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第6話
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◇ リナ視点 ◇
鬱蒼とした森の奥。私は息を呑んで、目の前の信じられない光景を見つめていた。
「よし、出たな」
渉の目の前に立ち塞がっているのは、先日、街の最強パーティをあっけなく全滅させたあの未知の恐ろしい魔物だった。
見上げるほど巨大な体躯と、森を震わせるような咆哮。私なら一歩も動けずに腰を抜かしてしまうようなバケモノを前にして、渉は安い鉄の剣を腰に下げたまま、まるで散歩でもしているかのようにリラックスしている。
「今の俺の最強魔法を試すのに、ちょうどいい相手だな」
彼が短く呟き、片手をスッと前にかざす。詠唱なんてものはない。
「中級魔法――爆炎」
次の瞬間、彼の掌から放たれた凄まじい業火が、一直線に魔物を飲み込んだ。
あんなに恐ろしかった巨躯が一瞬にして劫火に包まれ、悲鳴を上げる間もなく跡形もなく消し飛んでしまう。周囲の木々が熱風で激しく揺れ、私まで吹き飛ばされそうになった。
街の精鋭たちが束になっても手も足も出なかった化け物を、たった一対一で、しかも一瞬で灰にしてしまったのだ。
「ふう、これで少しはレベルが上がったかな」
渉は満足そうに頷きながら、そんな言葉を口にした。
「レベル……?」
私はその聞き慣れない言葉に首を傾げた。
渉は魔物を倒すたびに「レベル上げ」という謎の言葉を口にする。この世界にはそんな概念は存在しないため、私には彼が何を言っているのか全く理解できない。
けれど、彼がその「レベル上げ」とやらをするたびに、私の体にはとんでもない変化が起きていた。
渉とパーティを組んでからというもの、彼が魔物を倒すたびに、私の体の奥底から凄まじい力が湧き上がってくるのを感じるのだ。剣を振るスピードも、体が感じる重さも、以前とは比べ物にならないほど軽く、鋭くなっている。
彼と一緒にいるだけで、信じられない速度で私が強くなっているのだ。
こんなにも規格外で、底知れぬ力を持つ彼。私は絶対に彼の足手まといにならないよう、彼が与えてくれるこの不思議な力で、彼にふさわしい女にならなければいけないと強く誓った。
◇ 主人公視点 ◇
俺たちは森でのレベル上げを終え、ギルドに戻ってきた。
相変わらずリナは目のやり場に困るほど過激な服装のままだが、俺の隣を歩く彼女の表情は、以前よりもずっと明るくなっていた。
ギルドの酒場スペースに向かおうとした時、ふと見覚えのある人影が目に入った。
ピカピカに磨き上げられた銀色の鎧に、美しい金髪。
初日に俺が声をかけて、あっさりと振られた貴族の娘、セリアだった。
彼女が歩くたびに、周囲の冒険者たちが道を譲り、ヒソヒソと敬意のこもった声を漏らしている。
「おい、見ろよ。上級冒険者のセリア様だぞ」
「今日も美しいな。俺たちみたいな下っ端じゃ、声すらかけられないぜ」
その声を聞いて、俺はひどく納得した。
なるほど、彼女はただの貴族の娘ってだけじゃなく、この世界でいう「上級冒険者」だったのか。ゲームで言えば、トップランカーのプレイヤーみたいなものだろう。
初日に俺みたいな初期装備の初心者が馴れ馴れしく声をかけたら、そりゃあ「身の程を知りなさい」と振られるのも当然だ。
でも、今の俺は毎日コツコツとレベル上げをして、中級魔法を使ってそこそこの魔物も一対一で倒せるようになっている。今の俺なら、少しはマシな相手として見てもらえるかもしれない。
俺は周囲の冒険者たちが遠巻きに見ている中、セリアに向かってまっすぐ歩み寄った。
「こんにちは。初日ぶりだね。この前は振られちゃったけど、もしよかったら、今度一緒にお茶でもどうかな?」
俺がそう誘うと、ギルド中が水を打ったように静まり返った。上級冒険者であり貴族でもある彼女に、安い鉄の剣を下げた新人がまたしてもデートを申し込んだのだ。
その瞬間、俺の右腕に柔らかい感触がむぎゅっと押し付けられた。
「ちょっと、渉。なんでこんなお高くとまったお嬢様なんか誘うのよ」
リナだった。彼女は俺の腕を豊かな胸の谷間で強く挟み込みながら、セリアを鋭く睨みつけている。
俺が他の女性をデートに誘ったのが気に入らなかったのか、あからさまに嫉妬心を剥き出しにしていた。極端に短い丈の装備から伸びる肉感的な太ももを俺に擦り寄せ、自分がパーティメンバーであることを誇示するように密着してくる。
セリアは、俺の腕にべったりとくっつくリナの過激な服装を見て、ピクリと眉を動かした。
「……貴方、本当に物怖じしないのですね」
セリアはスッと冷ややかな表情を作り、小さく息を吐いた。
「いいでしょう。そこまで言うのなら、後日、私の家へいらっしゃい。そこの……ええ、ひどく過激な格好をしたお連れ様もご一緒にどうぞ」
「えっ、家? リナも一緒に?」
「お茶をご馳走して差し上げます。場所は貴族街の、青い屋根の館です。逃げないでお越しなさい」
セリアはそれだけ言うと、優雅な足取りでギルドを出て行った。
まさかのOK、しかも自宅への招待だ。
数日後、俺は不満げに口を尖らせるリナを連れて、言われた通りに貴族街へと足を運んだ。そこにあったのは、想像を絶するほど巨大で豪華な館だった。
「すごいな、これ。上級冒険者になると、こんなすごいハウジング機能が解放されるのか」
俺はゲームの延長としてひたすら感心しながら館に招き入れられた。
ふかふかのソファに座り、三人で高級な紅茶を飲む。リナは落ち着かないのか、それともセリアへの対抗心なのか、ひたすら俺の腕に胸を押し付けてべったりとくっついたままだ。
セリアは相変わらずツンとした態度を崩さなかったが、俺が「レベル上げって大変だよね」と適当な世間話をすると、彼女は意味がわからなかったのか、不思議そうな顔をして首を傾げていたのが印象的だった。
そんな平和なお茶会から、さらに数日が経ったある日のこと。
カンカンカンカンカンッ!
けたたましい鐘の音が、街中に響き渡った。
俺とリナがギルドにいると、息を切らした衛兵が飛び込んでくる。
「緊急事態だ! 街の東門に大量の魔物が押し寄せている! 冒険者たちは総出で防衛に当たってくれ!」
衛兵の悲痛な叫びに、ギルド内の空気が一瞬にして張り詰めた。
どうやら、大規模な防衛イベントが始まったらしい。
鬱蒼とした森の奥。私は息を呑んで、目の前の信じられない光景を見つめていた。
「よし、出たな」
渉の目の前に立ち塞がっているのは、先日、街の最強パーティをあっけなく全滅させたあの未知の恐ろしい魔物だった。
見上げるほど巨大な体躯と、森を震わせるような咆哮。私なら一歩も動けずに腰を抜かしてしまうようなバケモノを前にして、渉は安い鉄の剣を腰に下げたまま、まるで散歩でもしているかのようにリラックスしている。
「今の俺の最強魔法を試すのに、ちょうどいい相手だな」
彼が短く呟き、片手をスッと前にかざす。詠唱なんてものはない。
「中級魔法――爆炎」
次の瞬間、彼の掌から放たれた凄まじい業火が、一直線に魔物を飲み込んだ。
あんなに恐ろしかった巨躯が一瞬にして劫火に包まれ、悲鳴を上げる間もなく跡形もなく消し飛んでしまう。周囲の木々が熱風で激しく揺れ、私まで吹き飛ばされそうになった。
街の精鋭たちが束になっても手も足も出なかった化け物を、たった一対一で、しかも一瞬で灰にしてしまったのだ。
「ふう、これで少しはレベルが上がったかな」
渉は満足そうに頷きながら、そんな言葉を口にした。
「レベル……?」
私はその聞き慣れない言葉に首を傾げた。
渉は魔物を倒すたびに「レベル上げ」という謎の言葉を口にする。この世界にはそんな概念は存在しないため、私には彼が何を言っているのか全く理解できない。
けれど、彼がその「レベル上げ」とやらをするたびに、私の体にはとんでもない変化が起きていた。
渉とパーティを組んでからというもの、彼が魔物を倒すたびに、私の体の奥底から凄まじい力が湧き上がってくるのを感じるのだ。剣を振るスピードも、体が感じる重さも、以前とは比べ物にならないほど軽く、鋭くなっている。
彼と一緒にいるだけで、信じられない速度で私が強くなっているのだ。
こんなにも規格外で、底知れぬ力を持つ彼。私は絶対に彼の足手まといにならないよう、彼が与えてくれるこの不思議な力で、彼にふさわしい女にならなければいけないと強く誓った。
◇ 主人公視点 ◇
俺たちは森でのレベル上げを終え、ギルドに戻ってきた。
相変わらずリナは目のやり場に困るほど過激な服装のままだが、俺の隣を歩く彼女の表情は、以前よりもずっと明るくなっていた。
ギルドの酒場スペースに向かおうとした時、ふと見覚えのある人影が目に入った。
ピカピカに磨き上げられた銀色の鎧に、美しい金髪。
初日に俺が声をかけて、あっさりと振られた貴族の娘、セリアだった。
彼女が歩くたびに、周囲の冒険者たちが道を譲り、ヒソヒソと敬意のこもった声を漏らしている。
「おい、見ろよ。上級冒険者のセリア様だぞ」
「今日も美しいな。俺たちみたいな下っ端じゃ、声すらかけられないぜ」
その声を聞いて、俺はひどく納得した。
なるほど、彼女はただの貴族の娘ってだけじゃなく、この世界でいう「上級冒険者」だったのか。ゲームで言えば、トップランカーのプレイヤーみたいなものだろう。
初日に俺みたいな初期装備の初心者が馴れ馴れしく声をかけたら、そりゃあ「身の程を知りなさい」と振られるのも当然だ。
でも、今の俺は毎日コツコツとレベル上げをして、中級魔法を使ってそこそこの魔物も一対一で倒せるようになっている。今の俺なら、少しはマシな相手として見てもらえるかもしれない。
俺は周囲の冒険者たちが遠巻きに見ている中、セリアに向かってまっすぐ歩み寄った。
「こんにちは。初日ぶりだね。この前は振られちゃったけど、もしよかったら、今度一緒にお茶でもどうかな?」
俺がそう誘うと、ギルド中が水を打ったように静まり返った。上級冒険者であり貴族でもある彼女に、安い鉄の剣を下げた新人がまたしてもデートを申し込んだのだ。
その瞬間、俺の右腕に柔らかい感触がむぎゅっと押し付けられた。
「ちょっと、渉。なんでこんなお高くとまったお嬢様なんか誘うのよ」
リナだった。彼女は俺の腕を豊かな胸の谷間で強く挟み込みながら、セリアを鋭く睨みつけている。
俺が他の女性をデートに誘ったのが気に入らなかったのか、あからさまに嫉妬心を剥き出しにしていた。極端に短い丈の装備から伸びる肉感的な太ももを俺に擦り寄せ、自分がパーティメンバーであることを誇示するように密着してくる。
セリアは、俺の腕にべったりとくっつくリナの過激な服装を見て、ピクリと眉を動かした。
「……貴方、本当に物怖じしないのですね」
セリアはスッと冷ややかな表情を作り、小さく息を吐いた。
「いいでしょう。そこまで言うのなら、後日、私の家へいらっしゃい。そこの……ええ、ひどく過激な格好をしたお連れ様もご一緒にどうぞ」
「えっ、家? リナも一緒に?」
「お茶をご馳走して差し上げます。場所は貴族街の、青い屋根の館です。逃げないでお越しなさい」
セリアはそれだけ言うと、優雅な足取りでギルドを出て行った。
まさかのOK、しかも自宅への招待だ。
数日後、俺は不満げに口を尖らせるリナを連れて、言われた通りに貴族街へと足を運んだ。そこにあったのは、想像を絶するほど巨大で豪華な館だった。
「すごいな、これ。上級冒険者になると、こんなすごいハウジング機能が解放されるのか」
俺はゲームの延長としてひたすら感心しながら館に招き入れられた。
ふかふかのソファに座り、三人で高級な紅茶を飲む。リナは落ち着かないのか、それともセリアへの対抗心なのか、ひたすら俺の腕に胸を押し付けてべったりとくっついたままだ。
セリアは相変わらずツンとした態度を崩さなかったが、俺が「レベル上げって大変だよね」と適当な世間話をすると、彼女は意味がわからなかったのか、不思議そうな顔をして首を傾げていたのが印象的だった。
そんな平和なお茶会から、さらに数日が経ったある日のこと。
カンカンカンカンカンッ!
けたたましい鐘の音が、街中に響き渡った。
俺とリナがギルドにいると、息を切らした衛兵が飛び込んでくる。
「緊急事態だ! 街の東門に大量の魔物が押し寄せている! 冒険者たちは総出で防衛に当たってくれ!」
衛兵の悲痛な叫びに、ギルド内の空気が一瞬にして張り詰めた。
どうやら、大規模な防衛イベントが始まったらしい。
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