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短編
落ちぶれた元公爵令嬢は今とても幸せです 後編
「マリア、今日は木登りしよう!」
ノエルくんからのお誘いに流石に「うん」と言えなかった。
「ノエルくん、わたし木登りはやったことありません。申し訳ございませんが……」
「うん、だからマリアは僕の木登りの姿を見ていてね?」
「危ないです!やめておきましょう」
「マリア様、大丈夫です。わたしがノエル様をお守りいたしますので」
いつもノエルくんのそばにいる護衛騎士。
「……そう?じゃあお願いね?」
「かしこまりました」
「マリア!僕のそばにいて!」
「もちろんです。でも無理はしないでくださいね?」
スルスルと木に登るノエルくん。子供の身体能力侮るべからずって本当だわ。
「マリア!ほら!登れたよ!」
「わかりました!わかりましたからそれ以上高いところにいかないでください」
怖くて思わず手を広げて落ちてこないか、落ちてきたらなんとか受け止めようとオロオロしていた。
落ちてきたからといってわたしの腕ではノエルくんを受け止められそうにない。後ろで控えている騎士に「ノエルくんを絶対守ってくださいね、お願いします」と言った。
「安心してください」
普段お会いしてもわたしの前では表情筋が壊れているかと思うくらい表情が動かない騎士さん。
生真面目な顔をしてずっと立っているだけの騎士が……「えっ?⁈」と思わず呟いた。
だって優しい声で返事をしてくれたのだもの。
それも、わたしがあまりにもオロオロとしながらノエルくんを見上げていたから、騎士さんは面白かったのか、一瞬クスッと笑った。
わたしはそれを見逃さなかった。
それからは、ノエルくんと会うと騎士さんが挨拶してくれるようになった。
と言っても以前と同じで頭をペコっと下げるだけ。でもそこにほんの少しの笑顔がプラスされた。
それがちょっと嬉しい。
久しぶりにノエルくんのお父様がわたしの前に現れた。
「久しぶりだね、マリアさん」
「お久しぶりでございます」
「今日はお茶を僕も一緒にしようと思っているんだけど、いいかな?」
「はい、もちろんです」
夫人はお茶会で外出中らしく、ノエルくんと三人で美味しい紅茶とスイーツをいただく。
「おいしいね?」
「ええ、とても美味しいです」
ノエルくんはミルクを飲みながら美味しそうにスイーツを食べていた。
そうスイーツ……この国では見たことがない。
透明の口の広いグラスにアイスやフルーツ、ケーキのスポンジやチョコがのっている。
そして上にはたっぷりのイチゴソースがかけられていて、とても可愛らしいスイーツ。
いろんな味が楽しめて、それぞれが美味しくて、もう幸せで……
ノエルくんも美味しいのがよくわかる。
お口いっぱいにミルクをつけながら、スイーツを必死で食べていた。
ーー可愛い!!
「ノエル、口を拭きなさい」
ノエルくんのお父様は苦笑しながらハンカチで口を拭いてあげていた。
「ありがとう、おとうさま」
ニコニコ笑いながらまたスイーツを必死で食べるノエルくん。
「ところで……マリアさん、僕たちはそろそろこの屋敷を出て、国へ帰ろうと思っているんだ。やらなければいけなかった仕事もひと段落ついたし、向こうでの仕事が待っているからね」
「あ……やはり、この国のお方ではなかったのですね?」
「うん、僕たちはソラリア帝国からきたんだよ」
「ソラリア帝国……あんな大きな国の……」
「この国とはあまり国交はなかったんだけど、今度互いの国の物の交流を始めることになってその話し合いをしていたんだ」
「貿易ですか?」
「うん、マリアさんは王太子妃教育を受けてきたからわかるよね?この国は小さいがいくつもの炭鉱がある。黒いダイヤは喉から手が出るほどみんな欲しているんだよ。
ただ、この国の技術ではなかなかたくさん掘り出すことが難しい。だからうちは発掘の技術の提供や新しく開発された船舶の技術を提供することになっているんだ」
「そんな重要な話をわたしにしてもいいのですか?」
ーーわたしが王太子の元婚約者だとご存知なのね?公爵令嬢だったことも。
だからノエルくんの遊び相手としてそばにいることを許可されたのか。
まあ、考えれば当たり前だわ。大切な息子のそばに訳のわからない貧乏令嬢は簡単にそばに置くわけないもの。
「おとうさま、マリアいじめたら、ダメだよ?」
突然スプーンをテーブルに置き、ノエルくんが唇を尖らせて「むうっ」とした顔で睨んだ。
「ノエル、お父様はマリアさんと大事なお話をしているところで虐めてはいないよ?ノエルの前で話しているのはノエルにとっても大事なことだからなんだ」
「だいじなの?」ノエルくんはコクンと頷いた。
「うん、僕にとってもマリアさんにとっても。だいじな話なんだよ。
マリアさん、突然なんだけど僕たちとソラリア帝国へ行かないかい?君は公爵令嬢として育ち王太子妃になるためしっかりと教育を受けてきた。そして市井で民と触れ合い、たくさんの平民の友人達もいる。ノエルの家庭教師として、そして、帝国で文官として、働かないかい?」
「わたしが?」
突然の話に驚き声が出ない。
よくよく話を聞いてみると、やはりノエルくんのお父様はソラリア帝国の皇帝の従兄弟で、公爵様だった。
わたしのお父様の公爵なんて、ソラリア帝国では伯爵くらいの地位でしかないかもしれない。
そのくらいの大国で、国の規模が違いすぎる。
毎日、スイーツ目当てとお小遣い稼ぎで通っていたわたし。今更ながら怖いもの知らずだったと思う。
でもノエルくんは可愛いし、ノエルくんのお母様はとても美しくお話も上手で、洗練されていてお会いするのがとても楽しみだった。
ノエルくんのお父様もとてもカッコよく紳士的で、いまだに令嬢や夫人達からの人気は高いのだろうと思う。
そんなお二人の子供のノエルくんは天使のような可愛さで、わたしの心を癒してくれる。
最近は使用人の方達とも挨拶をしたりお話もしたりして、仲良くさせてもらっている。
ノエルくんの癇癪も我儘も出なくなったとみんな何故かわたしに感謝してくれているのだけど、わたしはそんなノエルくんを見たことがない。
多分ノエルくんは寂しかったんだと思う。ご両親は忙しく、全く知らない国で幼いのに過ごさなければいけなくて。
わたしが遊びにくることでノエルくんも癒されたんだと思うの。もちろんわたしはそれ以上にノエルくんのおかげで学校で嫌なことがあっても平気でいられた。
それからのわたしはとても忙しかった。
田舎の領地に引っ込んで姿を現すことがない両親にソラリア帝国へ行きたいと話した。
もちろん大反対された。大泣きされた。
『私たちが不甲斐ないばかりに、娘に苦労させてしまった』
そう言って落ち込むお父様、だけど、わたしは自分の可能性を試してみたい。
不幸なんかではない、あのクソのような殿下と婚約解消できて本当によかった、もし結婚していたら浮気ばかりされて公務を押し付けられて、一生苦労するのは目に見えていた。
兄様は「お前がこんな国で埋もれているのはもったいない。お前の実力を発揮できるところで頑張って来い」と後押ししてくれた。
「もし向こうが気に入れば俺も雇ってもらえるように言ってくれ!」
ちゃっかり自分もこの国を捨ててソラリア帝国へ移り住むつもりらしい。
多分本気だと思う。
成績だけなら十分卒業資格を持っていたわたしは試験を受けて無事に卒業した。
仲良くしてもらった友人達とまたの再会を約束して、抱きしめ合い、泣きながら別れた。
元友人達は、「ふんっ!」とそっぽを向かれ、睨みつけられながらのお別れになった。
殿下は……話しかけたそうにしていたけど汚いものを見るようにジトっと見たら、近づいてこなかった。
ソラリア帝国ではノエルくんの屋敷でお世話になることになった。
これからは雇い主である旦那様と奥様、そしてノエル様とお城と変わらない大きな屋敷で暮らすことになった。
でもノエル様のそばにはあの護衛騎士さんがいつもいる。
護衛騎士さんは、ギルバート卿と呼ばれていて、アイゼン伯爵の嫡男でノエル様の親戚筋らしい。
公爵家の騎士として今は働いている。
そして、わたしの恋人。
一応身分は子爵家の娘。旦那様の後ろ盾もあり、文官として帝宮で働きながら、ギルバート卿の婚約者としても過ごしている。
でも………5歳になったノエル様。
「マリアはぼくのお嫁さんになるの!ギルなんてあっちに行っちゃえ!」
最近癇癪がひどくてわたしがそばにいないとみんなどうしようもなくて困り果てているらしい。
そんなノエル様も可愛くて、わたしは怒ることもできず、思わず「可愛い!」と抱きしめて甘やかしてしまう。
天使のようなノエル様、わたしはノエル様と出会って幸せと癒しを貰い、今はとっても幸せです。
ノエルくんからのお誘いに流石に「うん」と言えなかった。
「ノエルくん、わたし木登りはやったことありません。申し訳ございませんが……」
「うん、だからマリアは僕の木登りの姿を見ていてね?」
「危ないです!やめておきましょう」
「マリア様、大丈夫です。わたしがノエル様をお守りいたしますので」
いつもノエルくんのそばにいる護衛騎士。
「……そう?じゃあお願いね?」
「かしこまりました」
「マリア!僕のそばにいて!」
「もちろんです。でも無理はしないでくださいね?」
スルスルと木に登るノエルくん。子供の身体能力侮るべからずって本当だわ。
「マリア!ほら!登れたよ!」
「わかりました!わかりましたからそれ以上高いところにいかないでください」
怖くて思わず手を広げて落ちてこないか、落ちてきたらなんとか受け止めようとオロオロしていた。
落ちてきたからといってわたしの腕ではノエルくんを受け止められそうにない。後ろで控えている騎士に「ノエルくんを絶対守ってくださいね、お願いします」と言った。
「安心してください」
普段お会いしてもわたしの前では表情筋が壊れているかと思うくらい表情が動かない騎士さん。
生真面目な顔をしてずっと立っているだけの騎士が……「えっ?⁈」と思わず呟いた。
だって優しい声で返事をしてくれたのだもの。
それも、わたしがあまりにもオロオロとしながらノエルくんを見上げていたから、騎士さんは面白かったのか、一瞬クスッと笑った。
わたしはそれを見逃さなかった。
それからは、ノエルくんと会うと騎士さんが挨拶してくれるようになった。
と言っても以前と同じで頭をペコっと下げるだけ。でもそこにほんの少しの笑顔がプラスされた。
それがちょっと嬉しい。
久しぶりにノエルくんのお父様がわたしの前に現れた。
「久しぶりだね、マリアさん」
「お久しぶりでございます」
「今日はお茶を僕も一緒にしようと思っているんだけど、いいかな?」
「はい、もちろんです」
夫人はお茶会で外出中らしく、ノエルくんと三人で美味しい紅茶とスイーツをいただく。
「おいしいね?」
「ええ、とても美味しいです」
ノエルくんはミルクを飲みながら美味しそうにスイーツを食べていた。
そうスイーツ……この国では見たことがない。
透明の口の広いグラスにアイスやフルーツ、ケーキのスポンジやチョコがのっている。
そして上にはたっぷりのイチゴソースがかけられていて、とても可愛らしいスイーツ。
いろんな味が楽しめて、それぞれが美味しくて、もう幸せで……
ノエルくんも美味しいのがよくわかる。
お口いっぱいにミルクをつけながら、スイーツを必死で食べていた。
ーー可愛い!!
「ノエル、口を拭きなさい」
ノエルくんのお父様は苦笑しながらハンカチで口を拭いてあげていた。
「ありがとう、おとうさま」
ニコニコ笑いながらまたスイーツを必死で食べるノエルくん。
「ところで……マリアさん、僕たちはそろそろこの屋敷を出て、国へ帰ろうと思っているんだ。やらなければいけなかった仕事もひと段落ついたし、向こうでの仕事が待っているからね」
「あ……やはり、この国のお方ではなかったのですね?」
「うん、僕たちはソラリア帝国からきたんだよ」
「ソラリア帝国……あんな大きな国の……」
「この国とはあまり国交はなかったんだけど、今度互いの国の物の交流を始めることになってその話し合いをしていたんだ」
「貿易ですか?」
「うん、マリアさんは王太子妃教育を受けてきたからわかるよね?この国は小さいがいくつもの炭鉱がある。黒いダイヤは喉から手が出るほどみんな欲しているんだよ。
ただ、この国の技術ではなかなかたくさん掘り出すことが難しい。だからうちは発掘の技術の提供や新しく開発された船舶の技術を提供することになっているんだ」
「そんな重要な話をわたしにしてもいいのですか?」
ーーわたしが王太子の元婚約者だとご存知なのね?公爵令嬢だったことも。
だからノエルくんの遊び相手としてそばにいることを許可されたのか。
まあ、考えれば当たり前だわ。大切な息子のそばに訳のわからない貧乏令嬢は簡単にそばに置くわけないもの。
「おとうさま、マリアいじめたら、ダメだよ?」
突然スプーンをテーブルに置き、ノエルくんが唇を尖らせて「むうっ」とした顔で睨んだ。
「ノエル、お父様はマリアさんと大事なお話をしているところで虐めてはいないよ?ノエルの前で話しているのはノエルにとっても大事なことだからなんだ」
「だいじなの?」ノエルくんはコクンと頷いた。
「うん、僕にとってもマリアさんにとっても。だいじな話なんだよ。
マリアさん、突然なんだけど僕たちとソラリア帝国へ行かないかい?君は公爵令嬢として育ち王太子妃になるためしっかりと教育を受けてきた。そして市井で民と触れ合い、たくさんの平民の友人達もいる。ノエルの家庭教師として、そして、帝国で文官として、働かないかい?」
「わたしが?」
突然の話に驚き声が出ない。
よくよく話を聞いてみると、やはりノエルくんのお父様はソラリア帝国の皇帝の従兄弟で、公爵様だった。
わたしのお父様の公爵なんて、ソラリア帝国では伯爵くらいの地位でしかないかもしれない。
そのくらいの大国で、国の規模が違いすぎる。
毎日、スイーツ目当てとお小遣い稼ぎで通っていたわたし。今更ながら怖いもの知らずだったと思う。
でもノエルくんは可愛いし、ノエルくんのお母様はとても美しくお話も上手で、洗練されていてお会いするのがとても楽しみだった。
ノエルくんのお父様もとてもカッコよく紳士的で、いまだに令嬢や夫人達からの人気は高いのだろうと思う。
そんなお二人の子供のノエルくんは天使のような可愛さで、わたしの心を癒してくれる。
最近は使用人の方達とも挨拶をしたりお話もしたりして、仲良くさせてもらっている。
ノエルくんの癇癪も我儘も出なくなったとみんな何故かわたしに感謝してくれているのだけど、わたしはそんなノエルくんを見たことがない。
多分ノエルくんは寂しかったんだと思う。ご両親は忙しく、全く知らない国で幼いのに過ごさなければいけなくて。
わたしが遊びにくることでノエルくんも癒されたんだと思うの。もちろんわたしはそれ以上にノエルくんのおかげで学校で嫌なことがあっても平気でいられた。
それからのわたしはとても忙しかった。
田舎の領地に引っ込んで姿を現すことがない両親にソラリア帝国へ行きたいと話した。
もちろん大反対された。大泣きされた。
『私たちが不甲斐ないばかりに、娘に苦労させてしまった』
そう言って落ち込むお父様、だけど、わたしは自分の可能性を試してみたい。
不幸なんかではない、あのクソのような殿下と婚約解消できて本当によかった、もし結婚していたら浮気ばかりされて公務を押し付けられて、一生苦労するのは目に見えていた。
兄様は「お前がこんな国で埋もれているのはもったいない。お前の実力を発揮できるところで頑張って来い」と後押ししてくれた。
「もし向こうが気に入れば俺も雇ってもらえるように言ってくれ!」
ちゃっかり自分もこの国を捨ててソラリア帝国へ移り住むつもりらしい。
多分本気だと思う。
成績だけなら十分卒業資格を持っていたわたしは試験を受けて無事に卒業した。
仲良くしてもらった友人達とまたの再会を約束して、抱きしめ合い、泣きながら別れた。
元友人達は、「ふんっ!」とそっぽを向かれ、睨みつけられながらのお別れになった。
殿下は……話しかけたそうにしていたけど汚いものを見るようにジトっと見たら、近づいてこなかった。
ソラリア帝国ではノエルくんの屋敷でお世話になることになった。
これからは雇い主である旦那様と奥様、そしてノエル様とお城と変わらない大きな屋敷で暮らすことになった。
でもノエル様のそばにはあの護衛騎士さんがいつもいる。
護衛騎士さんは、ギルバート卿と呼ばれていて、アイゼン伯爵の嫡男でノエル様の親戚筋らしい。
公爵家の騎士として今は働いている。
そして、わたしの恋人。
一応身分は子爵家の娘。旦那様の後ろ盾もあり、文官として帝宮で働きながら、ギルバート卿の婚約者としても過ごしている。
でも………5歳になったノエル様。
「マリアはぼくのお嫁さんになるの!ギルなんてあっちに行っちゃえ!」
最近癇癪がひどくてわたしがそばにいないとみんなどうしようもなくて困り果てているらしい。
そんなノエル様も可愛くて、わたしは怒ることもできず、思わず「可愛い!」と抱きしめて甘やかしてしまう。
天使のようなノエル様、わたしはノエル様と出会って幸せと癒しを貰い、今はとっても幸せです。
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