番と言うだけで

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愛してる人

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 私と彼は学生時代からの付き合いだった。両親とも仲良しで幼馴染であり互い尊敬し、互いに愛し合う中だった。



「ノア」



 私の名前を愛しく呼ぶ声。



ノア「アル……」



 私も彼氏名前を愛おしそうに呼んだ。

  そっと寄り添うように身体を寄せ合い彼は優しく私のお腹を撫でた。

 少し膨らんだお腹には新たな生命が宿っている。

 戸籍だけ入れ、式だけはまたしていない。



アル「俺達の子だ……」



 彼の青い瞳が優しく私を見つめる。

 愛しい愛しい彼。

 私達は生まれた頃から常に一緒だった。両親が事故でなくなった時も、2人で支え合いながら生きてきた。

 私は治癒魔法を得意とし、彼は一時期士として王家に仕えその腕前は一流だった。騎士を辞める際はかなり惜しまれたという。私は治癒魔法が得意なだけでなく、小さな祝福を持っていた。私の祝福を得た人は小さいことだがいいことが起きるというものだ。

 2人平民ではあったが王家に使えたこともあり、貴族の友人や知り合いもいる。再来月結婚式をあげる際はその友人達も来てくれ、王家のお姫様も来てくれる。

 身分は違えど2人は貴族と同等の立場を持ちながら平民として生きている。お姫様は私の学生時代の友人で子供を身篭った際は号泣されるほど喜ばれた。



ノア「私達は幸せね……」



 数え切れない苦労や悲しみもあったが、それを乗り越え今がある。愛する人や大切な友人もいて、とても恵まれている。



アル「あぁ……とっても」

 

ノア「結婚式が楽しみね……またメアが泣いちゃうかもね」



アル「あのお姫様はノアが大好きだからな」



 2人笑いながら2人の住む家に足を運ぶ。

 ずっとこんな日々が続けばいいのにと願いながら……………………
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