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14話
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最近はキース兄様をさらに避けまくりなんとか会わないようにしている。
もう絡まれるのにはうんざり。
私の評判は元々あまり良くないのにさらに悪評が。
キース様の義妹は義兄に対して横柄な態度をとっていたと。
横柄かはわからないけど、確かに妹としての態度ではなかったと思う。
声をかけられても無視しようとしたもの。
周りは理由なんて知らないから。言うつもりはないけど。
侯爵家から逃げるように寮に入ったなんて誰に言うの?もう帰る場所はないのに、名前だけはバイセム侯爵家の娘のまま。
おかげで品行方正で特待生としても恥ずかしくない行動を常に心がけなければならない。
なのに噂は我儘で横柄。本人が一番意味がわからない。
私って……どんな人なのかしら?
「レイン?また眉が寄ってるわよ?」
「あっ」
最近何かとつい考え込んでしまう。
他人からの視線を感じながらの生活はこんなにストレスが溜まるとは思ってもみなかった。
屋敷にいた頃はどちらかと言うと無視されていたので。
「レインは堂々としていたらいいの。勉強だって人一倍頑張ってるもの。選択授業だって剣術を選んだでしょう?
女子がほとんどいない中、男子と互角に剣を振るうレインに女の子はあなたが本当に我儘だったり横柄なんて信じていないわ。言ってるのは上の学年の人たちよ。あの人達はレインの頑張りを知らないのよ」
プンプン怒りながらミシェルが私を庇ってくれた。
それが嬉しくてミシェルに抱きついた。
「ありがとうミシェル。私ミシェルと友達になれたことが一番の幸せだわ」
「あら?私もよ?レインは勉強だって剣術だってすごく頑張っているわ。自慢の友達だわ」
二人で楽しく話していて周囲の警戒を怠っていた。
「レイン」
キース兄様が近づいてきたことに気が付かなかった。
思わず顔が引き攣りそうになる。
それでも悪い噂を少しでも改善したくて、笑顔で兄様に話しかけた。
「キース兄様、何かご用がございますか?」
「今度の長期休暇は帰るのか?父上と母上がお前から手紙がこないと寂しがっていたんだ」
手紙………そりゃ書いていないのだから届くはずはないわ。
「わかりました、後で手紙を書いて送っておきますわ」
「………ああ、あの、元気か?」
頭をぽりぽり掻きながら言いにくそうにそんなことを聞いてきた。
「元気……です、けど?」
「そ、そうか……この前は……」
「この前?………」
私は思い切って、言いにくいけど勢いで言うことにした。
「兄様、申し訳ありません。でももう私に話しかけるのはおやめくださいませ」
「はっ?」
やっぱり流石にいきなりこんなこと言われたら驚くわよね。
「私は我儘で横柄な態度を取ってキース兄様を困らせる義妹らしいのです」
「なんだ、それ?」
えっ、違うの?
キース兄様が私の悪い噂を流している元凶だと思っていたのに。
「私は屋敷を出て行った娘です。恩を仇で返した最悪な娘なんです、我儘で横柄で、屋敷では手がつけられなくて暴れ回っていたらしいんです」
そんなことしたこともないけど、年上の令嬢がわざわざ私に、ニヤニヤ笑いながら教えにきてくれた。
とても親切な方で、キース兄様の婚約者の立場を狙っているのだろう。
私を巻き込まないで欲しい。
もし結婚するならどこの馬ともわからない義妹が鬱陶しい存在でしかないとも言われた。
令嬢本人はキース兄様と婚約する気満々だけど、キース兄様はボンキュッボンが好きなはず。
だってこれでも一応兄妹として育ったんだもの。お客様が来られた時いつも視線を追っていたのは、ボンキュッボンの綺麗で派手なお姉様系だったもの。
「お前が暴れ回ってる?いつも部屋に閉じこもってばかりだったのに?」
「あ、……れは、閉じ込められて外に出してもらえなかったんです!」
「…………すまない……」
兄様はシュンとなってこれ以上強く言えなくなってしまった。
「もう関わらないで!お願いですから。やっと自由に生きていける場所を見つけたんです。お願いします」
もう絡まれるのにはうんざり。
私の評判は元々あまり良くないのにさらに悪評が。
キース様の義妹は義兄に対して横柄な態度をとっていたと。
横柄かはわからないけど、確かに妹としての態度ではなかったと思う。
声をかけられても無視しようとしたもの。
周りは理由なんて知らないから。言うつもりはないけど。
侯爵家から逃げるように寮に入ったなんて誰に言うの?もう帰る場所はないのに、名前だけはバイセム侯爵家の娘のまま。
おかげで品行方正で特待生としても恥ずかしくない行動を常に心がけなければならない。
なのに噂は我儘で横柄。本人が一番意味がわからない。
私って……どんな人なのかしら?
「レイン?また眉が寄ってるわよ?」
「あっ」
最近何かとつい考え込んでしまう。
他人からの視線を感じながらの生活はこんなにストレスが溜まるとは思ってもみなかった。
屋敷にいた頃はどちらかと言うと無視されていたので。
「レインは堂々としていたらいいの。勉強だって人一倍頑張ってるもの。選択授業だって剣術を選んだでしょう?
女子がほとんどいない中、男子と互角に剣を振るうレインに女の子はあなたが本当に我儘だったり横柄なんて信じていないわ。言ってるのは上の学年の人たちよ。あの人達はレインの頑張りを知らないのよ」
プンプン怒りながらミシェルが私を庇ってくれた。
それが嬉しくてミシェルに抱きついた。
「ありがとうミシェル。私ミシェルと友達になれたことが一番の幸せだわ」
「あら?私もよ?レインは勉強だって剣術だってすごく頑張っているわ。自慢の友達だわ」
二人で楽しく話していて周囲の警戒を怠っていた。
「レイン」
キース兄様が近づいてきたことに気が付かなかった。
思わず顔が引き攣りそうになる。
それでも悪い噂を少しでも改善したくて、笑顔で兄様に話しかけた。
「キース兄様、何かご用がございますか?」
「今度の長期休暇は帰るのか?父上と母上がお前から手紙がこないと寂しがっていたんだ」
手紙………そりゃ書いていないのだから届くはずはないわ。
「わかりました、後で手紙を書いて送っておきますわ」
「………ああ、あの、元気か?」
頭をぽりぽり掻きながら言いにくそうにそんなことを聞いてきた。
「元気……です、けど?」
「そ、そうか……この前は……」
「この前?………」
私は思い切って、言いにくいけど勢いで言うことにした。
「兄様、申し訳ありません。でももう私に話しかけるのはおやめくださいませ」
「はっ?」
やっぱり流石にいきなりこんなこと言われたら驚くわよね。
「私は我儘で横柄な態度を取ってキース兄様を困らせる義妹らしいのです」
「なんだ、それ?」
えっ、違うの?
キース兄様が私の悪い噂を流している元凶だと思っていたのに。
「私は屋敷を出て行った娘です。恩を仇で返した最悪な娘なんです、我儘で横柄で、屋敷では手がつけられなくて暴れ回っていたらしいんです」
そんなことしたこともないけど、年上の令嬢がわざわざ私に、ニヤニヤ笑いながら教えにきてくれた。
とても親切な方で、キース兄様の婚約者の立場を狙っているのだろう。
私を巻き込まないで欲しい。
もし結婚するならどこの馬ともわからない義妹が鬱陶しい存在でしかないとも言われた。
令嬢本人はキース兄様と婚約する気満々だけど、キース兄様はボンキュッボンが好きなはず。
だってこれでも一応兄妹として育ったんだもの。お客様が来られた時いつも視線を追っていたのは、ボンキュッボンの綺麗で派手なお姉様系だったもの。
「お前が暴れ回ってる?いつも部屋に閉じこもってばかりだったのに?」
「あ、……れは、閉じ込められて外に出してもらえなかったんです!」
「…………すまない……」
兄様はシュンとなってこれ以上強く言えなくなってしまった。
「もう関わらないで!お願いですから。やっと自由に生きていける場所を見つけたんです。お願いします」
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