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全身を体温より少し高い湯で流し、気分もさっぱりしたルージュは、部屋へと戻っていった。
そこには、自分の呼び掛けでは起きなかったリージュが食事をしている姿がある。
「ようやく起きたのか」
「おはよ。起きたらいなくて心配したよ」
「シャワーを浴びていた。お前もあとで入れよ」
「はいはい」
そんな返事を聞きながら、ルージュは向かい側に座り、食事を始める。
手で食べられるような軽食が並んでおり、その色鮮やかさは食欲を唆るようだ。
特に会話がないが、その手はやけに進んでいた。
リージュが全体の半分程度を食べ終えると、立ち上がって浴室へと向かっていった。
再び一人の空間になったルージュ。ここ数日の出来事を振り返ってはみるものの、あまりの慌ただしさに細かいことが思い出せないでいた。
ただ一つ、早くワード国へと戻って平和を取り戻したい、それが願いであった。
考え事をしているうちにルージュも食べ終わり、椅子に深く腰掛けてゆったりとし始めた。
そこには、自分の呼び掛けでは起きなかったリージュが食事をしている姿がある。
「ようやく起きたのか」
「おはよ。起きたらいなくて心配したよ」
「シャワーを浴びていた。お前もあとで入れよ」
「はいはい」
そんな返事を聞きながら、ルージュは向かい側に座り、食事を始める。
手で食べられるような軽食が並んでおり、その色鮮やかさは食欲を唆るようだ。
特に会話がないが、その手はやけに進んでいた。
リージュが全体の半分程度を食べ終えると、立ち上がって浴室へと向かっていった。
再び一人の空間になったルージュ。ここ数日の出来事を振り返ってはみるものの、あまりの慌ただしさに細かいことが思い出せないでいた。
ただ一つ、早くワード国へと戻って平和を取り戻したい、それが願いであった。
考え事をしているうちにルージュも食べ終わり、椅子に深く腰掛けてゆったりとし始めた。
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