カタカナのカミサマ

追憶劇場

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執筆者とカミサマと『管理人』

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そこには、沢山の人間に似た存在がいました。
皆、何かを一心に書いていました。
その内の一人(人ではないが、他に最適な呼び方が無いため、こう呼ぶことにする。)が、ペンを置き、一息着きました。
まわりでは、何かを書いているものや、休憩しに何処かへ行くもの等、様々です。
一息ついていたその存在が、カミサマの姿を認め、声をかけました。  
「来てくれたみたいだね。」 
カミサマは、一体ここはどこなのか、あなたは何者なのか、自分のいた世界はどうなったのか、これから自分はどうなるのか等、その存在にたずねました。
「そんなに焦らなくても、全部答えるさ。まず、私は『執筆者しっぴつしゃ』。ここは私以外にも執筆者達が集まる場所…ああ、そう言えば名前がなかったな。考えておかねば。」
そういって執筆者と名乗る存在は笑いました。
「えっと、君がいた世界だっけ?あれはもう"終わらせた"よ。」
終わらせた?
いつも聞きなれているけれど、この場で聞くにはひどく違和感がある言葉に、カミサマは首をかしげ…
自分に体があることに今更気付きました。
「ああ、そう。君と話すときにいくらか楽になるかと思って体があることにしておいたよ。」
まるで『神様』のようだと、カミサマは思いました。
「あとは…君がこれからどうなるのか。だっけ?」
執筆者は、しばらく考え、やがて何かを思い付いたように言いました。
「じゃあ、僕たちが書いた世界を見て、報告してくれないか?」
カミサマが意味を理解できないでいると、執筆者がさらに話を進めた。
「我々執筆者も、間違いを犯すんだ。『管理者様』の作った『規律』に逆らいかねない…」
執筆者はそう言って、ため息をつきました。
「…だから、我々の書いた世界に入り、『管理者様』の『規律』に違反するものを見つけ、直してほしいんだ。」 
カミサマが答える前に、他の執筆者達も集まり始めました。
皆賛同しているようです。
…結果、カミサマは執筆者達が書いた世界を旅し、管理者様の『規律』通りに世界が動いているか管理し、修正する『加筆者』として行くことになりました…


本当の
お  し  ま  い  。 
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