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私のお姉様
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私には姉と兄がいる。
三人兄弟の末っ子だ
兄妹の中では姉が一番大事にされているように思う、なぜなら姉は我が国の第三王子の婚約者となったから
フェリシア・クリスタル伯爵令嬢
それが私の身分
クリスタルと言う名前がついている理由は我が家の領土で鉱石が採れるから
我が家は鉱石が採れるだけではなく、職人の育成も進んでおり、鉱石産業で潤っている
王家でも我が家のクリスタルが重宝されている
姉は美しく教養もあり、性格は温厚で優しい事で王家から縁談が持ち込まれた。
姉は二十一歳、婚約者も作らずにいた。
十八歳で成人を迎える我が国ではそろそろ結婚をしても良い年頃だ。
縁談の話は沢山あると聞いたが、姉が全て断ったと言う、理由は分からない
そんな姉のお相手の第三王子は最近まで留学をしていて国へと戻ってきた
とても優しい方との噂を聞いたが、進んで人前に出るようなタイプではないらしい。
そもそもお会いしたことがないのであくまでも噂だ。
姉もまだ数える程しか会っていないようだし、婚約式も終えていないので婚約をしたという事は知られていない
「フェリシア、明日ね第三王子殿下のエクトル様とのお茶会があるのよ、一緒に来てくれない?」
姉のアリシアに言われた
「どうせ断っても行かなきゃいけないんでしょう?」
口を尖らせ姉をじっと見る。姉に言われたからにはイエスしかないのだ
「分かっているなら文句を言わずに付いてきなさいね」
王宮とは敷居が高い
その上、姉の婚約者の王子殿下とお会いするのか…
「フェリシアに紹介したいの。仲良くしてもらいたいのよ、ね!」
アリシアが優しく手をギュッと繋いできた
「…はい」
と返事をするしかなかった
手も足も腰も重い…
あぁ…行きたくない。気が重い
アリシアがその様子に気づいたのか
「もうすぐお茶会の場所よ、一度拝見させていただいたのだけど、きっと気にいるわよ」
アリシアの顔を見るとにっこりと笑われた
首を傾げて怪しむ…
何かある!アリシアは何かを企んでいると思うものの、案内されたパティオに足を踏み入れた途端
「わぁ…」
目を丸くし言葉を失うような感覚に陥った
「ね!素敵でしょう?フェリシアはお花が大好きよね」
「…うん」
表情を和らげ、アリシアの顔を見ると背中に手を添えられて、パティオに足を踏み入れる
色とりどりの花、甘い香りが鼻腔を擽る
「良い香りー」
「本当ね、フェリシアは本当にお花が好きなのね、目が輝いちゃって。ふふっエクトル殿下のプライベートゾーンよ。お花がねお好きなんですって。あら?!フェリシアとお話が合うわねぇ」
手に口を当て大袈裟に驚くような仕草のアリシア
「そうなんですね、お花が…」
キラキラした緑の瞳が忙しなくパティオ内を観察する
「そうなのよ、お茶もお花を使ったものを出してくれたり、楽しみねぇフェリシア」
胸元をぎゅっと掴みあまりの美しさに感動するフェリシア
「うん」
「あら、第三王子殿下がいらっしゃったわ」
アリシアが入り口方向に体を向ける
金髪碧眼のザ・王子様が登場した
三人兄弟の末っ子だ
兄妹の中では姉が一番大事にされているように思う、なぜなら姉は我が国の第三王子の婚約者となったから
フェリシア・クリスタル伯爵令嬢
それが私の身分
クリスタルと言う名前がついている理由は我が家の領土で鉱石が採れるから
我が家は鉱石が採れるだけではなく、職人の育成も進んでおり、鉱石産業で潤っている
王家でも我が家のクリスタルが重宝されている
姉は美しく教養もあり、性格は温厚で優しい事で王家から縁談が持ち込まれた。
姉は二十一歳、婚約者も作らずにいた。
十八歳で成人を迎える我が国ではそろそろ結婚をしても良い年頃だ。
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そんな姉のお相手の第三王子は最近まで留学をしていて国へと戻ってきた
とても優しい方との噂を聞いたが、進んで人前に出るようなタイプではないらしい。
そもそもお会いしたことがないのであくまでも噂だ。
姉もまだ数える程しか会っていないようだし、婚約式も終えていないので婚約をしたという事は知られていない
「フェリシア、明日ね第三王子殿下のエクトル様とのお茶会があるのよ、一緒に来てくれない?」
姉のアリシアに言われた
「どうせ断っても行かなきゃいけないんでしょう?」
口を尖らせ姉をじっと見る。姉に言われたからにはイエスしかないのだ
「分かっているなら文句を言わずに付いてきなさいね」
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その上、姉の婚約者の王子殿下とお会いするのか…
「フェリシアに紹介したいの。仲良くしてもらいたいのよ、ね!」
アリシアが優しく手をギュッと繋いできた
「…はい」
と返事をするしかなかった
手も足も腰も重い…
あぁ…行きたくない。気が重い
アリシアがその様子に気づいたのか
「もうすぐお茶会の場所よ、一度拝見させていただいたのだけど、きっと気にいるわよ」
アリシアの顔を見るとにっこりと笑われた
首を傾げて怪しむ…
何かある!アリシアは何かを企んでいると思うものの、案内されたパティオに足を踏み入れた途端
「わぁ…」
目を丸くし言葉を失うような感覚に陥った
「ね!素敵でしょう?フェリシアはお花が大好きよね」
「…うん」
表情を和らげ、アリシアの顔を見ると背中に手を添えられて、パティオに足を踏み入れる
色とりどりの花、甘い香りが鼻腔を擽る
「良い香りー」
「本当ね、フェリシアは本当にお花が好きなのね、目が輝いちゃって。ふふっエクトル殿下のプライベートゾーンよ。お花がねお好きなんですって。あら?!フェリシアとお話が合うわねぇ」
手に口を当て大袈裟に驚くような仕草のアリシア
「そうなんですね、お花が…」
キラキラした緑の瞳が忙しなくパティオ内を観察する
「そうなのよ、お茶もお花を使ったものを出してくれたり、楽しみねぇフェリシア」
胸元をぎゅっと掴みあまりの美しさに感動するフェリシア
「うん」
「あら、第三王子殿下がいらっしゃったわ」
アリシアが入り口方向に体を向ける
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