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「ルージュ、ありがと」
「平気か?」
「そっちこそ。しかし、このままじゃ姫も殺されてしまうし、この国がどうなるか分からないな」
「そうだな……。兵士たちは父上の言葉に絶対服従だ。俺たちがどうにかするしかなさそうだ」
「俺たちが……。俺たちが、姫を助ける……。姫を助けるんだ!」
何か閃いたようで、リージュは部屋の奥へと向かっていく。二人の剣が立て掛けてある場所へと向かい、二人分の剣を手にし、自分のものではない方をルージュへと差し出す。
突然のことに何事かと考えているが、彼がしたいことが分からないまま、とりあえず剣だけを受け取る。
「リージュ、一体どうするんだ?」
「今すぐこの国を出てハイト国へと向かう。そして、王と姫のところへ行って現状を伝えるんだ」
「えっ……。そんなこと言って信じてもらえるのか。それに、ハイト国までは遠い。どうやって行くんだ?」
「平気か?」
「そっちこそ。しかし、このままじゃ姫も殺されてしまうし、この国がどうなるか分からないな」
「そうだな……。兵士たちは父上の言葉に絶対服従だ。俺たちがどうにかするしかなさそうだ」
「俺たちが……。俺たちが、姫を助ける……。姫を助けるんだ!」
何か閃いたようで、リージュは部屋の奥へと向かっていく。二人の剣が立て掛けてある場所へと向かい、二人分の剣を手にし、自分のものではない方をルージュへと差し出す。
突然のことに何事かと考えているが、彼がしたいことが分からないまま、とりあえず剣だけを受け取る。
「リージュ、一体どうするんだ?」
「今すぐこの国を出てハイト国へと向かう。そして、王と姫のところへ行って現状を伝えるんだ」
「えっ……。そんなこと言って信じてもらえるのか。それに、ハイト国までは遠い。どうやって行くんだ?」
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