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第29章 動乱 ロードベルク王国 組曲(スウィート)
第293話
しおりを挟むヨゴルスカ海賊艦隊の船上は、奇妙な静けさに包まれていた。原因は言わずもがな、突如として海中から浮かび上がって来た、前方に浮かぶ"鉄の船"である。
その姿はとにかく巨大。あちこちから細い突起のようなモノがいくつも飛び出し、陽の光を跳ね返して黒々と輝く黒鉄に包まれたその船体は、まるで海上に浮かぶ要塞にも見え、その圧倒的な威容に誰もが呑まれ、声も出せないでいたのだ。
ただ船体へと打ち付ける波と潮騒の音だけが、静まり返った船団の中を流れて行く。
だが、そこでただひとり、その静けさを打ち破り怒声を上げる男が居た。元ロードベルク王国海軍卿「フーリムン・アカマァタ」である。
「馬鹿野郎っ‼︎ テメェ等何をボサっとしてやがる!いつまでもボケてんじゃねえ、さっさと魔法を撃たねえかっ‼︎」
身近にいた者を手当たり次第にを殴り飛ばしながら、手下達を怒鳴りつけるフーリムン。悪に堕したりとはいえ、フーリムンは海軍という巨大組織のトップである海軍卿にまでのし上がった男。その迫力は呆然となっていた手下達を正気に返らせるには充分であった。
だが、衝撃からは何とか立ち返ったものの、どうしても戸惑いは残る。
自分達の魔法で、果たしてあの船に対して攻撃が通じるのか?そんな思いから、普段ならば絶対にしないであろうフーリムンの命令に対してへの疑問を、おどおどと怯えながらも口にする手下達。
「で、ですが…、あの、フーリムン様、あの砦と見紛うばかりの巨大な船、しかも鉄で出来た船とあっては、上級レベルのものでなければまともに魔法が通じるとは思えません…っ!」
ヨゴルスカ艦隊に所属している魔法使いの多くは、殆んどが《火・水・風属性》の中級魔法使い達ばかりである。
これまで、イオニディアでの戦争といえば、中世の時代のように剣や槍、弓を用いた歩兵や騎士、騎馬兵が、大軍勢で直接激突するというのが一般的であった。
地球のそれと違う点と言えばやはり"魔法"の存在が挙げられるが、想像力やイメージの問題であるのか、扱いは登場初期の大砲程度。つまり射程が短く威力も限定されたものだ。
例外として上級魔法《広域殲滅魔法》があるが、これでも威力は大型の焼夷爆弾やミサイルくらいだろう。勿論、魔法の威力はそこに込められた魔力量によって変わる為、各国の国直属魔法使いの中にはジェイーネやセイレン、イラヤのように、一個人で軍団を壊滅させるような"局所的災害"とでも呼ぶべきレベルの魔法を放てる者も存在している。
さて、話しを戻して、なぜ海軍に所属しているのが中級レベルの魔法使い達ばかりであるのか?だが、理由は簡単。必要無いからだ。
大軍同士が犇めく陸上であるならば、大打撃を与える為に"広域殲滅"は戦略的に非常に重要な意味を持つ。
しかし場所が海上であるならば、そのような広域に放つ魔法は必要無い。なにしろ船体に"穴"を空けさえすれば、それだけで一気に大量の敵兵を倒すことが出来るのだから。マストを破壊したり燃やしたりするだけでもいい。そうするだけで敵艦は航行能力を失い、後はこちらの為すがままだ。
つまり、常に風上を取る為に動き続ける海戦においては、いくら威力があろうとも詠唱に時間がかかる上級魔法よりも、下手をすれば初動も早く一瞬で放てる初級魔法の《火弾》一発が戦いの趨勢を決することがある為、海軍では昔から威力はそこそこでも速射性の高い中級レベルの魔法使い達を重用してきたのだ。
しかし、だからこその戸惑いと疑問なのだ。条件が自分達が乗る船と同じような木製の帆船ならば何も問題無いが、敵は海に浮かぶ砦の如き鉄の船。その為、果たして自分達の魔法で敵の防御を突破することが出来るのか?と。
しかも、先程敵艦の後方から飛び出して行ったナニかの事もある。兵達が言いようもない不安に駆られたとしても仕方がないことだろう。
だが、そんな手下達の不安をフーリムンは鼻で笑い、一言のもとに切って捨てた。
「馬鹿かテメェ等?」
「は…?」
「馬鹿か?と言ったんだ。テメェ等全員ハッタリに騙されやがって。鉄が水に浮く訳が無えだろうが!ありゃあ"鉄甲船"だ。木造船に薄い鉄板を貼り付けただけのなぁ!」
沿岸警備隊、改め新生王国海軍の船舶七隻を、そう断ずるフーリムン。
「……なるほど…!いえ、しかし、先程奴等の船団の後方から、我々の別働隊を追いかけて出て行った巨大な人型らしきモノが見えました!あ、あれはまさかゴーレムでは…っ⁉︎」
「本当に馬鹿だなテメェ等は!それこそ"まさか"だろうが。そもそも「ゴーレムは水を嫌う」なんてのは、《土属性》魔法使いじゃなくても知ってる常識だろうが!全部ハッタリだ!虚仮威しなんだよ‼︎ 戦力の足りねえ奴等が、無い頭振り絞って時間稼ぎしてるに決まってるだろうがよ。だいたいよく見ろ、あんな帆も張っていない船で何が出来る!あんまりガタガタ言ってるなら、テメェ等から先に鮫の餌にしてやるぞっ‼︎」
「ひぃ……っ⁉︎ 」
このやり取り、事情を知っている者からすれば、まるで見当違いの失笑ものの話であろうが、これはある意味仕方のない話しである。なぜなら、人は"まったく知らないモノ"を想像することは出来ないからだ。
いや、それはおかしい、龍やグリフォン、妖精やケルベロスなど、神話や伝承に登場する実際には存在しない生き物を、人間は想像だけで描き出しているじゃないか。という人もいるだろう。また、車や飛行機、果ては携帯電話など、百年前では想像も出来なかったであろう数々の物を人間は生み出しているじゃないか。という人もいるかもしれない。
だが、よく思い出して欲しい。「神話の怪物」、其れ等は全て既存の生き物の特徴、もしくはそのパーツの寄せ集めではなかっただろうか?
また、車や飛行機も、現在の姿、性能へと一足飛びになった訳ではなく、必ずその元となったものがあるはずだ。木からゴムタイヤに、ただの鉄板からジュラルミンへと、少しずつ、少しずつ進化を遂げて来たはずだ。
もしも江戸時代の人間にヘリコプターを見せたとしても、実際に飛ぶ姿を見せなければ、それが空を飛ぶ乗り物だとは分からないだろう。いや、そこまでの長大なタイムスケールでなくてもいい。まだメール機能くらいしか携帯電話に付いてなかった時代にスマホを持って行ったとしても、それが進化した携帯電話の姿だとは誰も理解出来ないに違いない。
そう、人間は、一度その目にし、これはこういうモノだ、と理解したものでなければ想像することが出来ないのだ。
過程を無視し、一足飛びに何百年もの進歩を遂げた技術など、想像出来ようはずもない。
そういった意味では、科学ではなく錬金術、電力ではなく魔力の違いはあっても、ヒロトによって無理矢理二十二世紀地球の技術や発想を捻じ込まれたロードベルク王国軍の方が異質であり、フーリムンの考え方の方が、現在のイオニディア世界では遥かに常識的な考え方なのである。
「分かったかっ?だったら中身の木が熱で炙られて燃え出すまで、どんどん魔法をブチ当てろ!」
「は、はっ!直ちに攻撃を再開します…っ!」
これ以上フーリムンの機嫌を損ねてはいけないと、大慌てで動き出す手下達。
(「見てやがれオルガぁ! テメェはタダでは済まさねえ、二度とこの俺にふざけた口を効けないように、犯して犯して犯して犯して嬲り尽くしてやるからよぅ……‼︎ 」)
次々と撃ち出され、敵艦目掛けて赤い炎の尾を引いて敵放たれていく無数の魔法弾を目で追いながら、ひとり来る筈のない未来を妄想してニタニタと厭らしく笑うフーリムン。
魔法が炸裂する爆音が、"地獄の門"を自らノックしている音になっているのだとも知らずに……。
「フフフ…、敵さんは随分派手に撃って来ているな?」
「大方『鉄が水に浮くはずがない、きっと木造船に鉄板を貼り付けてあるだけだ!』とか思って、燃え出すまで熱をかけるつもりではないですかね?」
「まあ….、気持ちは分かる。私達も最初は"水に浮かぶ鉄の船"など信じられんかったからなぁ…… 」
一方、必死になって魔法を放つヨゴルスカ艦隊とは対照的に、非常に余裕ある会話を交わすオルガとトゥーゴ。ただし、その目はこの会話を聞いているブリッジクルーも含めて若干"遠い目"をしていたが。
「陛下からのお達しで指定されたポイントに行ってみれば、切り立った崖しか無かったはずの場所にいきなり巨大な洞窟が出来てるわ、その奥に秘密の軍港やら巨大ドックがあるわ……、」
「【踏波亀兵】はまだ事前に"競技会"で新型ゴーレムを観ていましたからね。まさか海の上まで疾るとは思いませんでしたが…… 」
「この【ジークランス】をはじめとした八艦を見させられたときには、さすがに言葉が無かったな。しかも、これだけ巨大な船が風の力も使わずに、魔道具の力を使用して自航する船だ。と聞かされた時には、さすがにタチの悪い冗談かと思ったよ…… 」
オルガ達の遠い目は、ジオンからの命令で、当初何も知らされずに王都近郊の海岸に造られた"秘密軍港"に集められた"あの日"の事を思い出していた為だった。
"魔法"という便利な力はあれど、イオニディアでは今だ動力と言えば水力、風力。でなければ牛馬や飼育魔獣か人力が一般的であり、船の動力と言えば小型の手漕ぎの舟でなければ、帆に風を受けて推進力に変える帆船しか存在していなかった。
以前ビアールの船団がフーリムンと遭遇した際に、《風属性》魔法使いの吹かせた風で離脱を行なっていたが、体力、魔力の違いはあれど言ってみればあれも人力であり、緊急時の加速や機動ならばともかくそう長く使用できるものではない。
魔道具にしても無限に作動できる訳ではなく、動力源となる魔晶石に溜めた魔力がカラになれば、もう役には立たない。それ以前に帆船を動かす程の動力となれば、高価な高位魔獣の魔晶石を使用しなければならない為、一隻の船を建造するのにほぼ二隻分の建造費か必要と、非常にコストが高くなってしまい、実用化のメリットが無くなってしまうのだ。
それを可能とさせたのがメイガネーノ発明の〈魔導ジェネレーター〉なのであるが、オルガ達も所詮はこの時代の標準的な常識しか持っておらず、初めは中々理解出来なかったのだ。
「まあ、今はそんな事はいいか。さて、第二幕に移る前に、まずは皆で並んでご挨拶だ。観客の皆様が、先程から催促の音を鳴らしてお待ちかねだぞ!」
「フ、フーリムン様!や、奴等の船が動き出しましたっ⁉︎ 奴等の船が横一線に広がって…⁉︎」
「何だとっ?帆も無いクセにどうやって動かしてやがる⁉︎ ……まあいい、逆にコレでハッキリした。奴等の船は横に広がっただけ。オルガ達の狙いはあの巨大な船体を利用しての俺達の足止めなだけで、あそこからは碌に動けねえ!ビビるなっ!ただの悪足掻きだ、撃て撃て!撃って撃って撃ちまくれっ‼︎ 」
優美に水鳥が翼を広げるように、旗艦【ジークランス】を中心に、左右三隻ずつ横一線の陣形に変える新生王国海軍艦隊。しかし、それを見たフーリムンはその巨体の防御力を活かした海上封鎖である。との確信を深めて一層の魔法による法撃を手下達へと命じた。
それにより新生王国艦隊への法撃は更に激しさを増したが、〈魔導ジェネレーター〉で生成される膨大な魔力によって《強化》を施された船体には、如何ほどの痛痒も感じない。
「ふっふふ…っ!そう急かすな急かすな。さぁて、では諸君、"海賊討伐組曲"の第二幕の幕を上げよう。演奏の始まりは、勇壮な戦太鼓からだ。では……、打ち鳴らせ‼︎ 」
「全艦、主砲一斉射!撃てええええっ‼︎ 」
ーーー ドドドドッゴオオオォォォンッ‼︎‼︎ ーーー
ーーー キュン……ッ!ゴッバアァァンッ‼︎ ーーー
「うわああああああああああっ⁉︎」
「ぎゃあああああああ…っ‼︎」
雷鳴の如く轟く砲声。潮騒を切り裂いて放たれた圧縮岩弾は、ヨゴルスカ艦隊の前衛の船体を易々と引き裂き、粉微塵に吹き飛ばした。
「全弾目標に命中!敵損害、撃沈三、大破四!」
「はははは…っ!よーし!次だ、艦隊前進、前へっ‼︎ 」
古来より、戦では兵の士気を鼓舞する為に太鼓や銅羅などが打ち鳴らされてきた。
ーー味方に勇気を。
ーーー敵には恐怖を。
そして今、オルガの命によって次々と放たれる大砲の音はさながら戦太鼓、陣太鼓の如く"行進曲"となって戦場へと響き渡り、遂に王国艦隊は前進を開始する。
「ククク…、ふっ、あははははははっ!聞こえているかフーリムン、楽しんでいるかこの戦場音楽を。これより奏でるは、貴様等によって無念に散った者達への鎮魂歌、貴様等には地獄への葬送曲だ。聴き惚れろ、そしてたっぷりと楽しむがいい…っ‼︎ 」
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いつもお読み下さりありがとうございます!更新が遅くなって大変申し訳ありませんでした。
台風被害が各地で出ておりますが、皆様は如何でしたでしょうか。
何かが出来る訳ではありませんが、拙作が忙しい中での、ほんのひと時の息抜きになれれば、これに勝る喜びはありません。
被害にあわれた方々、またその地域が速やかに復旧され、一日も早く穏やかな日常を取り戻せるよう、心より祈っております。
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本当に、ありがとうございます。
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