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第4章 闇の聖獣 クーガ
第18話
しおりを挟む「若き時分より我等がどれほど、どれほど!苦労をさせらた事か、あの時でも……………… 」
皆さんこんばんは、ヒロトです。只今俺の前では「苦労人2号」ことタテワキのおっさんが、爺さんの過去の所業を思い出して”黒いモノ”を延々と吐き出している真っ最中でアリマス………。
おーい、おっさん!そろそろ戻って来いやー!
「で、もう一度聞くけど、『クーガ』っていったい何なんだ? 」
地雷を踏み抜いてしまったせいか、いつ迄たってもタテワキのおっさんが戻って来ない為、仕方がないのでセイリアの方に水を向けてみる。
「………はっ!? あ、も、申し訳ありません、な、何でしょうか、ヒロト様? 」
おお、セイリアは直ぐに現状復帰したな。
「いや、さっきも聞いたけど、『クーガ』って何なんだ?何だかその名前を聞いた途端、皆んな騒いでただろ?睨んでる奴まで居たし…。何か特別な名前なのか? 」
爺さんが『クーガ流』と言った途端、それまで静かだったダークエルフ達が急に騒ぎだした。
セイリアには言ったが、本当に睨みつけて来てる奴まで居たし、きっとダークエルフ達にとって『クーガ』とは何か信仰にも似た特別な名前なんじゃないか?と思ったんだが、その辺の事を一度しっかりと聞いておいた方がいいだろう。
「そうですね…、ヒロト様、床の間の向こう、壁に掛けてある絵がご覧になれますか? 」
上座の後ろ、何故か妙に広い床の間には、まださっき俺がアイテムボックスから出したプテラゴンの頭が占領しているが、確かにその向こう、床の間の後ろの壁に、壁一面ほどもある見事な水墨画?らしき大きな絵が飾ってあった。
「ん~?ちょっとここからじゃ見にくいな?ごめん、セイリアさんの方に寄ってもいいかな? 」
「は、ひゃい!どうじょっ!」
また噛みかみだな?セイリアって、たまにこうやって噛みかみになるけど、急に振られると弱いタイプなのか?
何故か赤くなりながら、キチンと襟元を直し、居住まいまで正し始めるセイリア。まあ、元々箱入りらしいし、今は恩返しの為に無理をして世話をする為に俺の横に座ってるんだったら、悪いことしたなぁ………。
ともかくセイリアの方に寄り、壁に掛けられた絵をよく見ると、其処に描かれていたのは、威風堂々と崖の上に佇む黒豹の姿だった。
いや、黒豹…じゃないか、全体的な姿は似ているものの、細部が微妙に違っている。
その毛並みは美しい蒼みがかった漆黒の毛皮に包まれ、鋭いが深い知性を感じさせる瞳は黄金色に輝いている。黒豹よりはユキヒョウに近いようなフサフサとした毛並み。耳はダークエルフ達のように長くピンッとしていて大きく尖った感じで、何より違っていたのは、その肩部にあたる位置から、まるで竜の髭のように長く伸びる二本の触手の様なモノが生えていた。
夜の森、蒼い月の光の中に佇むその姿は、とても絵とは思えないくらいの迫力で、幻想的な魅力に満ち溢れていた。
「もしかして”コレ”が…? 」
「はい。我等ダークエルフの【守護獣】にして、森の”夜”と”闇”を統べる者…、闇の聖獣『クーガ』に御座います 」
「これが…『クーガ』、闇の聖獣…… 」
セイリアは神妙な面持ちになってその絵を見詰めていたが、つっと視線を俺に戻すと、その胸に秘めていた事を話し始めた。
「ヒロト様、あなたが私達をお救い下さった時の事を覚えておいでですか? 」
「ああ、あの時は災難だったな、セイリアさん 」
「はい…。あの時の私は、自分の弱さに絶望し無力感でいっぱいでした。自分では何も出来なくて、ただただ、祈っていました。『誰か助けて!』って。神や精霊だけでなく悪魔でもいい『この身を捧げるから助けて欲しい』…と。」
「…そうか…… 」
悔しかったんだろうな。頬傷の男は確かに屑だったが、レベルだけはLv63だった。一度掴まれてしまえば、Lv37のセイリアでは振り解くのは難しかっただろう。
「そして、もう少しで絶望の淵に沈み込んでしまうかと思った時、私の頬を優しく”風”が撫でて行ったのです 」
「…風?」
「はい…。ラーナが穢されてしまう、そう思ったら怖くて顔を上げていられなくて……。その時にこう、フワッって。びっくりして、その風につられる様に顔を上げてみたら………ヒロト様が立っていたんです…」
俺がセイリア達を助けに飛び込んだ時の話だな。
実は、だが、本当はあの時、あんな派手な助け方をするつもりはなかった。《魔弾》の狙撃モード〈ライフル〉の試し撃ちも兼ねて、周囲の弓を構えた連中から仕留めていくつもりだったのだが、ラーナちゃんは今にも乱暴される寸前だったし、アイの手前もあってああいう選択を取った。
だが、おかしいな?あの時俺は、セイリアから見て左側、50メートル程離れた繁みの中で身を潜めていた。そこから一気に加速して下卑男君の背後を取った訳だが、その時は別にセイリアの横を駆け抜けたわけじゃない。むしろセイリアからは離れていた訳で、彼女が言うような”風”を感じるはずがないんだがな…?
「御存知無いと思いますが、私達「エルフ族」には風の精霊の加護があるのですが、それともう一つの加護が、エルフ、ダークエルフ別々にあるのです。エルフ族には「光」の精霊の加護。そして私達ダークエルフには「闇」の精霊の加護が。……あの時私は、突然現れたヒロト様を見て、森の暗闇の中から「闇の精霊」様が現れたと思いました……そして… 」
一旦言葉を切った後、もう一度壁の絵の方を向いてセイリアは話を続けた。
「そして…この『クーガ』こそ、その「闇の精霊」様の化身であると言い伝えられているのです 」
なるほどな。「朱門」の所で玖珂流、と流派名を名乗った時、妙に驚いた顔をしていたのはそれでか。
……………って言うか、
こぉのクソ爺いっ!やっぱりやらかしてやがったな!!
そりゃタテワキのおっさん達ダークエルフの皆さんが怒るはずだわ…。
「信仰にも似た…」どころか、まるっきり信仰対象じゃねぇかぁぁぁぁっ!!
俺の横、一心不乱にプテラゴンの焼肉串に噛り付いている”フリ”をして、その実一部始終に聞き耳を立てていたクソ爺いを睨み付ける。
「で、…えっと、それでですね、……あの時『身を捧げる』と、誓っていた訳…ですから、助けて下さったヒロト様が望まれるのなら、その、いいかなぁって…… 」
ん?何やら後ろでセイリアが真っ赤になりながら何かを呟いているみたいだが、取り敢えず後回しにさせてもらおう。今はとにかくこの爺いを………!
「くぉらっ!! このクソジジ ーー『其れは誠か!?セイリア!!』ーー イ、って、何だよっ!? 」
怒鳴りつけてやろうと口を開いたところで、俺の言葉に被せるようにして爺さんが叫んだ。
「お祖父様!?…えっ!何っ?何ですか!? 」
「今、お主が言っておった事じゃ!助けてくれた存在に、其れが何であろうと「『身を捧げる』と誓ったと言うておったじゃろうがっ!? 」
「……きっ!聞いておられたのですか、お祖父様!? //////」
爺さんの問いに、顔を真っ赤にして狼狽えるセイリア。
「そんな事はどうでも良いのじゃ!誠か?と聞いておる! 」
「は、はい!誠に御座います!」
爺さんのあまりの剣幕と勢いに、つい、といった感じで返事を返してしまうセイリア。其れを聞いた爺さんは、ニヤリと良い(邪悪な?)笑顔を見せると、広間中に響き渡る程の大きな声で笑い始めた。
「ふ、ふはははははははっ!良し!良し!! 良いぞ、セイリア!! その覚悟や良し!ならば、儂は決めた!決めたぞっ!! 」
何やら大笑いをしながら、一人で勝手に何かを決めた様子の爺さん。……あ?また何かヤバイ予感がするぞ?
ーーぱんっぱんっ!ーー
爺さんはもう一度手を叩き、広間にいる皆の視線を集めると、今日一番の上機嫌さで、トンデモ無い事を言い出しやがった!?
「皆の者!宴もたけなわであるが、儂から重大な決定を伝える事があるのじゃ、心して聞くが良い! 」
既に宴が始まってから数時間、当初の状況ならともかく、プテラゴンの一件からは本当の意味で宴会は盛り上がっており、皆もかなりの酒が入って相当の酔いが回っている。しかし、突然の先代当主からの重大発表宣言に、喧騒に包まれていた大広間は、今や水を打ったように鎮まり返っていた。
そして、爺さんは場の全員を見渡してから、ゆっくりと口を開いた。
「先程、儂は論功行賞の際に、ヒロト殿に対して金貨200枚、並びに我がキサラギ家の家宝でもある霊刀『颶風』を遣わして、この度の働きの褒美と致した。しかし、それに対してヒロト殿から礼と称して差し出されたのは、美事なる”竜の頸”、そして里人全員に行き渡るほど大量の”竜の肉”、その肉を除いた後の竜の素材その全てじゃ! 是等は全て貴重な物ばかりであり、全て合わせれば金貨1万枚以上の価値となるじゃろう。 じゃが、何より大切な者達を救ってもらっておきながら、更にこれ程の大恩、これ以上どう報いれば良いのか?儂は考えておった。そこでじゃ!儂は儂の最も大切なモノを以って、ヒロト殿に報いようと思うのじゃ!それは…! 」
ゴクリッ! 誰かの唾を飲み込む音がやけに大きく聞こえた。広間に集まる全員が、当に固唾を呑んで爺さんの言葉を待った。
「儂は!ヒロト殿の元へセイリアを嫁がせる事に決めた!! これ程の兵、セイリアの婿として、これ以上無い良縁じゃと思っておる。皆の者、祝ってくれ! 」
「「「雄おお応っ!! セイリア様!ヒロト殿!おめでとう御座いますっ!!」」」
……なっ!?なんて事言いやがる!?
「ちょっと待てえぇぇぇぇぇっ!? このクソ爺い!いきなり何て事言いやがる!? 」
「そうです父上!?何を血迷った事を仰っているのですか!? 」
当然待ったをかける。悪戯好きにもほどがあるぞ、爺さん!? お父さんまで大慌てしてるじゃないか!?
「いい加減にしろよっ!?いったい何考えてやがる! 」
レイナルドさんやタテワキのおっさん達が、遠い目になったり、延々闇黒モードになってしまったのがイヤってほど良く分かった。やる事が突飛どころか、更にその斜め上を蹴り破ってやがるぞ、この爺さん!
「今度は何を企んでおいでなのですか父上! セイリアは未だ18歳、人族では成人でも、我々ダークエルフとしてみれば、未だ未だ赤子にも等し@&OX#…!!! 」
「あ~五月蝿いのう!『何を考えて』もなにも、儂は至って大真面目じゃ。”大恩に報いる”という事も勿論じゃが、孫娘の相手として、これ以上は無いほど相応しい相手じゃと思うておる 」
爺さんは”真剣”な顔をして俺の問いに答える。 ……ってか、今アンタ息子の話を途中でぶった切っただろ!?息子の血を吐くような叫びはスルーかよ!? ヒデぇ……。
一応、現当主だろ?本当なら今この里で一番偉い人だろ?アンタ隠居じゃねえのかよっ!?
「馬鹿言え!?褒美とか、礼とか、そういうモンじゃねえだろうが!だいたい俺達は会ったばっかりなんだぞ、セイリアの気持ちも考えろよ!! 」
いくらダークエルフの文化形態が武家社会のそれでも、娘、この場合は孫娘か?孫娘の相手を勝手に決めていい訳がない!!
「セイリア!相手が【伝説】だろうと【黒き武神】だろうと構うこたぁねえっ!! アンタの気持ちをこのクソ爺いに聞かせてやれ!『ふざけんなっ!』ってな!! 」
「わっ!わかりました!ヒロト様、ふちゅ、不束者ですが、よ!よろちくお願いいたしましゅ!! 」
「ほら見ろ!セイリアだって『お願いします』って言ってるじゃねえかよ!! 」
ふんっ!と鼻息荒く、クソ爺いに詰め寄るが、爺いは肩を震わせながら笑いを堪えている?
「ヒ、ヒロトよ、……ぷっ、それの何が、も、『問題』なの、じゃ?……ぷすーっ!! 」
訂正、まったく堪えきれていない。とうとうどっかの駄女神みたいに吹き出しやがった!?
「ああっ!? 今セイリアも言っただろうが!『お願いします』…って………えっ? 」
ギギギッ……っと、油の切れたオズの魔法使いのブリキの木こりのような、ぎこちない動きでゆっくりと振り向くと、セイリアが背後の座布団の上で綺麗な三つ指をついて頭を下げていた………。
…………………………え?……
ーー『マスター!今度はお魚が食べたいです! 』ーー
………………………えっ?………
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