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思いが通じた二人
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「少し散歩でもしようか?」
「はい」
「日差しが強いかな…」
手をしっかりと繋ぎ並んで歩き出すと自然と笑みが溢れた
「庭園に行こうか?」
「人が多いんじゃありませんか?」
「なるほど…私はフェリシアといるところを人に見られたいのか」
驚くエクトル
「堂々とデートしよう」
エクトルの言葉通り手を繋ぎ楽しそうにデートする姿を沢山の人に見られた
「シア?」
振り向くとファビオがいた
「お兄様?」
エクトルと手を繋ぐフェリシアを見て面白くなさそうな顔をする
「随分と仲が良いようだが…?」
家族に見られて恥ずかしく手を離そうとするがエクトルが離さない
「まぁ、そういうことだよ」
ギュッと繋がれた手
「エルナンド殿下に会いに行ったんじゃないのか?」
ちっと舌打ちをするファビオ
「はいお会いしてきました」
「意地悪されなかったか?」
ポカンとするフェリシア
「いえ、とても優しくて、たくさんお話しをしてくださって、頼りになるお方でしたけど」
エクトルと目を合わせ首を傾げる
「フェリシアには優しいのか、それは安心したよ」
苦笑いのファビオ
「お兄様には意地悪されるの?」
意地悪をするような方には見られなかった。
先日の夜会で声をかけてもらった時も気を遣ってくれたし…?
「厳しい?と言うかな…私には美しい姉と、可愛い妹がいるから殿下が羨ましがってなぁ、よく稽古と言っては扱かれたものだよ…フェリシアがエクトル殿下と婚約して可愛い妹が出来るのが相当嬉しいんだろうな、少しは私にも優しくなると良いのだが…」
「お兄様ったら…ふふっ」
ファビオと目を合わせて楽しそうに笑う
「それでその手はいつまで繋いでいるつもりかな?」
チラリとエクトルとフェリシアの手を見る
「フェリシアが離れていっては困るからね」
嬉しそうにエクトルが笑った
「あぁ、そうですか!私は仕事中なんでね、行くよ、じゃあな」
と言い背中を向けるファビオだが
「仲が良い所を皆んなに見せといた方が良いのか…私はフェリシアのそう言った姿を見たくないが、周知するのにはうってつけだ」
手を振り去っていった
「お兄様はやっぱり私の知らない事も知っているんですね」
エクトルを見上げる
「兄上の側近として働いているのだから色々言われたのだろう。知らないのは己のみ…って言うやつか、私にも当てはまるけど」
二人で苦笑いをする
楽しそうに散策する二人を見て庭園ですれ違う人達は微笑ましく思ったようだ
「日差しが強くなってきた、戻ろうか」
まだ散策を続けたいし名残惜しいが、戻ることになった。
二人で歩いていると王妃の使いが来て呼ばれる事となった
「母上お呼びでしょうか?」
エクトルが先に声をかけた。フェリシアは淑女の礼をする
「顔を上げてちょうだい」
「はい」
にこりと笑う王妃
「仲が良いようで安心したわ、フェリシアさんにはね、これからエクトルの妃教育の為に王宮に来て欲しいのよ」
「はい、よろしくお願いいたします」
「エクトルも色々と教えてあげなさいね」
「はい、フェリシア大変かもしれないが、一緒に頑張ろう」
「はい、エクトル様の恥にならぬように精一杯頑張りますね」
二人が目を合わせて笑みを漏らした
「エクトルも成長したわね…フェリシアさんよろしくね」
「はい」
「日差しが強いかな…」
手をしっかりと繋ぎ並んで歩き出すと自然と笑みが溢れた
「庭園に行こうか?」
「人が多いんじゃありませんか?」
「なるほど…私はフェリシアといるところを人に見られたいのか」
驚くエクトル
「堂々とデートしよう」
エクトルの言葉通り手を繋ぎ楽しそうにデートする姿を沢山の人に見られた
「シア?」
振り向くとファビオがいた
「お兄様?」
エクトルと手を繋ぐフェリシアを見て面白くなさそうな顔をする
「随分と仲が良いようだが…?」
家族に見られて恥ずかしく手を離そうとするがエクトルが離さない
「まぁ、そういうことだよ」
ギュッと繋がれた手
「エルナンド殿下に会いに行ったんじゃないのか?」
ちっと舌打ちをするファビオ
「はいお会いしてきました」
「意地悪されなかったか?」
ポカンとするフェリシア
「いえ、とても優しくて、たくさんお話しをしてくださって、頼りになるお方でしたけど」
エクトルと目を合わせ首を傾げる
「フェリシアには優しいのか、それは安心したよ」
苦笑いのファビオ
「お兄様には意地悪されるの?」
意地悪をするような方には見られなかった。
先日の夜会で声をかけてもらった時も気を遣ってくれたし…?
「厳しい?と言うかな…私には美しい姉と、可愛い妹がいるから殿下が羨ましがってなぁ、よく稽古と言っては扱かれたものだよ…フェリシアがエクトル殿下と婚約して可愛い妹が出来るのが相当嬉しいんだろうな、少しは私にも優しくなると良いのだが…」
「お兄様ったら…ふふっ」
ファビオと目を合わせて楽しそうに笑う
「それでその手はいつまで繋いでいるつもりかな?」
チラリとエクトルとフェリシアの手を見る
「フェリシアが離れていっては困るからね」
嬉しそうにエクトルが笑った
「あぁ、そうですか!私は仕事中なんでね、行くよ、じゃあな」
と言い背中を向けるファビオだが
「仲が良い所を皆んなに見せといた方が良いのか…私はフェリシアのそう言った姿を見たくないが、周知するのにはうってつけだ」
手を振り去っていった
「お兄様はやっぱり私の知らない事も知っているんですね」
エクトルを見上げる
「兄上の側近として働いているのだから色々言われたのだろう。知らないのは己のみ…って言うやつか、私にも当てはまるけど」
二人で苦笑いをする
楽しそうに散策する二人を見て庭園ですれ違う人達は微笑ましく思ったようだ
「日差しが強くなってきた、戻ろうか」
まだ散策を続けたいし名残惜しいが、戻ることになった。
二人で歩いていると王妃の使いが来て呼ばれる事となった
「母上お呼びでしょうか?」
エクトルが先に声をかけた。フェリシアは淑女の礼をする
「顔を上げてちょうだい」
「はい」
にこりと笑う王妃
「仲が良いようで安心したわ、フェリシアさんにはね、これからエクトルの妃教育の為に王宮に来て欲しいのよ」
「はい、よろしくお願いいたします」
「エクトルも色々と教えてあげなさいね」
「はい、フェリシア大変かもしれないが、一緒に頑張ろう」
「はい、エクトル様の恥にならぬように精一杯頑張りますね」
二人が目を合わせて笑みを漏らした
「エクトルも成長したわね…フェリシアさんよろしくね」
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