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第一章/おかしいようです。
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兄の俺が言うのもなんだけど、泉澄はたぶんモテる方だ、と思う。
快活で人懐っこい性格。小柄で華奢だけど、優しい丸みを帯びたプロポーション。視力が悪いせいでいつも濡れているような大きな瞳は、ちょっと視線が合っただけで『俺のこと好きなんじゃ?!』と勘違いする奴がたまに現れる。
実際、泉澄目当てで俺に接触してきた奴も片手ではきかなかった。搦め手から攻めるような計画を立てる奴に悪人はあまりいないらしく、とりあえずみんな泉澄に取り次いであげたが、けっきょく誰とも付き合っていない。
どうして彼氏を作らないのか、なんてあえて訊ねたことはなかった――訊ねる必要なんて感じたこともなかった。そして、まさかそんな質問をするかしないか、で悩まされる羽目になる状況なんて、想像もしてなかった。
翌日の授業内容は記憶から消えている。散々悩んで、結論が出ないうちに放課後になってしまった。
(……今日は水曜日、だから……演劇部の稽古は、ある……よな?)
ボクシング部だが公認の幽霊部員をしている俺は、荷物をまとめたらあとは帰るだけだった。言い換えれば、気が向けばどんな用事も入れられる。二回生にもなっていまさら見学は不自然だろうか、とか、兄が妹の様子を見に行くくらい変じゃないだろう、とか色々と思案を巡らせながら、俺は演劇部が利用している教室へと足を向けた。
文化部でも人数の多い部は空き教室を確保しているが、人数の少ない部や活動実績の乏しい部は、学園側の許可を得て、授業が済んだあとの教室を間借りしている。泉澄が所属する演劇部は、一年B組を使用しているはずだった。
……なのに、当の一年B組は、思いのほか静かだった。
書き切れなかったノートをまとめているらしい生真面目な男子学生がひとりと、片隅で慎ましやかに雑談する女子学生しかいない。部活を始める前のウォーミングアップ、という雰囲気もなかった。
そもそも、泉澄の姿が見当たらない。
生真面目そうな男子学生の返事はこうだった。
「僕は知りませんけど、演劇部が使うときはもう、誰か来てるはずなんで……今日は部活、休みなんじゃないですか?」
お礼を言って、俺はその場を離れる。さっき胸の中に湧いた不安が、急速に膨らんでいくのを感じた。
俺と泉澄はたぶん、世間一般の基準に照らせばだいぶ仲のいい兄妹だと思う、けど、その日にどこで部活をする、なんて詳細をいちいち報告し合っているわけじゃない。どこか別の場所で部活をしている可能性もあるはず――と、俺は自分に言い聞かせた。
学園のなかをあちこち捜し回ってみようか、とも思ったけれど、踏み留まる。この歳になって、妹の姿がちょっと見えないくらいでいちいち捜し回ってたら、変な噂になる気がした。惟花みたいな奴が、他にいないとは断言できないわけで。
胸のモヤモヤが解消されないまま、学園を出た。
――とりあえず家に戻ろう。泉澄が帰ってきたら、それとなく訊いてみればいいんだ――。
見慣れた道を遡りながら、頭の中で“それとなく訊”きだすための質問をこねくり回した。もし交通量が多い道だったら、どこかで自動車に撥ね飛ばされてたと思う。
でも、それくらい車も人もあまり通らないところだから、妙なところで立ち止まっている惟花に気がついた。
「……お前、何してるんだ?」
「わひゃう?!」惟花は想像以上にけたたましく飛び上がった。「あ――が、岳どのですか……脅かさないでいただきたいっ!」
「山の中に、何かあるのか?」
惟花がいたのは、道路沿いに迫り上がる倉築山の奥へと登る小道の入口だった。惟花は俺の問いかけに頷いて、小道の奥を指さす。
「泉澄どのが、この道に入っていくのを見たのですよ」
「……ここを? ここって、確か……古い神社があるだけだよな」
「さよう。跡継がいなくなって、ご近所のかたがときどき掃除をするだけになっているところです」
その存在自体は知っていた。探険好きな子供時分に、それこそ妹や友人たちと潜り込んだことがある。外観はうらぶれていたけれど、折に触れ手入れされている社のなかは小綺麗で、子供にとって楽しいものは何もない。秘密基地にするようなこともなく、半ば忘れかけていた場所だった。
「て言うか、惟花、尾けてきたのか?」
「たまたまですよ、たまたま。先を歩いているのに気づいて、声をかけようとしたら、こちらの方へ」
「……ひとりだったのか?」
「愚生の見た限りは、泉澄どのひとりでしたな」
俺の問いかけに、間髪入れずに返したのは、たぶん惟花も同じ疑惑を抱いていたからだろう。
――泉澄はひとりだった。けど、社のほうには誰かが待っていたかも知れない。
惟花は俺と、道の先を代わる代わる見遣ったかと思うと、おもむろに足を踏み出した。
「お、おい……」
声をかけても、止まる気配がない。俺は仕方なく――という体裁を繕って――あとに続いた。
木立ちのあいだの斜面を、道は緩やかに曲がりくねって登っている。疎らに埋め込まれた木材で簡単な階段が作られただけの足許は不安定で、俺は慎重に足を進めた。
「なあ……今日、部活はなかったのか?」
「次の演目の打ち合わせをする予定でしたが……顧問が急用で放課後、不在になってしまったのです。部員だけで勝手に決めるわけにもいきませんゆえ」
「……もしかして泉澄、ここでひとりでこっそり稽古してるんじゃないか? ここなら基本、誰にも聞かれないし、集中して出来るとか。それなら、ほっといてやったほうがいいような――」
「だとしても、確かめておいて損はありませぬ」
俺の予測を、惟花はひと言でねじ伏せて歩き続ける。それ以上、引き留める理屈が思いつかず、俺はひたすらに惟花のあとを追った。
粗末な階段を上がりきると、いまにも朽ちそうな鳥居が現れる。その奥に、やはり年季を経て黒ずんだ、小さな社が佇んでいた。
折に触れて手入れされているとはいえ、陽当たりの悪い境内はじっとりと下草が茂り、石畳は苔生している。足音を警戒しているのか、惟花はちょっと大袈裟なくらい慎重な足取りで、社へと近づいていった。
「稽古してる様子は……ありませんな」
もちろん、俺も気づいてる。社は樹々に囲まれ、ときおり麓の道を走る車の音も微かにしか聞こえず、静けさを保っていた。発声練習でもしているなら辺りに響き渡るはずなのに、葉擦れの音しかしなかった。
小振りで朽ちかけているけれど、賽銭箱の奥には階段があり、建物のぐるりを板敷きの縁側が取り巻いた、それなりに立派な作りをしている。俺と惟花は申し合わせたみたいに腰をかがめ、縁の下ギリギリまで近づいた。
ゆっくりと、頭を上げる。賽銭箱と階段を挟んだ社の正面には、縦格子の扉があり、奥がうっすらと見通せた。
だけど、泉澄の姿は見えない。俺と惟花は一瞬視線を交わすと、慎重に縁側へと上がった。俺は扉の右側から、惟花は左側から、内部を覗き込む。
「――岳どの! こっち……!」
殺した声で呼びかけ、惟花が手招きする。俺は物音を立てないよう用心しながら、中腰で惟花の後ろに回り込んだ。シュシュで結わいた髪の上から、縦格子の向こうを窺う。
いた。
泉澄は社の正面から見て右側の壁に背中をもたれ、浅く腰を下ろしている。
「……あれは、何をしてるんでしょうな?」
「さあ……?」
声をひそめた問いかけに、俺も語気を抑えて応えた。
泉澄の傍に第三者の影はない。そのことに少し安堵をしたけれど、泉澄の表情を確かめて、別の胸騒ぎを覚えた。
頬をほのかに桃色に染め、熱い吐息をこぼしている。その瞳が一瞬、こちらを捉えたようで身が竦んだ。だが、涙で潤んだ瞳は、俺たちの姿に気づかなかったらしい。
立てたふたつの膝が揺れていた。制服のスカートが、白く艶やかな太腿が丸見えになるほどまくれ上がっている。
そしてその白魚のような指は、泉澄自身の内股のあたりを、悩ましげにまさぐっていた。
快活で人懐っこい性格。小柄で華奢だけど、優しい丸みを帯びたプロポーション。視力が悪いせいでいつも濡れているような大きな瞳は、ちょっと視線が合っただけで『俺のこと好きなんじゃ?!』と勘違いする奴がたまに現れる。
実際、泉澄目当てで俺に接触してきた奴も片手ではきかなかった。搦め手から攻めるような計画を立てる奴に悪人はあまりいないらしく、とりあえずみんな泉澄に取り次いであげたが、けっきょく誰とも付き合っていない。
どうして彼氏を作らないのか、なんてあえて訊ねたことはなかった――訊ねる必要なんて感じたこともなかった。そして、まさかそんな質問をするかしないか、で悩まされる羽目になる状況なんて、想像もしてなかった。
翌日の授業内容は記憶から消えている。散々悩んで、結論が出ないうちに放課後になってしまった。
(……今日は水曜日、だから……演劇部の稽古は、ある……よな?)
ボクシング部だが公認の幽霊部員をしている俺は、荷物をまとめたらあとは帰るだけだった。言い換えれば、気が向けばどんな用事も入れられる。二回生にもなっていまさら見学は不自然だろうか、とか、兄が妹の様子を見に行くくらい変じゃないだろう、とか色々と思案を巡らせながら、俺は演劇部が利用している教室へと足を向けた。
文化部でも人数の多い部は空き教室を確保しているが、人数の少ない部や活動実績の乏しい部は、学園側の許可を得て、授業が済んだあとの教室を間借りしている。泉澄が所属する演劇部は、一年B組を使用しているはずだった。
……なのに、当の一年B組は、思いのほか静かだった。
書き切れなかったノートをまとめているらしい生真面目な男子学生がひとりと、片隅で慎ましやかに雑談する女子学生しかいない。部活を始める前のウォーミングアップ、という雰囲気もなかった。
そもそも、泉澄の姿が見当たらない。
生真面目そうな男子学生の返事はこうだった。
「僕は知りませんけど、演劇部が使うときはもう、誰か来てるはずなんで……今日は部活、休みなんじゃないですか?」
お礼を言って、俺はその場を離れる。さっき胸の中に湧いた不安が、急速に膨らんでいくのを感じた。
俺と泉澄はたぶん、世間一般の基準に照らせばだいぶ仲のいい兄妹だと思う、けど、その日にどこで部活をする、なんて詳細をいちいち報告し合っているわけじゃない。どこか別の場所で部活をしている可能性もあるはず――と、俺は自分に言い聞かせた。
学園のなかをあちこち捜し回ってみようか、とも思ったけれど、踏み留まる。この歳になって、妹の姿がちょっと見えないくらいでいちいち捜し回ってたら、変な噂になる気がした。惟花みたいな奴が、他にいないとは断言できないわけで。
胸のモヤモヤが解消されないまま、学園を出た。
――とりあえず家に戻ろう。泉澄が帰ってきたら、それとなく訊いてみればいいんだ――。
見慣れた道を遡りながら、頭の中で“それとなく訊”きだすための質問をこねくり回した。もし交通量が多い道だったら、どこかで自動車に撥ね飛ばされてたと思う。
でも、それくらい車も人もあまり通らないところだから、妙なところで立ち止まっている惟花に気がついた。
「……お前、何してるんだ?」
「わひゃう?!」惟花は想像以上にけたたましく飛び上がった。「あ――が、岳どのですか……脅かさないでいただきたいっ!」
「山の中に、何かあるのか?」
惟花がいたのは、道路沿いに迫り上がる倉築山の奥へと登る小道の入口だった。惟花は俺の問いかけに頷いて、小道の奥を指さす。
「泉澄どのが、この道に入っていくのを見たのですよ」
「……ここを? ここって、確か……古い神社があるだけだよな」
「さよう。跡継がいなくなって、ご近所のかたがときどき掃除をするだけになっているところです」
その存在自体は知っていた。探険好きな子供時分に、それこそ妹や友人たちと潜り込んだことがある。外観はうらぶれていたけれど、折に触れ手入れされている社のなかは小綺麗で、子供にとって楽しいものは何もない。秘密基地にするようなこともなく、半ば忘れかけていた場所だった。
「て言うか、惟花、尾けてきたのか?」
「たまたまですよ、たまたま。先を歩いているのに気づいて、声をかけようとしたら、こちらの方へ」
「……ひとりだったのか?」
「愚生の見た限りは、泉澄どのひとりでしたな」
俺の問いかけに、間髪入れずに返したのは、たぶん惟花も同じ疑惑を抱いていたからだろう。
――泉澄はひとりだった。けど、社のほうには誰かが待っていたかも知れない。
惟花は俺と、道の先を代わる代わる見遣ったかと思うと、おもむろに足を踏み出した。
「お、おい……」
声をかけても、止まる気配がない。俺は仕方なく――という体裁を繕って――あとに続いた。
木立ちのあいだの斜面を、道は緩やかに曲がりくねって登っている。疎らに埋め込まれた木材で簡単な階段が作られただけの足許は不安定で、俺は慎重に足を進めた。
「なあ……今日、部活はなかったのか?」
「次の演目の打ち合わせをする予定でしたが……顧問が急用で放課後、不在になってしまったのです。部員だけで勝手に決めるわけにもいきませんゆえ」
「……もしかして泉澄、ここでひとりでこっそり稽古してるんじゃないか? ここなら基本、誰にも聞かれないし、集中して出来るとか。それなら、ほっといてやったほうがいいような――」
「だとしても、確かめておいて損はありませぬ」
俺の予測を、惟花はひと言でねじ伏せて歩き続ける。それ以上、引き留める理屈が思いつかず、俺はひたすらに惟花のあとを追った。
粗末な階段を上がりきると、いまにも朽ちそうな鳥居が現れる。その奥に、やはり年季を経て黒ずんだ、小さな社が佇んでいた。
折に触れて手入れされているとはいえ、陽当たりの悪い境内はじっとりと下草が茂り、石畳は苔生している。足音を警戒しているのか、惟花はちょっと大袈裟なくらい慎重な足取りで、社へと近づいていった。
「稽古してる様子は……ありませんな」
もちろん、俺も気づいてる。社は樹々に囲まれ、ときおり麓の道を走る車の音も微かにしか聞こえず、静けさを保っていた。発声練習でもしているなら辺りに響き渡るはずなのに、葉擦れの音しかしなかった。
小振りで朽ちかけているけれど、賽銭箱の奥には階段があり、建物のぐるりを板敷きの縁側が取り巻いた、それなりに立派な作りをしている。俺と惟花は申し合わせたみたいに腰をかがめ、縁の下ギリギリまで近づいた。
ゆっくりと、頭を上げる。賽銭箱と階段を挟んだ社の正面には、縦格子の扉があり、奥がうっすらと見通せた。
だけど、泉澄の姿は見えない。俺と惟花は一瞬視線を交わすと、慎重に縁側へと上がった。俺は扉の右側から、惟花は左側から、内部を覗き込む。
「――岳どの! こっち……!」
殺した声で呼びかけ、惟花が手招きする。俺は物音を立てないよう用心しながら、中腰で惟花の後ろに回り込んだ。シュシュで結わいた髪の上から、縦格子の向こうを窺う。
いた。
泉澄は社の正面から見て右側の壁に背中をもたれ、浅く腰を下ろしている。
「……あれは、何をしてるんでしょうな?」
「さあ……?」
声をひそめた問いかけに、俺も語気を抑えて応えた。
泉澄の傍に第三者の影はない。そのことに少し安堵をしたけれど、泉澄の表情を確かめて、別の胸騒ぎを覚えた。
頬をほのかに桃色に染め、熱い吐息をこぼしている。その瞳が一瞬、こちらを捉えたようで身が竦んだ。だが、涙で潤んだ瞳は、俺たちの姿に気づかなかったらしい。
立てたふたつの膝が揺れていた。制服のスカートが、白く艶やかな太腿が丸見えになるほどまくれ上がっている。
そしてその白魚のような指は、泉澄自身の内股のあたりを、悩ましげにまさぐっていた。
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