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「愛しい君は何処へ行く~♪ 僕はいつまで待っている~♪
愛しい君を想っても~♪ 僕はただ独り~♪」
夕日で染まる王都の中心に位置する城の屋上。茶髪の少年が哀しげな歌を口ずさんでいた。
無機質な建物は遠くまで広がっており、その色はオレンジ色に染まっていた。
彼はそんな景色を眺めながら歌の続きを口にしようとしていた。
「遠く遠く君がいても~♪ 想いは決して変わらない~♪」
だが、別の声によってそれは阻まれた。
その声のする方を振り返ると、彼と同じ顔をした黒髪の少年がニヤリと笑いながら立っていた。
愛しい君を想っても~♪ 僕はただ独り~♪」
夕日で染まる王都の中心に位置する城の屋上。茶髪の少年が哀しげな歌を口ずさんでいた。
無機質な建物は遠くまで広がっており、その色はオレンジ色に染まっていた。
彼はそんな景色を眺めながら歌の続きを口にしようとしていた。
「遠く遠く君がいても~♪ 想いは決して変わらない~♪」
だが、別の声によってそれは阻まれた。
その声のする方を振り返ると、彼と同じ顔をした黒髪の少年がニヤリと笑いながら立っていた。
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