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第21章 再会 友……よ?
第178話 閑話 ダイの大○険(笑)
しおりを挟む「どぅわあああああああああああっ⁉︎ 」
突風によって樹上高くまで吹き飛ばされるダイ。なんとか姿勢を取り戻そうと空中でジタバタと手脚を動かしてみるが、上下すら判らないほど風に揉みくちゃにされ頭から繁みの中へと突っ込んで行く。
「そらそら、どうしたどうした小僧?まさかコレで終わりではあるまいよ。それとももう降参か?」
木刀を担いで肩をトントンと叩きながら、ダイが飛び込んだ繁みに向かって挑発の声を掛けるのは、言わずと知れた【黒き武神】ジェイーネ・ラル・キサラギ。
見た目は僅か十代前半、中学生ほど。所謂"ショタ好き"ならば黄色い悲鳴をあげそうなダークエルフの美少年といった外見ではあるが、その実九百歳を超え、長命で知られるエルフ族でも老境に差し掛かろうかという年齢である。
だが、本来ならば歳を重ねることによって衰えを見せる身体も、エルフ族の特性により衰えなど未だ皆無。それどころか、長い長い年月の間も欠かさず積み重ねた鍛錬によって鍛え続けた剣技は精緻を極め、精々が百年程度の寿命のヒト族では成し得ぬ高みへと昇華されていた。
そんなジェイーネの見つめる先の繁みの奥から、ザザッ!と枝葉をかき分ける音が響く。
「…ンなっ、訳ゃねーだろぉー!」
繁みの中から飛び出したダイは、頭上で大きく旋回させた愛棍【迅雷】を一閃させる。しかし、そこはまだまだ棍の間合いの遥か外。普通ならばただの強がり、虚仮威しにしか見えないが、次の瞬間、ダイの魔力波動が迸り【迅雷】は驚くべき変化を見せた。
「喰らえージーちゃん!【迅雷】〈モード3・九節鞭〉‼︎ 」
ーーー ジャガンッ!ジャララララララララッ‼︎ ーーー
ダイの魔力波動が【迅雷】へと伝播すると、棍の表面にいくつもの筋が浮かび上がり、切り離される。〈九節鞭〉の名の通り、鎖に繋がれた九つのパーツに分かたれた【迅雷】の先端が、唸りを上げてジェイーネへと襲い掛かる。
だが、襲い掛かるその軌道はただの一直線では無かった。魔力波動によってダイの思うがままに操作できる【迅雷】は、上下に、左右に。一瞬の間でありながらもまるで予想もつかない動きでジェイーネを翻弄するべく、まるで【迅雷】そのものに意思あるものの如く"千変万化"しながら迫って行く。
「ほっ! なかなか考えたの。じゃが………!」
ーーー ギイィィィィンッ! ーーー
高速に加え、複雑な軌道で襲い掛かった【迅雷】を、一刀のもとにあっさりと弾き返したジェイーネの、背後と足裏に魔力波動が揺らめくと、《風属性》の魔法陣が浮かび上がり、噴出したのは烈風とも言うべき強烈な風。
ヒロトが使う《魔導ブースター》を模倣した風の魔法で一気に加速し、ダイとの間にあった距離を刹那の間にゼロにする。
「………んなっ⁉︎」
一瞬の隙に彼我の距離を詰められて懐に入られ、驚愕の表情のダイの顔を覗き込んだジェイーネは、逆に口の端を上げてニヤリと笑う。
「まだまだじゃな?しかし今までで一番鋭い一撃であったな。良し!本日はこれにて終了じゃ。ふ…っ‼︎ 」
慌てて回避しようとしたダイの腹部に、ジェイーネの構えた木刀の柄尻が叩き込まれ、そこでダイの意識は途切れた…。
「…っきしょぉ~~っ!ジーちゃんから一本も取れね~~っ⁉︎ ……お代わりっ!」
時刻は夕餉時。行儀悪く箸を咥えたまま、空にした丼の杯を側に控えた侍女へと差し出すダイ。
「ちょっ⁉︎ アンタねぇ、もうちょっと遠慮するとかしなさいよ!」
「ん?なんでー?」
「…な⁉︎なんでって!………アンタねぇ……… 」
古来より『居候、三杯目にはソッと出し… 』などと言うが、ダイは既に五杯目。彼にはそんな言葉は当てはまらないようだ。対してそんなダイ少年の遠慮の無さを慌てて窘めるのは、彼の幼馴染みであり、今は共に冒険をする旅の相棒でもある少女ティーリだ。
まあ、この場合どちらが正しいのかと言えば、間違いなくティーリの方であろう。
何しろここは「秀真の國」のキサラギ辺境伯本邸の奥離れ。以前にはヒロトも滞在の際には通されたこの離れは、この地に来てよりダイとティーリの二人が寝食をさせてもらっている場所ではあるが、本来の用途は「客間」である。「それが何かおかしいのか?」と思われるかもしれないが、普通であればティーリのような反応になるのが当たり前なのだ。
何故か?と言えば、ここは"辺境伯家"である。辺境伯といえば階級的には侯爵の次に位置する爵位ではあるが、その領地は戦略的に重要な国境に位置し、その防衛の為に独自の判断で強大な軍隊を動かす権限を持っている。
その為「辺境伯領」といえば、ロードベルク王国に限らず各国に於いても特別な、"国内にある独立した小国"とでもいうべき扱いなのだ。
そんな辺境伯家を訪ね滞在するような者といえば、ほぼ高位の貴族位にある者ばかりであろう。
間違っても冒険者、しかも〈ランクD〉程度の冒険者が宿泊出来るような施設ではないことは聞かずとも分かろうというものだ。
そんな場所だというのに、まるで"親戚のオジさん家"のように寛いで…いや、寛ぎ過ぎているダイの神経を内心羨ましく思いながらも、批難がましい視線を向けるティーリ。
だが、そんなティーリの様子を見て、上座に座る人物が快活に笑いながら話しかける。
「カッカッカッ!良い良い。修業であれだけ動いておるのじゃ、今はどれほど食うても足りぬくらいじゃろうて。ほれ、遠慮せずとも良い。嬢ちゃんもた~んと食うが良い。遠慮するだけ損じゃぞ?」
「ジェイーネ様がそう仰るなら……。すいません、ありがとうございます 」
「うむうむ。子供は素直が一番じゃぞ?ふははははははっ!」
説明を受けなければ、どう見てもパッと見自分達よりも年下な外見のジェイーネの、子供扱いした言葉にやや釈然としないモノは感じるが、身分も高く一応歳上のジェイーネの言葉に、素直に従い食事へと戻るティーリ。
この「秀真の國」の食事スタイルは独特だ。椅子に座り、大きなテーブルに料理を並べるのではなく、「タタミ」と呼ばれる草で編んだ床に直接座り、一人ひとり自分達の前に「御膳」という独り用の小型テーブルが用意され、その上に一人分ずつの料理が置かれていて、足りなければ先程のダイのように側に控える侍女に「お代わり」を要求するのだ。
食事だけの事ではないが、ティーリは何から何まで違う秀真のスタイルにまだまだ慣れることが出来ず、四苦八苦の毎日なのであった。
御膳に並べられた料理は、どれも珍しく、今まで食べた事のないような物ばかり。美味しいことは美味しいのだが、秀真の國に連れてこられた当初は、米に始まり、味噌や醤油などの調味料などにも戸惑うことしきりであったのだ。
そんなティーリのことなど御構い無しに、ダイはまったく戸惑うことなく最初から大喜びだったのだが。
なかでも一番ティーリを悩ませたのが………。
「…ってか、ジェイーネ様はともかく、本当にアンタもそれ器用に使うのね…… 」
「ああ、これかー?慣れるとこっちの方が食べやすくて便利なんだぜー?」
そう、"和風文化"の秀真であるが故に、食事にはナイフとフォークではなく"箸"を使用する。しかし、当然ながらティーリは箸を上手く使うことが出来ず、それがティーリを殊の外悩ませていたのだった。
まあ、屋敷には"外からの客"の為にフォーク等も用意されていて、仕方なくティーリはそれを使用しているのだが、そんなティーリの視線の先では、ダイが箸を器用に使いながら上手に焼き魚の身を解して美味そうに食べているのを見ると、自分だけが箸を上手く扱えないことに、何だか悔しい思いを感じてしまうティーリだった。
「はーっ!満腹満腹。やっぱり米は良いなー!「飯を食ったー!」って気になるぜーー!」
「ふははは!そうかそうか。たんと食ってタップリと寝て、明日の修業も頑張るのじゃぞ?小僧 」
食欲旺盛なダイの食いっぷりを肴に、上機嫌でひとり晩酌をしていたジェイーネが、グイっと盃を傾ける。
「おうっ!見てろよーー、明日こそジーちゃんを"ギャフン"と言わせてやるからなーー!」
「ほほう!それは楽しみじゃな?吠え面をかかぬよう、精々気張れよ小僧?」
満腹になった腹をさすりながら、明日は負けぬと気炎を揚げるダイに、ニヤリと不敵な笑みで返すジェイーネ。
(「 ーー じゃが、さすがはヒロトの奴めが言うだけのことはあるのぅ…… 。ーー 」)
ヒロトから【来訪者】であると明かされたあの日。目の前に居るダイ少年の事も【転生者】であることを告げられた。
異世界に生まれた魂が世界の境界を越え、こちらの世界で"新たな生を受けた"というだけでも驚きであるのに、この少年は女神達より【勇者】としての使命まで受けているという、"ある意味"予想が付いていたヒロトの正体よりも驚きの事実を教えられた。
【勇者】と言えば、世界に危機が訪れた際に人々の希望となって戦う存在。だが、ヒロトが言うには【勇者】としての力はまだ発現しておらず、未だ〈覚醒前〉であるという。
だが、【勇者】の存在は喜ばしいことばかりではない。何故ならば、それは"神に定められた【勇者】の力"が必要なほどの動乱の時が、この世界に迫っているという事の証左に他ならないからだ。
しかし、その【勇者】であるダイ少年は、地球人『白間 大輔』であった記憶は思い出したものの、未だ【勇者】の本当の力には目覚めてはいない為、「近い将来必ずその力が必要になる」と、ジェイーネにダイ少年の訓練、【勇者】の力を〈覚醒〉させる為に、【魔の森】でのダイ少年のレベルアップと修業をヒロトから依頼されたのだった。
その時ヒロトが言っていたのが ーーー
ーーーー『大輔は天才だ。コレがただの喧嘩、何でも有りの殺し合いなら俺が勝つ。…だが、純粋な格闘技、武術的なセンスならば、俺よりも大輔の方が上だ。………だが、いくら"大輔"だった記憶を取り戻したとはいえ、ダイ少年へと〈転生〉してからこっち、魔獣との戦いばかりで対人戦、それも自分よりも実力者とは戦っていないようなんだ。つまり、まだまだ勘が戻っていないんだよ。だから頼む、爺さんがアイツを鍛えてやってくれねぇか? ………ま、その他にも、ダイが【勇者】として公の場に登場した時に、その"師匠"が〈大戦乱〉の英雄【黒き武神】だ、ってなれば随分箔がつくなんて打算もあるんだけどな…!』 ーーーー
(「ま、打算などとは言うておったが、かつての相棒の生まれ変わりである、この少年の事が心配なのじゃろうて。まったく素直じゃない奴じゃ。………じゃが、ヒロトをして「天才」と言わしめる武術センスは日に日に磨きがかかって来ておるのは確か。ふはははっ!面白い、暫くは儂も退屈などという言葉とは無縁な毎日を送れそうじゃ。ふはははははははははっ!」)
先程からジェイーネが上機嫌であった本当の理由。
それは修業に託けて、日一日と強くなるダイと手合わせ出来ることが楽しくてしょうがないのだ。
(「ヒロトが言うには、上位世界である地球から来た者は、【来訪者】【転生者】共に高い基本ステータスと、レベルアップ時の能力上昇補正があるそうじゃからの。このまま小僧が腕を上げれば、いずれは全力で試(死)会える日も遠くあるまい。ククク…ッ、堪らんのぉ!楽しみじゃ。楽しみでならんわ………!ジックリと、育ててやろうではないか、最強の勇者をなっ!ふははははははははははははっ!」)
そう、ジェイーネがヒロトの頼みを引き受けた真の理由とは、世界を救うほどの力を持った【勇者】を自ら育て、その【勇者】と思う存分(先ず)自分が戦ってみたいという、何の事はない、世界の命運がどうのと言う大義ある理由などではまったく無く、実に自分本位な欲望からなのであった。
酒盃に隠したジェイーネの口の端が、二イィッと危険な形に吊り上がっていく事に、デザートに夢中なダイもティーリも気付いてはいない。
暫くして、Lv100を突破して見事に【勇者】として〈覚醒〉したダイであったが、ジェイーネの修業はそこから更に過酷さを増し、ヒロト達の待つ王都グランベルクに帰って来るのは半年後のことになる。
その際、この郷一番の「脳筋」にして「戦闘狂」の某英雄ジジイが、実に満足気なイイ笑顔であったことは言うまでもない。
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