅な方なのでしょう…
お会いした瞬間にへルミーナ様のことを好きになってしまいました。


 お茶会はお母様がわたくしとヘルミーナ様の顔合わせのために開いてくださったようです。ヘルミーナ様はこの国にまだお友達と呼べる方がいません


「わたくしがヘルミーナ様のこの国でのはじめてのお友達と言う事になりますのね?」

「アルベルティーナ様さえよろしければ!光栄ですわ。よろしくお願いします」


 あっという間に仲良くなれました


「あら、もう仲良くなったの?ティーナとヘルミーナ嬢は話が合うのかしら?わたくしは失礼した方が良いでしょう。後は若い子同士で楽しんでね」

 お母様はそう言って席を外しました。

「ヘルミーナ様わたくしのことはティーナと呼んでください。アルベルティーナって長い名前でしょう?愛称なの」

「ティーナ、それではわたくしの事はミーナと呼んで下さい」

「ふふっ!似てますね!」

 距離が急に縮まったようように感じました


「ティーナには婚約者がおいでるのでしょう?第三王子殿下でしたわね、夫人からお話を伺いました。とてもお優しい方なんでしょう?」

 優しいは優しいのですが…いくら仲良くなったからとはいえ初対面の方に話しても良い内容とは思えませんね…
 そう思うも、ミーナの優しい顔を見ていたらポロリと涙が溢れてしまいました。
 顔を手で覆って、見られないようにと…しかし、一度出た涙は止まることを知りません



「ティーナ!どうかしたの?私変なことを聞いてしまって…ごめんなさい」

 気遣うようにそっと寄り添って下さいました。こんなに優しくて、可愛らしい方がどうして国を追放されたのか…納得できません


「申し訳ありません。ミーナ…話を聞いてくださる?こんな事誰にも相談できなくて…」

 熱い目元をハンカチで抑えながらミーナを見ます。

「もちろんです。聞かせて下さい」

「はい、実は…」

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