私は貴方を許さない ~番でも関係ありませんから~

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幸せ

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 彼と出会ったのは私がまだ5歳。彼が6歳の幼少期の頃。

 一目惚れだった。

 一つ年上の貴方はたった一つしか年齢が違うだけなのにとても大人っぽく見えてしっかりしていたの。

 彼は公爵家の次男で私は公爵家の長女。

 身分も釣り合っており仲も良かった。

 でも方思いだったの。

 公爵家の私は早めに婚約者を作らなければならなかったのだけど……彼の事が好きでずっと延期をしていたの……学生時代を終える前にこの思いを打ち明けて振られたら・・・諦めようって。

 そう思っていたのに


「初めて出会った時からずっと愛していた」


 私が16歳の誕生日の時、屋敷で誕生日パーティーを行っていた時……彼が私の好きな花束を持って屋敷に来たの。

 そしてみんなの前で告白されたわ。

 とても……とても嬉しくて感極まってしまって泣いてしまったの。

 約11年の方思いが本当は両思いだと知れて嬉しかった。

 そしてそのまま婚約し、学園を卒業と同時に結婚した。

 式を挙げて2年後にはお腹に彼との子供もお腹に宿したの。とても愛しい子。

 妊娠したばかりで体調が悪い私に彼はよく付き添ってくれている。

 彼は私の従弟、王太子の側近なのに妊娠が分かった瞬間仕事を家に持ち帰ってするようになり私の体調が悪くないとき以外は傍にいてくれる。

 とても優しい人なの。

 私は公爵家の長女で弟がいるのだが、弟は伯爵家の一人娘で私の親友に恋をして継ぐのをやめたから今私が公爵家を継いだ身になるのだが、両親は心配性で妊娠が分かってから代わりに仕事をしてくれている。

 申し訳ない反面とても愛されていると思う。

 弟は継がなかった代わりに私が考えた商業施設の代理を任せている。

 姉弟仲は良好で親友も弟に愛されていると知って安心した。

 こんなにも私の周りも幸せで……大変なことも勿論あるけど楽しく幸せな生活を過ごしていた。

 そしてこれからもずっと続けはいいなと神に祈る。

 でも………

 その幸せは一瞬で崩れ落ちてしまった。
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