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にじゅうよん
そんな押し問答をしていたらお父様とお母様が部屋にやって来た。
「ライナ!心配したのよ?」
お母様は少し青ざめた顔で震えながらわたしを抱きしめた。
胸がギュッと苦しくなったけど、バズールへ話したことは伝えなければいけない。
お父様と目が合い、わたしはお二人にもわたしの今回の真実を話した。
二人は黙って聞いたあと
「ライナはそれを真実にするつもりなのか?」
「はい、わたしは誘拐されたのではなくあくまでついて行ったのです。それによりミレガー伯爵の悪事を、そして証拠を見つけ出す予定でした。それが真実です」
「わかった、本人がそう言うのだからそうなのだろう」
「しかし……それは!」バズールは納得できないと言おうとしたのにお父様は説き伏せた。
「バズール、バイセン殿を捕まえるより彼の知っている全てを聞き出しこちらの味方にする方がミレガー伯爵の悪事を暴くには都合がいい」
そう言ったあとわたしを見た。
「ただ……ライナはいいのかい?ライナの悪い噂を鵜呑みにして君に対して酷い態度をとった伯爵家の使用人もいるんだろう?彼らのことも助けていいのか?許せるのかい?」
「確かに悪い噂のせいで外に出るのが怖くなりました。でもみんながわたしに悪意を持っていたわけではないしシエルとの婚約のことも内緒にしていたのにシエルと仲良くしていたから周りからヤキモチを妬かれても仕方がなかったのかもしれません。
それに本当の悪意があったのはミレガー伯爵家族なので。三人にしっかり反省してもらえればそれでいいです」
「………反省ね」
苦笑いをしているがバズールの目は全く笑っていない。
「ただ、バイセン殿達を事件の後素直に許すことはできない。わたし達はここ数日どれだけライナのことを心配したか、わかるかい?眠ることもできず必死で探し回った私たちの気持ちも考えて欲しい」
「あっ……ごめんなさい、ご心配をおかけしたのに我儘を言って……」
ーーそこまで考えていなかったわたしは深く反省することになった。
「……全ての事件が終わりましたらわたしは自主します」
「……それはダメです!心臓病の娘さんがショックを受けたらどうするのですか?」
「しかしわたしは罪を犯しました」
「だからわたしは誘拐されていません!反省するならわたしのために働いてください!」
ーー思わず言ってしまった。
「は?」
「そうだわ、わたし留学する間お父様のお仕事の手伝いが出来ないから、その間の報告書を作ってわたしとお父様の橋渡しをしてもらえるかしら?戻って来た時にすぐに仕事に戻れるように!
多分この仕事は行ったり来たりでハードだと思うわ、それこそ娘さんのそばにゆっくりいてあげられないし罰としてはいいでしょう?」
ーー思わず口走ってしまった。
お父様を恐々とそっと見ると……
「まぁ、それに外国には心臓病を治療してくれる新しい技術も新薬もあるからね、わたしの仕事の助手は確かにバイセン殿にとって悪い仕事ではないな」
お父様もわたしの意図を汲み取ってくれた。
「私たちの娘は健康に生まれたからあなた達の苦しみはわからないわ、それに主に脅されれば言うことを聞くしかないのもわかるわ。罪を問うよりも許して恩を売った方が得だわ」
お母様がクスッと笑った。
バズールは一人納得していないみたいだけど叔母であるお母様が許すと、二人が怒っていないとわかって諦めた。
「俺は相応の罰を求めたいけど本人達が納得するなら仕方がないよね、ただししっかりミレガー伯爵家のことは話してもらおう」
それからホテルの一室でお父様とバズール、バイセン様は三人でいろいろ話し合いをしていた。
わたしはお母様とバイセン様の奥様のミシェリ様と少しだけで話をした。
そして家の使いの者に二人の娘さんであるイレーナちゃんを迎えに行ってもらった。
家でお手伝いさんと二人で留守番をしているらしい。
ミシェリさんも一緒に向かった。
もしミレガー伯爵がバイセン様の裏切りを知ればイレーナちゃんに害を与えるかもしれないので、こちらで保護をするためだ。
お母様はすぐにお医者様を呼んだ。
一応わたしの体調も診てもらう予定だが、本当はイレーナちゃんに診察をしてあげたかったのだろう。
いくら伯爵家の執事とはいえバイセン様は準男爵家で自分の領地があるわけでもない、名前だけの貴族でしかないのでお給金だけの収入で娘さんの治療費を賄うのは大変だっただろう。
優秀なお医者様に診てもらえるほどのお給金はもらっていなかったと思う、だからわたしをダシにお医者様を呼んだみたいだ。
わたしは一応診てもらったら、「どこも悪くありません、まぁ多少精神的にお疲れのようですね」と、あっけなく終わった。
ーーうん、確かに床で寝かされたとはいえしっかり絨毯の上だったし、毛布も貰ったので寒くなかった。
食事も睡眠薬入りだったとはいえ体に負担がかからない程度の量だったのでぐっすり眠れて、勉強ばかりしていつも睡眠不足だったのに体調が良くなっていた。
食事もたくさんの野菜の入ったスープやサラダ、焼きたてのパンと栄養バランスもよくここ数日でお肌も体調もとても良い。
イレーナちゃんがちょうどタイミングよく部屋に連れてこられたのを見て
「あら?イレーナちゃん?可愛らしいわね、ちょうどよかったわ、ついでにこの子も診ていただけるかしら?」
と態とらしく言うお母様を見て苦笑いをしていると、ミシェリ様が真っ青な顔をして慌てて首を横にプルプルと振った。
「とんでもございません」
「あら?たまたまお医者様がいるのだから診てもらわなくては勿体無いわ」
お母様はそう言うと、お医者様に「ほら早く診てあげてちょうだい」と急かした。
お医者様は予め聞いていたようで、イレーナちゃんの心臓の診察に取り掛かった。
しばらく経って……
「もう少し検査をしなければいけませんが、先天性心疾患だと思います。たぶんですが、手術さえすれば治るのではないかと思われます。ただ……手術には莫大な費用がかかります」
申し訳なさそうにお医者様が言った。
「あら?それくらいのお金我が家が払えないと言っているのかしら?」
「い、いえ、違います。この子どもさんは夫人とは無関係だと思いましたので……」
お医者様はミシェリ様の方をチラリと見た。
服装、雰囲気でミシェリ様を見てお金を払えないだろうと判断したようだ。
お母様はにこりと微笑み
「では先生、きちんと検査をしてイレーナちゃんの診断をお願い出来るかしら?そしてこれからの治療についてはイレーナちゃんのお母様であるミシェリさんとわたしに説明してください。もちろんお金のことは考えないで最善の治療をお願いするわ」
「ま、待ってください。わたし達にはそんな大金は払えません」
ミシェリ様はとんでもないと必死でお母様の話を止めようとした。
「ミシェリ様、お母様は言い出したら人の話は聞かない人です。イレーナちゃんが元気になるのが恩返しだと思ってください」
「そうよ、わたしの勝手でするのだから感謝なんて要らないわ」
そしてイレーナちゃんは数日後ミシェリ様の付き添いで検査入院することが決まった。
バイセン様はお父様達と話し合い、わたしは捕まりお父様はまだ強迫されたままだと思っているミレガー伯爵に罠をかける策を考えているらしい。
「ライナ!心配したのよ?」
お母様は少し青ざめた顔で震えながらわたしを抱きしめた。
胸がギュッと苦しくなったけど、バズールへ話したことは伝えなければいけない。
お父様と目が合い、わたしはお二人にもわたしの今回の真実を話した。
二人は黙って聞いたあと
「ライナはそれを真実にするつもりなのか?」
「はい、わたしは誘拐されたのではなくあくまでついて行ったのです。それによりミレガー伯爵の悪事を、そして証拠を見つけ出す予定でした。それが真実です」
「わかった、本人がそう言うのだからそうなのだろう」
「しかし……それは!」バズールは納得できないと言おうとしたのにお父様は説き伏せた。
「バズール、バイセン殿を捕まえるより彼の知っている全てを聞き出しこちらの味方にする方がミレガー伯爵の悪事を暴くには都合がいい」
そう言ったあとわたしを見た。
「ただ……ライナはいいのかい?ライナの悪い噂を鵜呑みにして君に対して酷い態度をとった伯爵家の使用人もいるんだろう?彼らのことも助けていいのか?許せるのかい?」
「確かに悪い噂のせいで外に出るのが怖くなりました。でもみんながわたしに悪意を持っていたわけではないしシエルとの婚約のことも内緒にしていたのにシエルと仲良くしていたから周りからヤキモチを妬かれても仕方がなかったのかもしれません。
それに本当の悪意があったのはミレガー伯爵家族なので。三人にしっかり反省してもらえればそれでいいです」
「………反省ね」
苦笑いをしているがバズールの目は全く笑っていない。
「ただ、バイセン殿達を事件の後素直に許すことはできない。わたし達はここ数日どれだけライナのことを心配したか、わかるかい?眠ることもできず必死で探し回った私たちの気持ちも考えて欲しい」
「あっ……ごめんなさい、ご心配をおかけしたのに我儘を言って……」
ーーそこまで考えていなかったわたしは深く反省することになった。
「……全ての事件が終わりましたらわたしは自主します」
「……それはダメです!心臓病の娘さんがショックを受けたらどうするのですか?」
「しかしわたしは罪を犯しました」
「だからわたしは誘拐されていません!反省するならわたしのために働いてください!」
ーー思わず言ってしまった。
「は?」
「そうだわ、わたし留学する間お父様のお仕事の手伝いが出来ないから、その間の報告書を作ってわたしとお父様の橋渡しをしてもらえるかしら?戻って来た時にすぐに仕事に戻れるように!
多分この仕事は行ったり来たりでハードだと思うわ、それこそ娘さんのそばにゆっくりいてあげられないし罰としてはいいでしょう?」
ーー思わず口走ってしまった。
お父様を恐々とそっと見ると……
「まぁ、それに外国には心臓病を治療してくれる新しい技術も新薬もあるからね、わたしの仕事の助手は確かにバイセン殿にとって悪い仕事ではないな」
お父様もわたしの意図を汲み取ってくれた。
「私たちの娘は健康に生まれたからあなた達の苦しみはわからないわ、それに主に脅されれば言うことを聞くしかないのもわかるわ。罪を問うよりも許して恩を売った方が得だわ」
お母様がクスッと笑った。
バズールは一人納得していないみたいだけど叔母であるお母様が許すと、二人が怒っていないとわかって諦めた。
「俺は相応の罰を求めたいけど本人達が納得するなら仕方がないよね、ただししっかりミレガー伯爵家のことは話してもらおう」
それからホテルの一室でお父様とバズール、バイセン様は三人でいろいろ話し合いをしていた。
わたしはお母様とバイセン様の奥様のミシェリ様と少しだけで話をした。
そして家の使いの者に二人の娘さんであるイレーナちゃんを迎えに行ってもらった。
家でお手伝いさんと二人で留守番をしているらしい。
ミシェリさんも一緒に向かった。
もしミレガー伯爵がバイセン様の裏切りを知ればイレーナちゃんに害を与えるかもしれないので、こちらで保護をするためだ。
お母様はすぐにお医者様を呼んだ。
一応わたしの体調も診てもらう予定だが、本当はイレーナちゃんに診察をしてあげたかったのだろう。
いくら伯爵家の執事とはいえバイセン様は準男爵家で自分の領地があるわけでもない、名前だけの貴族でしかないのでお給金だけの収入で娘さんの治療費を賄うのは大変だっただろう。
優秀なお医者様に診てもらえるほどのお給金はもらっていなかったと思う、だからわたしをダシにお医者様を呼んだみたいだ。
わたしは一応診てもらったら、「どこも悪くありません、まぁ多少精神的にお疲れのようですね」と、あっけなく終わった。
ーーうん、確かに床で寝かされたとはいえしっかり絨毯の上だったし、毛布も貰ったので寒くなかった。
食事も睡眠薬入りだったとはいえ体に負担がかからない程度の量だったのでぐっすり眠れて、勉強ばかりしていつも睡眠不足だったのに体調が良くなっていた。
食事もたくさんの野菜の入ったスープやサラダ、焼きたてのパンと栄養バランスもよくここ数日でお肌も体調もとても良い。
イレーナちゃんがちょうどタイミングよく部屋に連れてこられたのを見て
「あら?イレーナちゃん?可愛らしいわね、ちょうどよかったわ、ついでにこの子も診ていただけるかしら?」
と態とらしく言うお母様を見て苦笑いをしていると、ミシェリ様が真っ青な顔をして慌てて首を横にプルプルと振った。
「とんでもございません」
「あら?たまたまお医者様がいるのだから診てもらわなくては勿体無いわ」
お母様はそう言うと、お医者様に「ほら早く診てあげてちょうだい」と急かした。
お医者様は予め聞いていたようで、イレーナちゃんの心臓の診察に取り掛かった。
しばらく経って……
「もう少し検査をしなければいけませんが、先天性心疾患だと思います。たぶんですが、手術さえすれば治るのではないかと思われます。ただ……手術には莫大な費用がかかります」
申し訳なさそうにお医者様が言った。
「あら?それくらいのお金我が家が払えないと言っているのかしら?」
「い、いえ、違います。この子どもさんは夫人とは無関係だと思いましたので……」
お医者様はミシェリ様の方をチラリと見た。
服装、雰囲気でミシェリ様を見てお金を払えないだろうと判断したようだ。
お母様はにこりと微笑み
「では先生、きちんと検査をしてイレーナちゃんの診断をお願い出来るかしら?そしてこれからの治療についてはイレーナちゃんのお母様であるミシェリさんとわたしに説明してください。もちろんお金のことは考えないで最善の治療をお願いするわ」
「ま、待ってください。わたし達にはそんな大金は払えません」
ミシェリ様はとんでもないと必死でお母様の話を止めようとした。
「ミシェリ様、お母様は言い出したら人の話は聞かない人です。イレーナちゃんが元気になるのが恩返しだと思ってください」
「そうよ、わたしの勝手でするのだから感謝なんて要らないわ」
そしてイレーナちゃんは数日後ミシェリ様の付き添いで検査入院することが決まった。
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