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後編②
セシリアが意識を取り戻したと聞かされたのは執務室だった。
家令と共に仕事をしていたら、執事が慌てて入って来た。
「奥様が意識を取り戻しました」
俺は急いで病院へと向かった。馬を飛ばして会いに行った。
「セシリア!」
妻の前で初めて名前を呼んだことにも気が付かなかった。
だからセシリアが驚いた顔をしていることも気に留めなかった。
それくらいセシリアが意識を取り戻したことが嬉しかった。
そう、俺は二人の関係が最悪なことを完全に忘れていた。
「よかった、セシリアが意識を取り戻して。どこか悪いところはない?辛いとかキツいとか?頭は痛くない?手は動く?足は?もしかして話せないとか?」
「…………だ、大丈夫です、ご心配をお掛けして申し訳ありませんでした」
彼女の他人行儀な話し方に我を取り戻した。
「すまない、目覚めたばかりなのに……」
セシリアは俺を見ようともせず俯いたままだった。長い沈黙の中……「安心したから帰るよ」俺はそう言って病室を出た。
廊下で医者に会って、「ありがとうございました」とお礼を言うと
「一応意識は取り戻しましたが、大量の出血でした、まだまだ産後の肥立も悪い状態なので無理はさせないでください」
「わかりました」
俺は深々と頭を下げて医者と別れ、屋敷へと帰った。
セシリアの出産から1週間を過ぎた。そろそろ子供の名前もつけなければいけない。明日もう一度会いに行こう。
そう思い次の日病室へ向かった。
そこには赤ん坊を優しく抱きしめ慈しみ優しく微笑みかけるセシリアがいた。
とても綺麗だった。
ーーずっとこのままのセシリアを見ていたい、そう思っていたら……
「どうぞお入りになってください。旦那様、貴方の子供です。どうか抱っこしてあげて頂けませんか?」
他人行儀な言葉……
ーー俺は子作りするために金で買われた。何も出来ない頼りない夫、それが現実だった。
「いいのか?」
赤ん坊も小さ過ぎて入院していた。
産まれたばかりのころから考えれば少ししっかりしているように感じる。
産まれたばかりの時は小さ過ぎて生きてはいけないだろうと思っていたが、まだ首が座らずフニャフニャしているが、顔立ちはしっかりしていた。
俺にそっくりな男の子。
「可愛いな……」
ーー産んでくれてありがとう。
心の中で呟いた。セシリア本人に言いたいのに飲み込んでしまった。俺は『旦那様』であって、『夫』ではない。子種を提供するだけの人間なんだ。
セシリアが眠っている間はそんな風に考えなかったのに彼女の顔を見ると、以前の卑屈な歪んだ気持ちしか思い出せない。
ほんの少し抱いて赤ん坊を妻に返した。
「旦那様、子供が産まれたので離縁致しましょう」
俺は屋敷に帰ると執務室で仕事を始めた。
セシリアが退院して来るのはもう少し時間がかかりそうだ。その間は家令と共に当主として仕事をするつもりだ。
彼女が退院したら俺はこの屋敷を出ていく。
俺は「離縁致しましょう」と言われた時、目の前が真っ暗になった。今度こそ頑張って関係を改善させて親子三人で仲良く暮らそうと勝手に思っていた。
俺の今までの態度を考えればそんなことあり得ないのに。
赤ん坊と共に退院して来たのはひと月後だった。
俺は退院の日を聞いていたので、その日屋敷を出るため鞄に荷物をまとめておいた。
「「「お帰りなさいませ」」」」
屋敷のみんなは玄関の前に立ち二人を出迎えた。
母親の腕の中でスヤスヤと眠る息子はずいぶん大きくなり可愛らしさが増していた。
「顔色が良くなって良かった」
俺はそう一言言って息子をチラッと見た。
「旦那様、息子の名前はオリヴァーよ」
そう言って俺にオリヴァーを渡してくれた。
「いい名前だね」
俺の抱きかたはぎこちなく、壊れそうな宝物を必死で抱くようにしていた。
妻が意識を取り戻して、離縁を言われてから会いにいくことはしなかった。俺はひたすら当主代理として仕事をこなして来た。
この一年半、世話になった償いにしてはお粗末な仕事しか出来なかった。ほとんど家令と執事が動いてくれた。俺がしたことはほんの一握りの仕事だけだった。
「オリヴァー、お母様を助けてやってくれ。俺は何もしてやれなかった、すまない、小さなお前にこんなことを頼んで」
小さな声で呟いた。そして頭を優しく撫でてからセシリアに返した。
「今から出ていくよ。離縁状にはサインはしてあるから」
俺はそれだけ言うと屋敷を出て行った。
◇ ◇ ◇
旦那様が出て行った。離縁状にサインをして。
『今から出ていくよ』その言葉を聞いて愕然とした。追い縋りたかった。
「本当は別れたくない、貴方を愛しているの」
そう思っているのに……
なのにわたしの口から出て来た言葉は
「わかったわ、今までありがとう。貴方の銀行口座にお金は振り込んでおくから」
と冷たい言葉だけ。
「ありがとう」
彼はそう言って出て行った。
意識を失い目覚めたばかりの時、彼がわたしの名前を呼んだことに驚いた。結婚して一度も呼ばれたことがなかった。
閨を共にしている時でも、お互い名前を呼んだりはしなかった。
それにわたしを心配して言ってくれた言葉
『よかった、セシリアが意識を取り戻して。どこか悪いところはない?辛いとかキツいとか?頭は痛くない?手は動く?足は?もしかして話せないとか?』
初めて彼に会って一目惚れした時の姿を思い出した。あの時もわたしのことを心配してくれた。そんな優しい彼がわたしの目の前にいた。
意識を取り戻さないわたしを心配してくれてはいたのだろう。それでも嬉しかった。
だからこそ解放してあげたいと思った。
ーー好きでもない女を無理矢理抱かされて。
ーー子供を作らされて。
愛しているから彼を……リオを解放してあげる。
本当に愛する彼女ともう一度幸せになって欲しい。
ーーごめんなさい、お金で貴方を支配して。
ーーごめんなさい、愛する人がいるのに手放してあげられなくて。
オリヴァーを乳母に預けわたしは泣くのを堪えて執務室へと向かった。
家令と執事が必死でこのひと月以上頑張ってくれたのだろう。山積みだと思っていた書類はどこにもなかった。机の上はきちんと整理されていた。
呆然と立っていると背後から声が掛かった。
「セシリア様、貴女がお倒れになってからずっと当主の仕事をして来たのは、リオ様でした。そのことは『言わないでくれ』と言われておりました」
「あの人が?出来るわけないじゃない、騎士として生きて来た人なのよ?」
「実はずっと夜は当主として勉強をされていたのです」
「嘘っ……
そんなの知らないわ。いつも鍛錬ばかりしていたじゃない?わたしと話すのも嫌がっていたし、わたしの仕事にも興味を示さなかったわ」
「大旦那様が亡くなられてセシリア様が必死で当主として頑張っている姿を見ていずれは自分も手伝いたいと言って執事のわたしに頭を下げて教えて欲しいと言って来たのです」
「そんな……わたしは、離縁をしてしまったのよ?」
「仕方がないことです。お互い言葉が足りませんでしたから。旦那様も離縁して欲しいと言われて何も言わなかった。了承されてしまったのですから。このひと月は、旦那様はずっとセシリア様の代わりにこの執務室で頑張って仕事をされていました」
「彼が代わりに?」
頭がついていかない。だって彼が?
「自分は離縁を言われた、だから二人には会いにいく資格はないと言っていました。本当は気になって仕方がなかったはずなのに」
「どうして?彼は彼女を愛していたじゃない!」
わたしは結婚式の日の二人が抱き合う姿を思い出していた。
そう仲睦まじい姿を。
家令と共に仕事をしていたら、執事が慌てて入って来た。
「奥様が意識を取り戻しました」
俺は急いで病院へと向かった。馬を飛ばして会いに行った。
「セシリア!」
妻の前で初めて名前を呼んだことにも気が付かなかった。
だからセシリアが驚いた顔をしていることも気に留めなかった。
それくらいセシリアが意識を取り戻したことが嬉しかった。
そう、俺は二人の関係が最悪なことを完全に忘れていた。
「よかった、セシリアが意識を取り戻して。どこか悪いところはない?辛いとかキツいとか?頭は痛くない?手は動く?足は?もしかして話せないとか?」
「…………だ、大丈夫です、ご心配をお掛けして申し訳ありませんでした」
彼女の他人行儀な話し方に我を取り戻した。
「すまない、目覚めたばかりなのに……」
セシリアは俺を見ようともせず俯いたままだった。長い沈黙の中……「安心したから帰るよ」俺はそう言って病室を出た。
廊下で医者に会って、「ありがとうございました」とお礼を言うと
「一応意識は取り戻しましたが、大量の出血でした、まだまだ産後の肥立も悪い状態なので無理はさせないでください」
「わかりました」
俺は深々と頭を下げて医者と別れ、屋敷へと帰った。
セシリアの出産から1週間を過ぎた。そろそろ子供の名前もつけなければいけない。明日もう一度会いに行こう。
そう思い次の日病室へ向かった。
そこには赤ん坊を優しく抱きしめ慈しみ優しく微笑みかけるセシリアがいた。
とても綺麗だった。
ーーずっとこのままのセシリアを見ていたい、そう思っていたら……
「どうぞお入りになってください。旦那様、貴方の子供です。どうか抱っこしてあげて頂けませんか?」
他人行儀な言葉……
ーー俺は子作りするために金で買われた。何も出来ない頼りない夫、それが現実だった。
「いいのか?」
赤ん坊も小さ過ぎて入院していた。
産まれたばかりのころから考えれば少ししっかりしているように感じる。
産まれたばかりの時は小さ過ぎて生きてはいけないだろうと思っていたが、まだ首が座らずフニャフニャしているが、顔立ちはしっかりしていた。
俺にそっくりな男の子。
「可愛いな……」
ーー産んでくれてありがとう。
心の中で呟いた。セシリア本人に言いたいのに飲み込んでしまった。俺は『旦那様』であって、『夫』ではない。子種を提供するだけの人間なんだ。
セシリアが眠っている間はそんな風に考えなかったのに彼女の顔を見ると、以前の卑屈な歪んだ気持ちしか思い出せない。
ほんの少し抱いて赤ん坊を妻に返した。
「旦那様、子供が産まれたので離縁致しましょう」
俺は屋敷に帰ると執務室で仕事を始めた。
セシリアが退院して来るのはもう少し時間がかかりそうだ。その間は家令と共に当主として仕事をするつもりだ。
彼女が退院したら俺はこの屋敷を出ていく。
俺は「離縁致しましょう」と言われた時、目の前が真っ暗になった。今度こそ頑張って関係を改善させて親子三人で仲良く暮らそうと勝手に思っていた。
俺の今までの態度を考えればそんなことあり得ないのに。
赤ん坊と共に退院して来たのはひと月後だった。
俺は退院の日を聞いていたので、その日屋敷を出るため鞄に荷物をまとめておいた。
「「「お帰りなさいませ」」」」
屋敷のみんなは玄関の前に立ち二人を出迎えた。
母親の腕の中でスヤスヤと眠る息子はずいぶん大きくなり可愛らしさが増していた。
「顔色が良くなって良かった」
俺はそう一言言って息子をチラッと見た。
「旦那様、息子の名前はオリヴァーよ」
そう言って俺にオリヴァーを渡してくれた。
「いい名前だね」
俺の抱きかたはぎこちなく、壊れそうな宝物を必死で抱くようにしていた。
妻が意識を取り戻して、離縁を言われてから会いにいくことはしなかった。俺はひたすら当主代理として仕事をこなして来た。
この一年半、世話になった償いにしてはお粗末な仕事しか出来なかった。ほとんど家令と執事が動いてくれた。俺がしたことはほんの一握りの仕事だけだった。
「オリヴァー、お母様を助けてやってくれ。俺は何もしてやれなかった、すまない、小さなお前にこんなことを頼んで」
小さな声で呟いた。そして頭を優しく撫でてからセシリアに返した。
「今から出ていくよ。離縁状にはサインはしてあるから」
俺はそれだけ言うと屋敷を出て行った。
◇ ◇ ◇
旦那様が出て行った。離縁状にサインをして。
『今から出ていくよ』その言葉を聞いて愕然とした。追い縋りたかった。
「本当は別れたくない、貴方を愛しているの」
そう思っているのに……
なのにわたしの口から出て来た言葉は
「わかったわ、今までありがとう。貴方の銀行口座にお金は振り込んでおくから」
と冷たい言葉だけ。
「ありがとう」
彼はそう言って出て行った。
意識を失い目覚めたばかりの時、彼がわたしの名前を呼んだことに驚いた。結婚して一度も呼ばれたことがなかった。
閨を共にしている時でも、お互い名前を呼んだりはしなかった。
それにわたしを心配して言ってくれた言葉
『よかった、セシリアが意識を取り戻して。どこか悪いところはない?辛いとかキツいとか?頭は痛くない?手は動く?足は?もしかして話せないとか?』
初めて彼に会って一目惚れした時の姿を思い出した。あの時もわたしのことを心配してくれた。そんな優しい彼がわたしの目の前にいた。
意識を取り戻さないわたしを心配してくれてはいたのだろう。それでも嬉しかった。
だからこそ解放してあげたいと思った。
ーー好きでもない女を無理矢理抱かされて。
ーー子供を作らされて。
愛しているから彼を……リオを解放してあげる。
本当に愛する彼女ともう一度幸せになって欲しい。
ーーごめんなさい、お金で貴方を支配して。
ーーごめんなさい、愛する人がいるのに手放してあげられなくて。
オリヴァーを乳母に預けわたしは泣くのを堪えて執務室へと向かった。
家令と執事が必死でこのひと月以上頑張ってくれたのだろう。山積みだと思っていた書類はどこにもなかった。机の上はきちんと整理されていた。
呆然と立っていると背後から声が掛かった。
「セシリア様、貴女がお倒れになってからずっと当主の仕事をして来たのは、リオ様でした。そのことは『言わないでくれ』と言われておりました」
「あの人が?出来るわけないじゃない、騎士として生きて来た人なのよ?」
「実はずっと夜は当主として勉強をされていたのです」
「嘘っ……
そんなの知らないわ。いつも鍛錬ばかりしていたじゃない?わたしと話すのも嫌がっていたし、わたしの仕事にも興味を示さなかったわ」
「大旦那様が亡くなられてセシリア様が必死で当主として頑張っている姿を見ていずれは自分も手伝いたいと言って執事のわたしに頭を下げて教えて欲しいと言って来たのです」
「そんな……わたしは、離縁をしてしまったのよ?」
「仕方がないことです。お互い言葉が足りませんでしたから。旦那様も離縁して欲しいと言われて何も言わなかった。了承されてしまったのですから。このひと月は、旦那様はずっとセシリア様の代わりにこの執務室で頑張って仕事をされていました」
「彼が代わりに?」
頭がついていかない。だって彼が?
「自分は離縁を言われた、だから二人には会いにいく資格はないと言っていました。本当は気になって仕方がなかったはずなのに」
「どうして?彼は彼女を愛していたじゃない!」
わたしは結婚式の日の二人が抱き合う姿を思い出していた。
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