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本編
23 悪魔な一面を見ちゃいました
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レオナルドから、重要な荷物を受け取ってしまったポルトスは、暗闇の中で王都へ向かう最善のルートを考えていた。通常ならば、最短の街道が通っているカストール領を抜けていく。だが、今回はそのルートを使わない方がいいだろう。何故なら先ほど第二騎士団のテントに立ち寄った際、見知らぬ傭兵団はカストール領側から出て来たと言う話をヒューイ(団長)がしていたからである。
ポルトス・キース・グラーツは、グラーツ辺境伯の三男として生まれた。彼は子供のころから知らないことを知ることに喜びを感じていた。
だが、ある日爵位を継げない自分が、学業だけでは到底身を立てることは出来ないと悟る。その後は騎士となるべく鍛錬を重ねた。そして、五年前に王国第三騎士団へ十五歳で入団したのである。
ポルトスは勉学の中でも特に地形の分野に興味があり、国内の古道に精通していた。少し考えれば、今は使われていないルートが頭の中に何通りも思い浮かんでくる。その中でも出来るだけ、他の領を通らず王都へ向かう道を選ぶとするなら・・・。
モディアーノ領の山岳地帯にかつて、塩の道と言われる岩塩の採掘トンネルがあった。そこにはトロッコの線路が張り巡らせており、重い塩も王都へ簡単に運ぶことが出来ると聞いたことがある。
と言うことは王都へ繋がる道がそこにあると言うことだ。また、塩の道の管理は用心深いと有名なモディアーノ公爵家がしているため、おかしな輩が入り込む可能性も低いだろう。
「この危機的状況を打破するのにかつての学業が役に立つとは・・・」
ポルトスは、塩の道を目指すことにした。
まず、地上に出たら方角の確認をして、草原ではなく木々のある道を進もう。ポルトスは今後の方針を固めると、地下の暗闇から月夜の薄闇へと踏み出した。
―――――――――
レオナルドとマリアベルは夜目が効くようにと、地上に出る前にランプを消し、しばらく真っ暗闇の中で周辺をボーっと眺める。そうすると次第に物の輪郭がハッキリと見えるようになって来るのだ。
レオナルドはマリアベルの手を少し引いて合図を出した。二人はゆっくり音を立てないようにして地上に上がる。出口の前にはスラーシェの言っていた通り、馬小屋があった。
ちょうど、その馬小屋の裏の扉をコンコン、コココンと三回叩いている音が響いて来る。音の先を視線だけで確認すると人影が見えた。室内に明かりが灯り、内側から扉が開かれる様子を、レオナルドとマリアベルは藪の中に屈んで観察する。
(えっ、あれは誰?まさか怪しげな傭兵団?このタイミングは、一体、何なのよ)
マリアベルは誰にも聞こえないようレオナルドにすり寄り、彼の耳元へ向かって囁く。
「あれって、敵だと思いますか?」
「ああ、少なくとも味方の可能性は低いだろう」
レオナルドもマリアベルの耳元に唇が触れそうな距離で囁く。
(ここの土地勘なら、殿下より私の方があるのだから落ち着いて考えよう。ここは領都の郊外、果樹園に囲まれたピーズリー地区。第二騎士団がテントを張っていたハーベスト地区に向かうなら、街道を使って中心街へ戻らないといけない。でも、それはダメ!危険だわ!!)
マリアベルは、先ほど第二騎士団のテント内で見た地図を思い浮かべた。領都の東西に延びる街道は、見晴らしがいいため狙われやすいだろう。港や川辺にも、敵が潜んでいる可能性が高い。
(一層の事、先ほどの地図に載っていない道ならばどうかしら?一昔前、塩を掘っていたトンネルと、その先の岩場にある抜け道ならば余り知られていないと思うのだけど)
「殿下、ここからそう遠くない場所に、昔、塩の採掘をしていた場所があります。そこのトンネルを抜ければ、カストール領を通らなくても、王都へ抜ける道があると思います」
「さっきの地図に無かった道と言うことか?」
(スゴイ!殿下もあの地図を確認していたの?と言うことは、ポルトスもあれを見ていた可能性が高いわね。それなら、私たちは他の道を選んだ方がいいかも・・・)
「もしかすると、ポルトスも同じルートを考えているかもしれません。別のルートを考えま・・・」
ガタン!ドン!!
マリアベルが話していると、大きな音が小屋の中から聞こえて来た。どうやら、小屋の中で揉め事が発生したようだ。レオナルドが動かない為、マリアベルも息を潜めて、様子を見守る。
バン!!と馬小屋の扉が開き、中から先ほど部屋に入っていた男が腕を押さえながら出て来た。
(もしかして、負傷したから逃げようとしている?)
すると、それを追って、馬小屋からは斧を手に持った男が飛び出して来る。ケガを負った男が走りこんだ草むらから、味方らしき数人の人影が現れたたと思えば、馬小屋の方からも、もう一人、大剣を手に持った男が飛び出して来た。
どうやら、尋ねて来た怪しい男を馬小屋にいた守り人たちが撃退しているという雰囲気である。しかも、斧を持った男も大剣を持った男も見るからに腕っぷしが強そうだ。
「小屋にいた守り人の二人は大丈夫そうだな。俺たちは裏の馬を逃がしてから、歩いてここを離れよう」
レオナルドはマリアベルの手を引き、馬小屋の反対側へと素早く移動する。そして、繋がれていた馬五頭のうち、二頭を逃がした。
すると、レオナルドの予想通り、守り人ともみ合っていた怪しい集団は突然駆け出した馬の方へ気を取られていく。そして、戦いの手を止め、近くに潜ませていた自分たちの馬に跨ると、逃がした馬の方へ駆け出して行った。
守り人たちとは敢えて顔を合わさずに、レオナルドとマリアベルは馬が走り去った方向とは違う方へと出発した。
――――――
手を繋ぎ騎士服を着て、銀髪を三つ編みにしたマリアベルとレオナルドは、いつでも草むら飛び込めるよう、細い道のふちを無言で歩いていく。
「マリー、大丈夫か?」
半刻ほど歩いた頃、レオナルドはマリアベルへ話し掛けた。
「ええ、大丈夫です。ポルトスの方が心配です」
「マリーの予想通り、塩の道に向かっているのなら、大丈夫だろう」
「そうですけど・・・」
(全然違うルートを進んでいるという可能性も、十分あるのだけど・・・。でも、ポルトスなら安全に王都へ抜ける道を選ぶと思うのよね)
「マリー、俺たちは身を守ることを優先する。助けが来るまで、潜める場所を確保しよう」
マリアベルは、必ず書類を陛下に届けると公爵夫人に言ったのに、自分たちは身を潜め、ポルトスに丸投げでいいのだろうかと考えていた。レオナルドはマリアベルの表情からして、ポルトスに申し訳ないと思っているのだろうと気付く。
「マリー、ポルトスには書類を渡していない」
「へ?」
変な声が出て、マリアベルは思わず左手で口を押えた。
(殿下がポルトスに書類を渡していない?はぁ!?)
レオナルドは、繋いでいるマリアベルの手を自分の背中に当てた。コツンと固い感触がする。
(ま、まさか、これが本物の書類!?)
マリアベルは、レオナルドの顔を覗き込む。
「このことをポルトスは?」
「知らない」
レオナルドは顔色の一つも変えない。
「殿下!!」
マリアベルは、目の前にいる人に“悪魔王子”たる片鱗を感じた。ポルトスに偽りの書類で命がけの命令を出しておいて、レオナルドは何の問題ないという顔をしている。
「それで殿下はポルトスに一体、何を渡したのですか?」
「俺の着替え」
「最悪!!」
ポルトスはアレが偽物であることくらい薄々気付いているのではないかとレオナルドは思っているのだが、マリアベルをますます怒らせそうなのでこれ以上口には出さなかった。
何より、レオナルドの命を受けている騎士ならば、真実を知っているとしても、最後まで囮として王都まで行くだろう。
あの黒い布の中には、王家の紋章の入ったレオナルドの服が入っている。故に、ポルトスが王宮へ辿りつくことさえ出来れば、レオナルド達の身に何が起こったのかが、国王陛下へ伝わるというワケだ。
「マリー、俺はポルトスを信用したから、命令を出した。それだけだ」
「でも、何かあったら・・・」
「あいつは頭が切れる。心配は要らない」
まだ納得していないマリアベルは口を尖らせつつも、この先、何処へ身を潜めるべきかという問題を再び考え始める。
この辺りは果樹園の多い地区で、ワイナリーが多い。また、道の左側の傾斜を下れば、ジャンパーと言う名の川が流れている。今は川上に向かって歩いているので、上流にあるロコモ湖から、ジャンパー川に流れ込む水量を調整するための水門がある場所まで行けば、操作小屋があるはずだ。
「殿下、ワイナリーに助けを求めるのと、水門の横にある操作小屋だったら、どちらがいいですか?」
「もし、戦闘になった時、ワイナリーや水門が破壊されると人や物に被害が出る。マリー、すまないが他の候補を考えてくれないか?例えば、洞窟や遺跡とか」
「あ、鍾乳洞なら、この先のカルスト地区に点在しています」
「では、そのあたりにしよう」
「はい、では、こちらへ」
迷いなく藪に入って行くマリアベルに、レオナルドは黙ってついて行った。
ポルトス・キース・グラーツは、グラーツ辺境伯の三男として生まれた。彼は子供のころから知らないことを知ることに喜びを感じていた。
だが、ある日爵位を継げない自分が、学業だけでは到底身を立てることは出来ないと悟る。その後は騎士となるべく鍛錬を重ねた。そして、五年前に王国第三騎士団へ十五歳で入団したのである。
ポルトスは勉学の中でも特に地形の分野に興味があり、国内の古道に精通していた。少し考えれば、今は使われていないルートが頭の中に何通りも思い浮かんでくる。その中でも出来るだけ、他の領を通らず王都へ向かう道を選ぶとするなら・・・。
モディアーノ領の山岳地帯にかつて、塩の道と言われる岩塩の採掘トンネルがあった。そこにはトロッコの線路が張り巡らせており、重い塩も王都へ簡単に運ぶことが出来ると聞いたことがある。
と言うことは王都へ繋がる道がそこにあると言うことだ。また、塩の道の管理は用心深いと有名なモディアーノ公爵家がしているため、おかしな輩が入り込む可能性も低いだろう。
「この危機的状況を打破するのにかつての学業が役に立つとは・・・」
ポルトスは、塩の道を目指すことにした。
まず、地上に出たら方角の確認をして、草原ではなく木々のある道を進もう。ポルトスは今後の方針を固めると、地下の暗闇から月夜の薄闇へと踏み出した。
―――――――――
レオナルドとマリアベルは夜目が効くようにと、地上に出る前にランプを消し、しばらく真っ暗闇の中で周辺をボーっと眺める。そうすると次第に物の輪郭がハッキリと見えるようになって来るのだ。
レオナルドはマリアベルの手を少し引いて合図を出した。二人はゆっくり音を立てないようにして地上に上がる。出口の前にはスラーシェの言っていた通り、馬小屋があった。
ちょうど、その馬小屋の裏の扉をコンコン、コココンと三回叩いている音が響いて来る。音の先を視線だけで確認すると人影が見えた。室内に明かりが灯り、内側から扉が開かれる様子を、レオナルドとマリアベルは藪の中に屈んで観察する。
(えっ、あれは誰?まさか怪しげな傭兵団?このタイミングは、一体、何なのよ)
マリアベルは誰にも聞こえないようレオナルドにすり寄り、彼の耳元へ向かって囁く。
「あれって、敵だと思いますか?」
「ああ、少なくとも味方の可能性は低いだろう」
レオナルドもマリアベルの耳元に唇が触れそうな距離で囁く。
(ここの土地勘なら、殿下より私の方があるのだから落ち着いて考えよう。ここは領都の郊外、果樹園に囲まれたピーズリー地区。第二騎士団がテントを張っていたハーベスト地区に向かうなら、街道を使って中心街へ戻らないといけない。でも、それはダメ!危険だわ!!)
マリアベルは、先ほど第二騎士団のテント内で見た地図を思い浮かべた。領都の東西に延びる街道は、見晴らしがいいため狙われやすいだろう。港や川辺にも、敵が潜んでいる可能性が高い。
(一層の事、先ほどの地図に載っていない道ならばどうかしら?一昔前、塩を掘っていたトンネルと、その先の岩場にある抜け道ならば余り知られていないと思うのだけど)
「殿下、ここからそう遠くない場所に、昔、塩の採掘をしていた場所があります。そこのトンネルを抜ければ、カストール領を通らなくても、王都へ抜ける道があると思います」
「さっきの地図に無かった道と言うことか?」
(スゴイ!殿下もあの地図を確認していたの?と言うことは、ポルトスもあれを見ていた可能性が高いわね。それなら、私たちは他の道を選んだ方がいいかも・・・)
「もしかすると、ポルトスも同じルートを考えているかもしれません。別のルートを考えま・・・」
ガタン!ドン!!
マリアベルが話していると、大きな音が小屋の中から聞こえて来た。どうやら、小屋の中で揉め事が発生したようだ。レオナルドが動かない為、マリアベルも息を潜めて、様子を見守る。
バン!!と馬小屋の扉が開き、中から先ほど部屋に入っていた男が腕を押さえながら出て来た。
(もしかして、負傷したから逃げようとしている?)
すると、それを追って、馬小屋からは斧を手に持った男が飛び出して来る。ケガを負った男が走りこんだ草むらから、味方らしき数人の人影が現れたたと思えば、馬小屋の方からも、もう一人、大剣を手に持った男が飛び出して来た。
どうやら、尋ねて来た怪しい男を馬小屋にいた守り人たちが撃退しているという雰囲気である。しかも、斧を持った男も大剣を持った男も見るからに腕っぷしが強そうだ。
「小屋にいた守り人の二人は大丈夫そうだな。俺たちは裏の馬を逃がしてから、歩いてここを離れよう」
レオナルドはマリアベルの手を引き、馬小屋の反対側へと素早く移動する。そして、繋がれていた馬五頭のうち、二頭を逃がした。
すると、レオナルドの予想通り、守り人ともみ合っていた怪しい集団は突然駆け出した馬の方へ気を取られていく。そして、戦いの手を止め、近くに潜ませていた自分たちの馬に跨ると、逃がした馬の方へ駆け出して行った。
守り人たちとは敢えて顔を合わさずに、レオナルドとマリアベルは馬が走り去った方向とは違う方へと出発した。
――――――
手を繋ぎ騎士服を着て、銀髪を三つ編みにしたマリアベルとレオナルドは、いつでも草むら飛び込めるよう、細い道のふちを無言で歩いていく。
「マリー、大丈夫か?」
半刻ほど歩いた頃、レオナルドはマリアベルへ話し掛けた。
「ええ、大丈夫です。ポルトスの方が心配です」
「マリーの予想通り、塩の道に向かっているのなら、大丈夫だろう」
「そうですけど・・・」
(全然違うルートを進んでいるという可能性も、十分あるのだけど・・・。でも、ポルトスなら安全に王都へ抜ける道を選ぶと思うのよね)
「マリー、俺たちは身を守ることを優先する。助けが来るまで、潜める場所を確保しよう」
マリアベルは、必ず書類を陛下に届けると公爵夫人に言ったのに、自分たちは身を潜め、ポルトスに丸投げでいいのだろうかと考えていた。レオナルドはマリアベルの表情からして、ポルトスに申し訳ないと思っているのだろうと気付く。
「マリー、ポルトスには書類を渡していない」
「へ?」
変な声が出て、マリアベルは思わず左手で口を押えた。
(殿下がポルトスに書類を渡していない?はぁ!?)
レオナルドは、繋いでいるマリアベルの手を自分の背中に当てた。コツンと固い感触がする。
(ま、まさか、これが本物の書類!?)
マリアベルは、レオナルドの顔を覗き込む。
「このことをポルトスは?」
「知らない」
レオナルドは顔色の一つも変えない。
「殿下!!」
マリアベルは、目の前にいる人に“悪魔王子”たる片鱗を感じた。ポルトスに偽りの書類で命がけの命令を出しておいて、レオナルドは何の問題ないという顔をしている。
「それで殿下はポルトスに一体、何を渡したのですか?」
「俺の着替え」
「最悪!!」
ポルトスはアレが偽物であることくらい薄々気付いているのではないかとレオナルドは思っているのだが、マリアベルをますます怒らせそうなのでこれ以上口には出さなかった。
何より、レオナルドの命を受けている騎士ならば、真実を知っているとしても、最後まで囮として王都まで行くだろう。
あの黒い布の中には、王家の紋章の入ったレオナルドの服が入っている。故に、ポルトスが王宮へ辿りつくことさえ出来れば、レオナルド達の身に何が起こったのかが、国王陛下へ伝わるというワケだ。
「マリー、俺はポルトスを信用したから、命令を出した。それだけだ」
「でも、何かあったら・・・」
「あいつは頭が切れる。心配は要らない」
まだ納得していないマリアベルは口を尖らせつつも、この先、何処へ身を潜めるべきかという問題を再び考え始める。
この辺りは果樹園の多い地区で、ワイナリーが多い。また、道の左側の傾斜を下れば、ジャンパーと言う名の川が流れている。今は川上に向かって歩いているので、上流にあるロコモ湖から、ジャンパー川に流れ込む水量を調整するための水門がある場所まで行けば、操作小屋があるはずだ。
「殿下、ワイナリーに助けを求めるのと、水門の横にある操作小屋だったら、どちらがいいですか?」
「もし、戦闘になった時、ワイナリーや水門が破壊されると人や物に被害が出る。マリー、すまないが他の候補を考えてくれないか?例えば、洞窟や遺跡とか」
「あ、鍾乳洞なら、この先のカルスト地区に点在しています」
「では、そのあたりにしよう」
「はい、では、こちらへ」
迷いなく藪に入って行くマリアベルに、レオナルドは黙ってついて行った。
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