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まりこ、スポーツ用品店に行ってみた。
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まりこは赤の軽自動車を大型ショッピングモールの駐車場に停めた。
夕飯の買い物だけなら近所のスーパーマーケットで事足りるのだが、今日は少し足を伸ばしてみようという気持ちになったのだ。それというのも、このショッピングモールには大きなスポーツ用品店が入っているから。
専門的なスポーツ用品など、これまで買う機会がなかったので立ち寄ったことがなかったが、幸生と幸太に影響されて、ちょっと寄ってみようという気持ちになったのだ。とはいえ、今日は何も買うつもりはない。あくまでも下見のつもりだ。
雑貨屋や洋服のショップの軒先をそれとなく眺めながらフロアを歩いていく。やがて、入り口横にスポーツシロクマという屋号をプリントしたTシャツを着た大きなシロクマの人形が立つスポーツ用品店に着いた。
まりこはまっすぐ野球用品が置いてある一角を目指して歩いた。
グローブは予想していたよりも色とりどりといった印象で、オレンジや茶色、スタンダードだと思っていた黒の他に青や黄色のものもある。用途も内野用や外野用、キャッチャーミットにオールラウンドと様々だ。
「だめ、よく分かんないわ」
野球もソフトボールも縁がなかったまりこには、どれが、もし幸太が野球を始めるとしたら必要なグローブなのかさっぱりよく分からなかった。しかもどれも高い。相場なのか安いのかもよくわからないが、一番安いのでも九千円代。消費税を入れれば一万円は超えるだろう。
くるりと後ろを振り向く。バットが何本もぶらりと吊り下げられている。カーボン、ジェラルミン、木製などなど。カラフルに塗装されたバットも種類がたくさんあるようだ。
その他、ユニフォームに手袋、エナメルの大きな鞄に野球用スパイク、ボールだって色んな記号で種類分けされているようだ。
これだけたくさん並んでいると、何が必要で必要でないのか、経験者ではない自分には判別つかない。一気に疲れた気分になったまりこは、その売り場から退散することにした。そのとき、売り場の一角に貼られたポスターがまりこの視界に入ってきた。揃いのユニフォームを着て笑顔でポーズを取る少年少女。歳は幸太よりずいぶん上の六年生から、同じ歳の子どももいる。みんな楽しそうな笑顔で写っていた。赤い文字でチームの名前が大きく書かれ、体験会を催すと書かれている。日付を確認すれば、来週の日曜日のようだ。特に用事はないから、幸太がその気になれば、連れていってもいいかもしれないと、まりこは、そのポスターをスマホで撮っておいた。
父親の幸生は、残業のない日はだいたい夜の八時には帰宅する。幸生に夕食を出しながら、最近ひとりでお風呂に入るようになった幸太の様子も気にかける。機嫌よく浸かっているのか、学校で流行っているという芸人の替え歌ソングを歌っているのがダイニングまで聞こえた。
「またあれを歌っているのか」
幸生が笑う。まりこは肉じゃがのラップフィルムを外し、幸生の前に置いた。
「そうなのよ。耳から覚えるからもう歌詞とかぐちゃぐちゃ」
「いい機会だから日本の歴史のマンガでも読ませてみれば?」
「興味持つかしら。それはそうと、今日ね、買い物のついでにシロクマスポーツに寄ってきたの」
と、まりこが話すと幸生は嬉しそうな表情を浮かべた。妻も幸太が野球をすることに興味を持ち出したのが嬉しいのだ。
まりこはスマホを操作して、アルバムから今日撮ってきた体験会のポスターを見せた。
「来週の日曜日みたいなの。幸太はたぶん行きたいっていうと思うけど、あなたの予定はどう?」
言外に集合場所になっているグランドまでは、まりこの運転では自信がないと伝えている。まりこは生活圏である町内なら運転できるが、大きな国道より向こうには運転したがらない。集合場所のグランドは、国道の向こうの企業所有のグランドのようだった。
「あー、この日はちょっとなぁ」
「あら、仕事?」
「もしかしたら出張が入るかも」
「そう、仕方がないわね」
「俺が無理でもまりこが都合いいなら連れていってやっても……」
「ごめん、ここはちょっと」
申し訳なさそうな顔をするまりこを見て、幸生はまりこがあまり遠くまで運転したがらないことを思いだした。
「それならここのチームは無理だな」
「どうして?」
「どうやらこのチームはいつもここのグランドで練習するみたいだし、そうなったら、俺が仕事の日にはまりこに幸太の送り迎えを頼むことになるだろう? それに、今日会社の先輩で、お子さんが小学生から野球やってたっていう人に聞いたんだけど、お母さんたちも試合の応援だの、お茶当番だのと練習場に出ていく必要があるみたいだよ」
それを聞いて、ちょっと情けない顔になっているまりこを見て、幸生はまりこの少女みたいな表情が可愛いなと思った。もちろん口にはしないけれど。その代わりに、
「この際、まりこも覚悟を決めて遠くまで運転する練習をしてみるか?」
と持ちかけた。イタズラ心半分、本音が半分である。まりこは悩んだ。即決で「いやだ」と言わないあたり、まりこ自身も日々必要性を感じている場面があるのだろう。だからといって、「やってみる」とすぐに返事する勇気も持てないようだった。
「将来プロになるんなら、ってちょっと期待しすぎだな。せめて高校まででも野球続けるなら、そして甲子園めざすなら、ここみたいに小学生から硬式やる方がいいらしいんだけど、まりこも言ってたみたいにずいぶんお金がかかるみたいだ。野球は父親も母親も結構大変らしい」
「そうよね……やっぱりそうよね」
「チームによって色々だそうだけれど」
どのくらい『大変』なのか、幸生もわからない。小学生時代、サッカーを習わせてもらっていたけれど、親が何をしていて、どのくらい大変だったのかなんてよく分からないのだ。ただ早く起こされて、弁当を持たされて、友達と自転車で小学校まで通った。学校には先にコーチが来ていて、仲間と切磋琢磨し、他所のお父さんの車で遠征に連れていってもらった。遠征で車を出すくらいならできると思っている。まりこと違って運転は苦にならない方なのだ。なにを大変と思うかは意識の違いなのではないかとさえ思う。幸太を早く起こし、弁当を作るくらいならまりこも大丈夫なんじゃないかと思っていた。とはいえ、あまり妻に負担をかけるわけにはいかないとも思っている。
「幸太の小学校のグランドで野球の練習しているようなチームがあればいいんだけど」
幸生は自分の子どもの頃の事を思い出しながら言った。幸太がお風呂から出てきて、裸でリビングをうろつき始めた。
その時、まりこのスマホが短い着信音を鳴らした。今流行りの無料メールアプリだ。まりこは幸太に着替えを渡したあと、スマホを手に取った。メッセージを目で読む。
「軟式野球チームの体験会に来ませんかって、幸太の同級生のママから。幸太、将平くんに何か言ったの?」
「え! 将平から?」
まりこが幸太を見る。なぜか上半身だけパジャマ姿の幸太が冷蔵庫から牛乳を出そうとしている。
「早くパンツをはきなさい」
「将平のママ、なんて」
「将平くんが入ってるチームの野球の体験会に来ませんかって」
「行く! おれ、絶対いく!」
幸太はきっとそういうと予想していた、と幸生とまりこは思った。
夕飯の買い物だけなら近所のスーパーマーケットで事足りるのだが、今日は少し足を伸ばしてみようという気持ちになったのだ。それというのも、このショッピングモールには大きなスポーツ用品店が入っているから。
専門的なスポーツ用品など、これまで買う機会がなかったので立ち寄ったことがなかったが、幸生と幸太に影響されて、ちょっと寄ってみようという気持ちになったのだ。とはいえ、今日は何も買うつもりはない。あくまでも下見のつもりだ。
雑貨屋や洋服のショップの軒先をそれとなく眺めながらフロアを歩いていく。やがて、入り口横にスポーツシロクマという屋号をプリントしたTシャツを着た大きなシロクマの人形が立つスポーツ用品店に着いた。
まりこはまっすぐ野球用品が置いてある一角を目指して歩いた。
グローブは予想していたよりも色とりどりといった印象で、オレンジや茶色、スタンダードだと思っていた黒の他に青や黄色のものもある。用途も内野用や外野用、キャッチャーミットにオールラウンドと様々だ。
「だめ、よく分かんないわ」
野球もソフトボールも縁がなかったまりこには、どれが、もし幸太が野球を始めるとしたら必要なグローブなのかさっぱりよく分からなかった。しかもどれも高い。相場なのか安いのかもよくわからないが、一番安いのでも九千円代。消費税を入れれば一万円は超えるだろう。
くるりと後ろを振り向く。バットが何本もぶらりと吊り下げられている。カーボン、ジェラルミン、木製などなど。カラフルに塗装されたバットも種類がたくさんあるようだ。
その他、ユニフォームに手袋、エナメルの大きな鞄に野球用スパイク、ボールだって色んな記号で種類分けされているようだ。
これだけたくさん並んでいると、何が必要で必要でないのか、経験者ではない自分には判別つかない。一気に疲れた気分になったまりこは、その売り場から退散することにした。そのとき、売り場の一角に貼られたポスターがまりこの視界に入ってきた。揃いのユニフォームを着て笑顔でポーズを取る少年少女。歳は幸太よりずいぶん上の六年生から、同じ歳の子どももいる。みんな楽しそうな笑顔で写っていた。赤い文字でチームの名前が大きく書かれ、体験会を催すと書かれている。日付を確認すれば、来週の日曜日のようだ。特に用事はないから、幸太がその気になれば、連れていってもいいかもしれないと、まりこは、そのポスターをスマホで撮っておいた。
父親の幸生は、残業のない日はだいたい夜の八時には帰宅する。幸生に夕食を出しながら、最近ひとりでお風呂に入るようになった幸太の様子も気にかける。機嫌よく浸かっているのか、学校で流行っているという芸人の替え歌ソングを歌っているのがダイニングまで聞こえた。
「またあれを歌っているのか」
幸生が笑う。まりこは肉じゃがのラップフィルムを外し、幸生の前に置いた。
「そうなのよ。耳から覚えるからもう歌詞とかぐちゃぐちゃ」
「いい機会だから日本の歴史のマンガでも読ませてみれば?」
「興味持つかしら。それはそうと、今日ね、買い物のついでにシロクマスポーツに寄ってきたの」
と、まりこが話すと幸生は嬉しそうな表情を浮かべた。妻も幸太が野球をすることに興味を持ち出したのが嬉しいのだ。
まりこはスマホを操作して、アルバムから今日撮ってきた体験会のポスターを見せた。
「来週の日曜日みたいなの。幸太はたぶん行きたいっていうと思うけど、あなたの予定はどう?」
言外に集合場所になっているグランドまでは、まりこの運転では自信がないと伝えている。まりこは生活圏である町内なら運転できるが、大きな国道より向こうには運転したがらない。集合場所のグランドは、国道の向こうの企業所有のグランドのようだった。
「あー、この日はちょっとなぁ」
「あら、仕事?」
「もしかしたら出張が入るかも」
「そう、仕方がないわね」
「俺が無理でもまりこが都合いいなら連れていってやっても……」
「ごめん、ここはちょっと」
申し訳なさそうな顔をするまりこを見て、幸生はまりこがあまり遠くまで運転したがらないことを思いだした。
「それならここのチームは無理だな」
「どうして?」
「どうやらこのチームはいつもここのグランドで練習するみたいだし、そうなったら、俺が仕事の日にはまりこに幸太の送り迎えを頼むことになるだろう? それに、今日会社の先輩で、お子さんが小学生から野球やってたっていう人に聞いたんだけど、お母さんたちも試合の応援だの、お茶当番だのと練習場に出ていく必要があるみたいだよ」
それを聞いて、ちょっと情けない顔になっているまりこを見て、幸生はまりこの少女みたいな表情が可愛いなと思った。もちろん口にはしないけれど。その代わりに、
「この際、まりこも覚悟を決めて遠くまで運転する練習をしてみるか?」
と持ちかけた。イタズラ心半分、本音が半分である。まりこは悩んだ。即決で「いやだ」と言わないあたり、まりこ自身も日々必要性を感じている場面があるのだろう。だからといって、「やってみる」とすぐに返事する勇気も持てないようだった。
「将来プロになるんなら、ってちょっと期待しすぎだな。せめて高校まででも野球続けるなら、そして甲子園めざすなら、ここみたいに小学生から硬式やる方がいいらしいんだけど、まりこも言ってたみたいにずいぶんお金がかかるみたいだ。野球は父親も母親も結構大変らしい」
「そうよね……やっぱりそうよね」
「チームによって色々だそうだけれど」
どのくらい『大変』なのか、幸生もわからない。小学生時代、サッカーを習わせてもらっていたけれど、親が何をしていて、どのくらい大変だったのかなんてよく分からないのだ。ただ早く起こされて、弁当を持たされて、友達と自転車で小学校まで通った。学校には先にコーチが来ていて、仲間と切磋琢磨し、他所のお父さんの車で遠征に連れていってもらった。遠征で車を出すくらいならできると思っている。まりこと違って運転は苦にならない方なのだ。なにを大変と思うかは意識の違いなのではないかとさえ思う。幸太を早く起こし、弁当を作るくらいならまりこも大丈夫なんじゃないかと思っていた。とはいえ、あまり妻に負担をかけるわけにはいかないとも思っている。
「幸太の小学校のグランドで野球の練習しているようなチームがあればいいんだけど」
幸生は自分の子どもの頃の事を思い出しながら言った。幸太がお風呂から出てきて、裸でリビングをうろつき始めた。
その時、まりこのスマホが短い着信音を鳴らした。今流行りの無料メールアプリだ。まりこは幸太に着替えを渡したあと、スマホを手に取った。メッセージを目で読む。
「軟式野球チームの体験会に来ませんかって、幸太の同級生のママから。幸太、将平くんに何か言ったの?」
「え! 将平から?」
まりこが幸太を見る。なぜか上半身だけパジャマ姿の幸太が冷蔵庫から牛乳を出そうとしている。
「早くパンツをはきなさい」
「将平のママ、なんて」
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