野生児少女の生存日記

花見酒

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三章 野生児少女と野生の王

エピローグ

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 夜
 焚き火を囲んで食後の暇つぶしをしていた一行。ローニャが話を終えパタンと手帳を閉じた。

「何だか…壮絶な人生だったんですね。」

 ローニャのこれまで経験した出来事を聞いて“少年”は何とも言えない気持ちになっていた。

「ローニャさんの話を聞くと、何だか僕の旅の理由がちっぽけに思えます。」
「あんま気にすんなよ、こいつの人生がとんでもねぇだけ何だから。」

 レーナがローニャに指を差しながら少年を慰める。

「私がとんでもないなら二人もそうなるんじゃない?」
「俺等は巻き込まれただけだし。」
「私とレーナちゃんはローニャちゃんに出逢うまでは普通の学生だったからね。」
「私だって普通の少女だったし。」
「八歳かそこらから森でサバイバルする奴が普通なわけあるか。」
「何だと?」

 ローニャとレーナが仲良く睨み合って居ると少年か二人を見て少し笑う。

「あはは…でも本当に凄いお話でした。その話本にしたら売れるんじゃないですか?」
「お、良いじゃねえかそれ。」
「嫌だよ。」
「何で?」
「これはあくまで私が死んだ時、誰かが読んで生きる糧にしてくれればなって思って描き始めただけで、生きてるなら別に誰かに見せる気は無いよ。」
「何だよつまんねえな。」
「そっか…あ、ならタイトルだけでも付けてみませんか?」
「いや、だからそういうのじゃ…」
「良いじゃん、ノリでいいから。」
「えぇ…」

 ローニャは手帳を見つめる少しの間考え込んで。そして、微笑みながら呟いた。

「生存日記」



           完
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感想 66

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みんなの感想(66件)

荒谷創
2024.09.23 荒谷創

おお?
最新話が変な位置にあるようですよ~

2024.09.23 花見酒

ほんまや。ご報告感謝いたします、すぐ直します。よく忘れるんですよね。

解除
荒谷創
2024.02.01 荒谷創

直接『養子』という形にしなくても、貴族として『後ろ楯』になる事は可能。
才能のある者を後援して囲うのは、貴族にはよくある話だしね。

梟は森の精霊
賢者にして死を告げる死神の化身でもある。
夢に出てきたなら、それは警告や忠告てある可能性もある。
何事においても油断せず、危機感を忘れない様に。

解除
荒谷創
2023.11.29 荒谷創

漬け込む→付(け)込む

実際、明らかに騙されてますけど何人も殺しているし、貴族からの窃盗も行っている。
悔悛の情があろうとなかろうと、問答無用で首切られても文句は言えない。
裁判してもらえるだけでも有難い話です。
ただ、その騙して良いように使った黒幕に関しては、流さずに捜査すべきですね。


兄の言い分
妹の言い分
まあ、些か強情ではありますが妹の方が正しい。
そんなに心配なら、子供に任せて無いで自分で来れば良いのだし。
駄目な親だ。
子供は親の所有物では無い。
嫡男(兄)を見れば、親の思想と教育、日頃の言動は透けて見えるというもんです。
┐(-。-;)┌

2023.11.29 花見酒

 誤字のご指摘感謝いたします。修正しておきます。

 唆した者が人ならまだしも天使だったとなると難しい所、流石に神様を信仰している人でも天使と直接話たと言われても素直には信じられないですからね。しかも本人がそれが天使だったと信じて止まないので尚更。まぁでも確かにもっと調査をしたほうが良いというのは一理ありますね。

解除

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