7 / 30
お茶会へのお誘い?
「あれ? なにこの封筒??」
机に置いてあった封筒を見る。
ジェフェリー殿下の筆跡に似ている。招待状と書かれている封筒が……。私へのお誘い? そう思い、封筒を確かめるが、宛名が無い。私の机の上に置いているのだもの。私宛よね? そう思い封を開くジュリアナ。
【入学おめでとう。話したいことがあるんだ。明後日の十六時に私のサロンで待っている。会えるのを楽しみにしている】
もう! ジェフェリー殿下ってば……口下手なんだから! 確かにあまりお話はなさらないタイプだけども!
話したいことってなんだろう? いつも私ばかり話しかけているから、新鮮だわ!
学園のサロン……王族にのみ与えられる特別な場所よね。
もしかして……ふふっ。
確かに私は美しいと昔から評判でしたもの。貴族の子息にも声をかけられた事もあるの。
「あら? ジュリアナ様、ごきげんよう。どうかされまして?」
先日の件は誤解だったと揉めた貴族の令嬢達が謝ってきたから許してあげたの。
貴族が平民に謝るなんてね! 許してあげないといけないものね……。いつも気取っているあの貴族の令嬢がよ? ざまぁ無いわね
「えぇ。お茶に誘われましたの。ジェフェリー様のサロンへ……」
「……あら。そうですの。殿下からですか?」
「ふふっ。仲良くしてくださいますのよ。私のようなものにもお優しくて、このような場を作ってくださって素晴らしい方ですわ」
「そうですか……」
令嬢はチラッとジェフェリー様の婚約者と言う噂のセリーナ様を見た。
セリーナ様は平民の男子生徒に市民の生活について聞いているの。何が楽しいんだか……? 変わった人ね。
それにジェフェリー殿下の婚約者と言いながらも一緒にいるところを見たことがない。
貴族によくある政略結婚と言うやつなのかもしれない……愛がないのに結婚させられるジェフェリー殿下が可哀想だわ!
平民二人の男子生徒は、よく恥ずかしげもなくセリーナ様と話がしていられるわねぇ。貴族の令嬢なんて表向きしかいい顔しないのに、まんまと騙されているわよ。バカな男たち!
紫の髪色に同じ様な透き通った紫の瞳、肌は透明感があってまるでお人形のような美しさだけど、ただそれだけでしょう?
見目はいいけど婚約者に相手をされないような方。
だから平民の男子生徒と仲良く話ができるんだわ。貴族としてのプライドがないのかしら?
変な人!
******
「今日こそはお茶に誘えましたか?」
「手紙はセリーナに届いた! セリーナの席に置いてきた」
まさかの席替えがあったとは気が付かないジェフリー
「まさか! 直接渡してはいないと言う事ですか?」
「机の上に置いてきた。その方がラブレターっぽくていいのではないのか? 流石にカバンの中に入れるなんて出来ないぞ! 勝手にセリーナの私物には触れられん」
「その辺の気遣は出来るのですね……」
「当たり前だろ!」
「セリーナ様からお返事が来るといいですね」
「セリーナはいつも必ず返事をくれる。楽しみにしてます。なんて言われたらそれだけで胸がはち切れそうだ! セリーナ好みの茶器を用意したんだ! 茶菓子は一口サイズのものを数種類準備するように言っておかなくては! セリーナの口は小さいからな」
「はいはい。伝えておきますよー」
「もっと親身になってくれよ!」
「はいはい。おしゃべりはお終い、お仕事しましょうか」
「……すまない。ノルマはこなさないとな」
まさか別の人間に手紙が渡ることになるとは思ってもいないジェフェリーだった。
机に置いてあった封筒を見る。
ジェフェリー殿下の筆跡に似ている。招待状と書かれている封筒が……。私へのお誘い? そう思い、封筒を確かめるが、宛名が無い。私の机の上に置いているのだもの。私宛よね? そう思い封を開くジュリアナ。
【入学おめでとう。話したいことがあるんだ。明後日の十六時に私のサロンで待っている。会えるのを楽しみにしている】
もう! ジェフェリー殿下ってば……口下手なんだから! 確かにあまりお話はなさらないタイプだけども!
話したいことってなんだろう? いつも私ばかり話しかけているから、新鮮だわ!
学園のサロン……王族にのみ与えられる特別な場所よね。
もしかして……ふふっ。
確かに私は美しいと昔から評判でしたもの。貴族の子息にも声をかけられた事もあるの。
「あら? ジュリアナ様、ごきげんよう。どうかされまして?」
先日の件は誤解だったと揉めた貴族の令嬢達が謝ってきたから許してあげたの。
貴族が平民に謝るなんてね! 許してあげないといけないものね……。いつも気取っているあの貴族の令嬢がよ? ざまぁ無いわね
「えぇ。お茶に誘われましたの。ジェフェリー様のサロンへ……」
「……あら。そうですの。殿下からですか?」
「ふふっ。仲良くしてくださいますのよ。私のようなものにもお優しくて、このような場を作ってくださって素晴らしい方ですわ」
「そうですか……」
令嬢はチラッとジェフェリー様の婚約者と言う噂のセリーナ様を見た。
セリーナ様は平民の男子生徒に市民の生活について聞いているの。何が楽しいんだか……? 変わった人ね。
それにジェフェリー殿下の婚約者と言いながらも一緒にいるところを見たことがない。
貴族によくある政略結婚と言うやつなのかもしれない……愛がないのに結婚させられるジェフェリー殿下が可哀想だわ!
平民二人の男子生徒は、よく恥ずかしげもなくセリーナ様と話がしていられるわねぇ。貴族の令嬢なんて表向きしかいい顔しないのに、まんまと騙されているわよ。バカな男たち!
紫の髪色に同じ様な透き通った紫の瞳、肌は透明感があってまるでお人形のような美しさだけど、ただそれだけでしょう?
見目はいいけど婚約者に相手をされないような方。
だから平民の男子生徒と仲良く話ができるんだわ。貴族としてのプライドがないのかしら?
変な人!
******
「今日こそはお茶に誘えましたか?」
「手紙はセリーナに届いた! セリーナの席に置いてきた」
まさかの席替えがあったとは気が付かないジェフリー
「まさか! 直接渡してはいないと言う事ですか?」
「机の上に置いてきた。その方がラブレターっぽくていいのではないのか? 流石にカバンの中に入れるなんて出来ないぞ! 勝手にセリーナの私物には触れられん」
「その辺の気遣は出来るのですね……」
「当たり前だろ!」
「セリーナ様からお返事が来るといいですね」
「セリーナはいつも必ず返事をくれる。楽しみにしてます。なんて言われたらそれだけで胸がはち切れそうだ! セリーナ好みの茶器を用意したんだ! 茶菓子は一口サイズのものを数種類準備するように言っておかなくては! セリーナの口は小さいからな」
「はいはい。伝えておきますよー」
「もっと親身になってくれよ!」
「はいはい。おしゃべりはお終い、お仕事しましょうか」
「……すまない。ノルマはこなさないとな」
まさか別の人間に手紙が渡ることになるとは思ってもいないジェフェリーだった。
あなたにおすすめの小説
「私に愛まで望むとは、強欲な女め」と罵られたレオノール妃の白い結婚
きぬがやあきら
恋愛
「私に愛まで望むな。褒賞に王子を求めておいて、強欲が過ぎると言っている」
新婚初夜に訪れた寝室で、レオノールはクラウディオ王子に白い結婚を宣言される。
それもそのはず。
2人の間に愛はないーーどころか、この結婚はレオノールが魔王討伐の褒美にと国王に要求したものだった。
でも、王子を望んだレオノールにもそれなりの理由がある。
美しく気高いクラウディオ王子を欲しいと願った気持ちは本物だ。
だからいくら冷遇されようが、嫌がらせを受けようが心は揺るがない。
どこまでも逞しく、軽薄そうでいて賢い。どこか憎めない魅力を持ったレオノールに、やがてクラウディオの心は……。
すれ違い、拗れる2人に愛は生まれるのか?
焦ったい恋と陰謀+バトルのラブファンタジー。
旦那様は離縁をお望みでしょうか
村上かおり
恋愛
ルーベンス子爵家の三女、バーバラはアルトワイス伯爵家の次男であるリカルドと22歳の時に結婚した。
けれど最初の顔合わせの時から、リカルドは不機嫌丸出しで、王都に来てもバーバラを家に一人残して帰ってくる事もなかった。
バーバラは行き遅れと言われていた自分との政略結婚が気に入らないだろうと思いつつも、いずれはリカルドともいい関係を築けるのではないかと待ち続けていたが。
10日後に婚約破棄される公爵令嬢
雨野六月(旧アカウント)
恋愛
公爵令嬢ミシェル・ローレンは、婚約者である第三王子が「卒業パーティでミシェルとの婚約を破棄するつもりだ」と話しているのを聞いてしまう。
「そんな目に遭わされてたまるもんですか。なんとかパーティまでに手を打って、婚約破棄を阻止してみせるわ!」「まあ頑張れよ。それはそれとして、課題はちゃんとやってきたんだろうな? ミシェル・ローレン」「先生ったら、今それどころじゃないって分からないの? どうしても提出してほしいなら先生も協力してちょうだい」
これは公爵令嬢ミシェル・ローレンが婚約破棄を阻止するために(なぜか学院教師エドガーを巻き込みながら)奮闘した10日間の備忘録である。
嘘つきな貴方を捨てさせていただきます
梨丸
恋愛
断頭台に上がった公爵令嬢フレイアが最期に聞いた言葉は最愛の婚約者の残忍な言葉だった。
「さっさと死んでくれ」
フレイアを断頭台へと導いたのは最愛の婚約者だった。
愛していると言ってくれたのは嘘だったのね。
嘘つきな貴方なんて、要らない。
※投稿してから、誤字脱字などの修正やわかりにくい部分の補足をすることがあります。(話の筋は変わらないのでご安心ください。)
11/27HOTランキング5位ありがとうございます。
※短編と長編の狭間のような長さになりそうなので、短編にするかもしれません。
1/2累計ポイント100万突破、ありがとうございます。
完結小説ランキング恋愛部門8位ありがとうございます。
白のグリモワールの後継者~婚約者と親友が恋仲になりましたので身を引きます。今さら復縁を望まれても困ります!
ユウ
恋愛
辺境地に住まう伯爵令嬢のメアリ。
婚約者は幼馴染で聖騎士、親友は魔術師で優れた能力を持つていた。
対するメアリは魔力が低く治癒師だったが二人が大好きだったが、戦場から帰還したある日婚約者に別れを告げられる。
相手は幼少期から慕っていた親友だった。
彼は優しくて誠実な人で親友も優しく思いやりのある人。
だから婚約解消を受け入れようと思ったが、学園内では愛する二人を苦しめる悪女のように噂を流され別れた後も悪役令嬢としての噂を流されてしまう
学園にも居場所がなくなった後、悲しみに暮れる中。
一人の少年に手を差し伸べられる。
その人物は光の魔力を持つ剣帝だった。
一方、学園で真実の愛を貫き何もかも捨てた二人だったが、綻びが生じ始める。
聖騎士のスキルを失う元婚約者と、魔力が渇望し始めた親友が窮地にたたされるのだが…
タイトル変更しました。
旦那様、政略結婚ですので離婚しましょう
おてんば松尾
恋愛
王命により政略結婚したアイリス。
本来ならば皆に祝福され幸せの絶頂を味わっているはずなのにそうはならなかった。
初夜の場で夫の公爵であるスノウに「今日は疲れただろう。もう少し互いの事を知って、納得した上で夫婦として閨を共にするべきだ」と言われ寝室に一人残されてしまった。
翌日から夫は仕事で屋敷には帰ってこなくなり使用人たちには冷たく扱われてしまうアイリス……
(※この物語はフィクションです。実在の人物や事件とは関係ありません。)
幼馴染に夢中の夫を捨てた貴婦人は、王太子に熱愛される
Narian
恋愛
アイリスの夫ロイは、新婚の頃から金髪の愛らしい幼馴染・フローラに夢中で、妻には見向きもしなかった。
夫からは蔑ろにされ、夫の両親からは罵られ、フローラからは見下される日々。そしてアイリスは、ついに決意する。
「それほど幼馴染が大切なら、どうぞご自由に。私は出て行って差し上げます」
これは、虐げられた主人公が、過去を断ち切り幸せを掴む物語。
※19話完結。
毎日夜9時ごろに投稿予定です。朝に投稿することも。お気に入り登録していただけたら嬉しいです♪
【番外編も完結】で、お前が彼女に嫌がらせをしている理由を聞かせてもらおうか?
Debby
恋愛
ヴェルトが友人からの手紙を手に辺境伯令嬢であるレィディアンスの元を訪れたのは、その手紙に「詳細は彼女に聞け」と書いてあったからだ。
簡単にいうと、手紙の内容は「学園で問題を起こした平民──エボニーを妻として引き取ってくれ」というものだった。
一方その話を聞いてしまった伯爵令嬢のオリーブは動揺していた。
ヴェルトとは静かに愛を育んできた。そんな自分を差し置いて、言われるがまま平民を妻に迎えてしまうのだろうか。
そんなオリーブの気持ちを知るはずもないエボニーは、辺境伯邸で行儀見習いをすることになる。
オリーブは何とかしてヴェルトを取り戻そうと画策し、そのことを咎められてしまう。もう後は無い。
オリーブが最後の望みをかけてヴェルトに自分を選んで欲しいと懇願する中、レィディアンスが静かに口を開いた。
「で、そろそろお前が彼女に嫌がらせをしている理由を聞かせてもらおうか」
「はい?」
ヴェルトは自分が何を言われたのか全く理解が出来なかった。
*--*--*
覗いてくださりありがとうございます。(* ᴗ ᴗ)⁾⁾
★2/17 番外編を投稿することになりました。→完結しました!
★★「このお話だけ読んでいただいてもOKです!」という前提のもと↓↓↓
このお話は独立した一つのお話ですが、「で。」シリーズのサイドストーリーでもあり、第一弾「で、私がその方に嫌がらせをする理由をお聞かせいただいても?」の「エボニーその後」でもあります(あるいは「最終話」のその後)。
第一弾「で、私がその方に嫌がらせをする理由をお聞かせいただいても?」
第二弾「で、あなたが私に嫌がらせをする理由を伺っても?」
第三弾「で、あなたが彼に嫌がらせをする理由をお話しいただいても?」
どれも女性向けHOTランキングに入り、特に第二弾はHOT一位になることが出来ました!(*´▽`人)アリガトウ
もしよかったら宜しくお願いしますね!