無敵の力で異世界無双~ただし全裸~

みなみ

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変質~暴露された野望~

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「先程から妙に手ごたえがないと思っていたら、本気になっていなかったと?」
「そうね、私こう見えても慎重派なのよ」

 自身が起こした魔力の風が吹き荒れる中、ティニアさんがニッコリと微笑んだ。
 それが挑発に見えたのか、クレアの表情が怒りに染まる。

「随分余裕じゃありませんか……それならこちらとて容赦はしません!」

 クレアの魔力が膨れ上がり、周囲に魔力の雷が発生し壇上を黒く焦がしていく。
 これは互いが本気になったと思っていいだろうな……しかしこれ凄い光景だな、台風の時ですらここまで凄まじい光景は見られないぞ?

「お姉様……」

 その光景をレリスが固唾を飲んで見守っている。
 もうここまで来た以上俺たちには見てることしかできないので、歯がゆい気持ちはよくわかる。

「それでは……」

 ティニアさんが小さくそう呟くと、魔力の風が一瞬だけ収まった後、クレアへと風向きを変えて一斉に襲い掛かった。
 突然の風の攻撃により吹き飛ばされそうになりながらも、どうにか踏ん張りクレアがティニアさんへと顔を向けるものの、その一瞬の隙をついてティニアさんがクレアの眼前に迫っていた。
 何だ今の……早すぎて見えなかったんだけど?

「迂闊に近寄ってくるなんて、反撃の魔法があるのを忘れたんですか?」
「関係ないわ」

 ティニアさんが剣を突き出した瞬間、何やら「キンッ」と甲高い音が発生し、そのまま剣は反撃魔法で阻まれることなくクレアの右肩を掠った。

「そんな!? 魔法を斬られた……!?」

 驚くクレアを尻目に、ティニアさんはそのままクレアの懐に踏み込み剣を横薙ぎにするも、咄嗟に大きく後ろにバックステップされてかわされてしまった。

「レイル・ライトニング!!」

 後ろに下がりながらクレアがティニアさんに手を向けて魔法を唱えると、そこから収束された雷がまっすぐにティニアさんへと向けて飛んでいくが、それすらもティニアさんはあっさりと斬り伏せた。
 なんだろう、魔力を剣に乗せて魔法を斬り伏せること自体はレリスも良くやることなんだけど、これはそれとは何かが違う感じがする。
 今みたいな持続性のある魔法は、斬ったところでそのまま相手を襲うはずなのに、ティニアさんの場合は魔法を斬った瞬間にそのまま搔き消えてしまっている。

「ティニアさんの剣に、強力な解除魔法が付加されてますね」
「解除魔法っていうと……エナの使う「ディスペル・マジック」みたいな奴?」
「私の奴ほど強力ではありませんが、まさしくそうですね。でもまさか解除魔法を剣に乗せて使う人がいるなんて驚きですよ……さすがレリスさんのお姉さんです」

 以前エナが言っていたけど、解除魔法は対象の魔法の構造を理解してその根本を取り去ることで解除させるとのことで、よほど魔法に精通しているものでないと瞬時に解除できないことがほとんどらしい。
 その辺は以前にドレニクの作った神獣の力を吸い取る魔法陣を解析し書き換えるのに時間が掛かったから、俺にもよくわかる。
 先ほどティニアさんは「分析は終了した」と言っていたから……恐らくずっと攻撃を受けながらクレアの使う雷の魔法の構造を分析していたのだろう。

「……ティニアさん、恐ろしいことしてんな?」
「これがお姉様の凄いところなんです……恐らく今のわたくしが戦ってもお姉様には及ばないでしょうね」

 そりゃレリスと言えどもコンプレックスを抱えるわけだ。
 俺がそんなことを考えている間にも、壇上での戦いは激しさを増しながらも続いていく。

「ライトニング・ボルト!!」

 巨大な雷の光球を作り出しそれをティニアさんに向けて放つクレアだったが、それすらもあっさりと斬り捨てられて驚愕の表情を浮かべる。

「何が起こっているの!? そんな簡単に消されるような魔法じゃないのに!?」

 そんなクレアの懐に入り込んだティニアさんが剣で袈裟斬りするが、その攻撃はもう少しのところでクレアの持つワンドによって弾かれてしまった。

「それなら……これでどう!?」

 そのままワンドを持たない左手をティニアさんの胸に当てて、クレアがありったけの魔力を込めて身体に直接雷を流し込んだ。
 ティニアさんの身体が激しくスパークし閃光を発するものの、当のティニアさんはけろっとしており全く意に介していない。
 やがて身体に流しこまれティニアさんを焼き焦がそうとしていた雷があっさりと霧散していった。

「エナ、ティニアさんってもしかして魔法剣と同じ要領で自分自身にも解除魔法を掛けてあるんじゃ……?」
「はい……驚きの連続ですよ、こんな魔法の使い方があるなんて……目からうろこの気分です」

 まさしくティニアさんは、今この戦いの間だけでも対クレア特化してる状態ってことか……恐ろしい。
 その肝心のクレアだが、今のティニアさんを見て何かに気が付いたようにハッとなった。

「なるほど……解除魔法ですか……」

 そう呟いたクレアが大きくバックステップをしてティニアさんから距離を取り、不敵に微笑んだ。

「どういうことかと思っていたけど、種がわかってしまえばどうということはないですね」
「そうかしら? 見たところ体術では私には遠く及ばないようだし、得意の雷魔法は解析されているし、あなたに勝てる見込みはないと思うけど」
「たしかにあなたの言う通り単純な力量じゃあなたには叶わないでしょうね……でもね!」

 叫びながらクレアが自身の胸に手を当てると、先程ティニアさんにしたように今度は自身に雷を流しこんだ。
 まさか自滅?っと思ったがどうやら違うようで、雷を身体に纏いながら鋭い目つきでティニアさんを睨みつけた。

「……雷による強化……先ほどあなたの姉妹たちに使った魔法を自分に掛けたのね」
「……これはさっき妹たちに掛けたのとは……次元の違う……魔法よ……!」

 何やら苦しそうにそう言ったクレアが、無造作にティニアさんに右手を突き出すと、そこから電撃が放たれた。

「これは……!?」

 何かに気が付いたティニアさんが咄嗟に横に飛んでその電撃を回避した。
 だがその電撃は驚くことに、直角に角度を変えてティニアさんへと追い縋っていく。

「うぐっ!?」

 電撃が直撃してティニアさんが大きく吹き飛ばされるも、どうにかリングアウトすることなく踏みとどまる。
 体勢を立て直したティニアさんが顔を上げると、丁度ティニアさんが吹き飛ばされた位置にクレアが立っていた。
 なんだ、いつの間にあそこまで移動したんだ?

「何時まで……耐えられる……かしら!?」

 ワンドを投げ捨てたクレアが大きく両手を広げると、その両手から電撃が放たれ……いや待て違うぞ!?
 電撃を手から放ってるんじゃないくて、クレアの両手が電撃その物になってる!?

「なんだよあれ!?」
「恐らくですけど、あれは単純な強化魔法じゃなくて、一種の変質魔法ですね」
「なんなんそれ!?」

 俺たちの会話を聞いていたスチカが驚きの声を上げる。

「文字通り対象を変質させる魔法ですよ。どうやら相手は変質魔法で自身の身体を限りなく雷に近づけているんだと思います」

 エナの言葉をもとに考えると、クレアは今雷そのものになってるってことか?
 そんな無茶苦茶なことが可能なの!?

「でもそれなら、解除魔法でなんとかなるんちゃうの?」
「多分ティニアさんが解析したのは「雷の魔法」であって「変質魔法」ではないはずですから、今のクレアさんの魔法を解除することは出来ないと思います」
「自分の身体を雷に変質って……そんなことして平気なのか?」
「平気じゃないでしょうね……多分相当の負担が掛かってるはずですよ? 恐らくあの人の奥の手だと思います」

 マジかよ……何がそこまでクレアを駆り立てるんだよ?

「はっ!」

 飛んできた電撃を斬り伏せようと剣を振り下ろすも、電撃は二つに分裂して剣を回避し、そのままティニアさんに襲い掛かる。

「ぐああっ!」

 電撃の一本がまるで殴りつけられたように、ティニアさんが吹き飛んでいく。
 吹き飛びながらもなんとか地面に手を着き、強引に体勢を立て直したティニアさんがクレアを睨みつける。

「今ので……リングアウトしていれば楽にな……なれたと思いますが……」
「生憎妹が見てるから負けるわけにはいかないのよ……!」

 クレアに向けて剣を向けたティニアさんが、レリスもよく使う「ストーム・スティンガー」を放つも、あわや命中というところでクレアの存在自体が雷となり風の弾丸をかわし、そのままティニアさんへと飛んでいく。

「リングアウトを望まないのなら、このまま力尽きるまで嬲り殺すだけです!!」

 そのまま無数の電撃へと分裂してティニアさんへと襲い掛かる。
 対するティニアさんも風を纏いながらなんとか回避に専念するも、躱しきれなかった電撃を何発かもらってしまい苦痛に顔を歪めていく。
 なんてこった……一瞬で形勢が逆転されてしまった。

「お姉様!!」

 その光景を目の当たりにしたレリスが思わず姉の名を叫ぶ。

「落ち着くんだレリス」
「これが落ち着いていられますか!? このままではお姉様は……!」
「大丈夫だよレリス、ティニアはこのくらいのことでは負けたりしない」

 取り乱すレリスを、ケニスさんが冷静に窘める。
 どうやらケニスさんは本当に冷静なようで、今も壇上で傷つきながらも戦うティニアさんを見守っていた。
 ここまで一方的にやられている状況を目にしても、ケニスさんのティニアさんへの信頼は未だ揺らいではいないのか……凄いなこの二人は。

「一つ聞いてもいいかしら……? あなたはどうしてそうまでして私を目の敵にするのかしら?」

 襲い掛かる無数の電撃と化したクレアに向けて、それらを懸命に捌きながらティニアさんが問いかける。

「決まってます……あなたが兄を誑かしたから……あなたさえいなければ兄は……!」

 一本の太い電撃へとまとまったクレアが、ティニアさんに向けて飛んでいくが、それをすんでのところでかわしティニアさんが剣を横薙ぎにするも、再び無数の電撃へと分散したクレアがその攻撃を危なげなく回避した。

「あなたたち姉妹にケニスへ対する愛情などないと思っていたけど違うのかしら?」
「愛情……あるわけないじゃない!! 折角兄に自分の立場と言う物をわからせて、跡取りとして自信を喪失させるように仕向けていたのに、あなたと出会ってしまったせいで兄は私たちの言葉に耳を貸さなくなった!! あなたのせいで!!!」

 ああ、これが吐き気を催す邪悪って奴なのか。
 ケニスさんからその辺の話を聞いていたから知ってはいたんだが、それを当事者の口から直接聞くとここまで不快な気分になるもんなんだな?
 クレアが今自白した通り、ケニスさんは魔力を持たないという理由だけで妹たちから散々罵倒され、実の兄とは思わないような酷い扱いを裏で散々されたことで、一時期完全に自信と生きる気力を喪失し、あわや自殺寸前というところまで追い詰められた。
 それを救ったのが、ティニアさんである。
 ティニアさんは文字通り全てを受け入れて癒していくことで、ケニスさんは自信と生きる気力を取り戻し、その後も続く妹たちの不当な扱いすらも跳ね除けてグウレシア家を継ぐにふさわしい人物へと成長していった。

 つまるところ、クレアはそれが気に入らないのだ。

 クレアからすればティニアさんのせいでケニスさんは立ち直ってしまい、グウレシア家を継ぐにふさわしい人物へと成長してしまったせいで、自分がグウレシア家を継ぎ好き勝手するという野望を潰されたんだからな。
 こんな人間の屑ともいえるのが三人もいたのに、ケニスさんはよくここまで強い人へと成長できたもんだ……本当に頭が下がる。

「ケニスから聞いて知ってはいたけど……ともかくこれであなたたちを許す道理はなくなったわね」
「許してもらう必要なんかないわ!! このままここであなたを殺した後、青龍の力でこの国ごと兄を殺すのですから!!」

 もう完全に勝った気でいるのか、何も隠すことなくベラベラと色んなことを暴露してくれるなぁ……戦いってのは勝てると思ったその油断が命取りになるんだけどわかってんのかな?
 現にティニアさんはここまで劣勢に追い込まれていても、未だに勝てる手段を探して瞳を光らしているというのに。

「……レリス、目を離さずに見ていてちょうだい」
「お姉様?」

 激戦の最中、ティニアがレリスに向き直り慈愛に満ちた微笑みを浮かべた。
 だがそれもほんの一瞬のことで、すぐさまティニアさんが電撃と化したクレアへ向けて鋭く睨みつける。

「知ってるかしら? 戦いというのは勝てる!と思った時こそ危ないのよ? それを今からあなたに教えてあげるわ」
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