私は貴方を許さない ~番でも関係ありませんから~

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神の

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 あの後二人で少しの話し合い後、ルアにも自身の身体を拭いてもらい背丈は私と変わらないので違うドレスを着て貰おうとしたのだが、別でルアようにメイド服が置かれていたのでそれに着替えていた。

 少し経つとあの王太子と共に側近、そしてこの国の国王陛下と王妃がこの部屋へ訪問してきた。

 私達は当たり前のように警戒した姿勢で駆られらを迎える。


ベルメルド「あぁ……やはりいい……」


 トロリと溶ける様な視線で私を巻き付く様に見つめてくる。そして近寄ろうとしてくるのでそれをルアが制止近寄らないようにしてくれる。


国王「こらこら、ベルメルド。焦ってはいけない。まだ出会って一日だろう?」

王妃「そうですよベルメルド。彼女達は此処に来たばかりなの。無理時は駄目よ」


 まるで私たちの事よりも王太子の事を優先し考え言っているようにしか聞こえない。本当は今すぐにでも番と出会えた息子を2人っきりにしたいというように見える。

 私達の気持ちなど考えてもいない様子だ。


フローラ「此処に来たばかりと言われましたが、私達はここに拉致されてこの国に連れてこられました。今すぐにでも元の国に返してください。」

ベルメルド「なんてそんな冷たいことを言うんだ…フローラ。やっと出会えた運命の番なのに……」

フローラ「名前を呼んでも良いと許可は出しておりません。例え他国の王太子であってもです。」


 あくまでも冷静に、淡々と静かに伝える。私達から見たら彼等はただの犯罪者であり番という言葉を言いことに人を、しかも他国の侯爵夫人を攫っていいことにはならない。


国王「拉致?私達は2人が魅かれ合いそして王宮から無理やり話されそうなときにベルメルドが君を攫って連れて来たと伺ったが?」

フローラ「とんでもありません。まず魅かれ合っておりませんし、私が侯爵家に帰ろうとしていた時に襲われ気を失い……目が覚めたらここに連れてこられていた。というわけです。何をどう考えたら魅かれ合うと思いで?私には最愛の夫が居り婚姻関係を結んでおります。」


 我が国では婚姻関係を結んでいる2人の左手の薬指に神の祝福を受けた証拠として模様が入っている。それは他国でも知られている有名な話だ。

 そして我が国の神の祝福は互いを思いやる気持ちが強ければ強い程濃く鮮やかな模様が浮き出てくるのだ。

 色の段階があり、低い順から並べると黒・茶色・銀・金・赤の順になっており政略結婚となれが黒や茶色が多いにだが私達は一番高い赤となっている。今でも赤だ。

 その模様の色は最初が黒でも年月を立ちお互いに思いが強くなれば茶色、銀と変わっていくし逆に思いやる気持ちが互いに減れば金、銀と下がっていく。婚姻関係を結んだ時点で黒の模様は浮き出るようになっているので誰が結婚して誰が結婚していないのかが一目でわかる。


フローラ「私達は遠く離れていても思いあっております。そしてその思いが薄れることもございません」


 左手の薬指を見せながらそう告げる。

 何があっても私の思いがは彼らに靡かないと伝えたのだ。

 だが


ベルメルド「そんなものがあっても関係ないさ。君と私は思いあう運命……。それには神の祝福も敵わない」

フローラ「なっ!……神を冒涜されるのですか!!」

ベルメルド「いやいや違うよ。それとは関係なく僕達はまた新たな絆を深めることが出来る……そう僕は考えているよ」


 鳥肌がものすごい勢いで体中を駆け巡る。

 
メル「新しい絆を深めることは不可能かと。神の怒りに触れます」

国王「神の怒り…とは?」

メル「このことは他国ではあまりお話を聞かれぬと思いますが……」


 メルは淡々と神の怒りについて話していく。

 神の怒りとは、婚姻関係が深いもの同士が他者の者と逢瀬を行ってしまうと起きる罰の事だ。

 互いの関係が低いものであれば怒りほどおではないが多少の罰が与えられる。

 神の怒り、それは


メル「その既定にから外れた者に対し五感のいずれかを奪う…というものです。」

国王・王妃「「なっ……!!」」

メル「その五感は一つではありません。思いが強いもの同士…例えば奥様のように模様が赤いろでしたら五感の全てを失う可能性があります。」


 淡々と説明をしてくれているメルの話を聞きながら頷く。そのことに対し国王夫妻は顔色を悪くしているが王太子は……


フローラ(何故)


 何故そんなにも笑顔なのでしょうか。
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