古代日本文学ゼミナール  

morituna

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古代日本文学ゼミナール  -第2話-

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  気がつくと、俺は、宇良島神社に着く前に訪れた常世の浜、

 に倒れていた。
 俺は、持ち物をチエックした。
 ヒッパルコス腕時計、1眼レフカメラ、スマートフォン、貸与された翻訳機は、近くで見つかった。
 スマートフォンは、圏外表示が出て、電話もインターネット接続もできなかった。
 ヒッパルコス腕時計は、GPS電波が受信できない環境でも、ヒッパルコス星表と、夜空の星の状態を捉えるセンサ等から、現在の日時が分かる優れ物である。
 ヒッパルコス星表は、ヒッパルコス衛星という観測衛星によって観測された星のデータベースで、一般的に星といわれるものの位置や視差、明るさ、スペクトル型などを含む網羅的なデータベースである。
 残念ながら、食料、着替え、現金などが入ったリユックは、見つからなかった。 
 日が落ちてきたので、俺は、夜空の星々の状態をヒッパルコス腕時計のセンサで読み取らせた。
 ヒッパルコス腕時計は、現在のタイムラインが、西暦478年7月7日、雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)22年7月7日の古墳時代であることを表示した。
 この年代は、雄略天皇か、宋に国書を送り「安東大将軍倭王」の称号を授けられたころである。
 釣り竿とともに、小舟が常世の浜に係留されていたので、俺は、両方とも、拝借して、食料を得るため、夜の海に釣りに出かけた。

 魚は、一向に釣れず、代わりに五色の亀

 が釣れた。
 五色の亀を小舟に引き上げたが、食えそうにないと思われたので、舟底に転がしておいた。
 俺は、睡魔に襲われたので、うとうと寝てしましいた。

 ふと目を覚ますと、舟底の亀はいなくなっていて、代わりに、岬(みさき)さん

 そっくりの乙姫

がいた。
 俺は、翻訳機を会話モードに設定して、『ここは陸から離れた海の上、あなたは、どこからどうやって来たのですか?』と、乙姫に尋ねた。
 乙女は、微笑みながら『翻訳機は必要ありません。
 私の母星は、 地球から6000万光年 離れた、M58 棒渦巻銀河 おとめ座

 に有ります。』
 『前線基地は、海中に有ります。』
 前線基地は、沖縄の首里城

 に似せて作って有ります。
 『偵察用の亀型水中ドローンが、あなたの小舟に引き上げられてしまったので、回収するため、前線基地から大亀水中ドローンに乗って来ました。小舟で寝ているあなたを見て、興味が沸き、あなたと、親しく語り合いたいと思いました。』と言った。
 俺は、『朝から何も食っていないから飢え死にしそうだ、腹一杯食える所へ連れて行ってくれ。』と言った。
 乙姫は、『では、一緒に、大亀水中ドローンで前線基地へ行って食事をしましょう。』と言った。
 一緒に、大亀水中ドローンに乗って海中を降下していくと、海底にある前線基地

 が見えてきた。
 乙姫は、『前線基地、風習、言語、衣装、乗り物等は、地球のアニメやドラマのテレビ放送電波などを分析して、構成しています。また、この時代なら、海中にある前線基地が、人目に付きません。』と言った。
 父親兼前線基地司令官は、なんと、竜神

 の出で立ちであった。なぜか、竜神の話し声は、亀島教授

の声であった。
 前線基地

では、歓迎の宴が開かれ、たくさんの美味の食べ物を勧められた。
 歓迎の宴では、異星人の音楽が演奏され、美しい舞も披露された。
 俺が、美味の食べ物を腹一杯食ったところで、乙姫

は、『可能なら、私は、あなたとのスターチャイルド

 を産みたいと思っています。』と言った。
 一瞬、ハニートラップに引っかかったと、思ったが、
 俺は、酔いが廻って機嫌が良かったので、『いいぞ!』と快諾した。
 俺は、未知の飲料

 のせいで、可愛い岬(みさき)さんが、乙姫のコスプレをしているのだろうと感じた。
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