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父の誕生日会 会いたくない人
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油をさしていないブリキの人形の様にギギギっと…首を後ろに向けると、そこには…
「げっ!」
幻聴だったらよかったのに…
あからさまにイヤな顔をしてしまう…
あんなに厳しく教育されていたのに、ルイスとアベルと話をしていたら素のリージアになってしまう。口が悪いのは許して欲しい…
「第二王子殿下」
両親がリージアの前に出て挨拶をする。
フェリクスを嫌がって婚約解消を頼んだし、行かなくて良い日は学園も休んでいるし、フェリクスとは学年が違うので会わないでおこうと思えばそれも可能だった。
久しぶりに会うフェリクスに戸惑う。
ルイスとアベルもまたリージアの後ろにまるで護衛の様に立ってくれた。
後ろからの威圧感たるや!
「リージア久しぶりだね、学園にも最近来てないから心配していた」
リージアの元に駆け寄るフェリクス
申し訳なさそうに頭を下げるフェリクスの侍従、いつもこんな顔をしているな…と逆に申し訳なく思った。
「リージア、聞いているか?」
「あ、えぇ聞いております、どうかされましたか?」
周りは皆、聞いてないな…と心で思っているだろう。
「…少し話をしたいんだが、伯爵リージアを借りて良いか?」
チラッとルイスとアベルを見る父
うんとルイスとアベルは頷き、さっとリージアを隠した。身長が高い二人だ、リージアはフェリクスの視界から消えた
「第二王子殿下自ら伯爵の誕生日にお越しとは、さすが伯爵ですね。人望が厚いのでしょう。お久しぶりですね、第二王子殿下。ディオン・ルイス・マルローです」
胸に手を当て挨拶をする
「マルロー家のディオン殿がなぜ!」
「第二王子殿下、お久しぶりですね」
「青き聖剣まで!」
「リージア嬢の父上の誕生日を祝うためですよ」
ルイスがさらりと答える
「ディオン殿は私の婚約者と知り合いなのか?」
リージアを見ようとするフェリクスだがルイスとアベルに視界が阻まれる
「第二王子殿下との婚約は解消されていますよね?もう彼女の元には戻ってこないでください。彼女がとても迷惑してますよ」
ルイスが爽やかな笑みを漏らす
「ばかな!解消は一方的にされたんだ!私は了承しておらん」
ふいっと顔を逸らし伯爵を見る
「困りましたね、両陛下からは了承していただきましたしもう過ぎた話です。娘の元へは戻って来ぬ様にお願いしたい。新しい縁が出来たのでお相手に悪い」
父が言うと顔色を変え
「なんだって!私がいながら他の男との縁を繋ごうとしているのか…答えろリージア!」
喋りたくない…ここでルイスの名前を出したらルイスに迷惑がかかってしまう!どうしよう…どうしよう…
「なぜフェリクスがいる?お前は招待客ではないだろう!」
リカルド王太子殿下の登場ににより会場がぴーんと張り詰めた空気になった
居た堪れない…帰りたい、うちの邸だけど…
緊張のせいか思わずルイスの腕を掴んでしまった。何かに縋りたくなった
「リカルド久しぶりだな」
ルイスとアベルがフレンドリーに話しかける
「ディオンとアベルか、しばらく見ぬうちに腑抜けた面になったな」
リカルドもフレンドリーに話す
「同級生なんだ」
こそっとルイスが教えてくれた
なるほど…同じ学年だったのか。知らなかった
「愚弟が何をした?」
「あぁ、リージアちゃんの事諦めてないみたいだな」
アベルが呆れた様に答える
「はぁっ…フェリクスを送り返せ、後は私が話をする」
「「「はっ」」」
フェリクスの侍従が頭を下げてフェリクスの後をついて行った。
あの人いつも大変だろうな…ご愁傷様ですと心の中で同情をした
「げっ!」
幻聴だったらよかったのに…
あからさまにイヤな顔をしてしまう…
あんなに厳しく教育されていたのに、ルイスとアベルと話をしていたら素のリージアになってしまう。口が悪いのは許して欲しい…
「第二王子殿下」
両親がリージアの前に出て挨拶をする。
フェリクスを嫌がって婚約解消を頼んだし、行かなくて良い日は学園も休んでいるし、フェリクスとは学年が違うので会わないでおこうと思えばそれも可能だった。
久しぶりに会うフェリクスに戸惑う。
ルイスとアベルもまたリージアの後ろにまるで護衛の様に立ってくれた。
後ろからの威圧感たるや!
「リージア久しぶりだね、学園にも最近来てないから心配していた」
リージアの元に駆け寄るフェリクス
申し訳なさそうに頭を下げるフェリクスの侍従、いつもこんな顔をしているな…と逆に申し訳なく思った。
「リージア、聞いているか?」
「あ、えぇ聞いております、どうかされましたか?」
周りは皆、聞いてないな…と心で思っているだろう。
「…少し話をしたいんだが、伯爵リージアを借りて良いか?」
チラッとルイスとアベルを見る父
うんとルイスとアベルは頷き、さっとリージアを隠した。身長が高い二人だ、リージアはフェリクスの視界から消えた
「第二王子殿下自ら伯爵の誕生日にお越しとは、さすが伯爵ですね。人望が厚いのでしょう。お久しぶりですね、第二王子殿下。ディオン・ルイス・マルローです」
胸に手を当て挨拶をする
「マルロー家のディオン殿がなぜ!」
「第二王子殿下、お久しぶりですね」
「青き聖剣まで!」
「リージア嬢の父上の誕生日を祝うためですよ」
ルイスがさらりと答える
「ディオン殿は私の婚約者と知り合いなのか?」
リージアを見ようとするフェリクスだがルイスとアベルに視界が阻まれる
「第二王子殿下との婚約は解消されていますよね?もう彼女の元には戻ってこないでください。彼女がとても迷惑してますよ」
ルイスが爽やかな笑みを漏らす
「ばかな!解消は一方的にされたんだ!私は了承しておらん」
ふいっと顔を逸らし伯爵を見る
「困りましたね、両陛下からは了承していただきましたしもう過ぎた話です。娘の元へは戻って来ぬ様にお願いしたい。新しい縁が出来たのでお相手に悪い」
父が言うと顔色を変え
「なんだって!私がいながら他の男との縁を繋ごうとしているのか…答えろリージア!」
喋りたくない…ここでルイスの名前を出したらルイスに迷惑がかかってしまう!どうしよう…どうしよう…
「なぜフェリクスがいる?お前は招待客ではないだろう!」
リカルド王太子殿下の登場ににより会場がぴーんと張り詰めた空気になった
居た堪れない…帰りたい、うちの邸だけど…
緊張のせいか思わずルイスの腕を掴んでしまった。何かに縋りたくなった
「リカルド久しぶりだな」
ルイスとアベルがフレンドリーに話しかける
「ディオンとアベルか、しばらく見ぬうちに腑抜けた面になったな」
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こそっとルイスが教えてくれた
なるほど…同じ学年だったのか。知らなかった
「愚弟が何をした?」
「あぁ、リージアちゃんの事諦めてないみたいだな」
アベルが呆れた様に答える
「はぁっ…フェリクスを送り返せ、後は私が話をする」
「「「はっ」」」
フェリクスの侍従が頭を下げてフェリクスの後をついて行った。
あの人いつも大変だろうな…ご愁傷様ですと心の中で同情をした
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