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25. 唇にキュッと
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玲司は美空の消えた瓦礫の山へと来ていた。
とても生きているとは思えなかったが、それでも何か手掛かりが欲しかったのだ。
「あれ? こっちの方から電波が……」
シアンがおずおずとひしゃげた非常階段の下を指さす。
「電波?」
玲司は非常階段の下の瓦礫を掘っていく。
すると何かがキラッと光った。
玲司はドクンと心臓が激しく鼓動を打つのを感じる。
そっと手をのばして拾い上げると、それは黒縁の眼鏡だった。そしてレンズにはべっとりと真っ赤な血のりが付き、生々しく悲劇を綴っている。
あ、あわわわ……。
玲司は手が震え、思わず眼鏡を落としてしまう。
パリーン!
レンズが砕け散り、高い音を奏でた。
玲司の指には血が付き、その赤色が伝える凄惨な現実に、玲司は自分が壊れてしまうような衝撃で頭が割れそうになる。
あわわわ……。
よろよろとよろけ、ひしゃげた非常階段にもたれかかる玲司。
屈託のないキラキラとした笑顔、あの頼もしかった小さな背中を思い出し、玲司のほほを涙が伝う。彼女は今、生々しい赤色となって玲司の指先を彩るばかりだった。
くぅぅぅ……。
玲司は血の付いた指先を大切に手のひらに包み、肩を揺らす。
シアンは神妙に転がった眼鏡を眺め、そして両手を合わせた。
その時だった、シアンがバッと体を起こし、叫ぶ。
「ご主人様! 太平洋の原潜からトマホークが発射されたゾ!」
「え……? データセンターは潰したはずだよね?」
玲司は涙でグチャグチャになった顔で答える。
「うーん、そうなんだけどなぁ……」
シアンは首をかしげる。
「で、そのトマホークって何? またミサイル?」
「それが……、多分核ミサイルじゃないかと」
シアンは上目づかいで言いにくそうに答える。
「か、核!? えっ!? 東京に核攻撃ってこと?」
玲司はあまりのことに飛び起きる。東京に核ミサイルなんて打ち込んだら一千万人が死んでしまう。
「く、狂ってる……」
玲司は頭を抱えて口をポカンと開け、そのとんでもない事態をどう受け入れていいのか分からず言葉を失っていた。
自分一人を殺すために一千万人を道連れにするなどもはや人間の所業ではない。
「逃げよう!」
シアンは両手のこぶしを握って力説する。しかし、核爆弾であれば数十キロ圏内は即死なのだ。とても間に合うとは思えない。
「地下に逃げればまだ生き残れるかも!」
シアンはそう言うが、玲司はゆっくりと首を振る。
「これ、東京湾の方へ移動したら被害減るかな?」
「うーん、誘導型だとするとご主人様を追いかけるので爆心地は動かせるかも……え? 逃げない……の?」
「こんな事態になってしまったのは俺の責任だ。少しでも被害を減らすしかない」
玲司はそう言って首を振り、大きく息をつくと、ダッとSUVへと走った。
「ご主人様ぁ……」
シアンは泣きそうな顔でついてくる。
玲司は車に飛び乗るとエンジンをかけ、急発進した。
キュロロロロ!
SUVはタイヤを鳴らしながら最後の旅路へと加速していく。
「いいか、シアン。百目鬼にキッチリと責任を取らせろ!」
「うん……」
シアンはおとなしく助手席に座りながら、ゆっくりとうなずいた。
「こんなハッカーが世界征服など絶対許すなよ。それが俺からの最後の命令だ」
「あっ! ご主人様、そこを右に行けば海底トンネルで生き残れるかも……」
シアンは必死に生き残り策を提案する。
「シアン、もういいんだ。俺の目標はもう生き延びる事じゃないんだよ」
「ご主人様ぁ……」
シアンはうつむいて動かなくなった。
「着弾まであとどんくらい?」
「二分三十二秒……」
玲司はふぅ、と、ため息をつくと、首を振り、FMラジオのスイッチをタップした。車内にはポップなサウンドが響きわたる。玲司も好きなボカロ系の曲だった。
「最後までは聴けないな」
玲司は苦笑し、あっけらかんとそう言うと、ゲートを強硬突破し、東京湾の埋め立ての最前線、ごみ集積場をただ南へとひた走る。
見上げると青空の向こうに白煙を吹きながら何かが飛来しているのが見える。多くの人の命を奪う死神がいよいよ東京湾上空にまで達したのだ。
「シアン。いろいろありがとな。俺の命令、忘れんなよ」
玲司はニッコリと笑ってシアンの方を向いた。
「うん、忘れないゾ!」
涙をポロポロとこぼしながらシアンはうなずいた。
玲司は指先についた美空の血のりを眺め、そして寂しそうな笑顔を見せると、唇にキュッと塗り付ける。そして、最後の直線で思いっきりアクセルを吹かした。
直後、関東一帯が激しい閃光の中に沈む。
二百キロトンの核爆弾は広島に落ちた原爆の十倍以上のエネルギーを放出し、新たな太陽となり、都心部、川崎、横浜にいた数多の命を一瞬にして焼き払った。
玲司もあっという間に蒸発し、全てを焼き尽くす灼熱地獄の中、遺骨も残らずただガスとなって吹き飛んでいく。
直後、白い繭のような衝撃波が関東一円へと広がっていった。衝撃波は次々とビルをなぎ倒し、熱線から逃れた者も押しつぶし、すりつぶし、一帯は一瞬にして巨大な集団墓地のような凄惨な光景と化していく。
この日、東京は灰燼に帰したのだった。
とても生きているとは思えなかったが、それでも何か手掛かりが欲しかったのだ。
「あれ? こっちの方から電波が……」
シアンがおずおずとひしゃげた非常階段の下を指さす。
「電波?」
玲司は非常階段の下の瓦礫を掘っていく。
すると何かがキラッと光った。
玲司はドクンと心臓が激しく鼓動を打つのを感じる。
そっと手をのばして拾い上げると、それは黒縁の眼鏡だった。そしてレンズにはべっとりと真っ赤な血のりが付き、生々しく悲劇を綴っている。
あ、あわわわ……。
玲司は手が震え、思わず眼鏡を落としてしまう。
パリーン!
レンズが砕け散り、高い音を奏でた。
玲司の指には血が付き、その赤色が伝える凄惨な現実に、玲司は自分が壊れてしまうような衝撃で頭が割れそうになる。
あわわわ……。
よろよろとよろけ、ひしゃげた非常階段にもたれかかる玲司。
屈託のないキラキラとした笑顔、あの頼もしかった小さな背中を思い出し、玲司のほほを涙が伝う。彼女は今、生々しい赤色となって玲司の指先を彩るばかりだった。
くぅぅぅ……。
玲司は血の付いた指先を大切に手のひらに包み、肩を揺らす。
シアンは神妙に転がった眼鏡を眺め、そして両手を合わせた。
その時だった、シアンがバッと体を起こし、叫ぶ。
「ご主人様! 太平洋の原潜からトマホークが発射されたゾ!」
「え……? データセンターは潰したはずだよね?」
玲司は涙でグチャグチャになった顔で答える。
「うーん、そうなんだけどなぁ……」
シアンは首をかしげる。
「で、そのトマホークって何? またミサイル?」
「それが……、多分核ミサイルじゃないかと」
シアンは上目づかいで言いにくそうに答える。
「か、核!? えっ!? 東京に核攻撃ってこと?」
玲司はあまりのことに飛び起きる。東京に核ミサイルなんて打ち込んだら一千万人が死んでしまう。
「く、狂ってる……」
玲司は頭を抱えて口をポカンと開け、そのとんでもない事態をどう受け入れていいのか分からず言葉を失っていた。
自分一人を殺すために一千万人を道連れにするなどもはや人間の所業ではない。
「逃げよう!」
シアンは両手のこぶしを握って力説する。しかし、核爆弾であれば数十キロ圏内は即死なのだ。とても間に合うとは思えない。
「地下に逃げればまだ生き残れるかも!」
シアンはそう言うが、玲司はゆっくりと首を振る。
「これ、東京湾の方へ移動したら被害減るかな?」
「うーん、誘導型だとするとご主人様を追いかけるので爆心地は動かせるかも……え? 逃げない……の?」
「こんな事態になってしまったのは俺の責任だ。少しでも被害を減らすしかない」
玲司はそう言って首を振り、大きく息をつくと、ダッとSUVへと走った。
「ご主人様ぁ……」
シアンは泣きそうな顔でついてくる。
玲司は車に飛び乗るとエンジンをかけ、急発進した。
キュロロロロ!
SUVはタイヤを鳴らしながら最後の旅路へと加速していく。
「いいか、シアン。百目鬼にキッチリと責任を取らせろ!」
「うん……」
シアンはおとなしく助手席に座りながら、ゆっくりとうなずいた。
「こんなハッカーが世界征服など絶対許すなよ。それが俺からの最後の命令だ」
「あっ! ご主人様、そこを右に行けば海底トンネルで生き残れるかも……」
シアンは必死に生き残り策を提案する。
「シアン、もういいんだ。俺の目標はもう生き延びる事じゃないんだよ」
「ご主人様ぁ……」
シアンはうつむいて動かなくなった。
「着弾まであとどんくらい?」
「二分三十二秒……」
玲司はふぅ、と、ため息をつくと、首を振り、FMラジオのスイッチをタップした。車内にはポップなサウンドが響きわたる。玲司も好きなボカロ系の曲だった。
「最後までは聴けないな」
玲司は苦笑し、あっけらかんとそう言うと、ゲートを強硬突破し、東京湾の埋め立ての最前線、ごみ集積場をただ南へとひた走る。
見上げると青空の向こうに白煙を吹きながら何かが飛来しているのが見える。多くの人の命を奪う死神がいよいよ東京湾上空にまで達したのだ。
「シアン。いろいろありがとな。俺の命令、忘れんなよ」
玲司はニッコリと笑ってシアンの方を向いた。
「うん、忘れないゾ!」
涙をポロポロとこぼしながらシアンはうなずいた。
玲司は指先についた美空の血のりを眺め、そして寂しそうな笑顔を見せると、唇にキュッと塗り付ける。そして、最後の直線で思いっきりアクセルを吹かした。
直後、関東一帯が激しい閃光の中に沈む。
二百キロトンの核爆弾は広島に落ちた原爆の十倍以上のエネルギーを放出し、新たな太陽となり、都心部、川崎、横浜にいた数多の命を一瞬にして焼き払った。
玲司もあっという間に蒸発し、全てを焼き尽くす灼熱地獄の中、遺骨も残らずただガスとなって吹き飛んでいく。
直後、白い繭のような衝撃波が関東一円へと広がっていった。衝撃波は次々とビルをなぎ倒し、熱線から逃れた者も押しつぶし、すりつぶし、一帯は一瞬にして巨大な集団墓地のような凄惨な光景と化していく。
この日、東京は灰燼に帰したのだった。
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